
「気になる家」あきる野の不思議な洋館は小机家住宅!場所・歴史・現在のL’Arbre【8月11日】|8/11 18:05
2026年8月11日(火・祝)18時05分からNHK総合で放送される「気になる家(6)森の中の不思議な洋館 東京・あきる野」。番組予告にある「JR武蔵五日市駅から街道を歩くと現れる白い洋館」「約150年前の明治初期」「山林業で栄えた家」「日本の大工が見よう見まねで造った擬洋風建築」という特徴に当てはまるのは、東京都指定有形文化財の小机家住宅(こづくえけじゅうたく)です。
外観は白い列柱や2階バルコニーを備えた洋館なのに、内部は土間や畳の部屋を持つ和風。そのギャップに加え、木製のらせん階段、漆喰の鏝絵、寺のようにも見える屋根など、放送中に「この家はどこ?」「誰が建てた?」「中は見学できる?」「今は何に使われている?」と検索したくなる要素が詰まっています。
この記事では、番組公式データ、あきる野市の文化財情報、現在この建物を活用するフレンチレストランL’Arbre(ラルブル)の公式情報などをもとに、小机家住宅の場所・歴史・建築の特徴・現在の使われ方まで整理します。
この記事の要点
- 「気になる家(6)」の洋館は、東京・あきる野市三内にある小机家住宅
- 明治8年(1875年)頃に建てられた、五日市地方最古の和洋折衷様式の住宅
- 第7代当主・小机三左衛門が、文明開化期の洋風建築に刺激を受けて建てたと伝わる
- 外観は洋風、内部は和風という擬洋風建築が最大の特徴
- 番組では、戦中に外観が黒く塗られ、戦後に和風へ改築された変遷にも注目
- 現在は文化財を活用したフレンチレストランL’Arbreとしても使われている
- L’Arbreは2026年に「Gault&Millau 2026」のテロワール賞を受賞
「気になる家」あきる野回の放送時間・語り
| 番組名 | 気になる家 |
|---|---|
| サブタイトル | (6)森の中の不思議な洋館 東京・あきる野 |
| 放送日 | 2026年8月11日(火・祝) |
| 放送時間 | 18:05〜18:34 |
| 放送局 | NHK総合 |
| 語り | 石丸謙二郎、森田茉里恵 |
| 放送時間 | 29分 |
語りはシリーズ前回に続き石丸謙二郎さんと森田茉里恵アナウンサー。番組は一軒の家を入口に、街の成り立ちと、そこに暮らしてきた家族の歴史をたどるドキュメンタリーです。
前回の「路地裏のホワイトハウス 東京・鶯谷」では、陸奥宗光や長谷川武次郎につながる明治の洋館が登場しました。シリーズを続けて見たい人は、「気になる家」鶯谷のホワイトハウスの記事もあわせてどうぞ。
あきる野の「森の中の不思議な洋館」は小机家住宅
今回登場する白い洋館は、東京都あきる野市三内に残る小机家住宅です。あきる野市は、この建物を明治8年頃に建造された「五日市地方最古の和洋折衷様式の住宅」として紹介しています。
番組予告には「JR武蔵五日市駅から街道を歩くと現れる」「150年ほど前の明治初期」「山林業などを営んでいた男が建てた」「西洋風の柱を漆喰で仕上げた擬洋風建築」とあります。これは、小机家住宅の由来・立地・建築年代・特徴と一致します。
小机家住宅は1987年2月24日に東京都指定有形文化財(建造物)に指定されています。文化財として残る一方、現在は建物の一部がレストランとして活用されており、単なる「昔の家」ではなく、現役で使われ続けているのも大きな特徴です。
なぜ洋館なのに中は和風?「擬洋風建築」とは
小机家住宅を理解するキーワードが擬洋風建築です。明治初期、西洋建築を専門的に学んだ建築家がまだ少なかった時代に、日本の大工が従来の木造・左官技術を使いながら、西洋風のデザインを取り入れて建てた建物を指します。
- 白い漆喰壁と洋風の列柱
- 2階のバルコニー
- アーチを意識した窓や開口部
- 玄関の漆喰装飾「鏝絵」
- 細かな彫刻が施された木製のらせん階段
- 内部は土間や畳を中心とする日本家屋の構成
つまり「外から見ると洋館、入ると和風」という不思議さ自体が、文明開化の時代を映す建築史の証拠です。番組予告で「屋根は寺のようにも見える」と表現されているのも、純粋な西洋建築ではなく、日本の技術と感覚で西洋を再現したからこその面白さといえます。
建てたのは小机三左衛門|山林業と文明開化の銀座がつながる
小机家は江戸時代後期に山林業などで財を成した家で、住宅を建てたのは第7代当主・小机三左衛門と伝えられています。
地域の観光情報では、三左衛門が材木の取引などで東京へ出た際、文明開化を象徴する銀座煉瓦街の洋風建築に強い刺激を受け、列柱やバルコニーを取り入れた住宅を建てたと紹介されています。
林業で栄えた五日市の家が、都心の最先端だった銀座のデザインを持ち帰る——。この流れを知ると、小机家住宅は単なる「変わった洋館」ではなく、明治の東京で情報や流行がどう地方へ広がったのかを示す建物にも見えてきます。
戦中は黒く、戦後は和風へ|150年の間に姿を変えた洋館
8月11日の番組予告では、小机家住宅が戦中に黒く塗られ、戦後には和風に改築されたことも紹介されています。
明治初期に「西洋への憧れ」をまとって生まれた建物が、戦争と戦後の生活の中で姿を変え、それでも取り壊されずに残ってきたという点は、今回の大きな見どころです。文化財というと完成当時の姿がそのまま保存されているイメージがありますが、小机家住宅には家族が実際に使い続けたからこその改変も重なっています。
番組タイトルの「家族の物語」という視点では、建築様式だけでなく、時代の変化に合わせて家を守り、使い方を変えながら残してきた過程が重要になりそうです。
現在はフレンチL’Arbre|文化財を「使いながら残す」場所に
現在、小机家住宅はフレンチレストランL’Arbre(ラルブル)に活用されています。L’Arbreは「フランス料理×風土×文化」をテーマに、東京産の食材と地域文化を組み合わせた料理を提供するレストランです。
公式サイトによると、文化財の洋館部分と隣接する古民家を活用。外観は明治の擬洋風建築を残しながら、食事の場として現在の暮らしにつなげています。かつては「小机邸喫茶室 安居」として使われていましたが、2023年からL’Arbreとして新たな活用が始まりました。
さらにL’Arbreは2026年3月、レストランガイド「Gault&Millau 2026」テロワール賞を受賞。150年前の文化財が、地域の食と文化を発信する現代のレストランとして評価されている点も、放送後に「今はどうなっている?」と調べる人にとって注目ポイントです。
小机家住宅の場所はどこ?武蔵五日市駅から徒歩圏内
| 名称 | 小机家住宅(こづくえけじゅうたく) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都あきる野市三内490 |
| 最寄り駅 | JR五日市線 武蔵五日市駅 |
| 徒歩 | 公式案内で約10〜13分 |
| 文化財 | 東京都指定有形文化財(建造物) |
| 現在の主な活用 | フレンチレストラン L’Arbre |
番組予告の「武蔵五日市駅から街道を歩くと現れる白い洋館」という説明どおり、駅から徒歩圏内です。あきる野市の文化財案内では徒歩約13分、L’Arbre公式サイトでは徒歩約10分と案内されています。
建物内部を見たい場合は、現在の利用形態であるL’Arbreの公式案内を確認するのが分かりやすいでしょう。あきる野市は例年、東京文化財ウィークの時期に小机家住宅の公開を案内してきましたが、公開方法や範囲はその年の案内に従ってください。
ウェブで注目される小机家住宅の見どころ
過去の建築紹介や訪問記、現在のレストラン利用者の感想を見ていくと、特に話題になりやすいのは「外観と内部のギャップ」「木製のらせん階段」「森の中に突然現れる白い洋館の雰囲気」です。
- 外は西洋風なのに、内部へ入ると畳や土間が現れる意外性
- 工芸品のように細かな彫刻が入った木製らせん階段
- 玄関の兎などを表した漆喰の鏝絵
- 森の緑と白い外壁のコントラスト
- 150年前の文化財を、現在も食事の場として使っていること
ウェブの声では、建物の「古さ」だけでなく、和と洋が同居する不思議さや、実際に中で過ごせることへの驚きが目立ちます。番組を見るときも、柱・窓・階段・屋根・室内の意匠を比べながら見ると、擬洋風建築の面白さが分かりやすくなります。
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あきる野市は、秋川渓谷や東京サマーランドなど自然とレジャーのイメージが強い一方、五日市周辺には小机家住宅のような歴史建築も残っています。同じ「あきる野」のテレビスポットを見たい人は、THE鬼タイジ東京サマーランドの記事も参考にしてください。
気になる家「あきる野の洋館」のよくある質問
「気になる家」あきる野回の洋館はどこですか?
東京都あきる野市三内にある小机家住宅です。JR五日市線・武蔵五日市駅から徒歩約10〜13分の場所にあります。
小机家住宅は誰が建てた家ですか?
山林業などで財を成した小机家の第7代当主・小机三左衛門が、1875年(明治8年)頃に建てたと伝えられています。
擬洋風建築とは何ですか?
明治初期、日本の大工が従来の木造・左官技術を使いながら、西洋建築を見よう見まねで取り入れて造った建築です。小机家住宅は、洋風の列柱やバルコニーと、日本的な内部構成が同居しています。
小机家住宅は見学できますか?
現在はフレンチレストランL’Arbreとして建物が活用されています。また、あきる野市は文化財ウィークの時期に公開案内を行ってきました。レストラン利用や文化財としての公開は方法が異なるため、それぞれの公式案内を確認してください。
小机家住宅はいま何に使われていますか?
東京都指定有形文化財として保存されながら、現在はフレンチレストランL’Arbreの空間として活用されています。
「気になる家(6)」は何時から放送ですか?
2026年8月11日(火・祝)18時05分から18時34分まで、NHK総合で放送予定です。
まとめ
NHK「気になる家(6)森の中の不思議な洋館 東京・あきる野」で紹介される白い洋館は、小机家住宅です。明治8年頃、山林業で栄えた小机家の第7代当主・小机三左衛門が建てたとされ、外観は西洋風、内部は和風という擬洋風建築が大きな特徴です。
番組では、文明開化の憧れから生まれた家が、戦中・戦後の改変を経て150年ほど残り続けた歩みをたどります。現在はフレンチレストランL’Arbreとしても活用されており、「古い家を保存する」だけではなく、使いながら地域の文化を次代へつなぐ現在進行形の物語になっています。
参考情報
- 番組表.Gガイド「気になる家(6)森の中の不思議な洋館 東京・あきる野」
- NHK「気になる家」番組ページ
- あきる野市「小机家住宅」
- あきる野市「市内の指定文化財・登録有形文化財一覧」
- あきる野フィルムコミッション「小机家住宅」
- L’Arbre 公式サイト
- L’Arbre アクセス
- L’Arbre NEWS

