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ルーブル美術館500年の最終回は何を描く?10月19日BS8K「永遠の美を求めて」|10/19 15:00

2026年10月19日(月)15時からNHK BS8Kで放送される「ルーブル美術館 美の殿堂の500年」第4集は、「永遠の美を求めて」。ルーブル美術館の500年をたどる全4集の最終回で、19〜20世紀の激動と、その時代に美術館へ集まった名作を取り上げます。

今回の見どころは、ミロのヴィーナスやサモトラケのニケといった古代彫刻だけではありません。ドラクロワの《民衆を導く自由》、再発見されたフェルメール、中世宗教画の《ピエタ》などを通して、何が美術館の至宝として受け継がれてきたのかを考えられる内容です。

10月19日放送の日時と番組内容

項目内容
放送日時2026年10月19日(月)15:00〜
放送局NHK BS8K
番組名ルーブル美術館 美の殿堂の500年(4)「永遠の美を求めて」
シリーズ全4集の第4集・最終回
主なテーマ19〜20世紀、名作の再発見、美術品の保護
語り髙橋美鈴(番組情報で確認できる出演者)

番組表の説明では、19〜20世紀を舞台に、ルーブルを象徴する作品が美の殿堂に集う過程を描きます。シリーズの締めくくりとして、名作を一つずつ鑑賞するだけでなく、時代の変化と美術館の役割を合わせて見るのがポイントです。

最終回「永遠の美を求めて」のテーマ

19〜20世紀に焦点を当てる最終集

NHK出版の「本がひらく」が紹介したシリーズ解説によると、第4集は19〜20世紀を扱います。政治や社会が大きく変わるなかで、芸術家たちは同時代の出来事を作品に映し出し、古い時代の作品も新たな価値を見いだされていきました。

第4集の紹介文では、古代ギリシャ彫刻の到着、革命を描いた絵画、フェルメールの再発見、中世宗教画の発掘、そして二度の世界大戦下でルーブルが守られたことが挙げられています。ひとつの時代の美術を並べるのではなく、作品が発見され、収集され、守られてきた歴史が軸になっています。

ミロのヴィーナスはなぜルーブルの象徴なの?

ミロのヴィーナスは、古代ギリシャ彫刻を代表する作品の一つです。ルーブル美術館の公式解説によると、像は1820年にギリシャのミロス島で発見され、ルイ18世に贈られた後、1821年にルーブルへ入りました。

発見時から腕などが欠けていたことも、この像をめぐる謎と魅力の一部になっています。

腕がどのような位置にあったのか、女神が何をしていたのかについては、現在も複数の説があります。欠けた部分を想像しながら全体の姿を味わえることも、長く人々を引きつけてきた理由でしょう。

ルーブルの公式サイトでは、ミロのヴィーナスはモナ・リザ、サモトラケのニケと並ぶ、同館を代表する女性像として紹介されています。第4集でこの作品が登場する場面では、単に美しい彫刻として見るだけでなく、19世紀にルーブルのコレクションへ加わった経緯にも注目したいところです。

サモトラケのニケが伝える「発見」と再評価

サモトラケのニケは、翼を広げた勝利の女神ニケを表すヘレニズム期の彫刻です。ルーブル美術館の解説では、1863年にサモトラケ島で発見され、断片を組み合わせる修復や、船の形をした台座の発見を経て、現在知られる姿に近づいていったと説明されています。

発見された時点で、作品の魅力がすべて明らかだったわけではありません。断片の調査や修復を重ねることで、翼や船首の構造、風を受けて前へ進むような姿が理解され、広く知られる存在になりました。

これは最終回のテーマとも重なります。美術館にある名作は、完成された姿で突然現れるのではなく、発見、研究、修復、展示という長い過程を経て人々に伝えられてきました。

8K映像では、衣のひだや大きな翼、船首を思わせる台座など、作品の立体感にも目を向けると鑑賞が深まります。

《民衆を導く自由》は1789年のフランス革命を描いた絵?

ドラクロワの《民衆を導く自由》は、しばしばフランス革命の象徴として知られていますが、ルーブル美術館の公式解説によると、直接描いているのは1789年の革命ではなく、1830年7月の革命です。民衆がシャルル10世の統治に抗議して立ち上がった出来事を題材にしています。

作品中央では、自由を擬人化した女性が旗を掲げ、人々を導いています。歴史上の特定の事件を描きながら、自由や抵抗を象徴するイメージとしても受け止められてきました。

絵画が生まれた時代の政治状況と、その後の人々が作品に重ねてきた意味は、必ずしも同じではありません。

ルーブルの解説では、この作品は1830年12月に完成し、1831年のサロンで公開された後、1874年にルーブルへ入りました。作品の制作から美術館の収蔵までには時間があり、名作が後世にどのような意味を持つようになるかを考える手がかりにもなります。

フェルメールの再発見と《ピエタ》が示すもの

番組の第4集紹介文には、近代化し繁栄する社会のなかでフェルメールが再発見されたこと、中世宗教画の傑作《ピエタ》が発掘されたことも記されています。ここで注目したいのは、作品が制作された時代と、人々がその価値を認識する時代が一致するとは限らない点です。

フェルメールは17世紀オランダの画家ですが、後世の研究や評価を通じて作品の重要性が広く知られるようになりました。また、《ヴィルヌーヴ・レ・ザヴィニョンのピエタ》は、アンゲラン・カルトンによる中世宗教画として、シリーズ第4集の主な作品に挙げられています。

古代彫刻や近代絵画と比べると、宗教画は描かれた背景や信仰上の意味を知ることで見方が変わります。最終回では、名作の知名度だけで価値を判断せず、時代ごとに異なる美意識や作品がたどった道のりにも目を向けたいところです。

ルーブル美術館の500年を全4集で振り返る

このシリーズは、ルーブル美術館のコレクションを年代ごとにたどり、王宮から美術館へ、さらに世界を代表する美の殿堂へと変化していく歩みを描きます。NHK出版の紹介記事では、全4集のテーマが次のように整理されています。

  • 第1集「すべてはレオナルド・ダ・ヴィンチから始まった」:16世紀。フランソワ1世がレオナルドを招き、ルネサンス芸術がフランスへ伝わる時代。
  • 第2集「太陽王が夢見た芸術の国」:17〜18世紀。ルイ14世の時代に芸術大国としての基盤が育ち、ロココ芸術も花開く時代。
  • 第3集「革命とナポレオンのルーブル」:18世紀末〜19世紀初頭。フランス革命で王宮が美術館となり、ナポレオンの時代に収蔵品が大きく変化する時代。
  • 第4集「永遠の美を求めて」:19〜20世紀。名作の再発見、近代社会の変化、戦争下での美術品保護を見つめる最終集。

各集は独立した時代を扱っていますが、通して見ると、誰が作品を集め、どのような価値観で展示し、どのように次の世代へ受け渡してきたのかという共通の問いが浮かびます。

第1集のレオナルド・ダ・ヴィンチ、第2集のルイ14世、第3集の革命とナポレオンを経て、第4集では、社会が変わるなかで作品の価値が再発見され、守られる過程へ視点が移ります。シリーズを振り返るなら、各時代の権力者だけでなく、研究者や修復に携わる人々、美術品を保護した人々の働きにも思いを向けると、ルーブルの歴史が立体的に見えてきます。

前回(10月13日放送)と今回の位置づけ

Gガイドには、同じ第4集「永遠の美を求めて」が10月13日(火)21時からNHK BS8Kで放送された情報も掲載されています。10月19日の放送は、19〜20世紀の名作と美術品が守り伝えられた歴史を改めて鑑賞できる機会です。

前回の放送内容を作品ごとに整理した記事は、ルーブル美術館500年(4)最終回の名作ガイドで確認できます。今回は、同じ最終集をシリーズ全体の流れと作品の来歴から見直すことで、再放送でも違った視点で楽しめます。

各集の詳しい内容は、第1集のレオナルド・ダ・ヴィンチ編、第2集のルイ14世とロココ編、第3集の革命とナポレオン編でも振り返れます。また、同じ第4集の作品を中心に整理した10月13日放送の記事もあわせて読むと、最終回の作品とシリーズ全体の流れを照らし合わせやすくなります。

8K映像で鑑賞したいポイント

高精細映像の見どころは、作品の全体像だけでなく、表面の質感や細部の積み重ねを確認できることです。彫刻では、衣のひだや身体の重心、欠損部分を含めた全体の構成に注目すると、写真で見慣れた作品にも新しい発見があります。

絵画では、人物の視線、背景の描き込み、色の重なり、画面のなかで視線を導く構図などが見どころです。《民衆を導く自由》では、旗を掲げる女性と周囲の人々の動きがどのように組み立てられているかを見ていくと、歴史的事件を象徴的な画面へ変える工夫が伝わります。

8K映像は作品を大きく見せるだけのものではありません。作品の細部をじっくり見ることで、作者の表現や修復・保存の積み重ねに意識を向ける入口にもなります。

番組で実際にどの部分が映し出されるかは放送内容に沿って楽しみつつ、作品が持つ歴史と造形の両方を味わいたいところです。

参考にした情報

よくある質問

10月19日の放送は何時からですか?

2026年10月19日(月)15時から、NHK BS8Kで放送予定です。

最終回で取り上げられる主な作品は何ですか?

番組紹介では、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、《民衆を導く自由》、フェルメールの作品、中世宗教画の《ピエタ》などが挙げられています。

シリーズは全何集ですか?

全4集です。16世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチから始まり、17〜18世紀、フランス革命とナポレオンの時代を経て、最終集では19〜20世紀を扱います。

まとめ

10月19日(月)15時からNHK BS8Kで放送される「ルーブル美術館 美の殿堂の500年」第4集「永遠の美を求めて」は、シリーズ全4集を締めくくる回です。ミロのヴィーナスやサモトラケのニケ、ドラクロワの《民衆を導く自由》、フェルメール、ピエタを通して、19〜20世紀の美術と作品が受け継がれてきた歴史をたどります。

名作の美しさだけでなく、発見や再評価、保存の積み重ねにも目を向けることで、ルーブル美術館が「美の殿堂」と呼ばれる理由をより深く感じられる内容です。

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