甘利田先生はなぜ給食が好き?『おいしい給食』season3までの人物像と給食愛を解説|9/2 23:00

『おいしい給食』を初めて見ると、最も気になるのが市原隼人さん演じる甘利田幸男がなぜここまで給食に本気なのかという点です。授業中は堅物に見えるのに、給食の時間になると表情も動きも一変。献立を前にした心の声は、スポーツの決勝戦のような熱量です。

作品公式は甘利田を、給食に愛があるからこそ、それを愛せない者を許せない「給食絶対主義者」と紹介しています。第1話の公式あらすじでも「給食のために学校に来ていると言っても過言ではない中学教師」と説明されており、給食好きは趣味ではなく、甘利田という人物の中心にあります。

甘利田幸男は「給食絶対主義者」

甘利田は中学校教師として規律や礼儀を重んじる一方、給食については極端なほど純粋です。献立表を楽しみにし、配膳された料理を最高の状態で食べるために順番や組み合わせを考え、口に入れた瞬間の幸福を全身で表現します。

重要なのは、単に大食いではないことです。量よりも「どう食べれば最もおいしいか」に執着し、学校給食という決められた献立の中で、自分なりの最高点を探し続けます。

なぜ給食が好き?公式設定から分かる3つの理由

1.給食は毎日の中で確実に訪れる楽しみ

甘利田にとって給食は、学校生活の中で毎日決まった時間にやって来る最大の楽しみです。作品公式の紹介には「給食のために学校に来ていると言っても過言ではない」という説明が繰り返し登場します。教師として働く日常の中で、給食だけは純粋に好きと言える時間なのです。

2.決められた献立をどう味わうかに“勝負”がある

給食はレストランのように好きな料理を注文できません。その日の献立を受け入れ、どの順番で食べるか、パンやおかずをどう組み合わせるかで満足度を最大化します。この制約があるからこそ、甘利田にとって給食は毎回新しい競技になります。

3.「好きなものを好きと言える」ことを体現している

作品公式はシリーズの魅力として、甘利田が「好きなものを好きと言える」人物であることを挙げています。大人になるほど、人目や立場を気にして感情を抑えがちですが、甘利田は給食の前だけは完全に少年へ戻ります。そこがコメディであり、同時に視聴者が共感する部分です。

授業中と給食中のギャップが甘利田の面白さ

普段の甘利田は、生徒に対して厳しく、どちらかといえば近寄りがたい教師です。しかし給食になると、心の中で献立を実況し、期待通りなら歓喜し、ライバルの食べ方に負けたと感じれば本気で悔しがります。

このギャップを市原隼人さんが大げさな表情や身体表現で演じることで、『おいしい給食』独特のテンポが生まれます。season3でも、1988年の函館・忍川中学でその熱量は変わりません。

神野ゴウから粒来ケンへ|ライバルが必要な理由

season1・season2では神野ゴウが、甘利田の想像を超えるアレンジで給食を楽しむライバルでした。甘利田は教師でありながら、給食の場では生徒の自由な発想に刺激され、自分の食べ方を見直していきます。

season3でその役割を引き継ぐのが粒来ケンです。第1話「チリコンカンと北の友達」では、粒来が斬新なアレンジを始めようとし、甘利田が戸惑います。甘利田にとってライバルは邪魔な存在であると同時に、給食をもっと深く楽しませてくれる相手でもあります。

人物甘利田幸男
演者市原隼人
職業中学校教師
season3勤務先函館・忍川中学校
最大の特徴給食絶対主義者
season3の新ライバル粒来ケン(田澤泰粋)

甘利田は「給食を強制する先生」ではない

給食を愛する甘利田ですが、シリーズでは「残さず食べることを強制する」考えと必ずしも同じではありません。season3には完食主義を掲げる人物も登場し、給食を愛することと、他人に食べ方を押し付けることの違いが描かれます。

甘利田がこだわるのは、自分自身が給食を最大限おいしく食べること。そして生徒たちが持つ別の楽しみ方に対して、悔しがりながらも興味を持ちます。この矛盾が人物を単純な変人で終わらせないポイントです。

第1話を見る前後に読みたい関連記事

season3第1話のストーリーと出演者は「チリコンカンと北の友達」あらすじ・キャスト記事で確認できます。

甘利田が粒来の食べ方に驚く料理面はチリコンカン再現・食べ方の記事、2人の関係が続く様子は第2話「肉じゃがサバ味噌タコ社長」へ。

よくある質問

甘利田先生はなぜ給食が好き?

公式では「給食のために学校に来ていると言っても過言ではない」「給食絶対主義者」と紹介されています。給食を最高においしく味わうこと自体が、甘利田の人生の大きな喜びとして描かれています。

甘利田先生は実在する?

甘利田幸男は『おいしい給食』の主人公として描かれるフィクションの人物です。市原隼人さんが演じています。

season3の甘利田のライバルは誰?

粒来ケンです。田澤泰粋さんが演じ、第1話のチリコンカンから独自の食べ方で甘利田を驚かせます。

まとめ|甘利田の給食愛は「好き」を全力で貫く人物像

甘利田先生が給食を好きな理由は、劇中で一つの過去エピソードに還元されるというより、人物の生き方そのものとして描かれています。決められた献立を誰より楽しみ、好きなものを好きだと言い切る。その姿勢がシリーズを通して変わらない魅力です。

season3第1話では、その甘利田の前に粒来ケンが登場します。自分こそ給食を最も理解していると思っている甘利田が、新しい発想にどう揺さぶられるのかを見ると、単なるグルメドラマではない面白さがよく分かります。

このテーマの関連記事はこちら