きょうの健康「外耳炎」原因・治療・正しい耳掃除|痛み・かゆみは何科?【8月10日】|8/10 12:00

2026年8月10日(月)正午のNHK Eテレ『きょうの健康』は、選「これで解消!耳の不快な症状『外耳炎』」の再放送です。耳の穴から鼓膜まで続く外耳道に、痛み・かゆみ・耳だれなどが起こる外耳炎について、原因、治療法、正しい耳のケアを取り上げます。

「耳掃除のあとから痛い」「耳の中がかゆい」「外耳炎は何日で治る?」「市販薬で治せる?」「病院は何科?」と調べている人向けに、番組情報と耳鼻咽喉科の専門情報を分けて整理しました。

耳だれ、強い痛み、聞こえにくさ、発熱、耳の周囲の腫れがある場合や、糖尿病・免疫機能が低下する病気がある場合は、自己判断で耳をいじらず、早めに耳鼻咽喉科へ相談してください。

この記事の要点

  • 放送は2026年8月10日(月)12時00分~12時15分、NHK Eテレ
  • 講師は自治医科大学附属さいたま医療センター教授の吉田尚弘医師
  • 外耳炎は、耳掃除による小さな傷や、外耳道に残った水分をきっかけに起こりやすい
  • 代表的な症状は、耳の痛み・かゆみ・耳だれ・腫れ・耳の詰まり・聞こえにくさ
  • 治療は外耳道の清掃と点耳薬が中心で、原因により抗菌薬・ステロイド薬・抗真菌薬などを使い分ける
  • 耳垢には自浄作用と保護作用があり、日常的に耳の奥まで掃除する必要はない
  • 適切な治療で48~72時間ほどで改善を感じる人が多いが、改善しない場合は再診が必要

『きょうの健康』外耳炎回の放送日時・出演者

番組名きょうの健康 選 これで解消!耳の不快な症状「外耳炎」
放送局NHK Eテレ1・東京
再放送日時2026年8月10日(月)12:00~12:15
初回放送2026年8月3日(月)20:30~20:45
講師吉田尚弘医師(自治医科大学附属さいたま医療センター教授)
キャスター岩田まこ都、小郷知子
主な内容外耳炎の原因・症状・治療、外耳道真菌症、正しい耳のケア

番組表では、耳掃除でできた小さな傷から細菌が侵入するケース、抗菌薬やステロイド薬を使う治療、薬を長期間使うことで真菌が増える外耳道真菌症への注意、外耳炎を予防する耳のケアが紹介内容として示されています。

外耳炎とは?中耳炎との違い

外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの「外耳道」の皮膚に炎症や感染が起こる病気です。細菌による急性外耳炎が代表的ですが、真菌(カビ)が原因になる外耳道真菌症、湿疹やアレルギーが関係する外耳道炎もあります。

比較外耳炎中耳炎
炎症が起こる場所耳の入り口~鼓膜までの外耳道鼓膜の奥にある中耳
起こりやすいきっかけ耳掃除の傷、水分、イヤホン・耳栓などの刺激風邪などに伴う鼻・のどの感染
特徴的な症状耳を引っぱる、耳珠を押すと痛い鼓膜の奥の痛み、発熱、耳の詰まりなど
主な診療科耳鼻咽喉科耳鼻咽喉科

中耳炎の種類や大人の症状、真珠腫性中耳炎については、関連記事「きょうの健康「中耳炎」大人の症状・種類・治療」で詳しく整理しています。

外耳炎の症状|痛み・かゆみ・耳だれを確認

  • 耳の中の痛み、ヒリヒリ感
  • 耳の穴の強いかゆみ
  • 耳だれ、においのある分泌物
  • 外耳道の赤み・腫れ
  • 耳が詰まった感じ
  • 外耳道が腫れたり分泌物がたまったりしたことによる聞こえにくさ
  • 耳たぶを引っぱる、耳の穴の前にある耳珠を押すと痛む

細菌による外耳炎は痛みが目立ちやすく、真菌による外耳道真菌症は、痛みよりも強いかゆみや耳の詰まり感が中心になることがあります。ただし、症状だけで原因を決めることはできません。

外耳炎の原因|耳掃除だけでなく水分やイヤホンも

耳かき・綿棒による小さな傷

外耳道の皮膚は薄く、強い耳掃除や頻繁な綿棒で傷つきやすい場所です。目に見えない小さな傷が細菌の入り口になり、外耳炎につながることがあります。綿棒は耳垢を奥へ押し込み、水分を含みやすい状態をつくることもあります。

プール・入浴・汗で耳の中が湿る

外耳道に水分が長く残ると、皮膚の防御機能が低下し、細菌が増えやすくなります。水泳後に起こる外耳炎は「スイマーズイヤー」と呼ばれることもあります。

イヤホン・耳栓・補聴器などの刺激

長時間の装着、サイズが合わない器具、清潔でないイヤホンなどは、外耳道をこすったり蒸れやすくしたりします。かゆみがある状態で装着を続けると悪化する場合があります。

外耳炎の治療法|点耳薬と外耳道の清掃が中心

耳鼻咽喉科では耳鏡などで外耳道と鼓膜を確認し、必要に応じて分泌物や耳垢を取り除きます。一般的な急性外耳炎は、外耳道に直接届く点耳薬による治療が中心です。

  • 抗菌薬の点耳薬:細菌感染が考えられる場合
  • ステロイドを含む点耳薬:腫れ・痛み・かゆみなどの炎症を抑える場合
  • 抗真菌薬:真菌が原因の外耳道真菌症の場合
  • 外耳道の清掃:耳だれや耳垢が薬の到達を妨げている場合
  • 内服薬:感染が外耳道の外へ広がった場合や、重症化リスクがある場合などに検討

適切な点耳治療を始めると、多くの人は48~72時間ほどで症状の改善を感じ、7日ほどで症状がほぼ治まります。2~3日たっても良くならない、むしろ悪化する場合は、真菌・皮膚炎・中耳炎・異物など別の原因も含めて再評価が必要です。

以前処方された点耳薬や市販の液体を自己判断で入れるのは避けましょう。鼓膜に穴がある場合や、チューブが入っている場合には使えない薬があり、細菌性か真菌性かでも治療が変わります。

外耳炎を防ぐ正しい耳のケア

  • 耳の奥まで耳かきや綿棒を入れない
  • 入浴後は、耳の入り口をタオルで軽く拭く程度にする
  • 水が入ったら耳を下に向け、自然に排出させる
  • 必要ならドライヤーを低温・弱風にして、耳から十分離して乾かす
  • 症状がある間は、水泳や長時間のイヤホン使用を控える
  • 耳垢が詰まった感じがある場合は、無理に取らず耳鼻咽喉科へ相談する

耳垢には外耳道を守る役割があり、通常は外へ移動する自浄作用があります。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、多少の耳垢なら家庭で無理に取る必要はなく、入浴後にぬれた耳を軽く拭う程度が無難と説明しています。

外耳炎で耳鼻咽喉科を受診する目安

  • 耳の痛みや耳だれがある
  • 耳の穴が腫れて、ふさがるように感じる
  • 聞こえにくい、耳が強く詰まる
  • 発熱、耳の周囲の赤み・腫れがある
  • 点耳治療を始めても48~72時間で改善しない
  • 外耳炎を何度も繰り返している
  • 糖尿病がある、免疫を抑える治療を受けている

特に糖尿病や免疫機能の低下がある人では、まれに感染が骨へ広がる重い外耳道炎が起こることがあります。強い痛みが続く場合は、早めの診察が大切です。

外耳炎でよく検索される疑問

外耳炎は自然に治りますか?

軽い刺激による違和感が自然に落ち着くことはありますが、細菌・真菌・湿疹などを自分で見分けるのは困難です。痛みや耳だれがある場合は、自然治癒を待たず耳鼻咽喉科へ相談してください。

外耳炎は何日で治りますか?

一般的な急性外耳炎では、適切な点耳薬で48~72時間ほどで改善を感じ、約1週間で症状がほぼ治まる人が多いとされています。腫れが強い、真菌が原因、治療薬が外耳道の奥まで届かない場合などは長引くことがあります。

市販薬だけで治せますか?

鼓膜の状態や原因によって使える薬が異なるため、耳の中へ入れる市販薬を自己判断で選ぶのはおすすめできません。痛み・耳だれ・腫れがある場合は耳鼻咽喉科で診断を受け、処方された点耳薬を指示どおり使うのが基本です。

外耳炎のとき、お風呂やプールは大丈夫?

治療中は外耳道を乾いた状態に保つことが重要です。水泳は控え、入浴時も耳へ水が入らないよう注意します。耳栓や乾燥用の点耳液は、鼓膜穿孔や耳だれがあると使えない場合があるため、医師に確認してください。

見逃し配信はNHK ONEで確認

NHKの同時配信・放送後1週間の見逃し配信は「NHK ONE」で提供されています。配信の有無や終了日時は番組ページで確認してください。受信契約済みの世帯は、原則として追加負担なく利用できます。

まとめ|外耳炎は「耳を触らない・乾かす・早めに診てもらう」

『きょうの健康』外耳炎回では、耳掃除の小さな傷から細菌が侵入する仕組み、抗菌薬やステロイド薬を使う治療、外耳道真菌症への注意、正しい耳のケアが解説されます。

耳の中が気になると、つい耳かきや綿棒で触りたくなります。しかし、外耳道は「掃除しすぎ」がトラブルのきっかけになる場所です。痛み、かゆみ、耳だれ、聞こえにくさがあるときは触らず、耳鼻咽喉科で原因を確認しましょう。


参考情報

本記事は番組内容の予習・復習を目的に、一般向けの医療情報を整理したものです。個別の診断や治療は医療機関へご相談ください。

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