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解剖!マスターピース「紅白梅図屏風」11月7日|尾形光琳の何がすごい?出演者と見どころ|11/7 12:00

11月7日(土)12時からNHK BSで放送される「解剖!マスターピース 尾形光琳『紅白梅図屏風』」は、日本美術を代表する国宝を「見る」だけでなく、構図や技法、素材、後世への影響まで分解して味わう美術エンターテインメントです。

今回取り上げる「紅白梅図屏風」は、金地を背景に紅梅と白梅が向かい合い、その中央を不思議な水流が走る尾形光琳晩年の傑作です。番組を見る前に「何がそんなにすごいのか」を知っておくと、専門家やアーティストの解説がぐっと分かりやすくなります。

11月7日の放送日時と出演者

項目内容
放送日2026年11月7日(土)
放送時間12:00〜12:45
放送局NHK BS
番組名解剖!マスターピース 尾形光琳「紅白梅図屏風」
放送形態再放送

番組表では、2026年11月7日(土)12:00から12:45までNHK BSで放送予定です。NHKオンデマンドの公式ページでは、この回はもともと2025年12月4日に放送された回として掲載されています。 今回はその「紅白梅図屏風」回の再放送なので、初回放送を見逃した方や、作品をもう一度じっくり見たい方にも内容を改めて確認しやすい機会です。

出演はバッテリィズ、野村萬斎さん、内田篤呉さん、井上雅博さん、林樹里さん、森山知己さん、井上涼さん。語りは林田理沙さんです。

ナビゲーターを務めるお笑いコンビ・バッテリィズについては、バッテリィズのプロフィール記事でエースさんと寺家さんの経歴などをまとめています。

「紅白梅図屏風」は何がすごい?

結論からいうと、「紅白梅図屏風」の大きな魅力は、左右の梅と中央の水流だけで強烈な緊張感とリズムを生み出す大胆な構図、そして写実とデザインを行き来する光琳独自の表現です。

文化庁の文化遺産データベースでは、金地に対して流れを銀地とし、紅梅と白梅を左右に配した際立つ対照と大胆な構図が評価されています。琳派の装飾性を追求した到達点を示す作品として位置づけられています。

白梅と紅梅の置き方が大胆

MOA美術館の作品解説によると、白梅は樹幹の大部分が画面の外に隠される一方、紅梅は画面いっぱいに大きく描かれています。左右を同じように整えるのではなく、見える部分と見えない部分をあえて大きく変えることで、屏風の左右に強い対比が生まれています。

絵の中心に人物も建物もなく、主役は二本の梅と流れです。それでも画面が寂しくならないのは、左右の梅の形や大きさ、枝の伸び方、中央の水流が互いに引っ張り合うように配置されているからです。

番組では、このシンプルに見える構成の中にどんな計算があるのかを、各分野の専門家が独自の方法で解き明かします。作品を一目見て終わるのではなく、配置の理由を考えながら見ることが今回の楽しみ方のひとつです。

中央の水流が不思議に見える理由

「紅白梅図屏風」を初めて見たとき、中央の黒くうねるような水の表現が気になる方は多いでしょう。水は自然な川をそのまま写したというより、渦のような文様が連続するデザインとして強い存在感を持っています。

MOA美術館では、2011年にデジタル顕微鏡や蛍光X線分析装置などを使った科学調査を実施しています。その結果、金地には金箔が使われ、水流部分には銀が残っていることが確認されました。黒色部分からは硫化銀が検出され、銀箔を硫黄で変色させて黒くした可能性が示されています。

現代の目で見ると黒い水流が強く印象に残りますが、制作当初は銀の輝きが現在とは異なる見え方をしていた可能性があります。番組が「超絶技巧の秘密」に迫るという説明を掲げているだけに、こうした素材や技法の話にも注目です。

樹幹の「たらし込み」もポイント

梅の幹には、琳派を語るうえでよく知られる「たらし込み」の表現が見られます。色や墨が乾き切る前に別の色を重ね、にじみやむらを生かすことで、樹皮の質感や奥行きを表現する技法です。

MOA美術館は、樹幹のたらし込みに加え、線で輪郭を取らない梅花の描き方、蕾の配置、独特の水紋などが組み合わさり、画面に重厚なリズム感と装飾性を与えていると説明しています。

写実的な木の質感がありながら、花や水は大胆に図案化されている。この現実らしさとデザイン性の共存が、「紅白梅図屏風」を古びない作品に見せる理由のひとつです。

番組では誰がどう解剖する?

NHKオンデマンド公式ページでは、狂言師の野村萬斎さんをはじめ、日本画家やアーティストらが独自の視点と驚きの手法で作品を解き明かすと紹介されています。ナビゲーターはバッテリィズです。

美術番組というと専門用語が多い印象もありますが、このシリーズは一枚の傑作をさまざまな角度から見る構成です。美術史だけでなく、身体感覚、素材、絵を描く側の技術、現代のアーティストから見た面白さなど、異なる入口が用意されています。

同シリーズの過去記事では、ピカソ「アヴィニョンの娘たち」回も紹介しています。西洋絵画の革命性を扱った回と比べると、今回は日本の装飾芸術を代表する作品が、どんな視点で「分解」されるのかが見どころです。

野村萬斎の視点にも注目

野村萬斎さんは狂言師として舞台表現を長く担ってきた人物です。画面の左右のバランスや「間」、視線の動きといった要素は、舞台上の身体や空間の使い方とも重なる部分があります。

ただし、番組内で野村萬斎さんが具体的にどの部分を担当するかは、NHKオンデマンドの説明だけでは細部まで示されていません。どのような方法で「紅白梅図屏風」を読み解くのか、その実演や言葉に注目したいところです。

井上涼の参加で見え方が変わる?

出演者には、NHK Eテレ「びじゅチューン!」でも知られる井上涼さんが名を連ねています。古典美術を現代的な発想で捉え直す表現でも知られるだけに、作品を難しく構えずに楽しむ入口になりそうです。

MOA美術館の過去の展覧会でも、井上涼さんの「風神雷神図屏風デート」が取り上げられています。光琳や琳派の作品を現代の感覚へつなぐ存在として、番組でどんな見方を示すのかが気になります。

尾形光琳と琳派を知ると面白い

尾形光琳は江戸時代を代表する絵師で、俵屋宗達の作品から大きな影響を受けながら、自分の装飾的な画風を築きました。MOA美術館では「紅白梅図屏風」を光琳晩年の作品とみており、画業の集大成と説明しています。

光琳の作品では、自然をそのまま写すよりも、形を整理して大胆なデザインに変える感覚が際立ちます。「紅白梅図屏風」も梅の木や川という身近な自然を描きながら、現実の風景とは違う強いリズムを持つ画面になっています。

MOA美術館が2027年1月9日から2月24日まで開催するリニューアル10周年記念名品展でも、「紅白梅図屏風」は国宝3件の同時公開の中核として紹介される予定です。作品そのものを実際に見たい方にとっては、番組で予習してから展覧会を訪れる楽しみ方もできます。

所蔵先はMOA美術館

「紅白梅図屏風」は静岡県熱海市のMOA美術館が所蔵しています。作品は紙本金地著色の二曲一双で、各隻は156.0×172.2センチ。文化庁の文化遺産データベースでは、1956年6月28日に国宝指定された作品として登録されています。

MOA美術館では例年、紅白梅が咲く季節に合わせて作品を公開してきました。金地の輝きや水流の細かな表現、左右の梅の大きさは、画面越しだけでは分かりにくい部分もあります。

番組で構図や技法を知ってから実物を見ると、「なぜここで枝が切れているのか」「水流の文様がどう続いているのか」など、見る場所が増えます。テレビの解説と美術館での鑑賞をつなげやすい作品です。

再放送を見る前に押さえたい3点

まず注目したいのは、白梅を大きく画面外へ逃がし、紅梅を画面いっぱいに置いた左右の非対称です。二つ目は、中央の水流が自然描写でありながら大胆な文様になっていること。三つ目は、梅の幹に見られる「たらし込み」や、花弁を線で囲わない表現です。

この3点を意識して画面を見ると、専門家の説明が作品のどこを指しているのか追いやすくなります。さらに科学調査で金箔や銀の使用が確認されていることを知っていると、現在の色だけでなく、制作当初の見え方まで想像できます。

参考にした情報

よくある質問

解剖!マスターピース「紅白梅図屏風」は11月7日の何時からですか?

2026年11月7日(土)12:00〜12:45にNHK BSで放送予定です。番組表では再放送として案内されています。

紅白梅図屏風は誰の作品ですか?

江戸時代の絵師尾形光琳の作品です。MOA美術館が所蔵し、国宝に指定されています。

紅白梅図屏風の見どころは何ですか?

左右に対照的に置かれた紅梅と白梅、中央を走る文様化された水流、樹幹の「たらし込み」などが大きな見どころです。写実と装飾性が一つの画面で共存しています。

出演者は誰ですか?

バッテリィズ、野村萬斎さん、内田篤呉さん、井上雅博さん、林樹里さん、森山知己さん、井上涼さんが出演し、林田理沙さんが語りを担当します。

まとめ

11月7日の「解剖!マスターピース 尾形光琳『紅白梅図屏風』」は、国宝を美術史だけでなく、構図、技法、素材、現代の表現者の視点から楽しめる45分です。

見る前に押さえたいのは、左右の梅の大胆な配置、中央の水流、樹幹のたらし込みです。バッテリィズがナビゲーターを務め、野村萬斎さんや日本画家、アーティストらがどう作品を「解剖」するのかに注目すると、尾形光琳の名作がぐっと身近に感じられそうです。

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