3か月でマスターする絵を描く(4)|風景画の遠近感は「空気を描く」?|10/29 14:35
10月29日(木)14時35分からNHK Eテレで放送される「3か月でマスターする絵を描く(4)」は、風景画の奥行きがテーマです。講師は画家の柴崎春通さん、出演は山之内すずさん、語りは折笠愛さんです。
第4回で大きなポイントになるのが、遠近感を出すために「空気を描く」という考え方です。見えない空気をどう絵に表すのか、遠くと近くで色や描き込みをどう変えるのかを、柴崎さんが初心者にも分かりやすく伝えます。
3か月でマスターする絵を描く(4)の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月29日(木)14:35〜15:05 |
| 放送局 | NHK Eテレ |
| 回 | 第4回「絵の中を歩ける!? 奥行きのある風景」 |
| 講師 | 柴崎春通 |
| 出演 | 山之内すず |
| 語り | 折笠愛 |
| テーマ | 風景画・空間・空気感・遠近感 |
10月29日の放送日時は番組表で14:35〜15:05と確認できます。NHKオンデマンドの公式ページでは、第4回のタイトルを「絵の中を歩ける!? 奥行きのある風景」とし、出演者に山之内すずさん、講師に柴崎春通さん、語りに折笠愛さんを掲載しています。
同じ第4回は10月23日にも放送されており、10月23日の「3か月でマスターする絵を描く」第4回の記事で基本的な見どころをまとめています。今回は10月29日の放送に合わせ、風景画で奥行きを出す具体的なポイントを中心に整理します。
第4回のテーマは風景画の「空気」と遠近感
NHKオンデマンドの公式説明では、第4回のテーマは風景の遠近感です。遠くの景色は、近くの景色よりもぼんやり、白っぽく見えることに注目し、その理由を「空気の量」と結びつけて解説します。
風景画では、手前も奥も同じ濃さ、同じ細かさで描くと、画面全体が平らに見えやすくなります。第4回では、遠くにあるものほど空気を多くはさんで見ているという感覚を、絵の中でどう表現するかを学びます。
「空気を描く」とはどういうこと?
「空気を描く」といっても、空気そのものに輪郭をつけるわけではありません。公式説明で示されているのは、遠くの風景をぼんやり白っぽく見せることで、手前との距離の差を表現する考え方です。
目の前の木や建物は輪郭や色がはっきり見えますが、遠くの山や景色は空気を多くはさむことで、細部や色の強さが弱く感じられます。この見え方の違いを絵に取り入れることで、紙やキャンバスという平面の中に奥行きが生まれます。
柴崎さんの説明では、難しい理論だけでなく、実際にどこをぼかし、どこを強く見せるかを目で確認できるのが魅力です。風景画で「奥へ続いている感じが出ない」と感じる方にとって、今回の考え方は特に参考になります。
遠くは描きすぎないのが柴崎流
第4回でも、シリーズで繰り返し登場する「見えにくいところは描かない」という柴崎さんの考え方が使われます。
遠景は実際に細かく見えないため、葉の一枚一枚や遠くの建物の細部まで全部描こうとしないことがポイントです。見えていないものを無理に描き足さず、必要な部分だけを残すことで、かえって自然な距離感につながります。
前回の第3回でも、樹木を細部まで埋め尽くすのではなく、見え方を整理する考え方が扱われました。第3回の樹木の描き方の記事とあわせて読むと、柴崎さんが「たくさん描くこと」より「何を描かないか」を重視していることが分かりやすくなります。
近くの風景には赤や黄色の原色を使う
第4回でもう一つ印象的なのが、近景の色使いです。NHKオンデマンドの公式説明では、よく見える近くの風景に対して、実際にはそのまま見えていない赤や黄色の原色を大胆に使う方法が紹介されています。
風景画というと「見たままの色を正確に再現する」と考えがちですが、この回では、絵として奥行きを際立たせるために色を強調して使う発想が示されます。遠景を白っぽく抑え、近景では色を強くすることで、見る人の目が自然に手前へ引き寄せられます。
遠景と近景の差が奥行きを作る
今回のポイントは、遠くを弱く描くだけではありません。遠くを弱く、近くを強くする両方の操作によって、距離の差がはっきりします。
遠景では輪郭や色を抑え、近景では色の鮮やかさや存在感を強める。この対比があることで、絵の中に「ここは近い」「ここから先は遠い」という空間が生まれます。
番組を見るときは、完成した絵だけでなく、柴崎さんがどの段階で色を弱くし、どこで強い色を置くのかを見ると理解しやすくなります。山之内すずさんが実際に描く場面では、説明を聞いたあとにどこを変えるのかにも注目です。
講師の柴崎春通はどんな画家?
NHK出版の公式テキストでは、柴崎春通さんは1947年生まれの画家で、元文化庁派遣芸術家在外研究員と紹介されています。2017年、70歳からYouTubeで絵のテクニックを教える動画配信を始め、初心者にも分かりやすい実演指導で人気を集めています。
「3か月でマスターする絵を描く」では、専門用語を覚えることだけを目的にせず、実際に描いて見え方が変わる体験を重視しています。第4回の「空気を描く」も、難しい遠近法を公式だけで覚えるのではなく、色やぼかしの差として試せる内容です。
山之内すずは初心者の目線で挑戦
番組シリーズでは、山之内すずさんが実際に絵を描きながら柴崎さんの方法を学びます。NHKオンデマンドのシリーズ紹介では、絵を描くことに苦手意識がある人でも挑戦しやすい番組として構成されています。
視聴者にとって分かりやすいのは、柴崎さんの完成見本だけでなく、山之内さんが描く途中で戸惑ったり、アドバイスを受けて変化したりする過程も見られることです。第4回では「見えない空気」をどう絵にするかという抽象的なテーマを、実際の描画を通して確認できます。
3か月でマスターする絵を描くはどんな番組?
NHKオンデマンドでは、このシリーズを、絵が苦手だと感じる人にも柴崎春通さんが「目からウロコ」の描き方を伝える番組として紹介しています。NHK出版のテキストでは、第1回から第12回まで段階的に内容が組まれ、第4回は「空間・空気感」を学ぶ回です。
前半では筆づかい、リンゴの立体感、樹木の描き方を扱い、第4回で画面の奥行きへ進みます。その後は色彩、人物、動物、街並み、季節感、スケッチへと広がるため、第4回は「一つの物を描く」段階から「空間全体を描く」段階へ移る節目でもあります。
視聴方法と再放送について
10月29日の放送はNHK Eテレで14:35からです。今回の第4回は過去に放送された内容の再放送で、NHKオンデマンドには第4回の番組ページが掲載されています。
配信の購入期限や利用条件は変更される場合があるため、オンデマンドで視聴する場合はNHKオンデマンド公式で最新の案内を確認してください。テレビで見る場合は、地域のNHK Eテレ番組表で放送時刻を確認しておくと安心です。
参考にした情報
- NHKオンデマンド「3か月でマスターする絵を描く(4)絵の中を歩ける!? 奥行きのある風景」
- NHKオンデマンド「3か月でマスターする絵を描く」番組ページ
- NHK出版「NHK3か月でマスターする 絵を描く[再]」
- Gガイド「3か月でマスターする絵を描く(4)」
よくある質問
3か月でマスターする絵を描く(4)はいつ放送ですか?
2026年10月29日(木)14:35〜15:05にNHK Eテレで放送されます。
第4回のテーマは何ですか?
風景画の奥行きです。遠くの景色を白っぽくぼんやり見せる「空気」の表現と、近景を強く見せる色使いを学びます。
講師と出演者は誰ですか?
講師は画家の柴崎春通さん、出演は山之内すずさん、語りは折笠愛さんです。
「空気を描く」とはどういう意味ですか?
遠くの景色ほど空気を多くはさんで見えるため、輪郭や色を弱くしてぼんやり白っぽく描き、近景との差を作る考え方です。
まとめ
10月29日14時35分放送の「3か月でマスターする絵を描く(4)」は、風景画の奥行きを「空気」という視点から学ぶ回です。
遠景は白っぽくぼんやりさせて描き込みを抑え、近景は赤や黄色の強い色も使って存在感を出す。柴崎春通さんのこの考え方を山之内すずさんの実践とともに見ることで、平面の絵に手前と奥の距離を作る方法がつかみやすくなります。

