日曜美術館の木村セツは何者?96歳の新聞ちぎり絵作家の経歴・代表作・活動を解説|10/11 20:00

10月11日(日)20時からNHK Eテレで再放送される日曜美術館「人生が、絵となる おばあちゃんアーティストの軌跡」に、新聞ちぎり絵作家の木村セツさんが出演します。

木村セツさんは1929年1月7日生まれ、奈良県桜井市出身。90歳から新聞を素材にしたちぎり絵を始め、食べ物や身近な品々を精密かつユーモラスに表現する作風で注目されてきました。

ここでは、木村セツさんの年齢や出身、これまでの仕事、創作を始めたきっかけ、代表的な作品集、2026年の活動、そして日曜美術館で取り上げられる背景を、本人の公式ショップ、出版社、公的美術館などで確認できる情報から整理します。

日曜美術館に出演する木村セツのプロフィール

項目内容
名前木村セツ
生年月日1929年1月7日
年齢96歳(2026年10月11日時点)
出身地奈良県桜井市
活動新聞ちぎり絵作家
創作開始2019年1月1日、90歳から
主な作品集『90歳セツの新聞ちぎり絵』『91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック』『94歳セツの新聞ちぎり絵日記』など
身長公式プロフィールなどで確認できる公表情報なし

木村セツさんの公式オンラインショップは、1929年に奈良県桜井市で生まれ、90歳から創作を始めた新聞ちぎり絵作家として紹介しています。2026年時点の年齢は、生年月日から計算すると96歳です。

一方、身長については、公式オンラインショップ、出版社の著者紹介、公的美術館の紹介文で数値を確認できませんでした。そのため、この記事では推測値や出典不明のプロフィール情報は掲載していません。

木村セツはどんな経歴の人?

木村セツさんの人生は、最初から美術の道を歩んできたものではありません。里山社の著者紹介によると、戦争中は学徒動員で紡績工場に勤務し、戦後は銀行に勤めました。その後は家庭の事情で退職し、3人の子どもを育てながら、養鶏、喫茶店、農業などさまざまな仕事に励んできたとされています。

つまり、長い人生の大半は、家族を支えながら働く日々でした。美術学校で専門教育を受け、若いころから作品発表を続けてきた作家とは異なる歩みです。この経歴そのものが、人生の後半から創作に向かった木村セツさんの作品を見るうえで大切な背景になっています。

89歳で夫を亡くし、90歳の元旦に創作を開始

大きな転機は2018年末でした。長年連れ添った夫が亡くなったあと、長女の勧めをきっかけに、2019年1月1日から新聞ちぎり絵を始めています。

里山社の紹介では、それまで趣味らしい趣味を持たず働き続けてきた木村セツさんが、新聞ちぎり絵に出会って才能を開花させた経緯が説明されています。最初から作家を目指して始めた活動ではなく、日々の暮らしを立て直すような時間のなかから生まれた表現だったことが分かります。

瀬戸内市立美術館の展覧会案内でも、夫の他界を機に90歳で新聞ちぎり絵を始め、2019年から制作すると才能が開花した人物として紹介されています。出版物だけでなく公的な美術館の展覧会でも、その歩みが作品の重要な背景として扱われています。

木村セツの新聞ちぎり絵は何が特徴?

木村セツさんの作品でまず目を引くのは、新聞紙という身近な素材から、食べ物や生活用品の質感まで表現していることです。出版社の紹介では、日常にあるものを題材にし、精緻でありながらユーモラスな作品と説明されています。

新聞紙には、文字、写真、広告、色面など、もともと別々の目的で印刷された情報があります。木村セツさんは、その断片を「色」として見つけ、ちぎって組み合わせます。新聞に載った木々の写真が野菜の細かな質感に見えたり、印刷された色の濃淡が食べ物の焼き色に見えたりするところに、作品ならではの面白さがあります。

身近な食べ物が代表的なモチーフ

作品には、卵かけご飯、焼き芋、豚まん、ハンバーグなど、暮らしの中で出会う食べ物が多く登場します。瀬戸内市立美術館の資料でも、こうした作品が木村セツさんの紹介とともに掲載されています。

難解な題材よりも、見た瞬間に「知っている」と感じられるものを扱うため、初めて作品を見る人にも入りやすいのが特徴です。その一方で、新聞のどの部分を選び、どう重ねるかを見ていくと、観察の細かさや素材選びの工夫が伝わってきます。

木村セツの代表作・作品集

木村セツさんの活動を知るうえで中心になるのが、里山社から刊行された作品集です。2020年には最初の作品集『90歳セツの新聞ちぎり絵』が刊行されました。

この本には、90歳で始めた新聞ちぎり絵と、木村セツさん自身の言葉が収められています。創作の技法だけでなく、長く働いてきた人生と、夫を亡くした後に新しい表現に出会った経緯を知ることができる一冊です。

その後、『91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック』、『94歳セツの新聞ちぎり絵日記』などが刊行され、年齢を重ねながら制作を続けていること自体が作品活動の記録になっています。

2025年には『96歳セツの新聞ちぎり絵 まいにち日めくり』も発売されました。里山社によると、95歳から96歳までの新作31枚と本人の言葉を収録した作品集で、90歳で始めた活動が一過性ではなく継続的な創作になっていることが分かります。

2026年も原画展を各地で開催

木村セツさんの公式オンラインショップには、2026年の原画展巡回予定が掲載されています。東京、福岡、茨城、奈良、愛媛など複数地域で展示が組まれ、作品集だけでなく原画を直接見る機会が広がっています。

公式案内では、2026年1月から2月に東京・立石、2月から3月に福岡、3月から4月に東京・表参道、4月から7月に茨城県笠間市、7月から8月に奈良、8月から9月に愛媛で原画展が予定されていました。

96歳となった現在も作品制作と展示活動が続いている点は、日曜美術館のテーマである「人生の後半に創造の扉を開いたアーティスト」を象徴する要素のひとつです。

日曜美術館「人生が、絵となる」でどう紹介される?

この回の日曜美術館は、73歳で初めて絵筆を握った丸木スマを中心に、人生の後半から創作を始めた女性作家たちを紹介する内容です。番組表では、アメリカのグランマ・モーゼスとともに、現在も新聞ちぎり絵で活躍する木村セツさんが取り上げられると案内されています。

初回放送は2026年10月4日(日)9時から9時45分。10月11日(日)20時から20時45分にはNHK Eテレで再放送されます。出演者として、司会の坂本美雨さん、守本奈実さん、アーサー・ビナードさん、木村セツさんが掲載されています。

番組全体の内容は、日曜美術館「人生が、絵となる おばあちゃんアーティストの軌跡」の記事でまとめています。出演者をまとめて確認したい方は、日曜美術館の出演者・キャスト記事もあわせてご覧ください。

木村セツさんに焦点を当てた番組内容は、日曜美術館の木村セツ特集記事でも詳しく紹介しています。

木村セツの作品が日曜美術館のテーマと重なる理由

丸木スマ、グランマ・モーゼス、木村セツさんに共通しているのは、若いころから美術家として一直線に歩んだわけではなく、人生の後半で本格的な創作を始めた点です。

木村セツさんの場合、90歳という年齢だけが注目点ではありません。それまでの生活で見てきた食べ物や季節の品、家族との暮らしの記憶が、新聞という日常的な素材を通して作品になっています。長く生きてきた時間そのものが、題材を見る目や作品に添えられる言葉につながっていると捉えると、番組タイトルの「人生が、絵となる」という言葉も理解しやすくなります。

また、創作を始めたきっかけが喪失のあとに訪れた点も重要です。夫を亡くした後、長女に勧められた新聞ちぎり絵が、新しい日課となり、作品集や展覧会へ発展しました。人生の節目から新しい表現が始まる可能性を、木村セツさんの歩みは具体的に示しています。

参考にした情報

よくある質問

木村セツさんは現在何歳ですか?

1929年1月7日生まれのため、2026年10月11日時点で96歳です。奈良県桜井市出身で、現在も新聞ちぎり絵作家として活動しています。

木村セツさんは何歳から新聞ちぎり絵を始めたのですか?

90歳からです。2018年末に夫を亡くし、長女の勧めをきっかけに2019年1月1日から新聞ちぎり絵を始めました。

木村セツさんの身長は公表されていますか?

公式オンラインショップ、出版社の著者紹介、公的美術館の紹介資料では身長の公表を確認できませんでした。出典が確認できない数値は掲載していません。

日曜美術館の木村セツさん出演回はいつ放送されますか?

初回は2026年10月4日(日)9時から9時45分に放送され、10月11日(日)20時から20時45分にNHK Eテレで再放送されます。

まとめ

日曜美術館に出演する木村セツさんは、1929年1月7日生まれ、奈良県桜井市出身の新聞ちぎり絵作家です。銀行勤務や養鶏、喫茶店、農業などを経験し、3人の子どもを育てながら長く働いてきました。

89歳で夫を亡くした後、90歳の元旦から新聞ちぎり絵を始め、身近な食べ物や暮らしの品を題材にした作品で注目されました。『90歳セツの新聞ちぎり絵』をはじめ複数の作品集を刊行し、96歳となった2026年も原画展が各地で企画されています。

10月11日再放送の「人生が、絵となる おばあちゃんアーティストの軌跡」では、人生の後半から創作を始めた作家の一人として登場します。年齢だけでなく、それまで積み重ねた暮らしがどのように表現へつながっているのかに注目すると、木村セツさんの作品をより深く楽しめます。

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