円山応挙165面のふすま絵はどこ?大乗寺(応挙寺)の見どころ・公開情報|9月28日|9/28 21:00
2026年9月28日(月)21:00からNHK BS8Kで放送される「円山応挙 奇跡の寺 165面のふすま絵」は、兵庫県香美町の大乗寺(応挙寺)に残る円山応挙と一門の障壁画を、高精細映像で味わう美術番組です。
番組の中心は、単に名画を一枚ずつ見ることではありません。大乗寺の客殿に配置された165面の障壁画が、部屋全体でどのような空間を作るのか、そして応挙が最晩年に何を目指したのかを読み解く点にあります。
「円山応挙 奇跡の寺 165面のふすま絵」放送情報
| 放送日 | 2026年9月28日(月) |
|---|---|
| 放送時間 | 21:00〜21:59 |
| 放送局 | NHK BS8K |
| 舞台 | 兵庫県美方郡香美町・大乗寺(応挙寺) |
| 出演 | 山下裕二、佐々木正子、ロバート キャンベル |
大乗寺はなぜ「応挙寺」と呼ばれる?
大乗寺は天平17年(745年)に開かれた高野山真言宗の寺院です。寺の公式サイトによると、円山応挙がまだ無名のころ、当時の住職・密蔵上人が才能を見いだし学資を援助したことが縁になりました。
のちに名を成した応挙は、息子や弟子たちとともに大乗寺の客殿を飾る障壁画を制作。現在も応挙一門による165面の障壁画が残り、重要文化財に指定されていることから「応挙寺」の名で親しまれています。
165面のふすま絵は何がすごい?
大乗寺の魅力は作品数だけではありません。公式のデジタルミュージアムでは、客殿の各部屋に配置された絵が互いに関係し、立体的な宗教空間を構成していると説明されています。つまり、襖絵を「壁に掛けた絵」のように見るのではなく、部屋に入って周囲を見渡す体験そのものが作品の一部です。
番組では8Kの高精細映像によって、墨の濃淡、金地、動物の毛並みや視線、部屋同士のつながりまで確認しやすくなります。美術館で額装作品を見るのとは違う、寺院空間ならではの鑑賞が見どころです。
円山応挙が最晩年に目指した「写生」と空間表現
円山応挙は自然を観察する写生を重視し、西洋由来の遠近法なども取り入れながら独自の画風を確立しました。大乗寺公式サイトでは、応挙を絵画の作者としてだけでなく、客殿全体を設計する空間プロデューサーとして再評価する見方も紹介されています。
番組を見る際は「この鳥や松は上手に描けているか」だけでなく、「なぜこの部屋にこの絵が置かれたのか」「隣の部屋へ移ると印象がどう変わるのか」に注目すると、165面という大規模な構成の意味が見えやすくなります。
大乗寺の襖絵は現地で見られる?
大乗寺では文化財保護のため、重要文化財の障壁画を収蔵庫で保存し、客殿には精巧なデジタル再製画を収める取り組みが進められてきました。公式サイトでは、気候が安定する時期の収蔵庫公開について案内される場合があるため、現地訪問前には最新のお知らせや公式SNSを確認するのが確実です。
寺の通常案内として、公式サイトには開館時間や内拝料も掲載されています。ただし休館日や特別公開は変わることがあるため、旅行計画では当日の公式情報を優先してください。
円山応挙が気になる人向けの関連記事
サイト内には、円山応挙の作品が鑑定品として登場した「なんでも鑑定団」8月30日回の記事もあります。今回の大乗寺の障壁画とは別テーマですが、応挙作品がどのように注目されるかを知る補助線になります。
よくある質問(FAQ)
大乗寺はどこにありますか?
兵庫県美方郡香美町にある高野山真言宗の寺院で、円山応挙と一門の障壁画から「応挙寺」とも呼ばれます。
165面のふすま絵は本物を常時見られますか?
文化財保護のためオリジナルは収蔵庫で保存され、客殿にはデジタル再製画が用いられています。特別公開などは大乗寺の最新案内を確認してください。
番組の出演者は?
美術史家の山下裕二さん、日本画家・嵯峨美術大学学長の佐々木正子さん、日本文学研究者のロバート キャンベルさんが出演します。
まとめ
「円山応挙 奇跡の寺 165面のふすま絵」は、重要文化財165面を細部まで映すだけでなく、大乗寺の客殿全体を一つの作品空間として見る番組です。応挙と寺の縁、写生表現、弟子たちとの共同制作を知っておくと、映像の見え方が大きく変わります。
放送は9月28日21:00からNHK BS8K。大乗寺を訪ねる予定がある方も、まず番組で部屋ごとの構成と作品の関係をつかんでおくと現地鑑賞の予習になります。

