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N響演奏会 第2031回定期公演10月9日|ポペルカ×バボラークの曲目と聴きどころ|10/9 19:00

10月9日(金)19時からNHK BS8Kで放送される「N響演奏会 第2031回定期公演」は、ペトル・ポペルカがNHK交響楽団と初共演した2025年2月のAプログラムを味わえる回です。

注目は、世界的ホルン奏者ラデク・バボラークを迎えるR.シュトラウスの「ホルン協奏曲 第1番」と、フィナーレを飾るヤナーチェクの「シンフォニエッタ」。前半から後半まで、チェコや中欧の色彩を感じられる4曲が並びます。

N響演奏会 第2031回定期公演の放送日時と出演者

項目内容
放送日時2026年10月9日(金)19:00〜20:44
放送局NHK BS8K
番組N響演奏会 第2031回定期公演
指揮ペトル・ポペルカ
ホルンラデク・バボラーク
管弦楽NHK交響楽団
収録2025年2月8日 NHKホール

NHK交響楽団公式では、この第2031回Aプログラムを2025年2月8日・9日にNHKホールで開催したこと、そして2月8日の演奏を収録したことが案内されています。

10月9日のBS8K放送については、Gガイドで19時から20時44分までの枠が確認できます。高精細な8K映像とともに、ステージ上の奏者の動きやホルン、金管群の響きをじっくり楽しみたい方に向く放送です。

第2031回定期公演の曲目は4曲

今回放送されるプログラムは、次の4曲です。

  • ツェムリンスキー/シンフォニエッタ 作品23
  • R.シュトラウス/ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調 作品11
  • ドヴォルザーク/交響詩「のばと」作品110
  • ヤナーチェク/シンフォニエッタ

同じ「シンフォニエッタ」という題名を持つツェムリンスキーとヤナーチェクの作品を両端に置き、その間にホルン協奏曲と物語性の強い交響詩を挟む構成が特徴です。

NHK交響楽団のプログラム解説では、ポペルカの母国チェコとドイツ音楽への愛が込められた選曲として紹介されています。単に有名曲を並べた演奏会ではなく、指揮者の背景や音楽的な得意分野まで感じられる組み合わせです。

ペトル・ポペルカとは?N響初共演の注目指揮者

ペトル・ポペルカは1986年プラハ生まれのチェコ人指揮者です。NHK交響楽団公式の紹介によると、もともとはコントラバス奏者として活動し、2010年から9年間、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団で副首席を務めました。

その後、2019年から本格的に指揮活動を開始。プラハ放送交響楽団の首席指揮者兼芸術監督などを務め、短期間で欧米の主要オーケストラへ活動の場を広げた存在です。

第2031回は、そんなポペルカがN響の定期公演に初めて登場した公演でした。N響公式は、短期間でオーケストラをまとめながら繊細なサウンドを作り、同時にスケール感のある音楽を生み出す指揮者として紹介しています。

今回の4曲は、細部の色彩感と大きな構築力の両方が問われる作品がそろっています。ポペルカがN響からどのような響きを引き出すのかが、番組全体を通した大きな見どころです。

ラデク・バボラークのホルンはどこが見どころ?

R.シュトラウスの「ホルン協奏曲 第1番」でソロを務めるのが、チェコ出身のラデク・バボラークです。

N響公式はバボラークを世界的な名手として紹介しており、2018年9月のN響定期公演にも出演しています。過去にはチェコ・フィル、ミュンヘン・フィルを経てベルリン・フィルのソロ・ホルン奏者を務めるなど、世界最高峰のオーケストラで経験を積んだ奏者です。

「ホルン協奏曲 第1番」は、若きR.シュトラウスの勢いとホルンらしい伸びやかな旋律が詰まった作品。独奏者には華やかな音色だけでなく、急速なパッセージや息の長いフレーズを安定して吹き切る力が求められます。

今回のポイントは、同じチェコ出身のポペルカとバボラークの呼吸です。N響公式の公演解説でも、両者の息の合った演奏への期待が示されていました。

ホルンが前へ出る場面と、オーケストラの中へ溶け込む場面の対比に注目すると、演奏の立体感が分かりやすくなります。とくに独奏が高音域へ伸びる場面では、バボラークの音色とN響の伴奏がどのように支え合うかを聴くと、協奏曲らしい対話が見えてきます。

ツェムリンスキー「シンフォニエッタ」は冒頭から色彩感に注目

1曲目のツェムリンスキー「シンフォニエッタ 作品23」は、20世紀前半の濃密な管弦楽の響きを楽しめる作品です。

タイトルは小規模な交響曲を意味しますが、音楽は決して軽いだけではありません。短い時間の中で緊張感の高い響き、抒情的な旋律、リズムの推進力が次々と姿を変えます。

この曲では、ポペルカが各楽器の音色をどのように整理するかが聴きどころです。N響公式が紹介する「繊細にサウンドを作りつつスケール感もある」というポペルカの持ち味を確かめやすい1曲といえます。

番組の冒頭から、弦楽器だけでなく木管・金管の受け渡しに耳を向けると、その後の3曲にもつながる中欧らしい色彩が感じられます。

ドヴォルザーク「のばと」は物語を知ると聴こえ方が変わる

3曲目のドヴォルザーク「交響詩『のばと』作品110」は、民話をもとにした物語性の強い作品です。

N響のプログラム解説では、夫を毒殺した女性が若い男性との再婚を企てるものの、亡き夫の墓に巣を作った「のばと」の鳴き声に罪の意識を刺激されていく筋立てが紹介されています。

華やかな結婚を思わせる場面と、暗く不穏な響きが交差するため、音だけでも情景の変化が分かりやすい作品です。旋律が明るくなった直後に影が差すような瞬間を意識すると、交響詩ならではのドラマが浮かび上がります。

クラシックに詳しくない方でも、「登場人物の心の変化をオーケストラがどう描くか」という視点で聴くと入りやすい曲です。

ヤナーチェク「シンフォニエッタ」が最大の見せ場

番組詳細でも特に触れられているのが、最後のヤナーチェク「シンフォニエッタ」です。

この作品の大きな特徴は、冒頭から響く華やかなファンファーレ。金管楽器の力強い響きが空間を大きく使い、やがてオーケストラ全体へ音楽が広がっていきます。

番組紹介では、この演奏を「気宇壮大な音楽」で聴衆を魅了したと案内しています。8K放送では、音だけでなく、金管奏者が並ぶ舞台配置や、ポペルカが大編成を動かす身振りにも注目したいところです。

同じ公演の1曲目も「シンフォニエッタ」ですが、ツェムリンスキー作品とは響きの性格が大きく異なります。最初と最後の2つの「シンフォニエッタ」を聴き比べると、このプログラムの設計がより鮮明になります。

前回紹介した第1965回のN響演奏会とは別の魅力

キニナルでは以前、N響演奏会 第1965回定期公演のブロムシュテット×マーラー9番も紹介しています。

第1965回がマーラーの交響曲第9番という大作をじっくり味わう内容だったのに対し、第2031回は4つの異なる作品を通じて、ポペルカの音楽性とバボラークの名技を楽しめるのが違いです。

長大な交響曲を集中して聴く回とは違い、協奏曲、交響詩、シンフォニエッタと性格の異なる作品が続くため、クラシック番組を久しぶりに見る方にも変化を感じやすい構成です。

また、第2031回はポペルカのN響初登場という点でも、第1965回とは性格が違います。すでに長い共演歴を持つ巨匠の円熟を味わう回ではなく、N響と新しい指揮者が出会った瞬間の緊張感や鮮度を映像で確認できるのが魅力です。

ホルン協奏曲では独奏者とオーケストラの対話、交響詩では物語の場面転換、最後のヤナーチェクでは金管を含む大編成の推進力と、聴き方を切り替えながら楽しめます。1時間44分の放送枠の中で、ひとつの公演が持つ多彩さを体験できる回です。

10月9日の放送で特に注目したいポイント

今回の放送で押さえておきたいのは、まずポペルカのN響初共演という歴史的な位置づけです。そして、名手バボラークが吹くR.シュトラウスのホルン協奏曲、最後に大きく開けるヤナーチェクの「シンフォニエッタ」が大きな山場になります。

4曲すべてを詳しく知らなくても、1曲目と4曲目の「シンフォニエッタ」の違い、2曲目のホルン独奏、3曲目の物語性という3つの視点があれば、番組を追いやすくなります。

また、N響の演奏だけでなく、指揮者がどの楽器へ合図を送り、各セクションの響きをどう組み立てているかを映像で見られるのもテレビ放送の利点です。

参考にした情報

よくある質問

N響演奏会 第2031回定期公演は10月9日の何時からですか?

2026年10月9日(金)19:00から20:44まで、NHK BS8Kで放送予定です。

第2031回定期公演の指揮者とソリストは誰ですか?

指揮はペトル・ポペルカ、R.シュトラウス「ホルン協奏曲 第1番」のソリストはラデク・バボラークです。

放送される曲は何ですか?

ツェムリンスキー「シンフォニエッタ 作品23」、R.シュトラウス「ホルン協奏曲 第1番」、ドヴォルザーク「交響詩『のばと』」、ヤナーチェク「シンフォニエッタ」の4曲です。

いちばんの見どころはどこですか?

ポペルカのN響初共演、バボラークのホルン独奏、そして大編成の金管が鮮烈に響くヤナーチェク「シンフォニエッタ」が大きな見どころです。

まとめ

10月9日の「N響演奏会 第2031回定期公演」は、ペトル・ポペルカがN響と初共演した注目公演をBS8Kで楽しめる放送です。

曲目はツェムリンスキー、R.シュトラウス、ドヴォルザーク、ヤナーチェクの4曲。ラデク・バボラークのホルン、2つの「シンフォニエッタ」の聴き比べ、物語性豊かな「のばと」と、作品ごとに異なる魅力があります。

とくに最後のヤナーチェクでは、金管群を含む大きな響きとポペルカのスケール感ある音楽づくりに注目すると、第2031回ならではの魅力をつかみやすくなります。4曲を通して聴けば、同じ中欧圏の作品でも色彩やリズム、物語性が大きく異なることも実感できるはずです。

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