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3か月でマスターする絵を描く選(4)10月23日|風景の遠近感は「空気を描く」?|10/23 21:30

10月23日(金)21時30分からNHK Eテレで放送される「3か月でマスターする絵を描く 選(4)」は、風景画の奥行きがテーマです。

第4回のポイントは、遠近感を出すために「空気を描く」という柴崎春通さんの考え方。見えない空気をどう絵にするのかという疑問に対して、遠くを白っぽく見せ、近くは大胆な色で存在感を出す方法が紹介されます。山之内すずさんがどのように変化をつけるのかも見どころです。

10月23日の放送日時と出演者

項目内容
放送日時2026年10月23日(金)21:30〜22:00
放送局NHK Eテレ
番組名3か月でマスターする絵を描く 選(4)
テーマ絵の中を歩ける!? 奥行きのある風景
講師柴崎春通
出演山之内すず
語り折笠愛

NHKオンデマンドの第4回ページでは、「遠近感には『空気を描く』!?」という問いから始まり、遠くの景色がぼんやり白っぽく見える理由を空気の量と結びつけて説明すると紹介されています。

シリーズでは、絵を難しく考えすぎず、見え方のポイントをつかんで描く柴崎さんの方法が軸になっています。これまでの回を振り返りたい方は、リンゴの立体感と「光の矢印」を扱った回や、樹木をリアルに見せる「描かない極意」の回も参考になります。

「空気を描く」とはどういうこと?

「空気を描く」とは、空気そのものに線や色をつけるという意味ではありません。 遠くの景色ほど空気の層を多く通して見るため、輪郭や色が近くのものより弱く、白っぽくぼんやり見える。その見え方を絵の中に取り入れることが、第4回の中心です。

NHKオンデマンドの説明では、「遠くの風景はぼんやりと白っぽく見える。それは空気の量が関係している」とされています。つまり、画面の奥へ行くほど色や輪郭を少し抑えることで、平らな紙の上に距離を感じさせる考え方です。

風景写真を見ると、近くの木や建物は輪郭がはっきりしている一方、遠くの山や街並みは青みや白みを帯びて見えることがあります。番組ではこの現象を難しい理論としてではなく、実際に描くときの分かりやすい方法に置き換えて教えてくれます。

遠くの風景は「ぼんやり白っぽく」

第4回では、遠くの風景を白っぽく見せることが奥行きを出すポイントとして示されます。遠方まで同じ濃さ、同じ鮮やかさで描いてしまうと、近くと遠くの差が弱くなり、画面全体が平らに見えやすくなります。

そこで遠くは、細部を描き込みすぎず、輪郭や色の強さを抑えます。これは前回の樹木の回で登場した「見えにくいところは描かない」という考え方ともつながっています。全部を同じ密度で描くのではなく、見せたい場所と省く場所を作ることが、結果として立体感につながるわけです。

番組表でも「今回も“見えにくいところは描かない”を実践」と案内されています。第3回で学んだ方法が、風景画でも生かされる点に注目すると、シリーズとしてのつながりが分かりやすくなります。

近くの風景には実際には見えない赤や黄色も使う

遠くを弱くするだけではなく、近くを強く見せることも大切です。NHKオンデマンドでは、近くの風景に実際には見えない赤や黄色の原色を大胆に使うと説明されています。

これは「目の前に赤が見えるから赤を塗る」という写し取り方とは違います。近景の色を強くすることで手前が前に出て見え、遠景の白っぽさとの対比が生まれます。その差が、紙の上に「近い・遠い」を作る仕掛けになります。

絵を写真のようにそっくり描こうとすると、見えていない色を入れることには抵抗があるかもしれません。しかし柴崎さんの方法では、見たままを全部再現するより、絵として奥行きが伝わることを優先します。第4回は、その考え方が特に分かりやすく表れる回です。

遠近感は線だけでなく色でも作れる

遠近感というと、道路や建物の線が一点に集まる「透視図法」を思い浮かべる方も多いでしょう。今回の番組が面白いのは、線の取り方だけではなく、色の強弱でも距離を表せると示しているところです。

遠くを淡く、近くを鮮やかにするだけでも、見る人は自然に前後関係を感じます。特に山や森のように、定規で引ける直線が少ない風景では、色による距離感が大きな助けになります。

番組では柴崎さんが「空気の量」を分かりやすく解説すると案内されています。絵の経験が少ない人でも、「遠くほど空気をたくさん挟んで見ている」と考えれば、どこを薄くし、どこを強くすればよいか判断しやすくなります。

絵の中を歩けるような奥行きが目標

第4回のタイトルは「絵の中を歩ける!? 奥行きのある風景」。単に上手な景色を描くだけでなく、見る人が画面の手前から奥へ入っていけるような感覚を作ることが目標です。

そのためには、手前・中間・奥を同じ調子で描かないことが重要になります。近景には強い色やはっきりした形を置き、奥へ進むほど色を弱める。こうした差をつけることで、同じ紙面の中に距離が生まれます。

山之内すずさんがこの考え方をどのように受け取り、最初の絵からどこを変えていくのかを見ると、初心者がつまずきやすいポイントも分かりやすくなりそうです。

前回(第3回)は樹木の「描かない極意」

今回の風景画を理解するうえでつながりが深いのが、前回の第3回「簡単なのにリアルな樹木 ~描かない極意~」です。第3回では、樹木の葉を一枚ずつ細かく描くのではなく、見えにくい部分を描き込みすぎないことで立体感を出す方法が紹介されました。

第4回でも、この「見えにくいところは描かない」が再登場します。遠くの景色は細部までくっきり見えないため、すべてを細かく描く必要はありません。前回の技法が、一本の樹木から広い風景へ応用される流れになっています。

また、第1回で扱ったリンゴでは光の方向を意識し、明るい場所と暗い場所を描き分ける考え方が登場しました。シリーズを通して見ると、対象が変わっても「全部を同じように描かない」「見え方の差をつける」という共通した考え方が続いています。

柴崎春通の教え方が初心者にも分かりやすい理由

講師の柴崎春通さんは、画家としての技法を、初心者にも試しやすい言葉に置き換えて紹介します。第4回の「空気を描く」という表現も、その一つです。

「遠景の彩度を落とす」「大気遠近法を使う」と言われるより、「遠くは空気が多いから白っぽく見える」と説明されたほうが、実際の景色と結びつけやすいでしょう。難しい用語から入らず、まず目で見える現象を理解してから筆を動かせるのが、この番組の魅力です。

山之内すずさんが実際に描くことで、説明を聞いただけでは分かりにくい部分も変化として見えます。完成作品だけでなく、途中でどこを直すのか、柴崎さんがどの部分に注目するのかを見ると、自分で描くときのヒントにしやすくなります。

風景画で真似したい3つのポイント

今回の公式説明から、実際に風景を描くときに意識したい点は3つに整理できます。

  • 遠くの景色は、白っぽくぼんやり見せる
  • 見えにくい細部は、すべて描き込まない
  • 近くの景色は、赤や黄色など強い色も使って存在感を出す

この3つは、特別な画材をそろえなくても、今描いている風景に取り入れやすい考え方です。遠くと近くの差が足りないと感じたとき、細部を足すのではなく「奥を弱める」「手前を強める」と考えると、修正の方向が見えやすくなります。

もちろん、どの程度白っぽくするのか、どこに原色を置くのかは実際の番組で柴崎さんの手元を見るのが一番分かりやすい部分です。第4回は、風景画が平面的になりやすい方にとって、試しやすいヒントが多い回と言えます。

参考にした情報

よくある質問

「空気を描く」とはどういう意味ですか?

空気そのものを描くのではなく、遠くほど空気の層を多く通して見るため白っぽくぼんやり見える、その見え方を絵に取り入れるという意味です。

風景画で遠くを表現するコツは何ですか?

第4回では、遠くの景色を白っぽく弱く描き、細かく見えない部分は描き込みすぎない方法が紹介されます。

近くの風景はどう描きますか?

近くの風景には、実際にははっきり見えていない赤や黄色の原色も大胆に使い、遠景との色の差をつけて奥行きを際立たせます。

10月23日の出演者は誰ですか?

講師は画家の柴崎春通さん、出演は山之内すずさん、語りは折笠愛さんです。放送はNHK Eテレで21時30分から22時までです。

まとめ

10月23日の「3か月でマスターする絵を描く 選(4)」は、風景画の遠近感を「空気を描く」という考え方で学ぶ回です。遠くは白っぽく、細部は描き込みすぎず、近くは赤や黄色など強い色も使って存在感を出します。

前回の「見えにくいところは描かない」という樹木の描き方も引き継がれ、一本の木から広い風景へと応用されます。風景を描くと平らに見えてしまう方は、細部を増やすよりも、遠くと近くの見え方に差をつける柴崎さんの方法を意識すると、第4回の内容を自分の絵にも取り入れやすくなります。

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