京都・源氏物語殺人絵巻の犯人と結末ネタバレ|源氏香図の意味と三安睦子の正体|10/18 13:00
2026年10月18日(日)13時からBSフジで放送される「山村美紗サスペンス 京都・源氏物語殺人絵巻」。空港での麻薬事件から始まり、京都で連続殺人へ発展する2時間サスペンスです。
最大の謎は、被害者のそばに残される「源氏香図」。香道の雅な意匠が、なぜ殺人現場に残されるのか。そして麻薬密売事件と連続殺人はどこでつながるのでしょうか。
ここからは結末まで触れます。犯人は誰なのか、三安睦子の正体、北上雅夫との過去、山田孝を追う宗像の捜査まで、時系列で整理します。
京都・源氏物語殺人絵巻の放送情報と主要人物
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月18日(日)13:00〜14:55 |
| 放送局 | BSフジ4K/BSフジ・181 |
| 主人公 | 今井陽子(浅野ゆう子) |
| 京都府警 | 宗像勇吾(遠藤憲一) |
| 空港警察 | 冷泉春樹(音尾琢真) |
| 京極旅行社 | 三安睦子(美保純) |
| 美術商 | 北上雅夫(大浦龍宇一) |
| 最初の被害者 | 吉田夕子(朝倉えりか) |
| 容疑者 | 山田孝(渋江譲二) |
BSフジ公式によると、物語の発端はタイから帰国したツアー客のバッグからヘロインが見つかる事件です。監視カメラには、若い女性が税関検査の直前に他人のバッグへ化粧ポーチを忍ばせる姿が映っていました。
その女性が吉田夕子。荷物には「京極旅行社」の文字があり、陽子たちは京都へ捜査の糸口を広げます。
一方、京都府警の宗像勇吾は、1年前に部下の刑事・浅木美奈絵を死なせた事件に関係する山田孝を追っています。空港の駐車場で山田と夕子を見つけますが、事情を知らない陽子たちと鉢合わせし、二人を逃してしまいます。
あらすじを時系列で整理|麻薬事件から連続殺人へ
1. ヘロインを他人の荷物へ入れた吉田夕子
最初の事件は関西空港です。タイから帰国した客のバッグからヘロインが見つかりますが、本人は身に覚えがないと主張します。
陽子と冷泉が監視カメラを確認すると、税関を前にした吉田夕子が、別人のバッグへ化粧ポーチを入れる場面が映っていました。ここで「麻薬の運び役が怖くなって捨てたのではないか」という筋が浮かびます。
夕子の周囲を追うと京極旅行社へ行き着き、社員の三安睦子が夕子を客として知っていると証言します。
2. 吉田夕子が殺害され、源氏香図が残る
その後、京都の川辺で吉田夕子の遺体が発見されます。ここから麻薬事件は単なる密輸捜査ではなく、殺人事件へ変わります。
そして現場には、香道で使われる源氏香図が関わってきます。源氏香図は『源氏物語』の巻名と結びつく意匠で、犯人はこれを単なる飾りではなく、殺人に意味を与える“署名”のように利用します。
夕子がなぜ殺されたのかを追うと、彼女が美術商の北上雅夫と接点を持っていたことが重要になります。
3. 北上雅夫に近づいた女性が次々に狙われる
事件は一件で終わりません。北上に近づく女性が相次いで殺され、現場には源氏香図が残ります。
視聴記録で確認できる被害者は、吉田夕子に加え、宝ヶ池資料館の末次つぼみ、香道師範代の青山伊津子。3人の共通点をたどると、北上との接点が浮かびます。
ここで捜査側は、北上自身が犯人なのか、それとも北上を陥れたい誰かがいるのかを見極めることになります。
犯人は誰?三安睦子の正体が最大のネタバレ
連続殺人の犯人は、京極旅行社で働いていた三安睦子(美保純)です。
しかも「三安睦子」は彼女の本来の人生を示す名前ではありません。彼女の正体は、かつて瀬戸内たまみという名で北上雅夫と関係を持っていた女性でした。
この正体が分かると、序盤から京極旅行社にいる“脇役に見える女性”が、事件全体の中心人物だったことが分かります。陽子が最初に吉田夕子の写真を見せた相手が犯人だった、という構造です。
睦子は捜査に協力する側に見えます。しかし実際には、過去を隠しながら北上の周囲へ近づき、自分の存在を彼に思い出させるために事件を重ねていきました。
三安睦子はなぜ女性たちを殺した?動機は北上への執着
睦子の動機の中心にいるのが北上雅夫です。
過去、睦子=瀬戸内たまみは北上と関係を持っていました。しかし海外で拘束される出来事を経験し、その過程でひどい扱いを受けます。視聴記録では、北上が自分を切り捨てる側に回ったことが、彼女の恨みと執着を決定的にしたと整理されています。
帰国後、睦子は別名で生活しますが、北上を忘れられません。彼の周囲に現れる女性を敵視し、「北上に自分を思い出させたい」という歪んだ思いから殺人を重ねます。
つまり被害者たちは、麻薬事件の関係者だから一律に殺されたのではありません。事件の深い部分では、北上を中心とした男女関係と過去の因縁が連続殺人の理由になっています。
源氏香図の意味は?犯人が残した恋愛の暗号
タイトルにもある「源氏物語殺人絵巻」の鍵が、源氏香図です。
源氏香は複数の香りを聞き分け、その組み合わせを図形で表す遊び・作法です。その図形には『源氏物語』の巻名が対応しています。
事件では、この源氏香図が被害者と北上の関係を示すように残されます。犯人にとっては、殺人現場を飾る記号ではなく、北上へ向けたメッセージでもありました。
特に重要なのが『源氏物語』の女性関係を連想させる使い方です。北上を光源氏になぞらえ、その周囲の女性を物語上の女性たちのように見立てることで、睦子は自分の嫉妬と恨みを“美しい暗号”の形に変えています。
雅な香道と連続殺人という不釣り合いな組み合わせが、この作品の特徴です。香図の意味に気づくと、犯人が単に証拠を隠しているのではなく、北上に気づいてほしいと願っていることが見えてきます。
北上雅夫は黒幕?犯人ではないが事件の原因に深く関わる
北上は女性たちと接点があり、捜査上は非常に怪しく映ります。さらに麻薬事件とのつながりも疑われるため、犯人候補として見せられます。
しかし、連続殺人の実行犯は北上ではありません。北上は睦子の過去と事件の動機を生み出した重要人物であり、“黒幕的な原因”には深く関係するものの、女性たちを刺殺した犯人ではないという位置づけです。
終盤では睦子の正体が露見し、北上との過去も明らかになります。北上は睦子を守る存在ではなく、むしろ自分の身を守るために彼女を切り捨てようとします。
この場面で、睦子が長年抱いていた思いと、北上が彼女をどう見ていたかの落差が決定的になります。恋愛のもつれというより、利用と裏切りが積み重なった関係だったことが分かります。
山田孝は何者?1年前の事件と宗像の因縁
もう一つの事件線が、京都府警の宗像が追う山田孝です。
山田は1年前、宗像の部下だった刑事・浅木美奈絵が潜入捜査していた事件に関わり、彼女を死なせた人物として追われています。
宗像にとって山田の逮捕は単なる仕事ではありません。部下を失った因縁があるため、序盤から山田を追う姿には強い感情がにじみます。
空港で陽子と宗像が衝突するのも、この二つの捜査線が偶然重なったためです。陽子は麻薬事件から吉田夕子を追い、宗像は過去の事件から山田を追う。その二人が夕子と山田を同時に見つけたことで、物語が一気につながります。
結末ネタバレ|三安睦子の正体が暴かれ、山田との事件も決着
終盤、陽子たちは被害者に残った手掛かりや源氏香図の意味から、犯人が北上の周囲の女性を狙っていると絞り込みます。
そして、三安睦子がかつての瀬戸内たまみだったことを突き止めます。彼女は北上に自分を思い出させるため、北上と関わる女性たちを殺し、源氏香図を残していました。
睦子は北上への愛情と憎しみを抱え続けていましたが、最後に北上が彼女へ向けるのは愛ではありません。北上は追い詰められた睦子を守るどころか、彼女へ刃を向けようとします。
宗像と陽子がその場へ踏み込み、事件は最終局面へ。さらに山田も現れ、北上を狙う動きから混乱が拡大します。
視聴記録では、宗像が山田の攻撃を止めるため発砲し、山田は命を落とします。こうして連続殺人事件と、宗像が追い続けてきた1年前の事件が同じ終盤で決着します。
犯人の睦子は、長いあいだ別人として生きながら北上への思いを抱え続け、その執着を殺人へ変えてしまった人物でした。源氏香図は、彼女が北上へ送り続けた異常なラブレターのような役割を果たしていたと見ると、事件全体がつながります。
伏線と証拠はどこにあった?
伏線は、京極旅行社に犯人が最初からいたこと、被害者が北上雅夫とつながること、源氏香図が北上への執着を示すこと、利き手や繊維の物証に集約されます。
京極旅行社に最初から犯人がいる
陽子が吉田夕子の写真を持って京極旅行社へ行った時、対応するのが三安睦子です。この時点では親切な情報提供者に見えますが、後から振り返ると犯人が捜査のすぐ近くにいたことになります。
被害者が北上とつながっている
被害者の接点を追うと、北上との関係が共通項として浮かびます。この共通点が「北上が犯人」というミスリードになる一方で、「北上を中心に女性を排除する人物がいる」という本当の方向も示しています。
源氏香図は犯人の感情を示す
源氏香図は犯行手口そのものではなく、犯人の心理を示す証拠です。北上を光源氏のような男に見立て、その周囲の女性を物語の登場人物になぞらえる発想は、北上へ強い執着を持つ女性犯人を示唆します。
利き手や繊維などの物証
視聴記録では、犯人が利き手を偽装した点や、衣類の繊維が手掛かりになります。こうした物証が、雰囲気のある源氏香図だけに頼らず、陽子たちが犯人を絞り込む支えになります。
今井陽子と宗像勇吾の関係もシリーズの魅力
この作品では、浅野ゆう子さん演じる今井陽子と、遠藤憲一さん演じる宗像勇吾が最初から協力的というわけではありません。
空港で互いの捜査を知らず、容疑者を逃したことで対立します。陽子は越境捜査の手続きを問題にし、宗像も自分たちの捜査を邪魔されたと反発します。
しかし、別々に追っていた事件がつながると、二人は同じ真相へ向かいます。この“反発から共闘へ”という流れが、連続殺人の謎とは別の見どころです。
原作は山村美紗「大阪国際空港殺人事件」
BSフジ公式では、原作として山村美紗さんの「大阪国際空港殺人事件」が挙げられています。
講談社の書誌情報によると、同書は空港を舞台に女性検査官が事件を追う連作です。本ドラマではその世界観を基に、空港警察の今井陽子と京都府警の宗像勇吾、香道と源氏物語を組み合わせたサスペンスとして構成されています。
タイトルだけを見ると京都の雅なミステリーですが、入口は空港の麻薬密輸事件です。空港→京都→香道→過去の男女関係と謎が広がっていくのが作品の面白さです。
参考にした情報
- BSフジ「山村美紗サスペンス 京都・源氏物語殺人絵巻」公式
- Gガイド「山村美紗サスペンス 京都・源氏物語殺人絵巻」
- テレビ大阪「山村美紗サスペンス 京都・源氏物語殺人絵巻」
- 講談社「大阪国際空港殺人事件」
- 2時間テレビドラマ視聴記録「京都・源氏物語殺人絵巻」
よくある質問
京都・源氏物語殺人絵巻の犯人は誰ですか?
連続殺人の犯人は三安睦子(美保純)です。彼女の正体は、かつて北上雅夫と関係があった瀬戸内たまみでした。
三安睦子はなぜ殺人をしたのですか?
北上雅夫への強い執着と恨みが動機です。北上に自分の存在を思い出させるため、北上へ近づく女性たちを狙い、源氏香図を残しました。
源氏香図にはどんな意味がありますか?
香道の源氏香で使う図形で、『源氏物語』の巻名に対応します。ドラマでは被害者と北上の関係を物語になぞらえ、犯人が北上へ送るメッセージとして使われます。
山田孝は連続殺人の犯人ですか?
いいえ。山田は宗像の部下が死亡した1年前の事件に関わる重要人物ですが、吉田夕子らを殺した連続殺人の実行犯ではありません。
まとめ
「京都・源氏物語殺人絵巻」の連続殺人犯は三安睦子で、その正体は北上雅夫の過去の恋人・瀬戸内たまみです。吉田夕子らを殺した理由は、北上への執着と恨みでした。
現場に残された源氏香図は、北上の周囲の女性を『源氏物語』になぞらえた犯人のメッセージ。麻薬事件、北上の女性関係、宗像が追う山田の過去が終盤で一つにつながります。雅な香道の暗号の裏に、長年の愛憎が隠されていたことがこのサスペンス最大の真相です。

