TV

  • HOME
  • ブログ
  • TV
  • カラヤン「ブラームス交響曲全集(1)」10月22日放送|第1番・第2番の曲目と1973年ベルリン・フィルの見どころ|10/22 13:00

カラヤン「ブラームス交響曲全集(1)」10月22日放送|第1番・第2番の曲目と1973年ベルリン・フィルの見どころ|10/22 13:00

10月22日(木)13時からNHK BSP4Kで、「いまよみがえる伝説の名演奏・名舞台 カラヤン ブラームス交響曲全集(1)」が放送予定です。今回取り上げられるのは、ブラームスの交響曲第1番 ハ短調 作品68と交響曲第2番 ニ長調 作品73。指揮はヘルベルト・フォン・カラヤン、管弦楽はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団です。

1973年にベルリンのフィルハーモニーで収録された映像を、高精細な映像と立体的な音響でよみがえらせる企画です。ブラームスの4つの交響曲のうち、対照的な性格を持つ第1番と第2番を続けて聴けるため、カラヤンとベルリン・フィルの1970年代の響きを比較しながら楽しめる放送です。

10月22日の放送日時と曲目

項目内容
放送日時2026年10月22日(木)13:00〜14:34
放送局NHK BSP4K
番組いまよみがえる伝説の名演奏・名舞台 カラヤン ブラームス交響曲全集(1)
曲目1ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
曲目2ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
指揮ヘルベルト・フォン・カラヤン
管弦楽ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録1973年 ベルリン・フィルハーモニー
制作ドイツ・ユニテル社

J:COMテレビ番組表のNHK BSP4K番組情報では、放送時間は13:00〜14:34。曲目はブラームスの第1番と第2番で、1973年にベルリンのフィルハーモニーで収録された映像とされています。

番組説明では、ドイツで冷凍保存されていた歴史的なネガフィルムを、8K/22.2マルチチャンネル向けにリマスターした企画であることも紹介されています。今回のBSP4K放送は、その歴史映像を4K環境で楽しめる機会です。

披露されるのはブラームス交響曲第1番と第2番

交響曲第1番 ハ短調 作品68

最初に演奏されるのは、交響曲第1番 ハ短調 作品68です。ブラームスが長い時間をかけて完成させた作品として知られ、重々しい緊張感から始まり、最終楽章に向けて大きく開かれていく構成が特徴です。

ベルリン・フィルのデジタル・コンサートホールは、ブラームスの交響曲がカラヤンにとって重要なレパートリーだったことを紹介し、特に第1番はブラームスの交響曲の中でカラヤンが最も多く指揮した作品だったと説明しています。1930年代から重要なデビュー公演で取り上げ、1955年のベルリン・フィル初の北米ツアーでも演奏した曲でした。

1973年の映像は、カラヤンが長年共演してきたベルリン・フィルと、作品の大きな流れをどのように作っていたのかを目と耳の両方で確認できる記録です。UNITELの資料では、この第1番はベルリン・フィルハーモニーで1973年に収録され、指揮だけでなく映像演出にもカラヤン自身の名前が記されています。

交響曲第2番 ニ長調 作品73

続く交響曲第2番 ニ長調 作品73は、第1番とは印象が大きく異なります。明るく伸びやかな響きを持ちながら、内声や低音には陰影があり、穏やかさだけではないブラームスらしい厚みを感じられる作品です。

デジタル・コンサートホールでは、第2番をカラヤンが深く愛好した作品の一つとして紹介しています。第1番が緊張を積み上げながら大きな到達点へ向かう曲だとすれば、第2番は歌うような旋律と豊かなオーケストラの色彩を味わいやすく、同じ日に続けて聴くことで両曲の違いがはっきりします。

UNITELの映像情報によると、第2番も1973年のベルリン・フィルハーモニーで収録されたもので、カラヤン指揮、ベルリン・フィル演奏、映像監督もカラヤンです。映像作品として演奏の見せ方まで意識されている点は、テレビで見る今回の企画と相性のよいポイントです。

1973年のカラヤンとベルリン・フィルを映像で見る意味

ベルリン・フィルのデジタル・コンサートホールは、1973年のブラームス交響曲全集を、カラヤンとベルリン・フィルの関係を伝える重要な記録として公開しています。4曲すべてが同じ年に収録され、カラヤンが首席指揮者としてオーケストラを率いていた時代の演奏です。

カラヤンは1956年から1989年までベルリン・フィルの首席指揮者を務めました。1973年は就任からすでに長い年月が経過しており、指揮者とオーケストラが互いの音楽作りを深く理解していた時期にあたります。

デジタル・コンサートホールは、この全集について、豊かでほの暗いオーケストラの響きと、基本の流れを保ちながらテンポを柔軟に動かすブラームス演奏の伝統を、カラヤンが自分のものとして受け継いだと説明しています。映像では、弦楽器のまとまり、木管の受け渡し、金管が加わる瞬間だけでなく、カラヤンがどのタイミングで各セクションに合図を出しているのかも確認できます。

8Kリマスターで注目したいポイント

今回の企画は、単に昔の演奏映像を再放送するだけではありません。番組情報では、歴史的なネガフィルムを高精細映像と多チャンネル音声向けにリマスターしたことが大きく打ち出されています。

オーケストラ映像では、音だけで聴くと一体に聞こえる響きが、映像によって「どの楽器群がその瞬間を支えているか」と分かりやすくなります。ブラームスは旋律の背後で内声が複雑に動くため、指揮者と各セクションの関係を見ながら聴くと、作品の構造を追いやすくなります。

特に第1番の終楽章では、緊張がほどけて大きな旋律へ進む場面で、弦・木管・ホルンがどのように厚みを増していくかが見どころです。第2番では、穏やかな旋律の陰で低音や内声が作る動きに注目すると、単純な「明るい交響曲」ではない深さが伝わります。

カラヤンの映像美も番組の見どころ

カラヤンは音楽だけでなく、映像メディアへの関心が非常に高かった指揮者として知られています。UNITELの各作品情報では、1973年のブラームス第1番・第2番について、Video Director: Herbert von Karajanと記載されています。

つまり今回見る映像は、単に演奏会場にカメラを置いて記録したものではなく、演奏をどう画面で見せるかという意識も強く反映された作品です。指揮者の表情、楽器のクローズアップ、オーケストラ全景の切り替えなどを含め、カラヤンが目指した「映像で聴くクラシック」の一つとして楽しめます。

こうした映像作品は、音源だけでカラヤンを知っている人にも新鮮です。ベルリン・フィルの厚い響きが、実際にはどのような配置と奏者の動きから生まれているのかを確認できるからです。

第1番と第2番を続けて聴くと違いが分かりやすい

今回の放送で特におすすめしたいのは、2曲を別々の作品としてではなく、連続して比較する聴き方です。

第1番は、長い準備期間を経て完成したブラームス最初の交響曲で、緊張感の強い始まりから大きな解放へ向かいます。一方、第2番はより明るく自然な流れを感じさせ、歌うような旋律が前に出ます。

同じカラヤン、同じベルリン・フィル、同じ1973年の映像であるため、作品自体の性格差がより際立ちます。オーケストラの音色が変わったのではなく、同じ演奏団体が作品に応じてどのように表情を変えるのかを比べられるのが魅力です。

カラヤンの別企画もあわせて読む

キニナルでは、カラヤンの別の映像企画として、「カラヤン名人芸 近代フランス管弦楽作品」の曲目と見どころも紹介しています。

ブラームスの重厚なドイツ・ロマン派作品と、近代フランス管弦楽作品では、同じカラヤンでもオーケストラから引き出す色彩が大きく異なります。カラヤンの映像記録を続けて見る場合は、レパートリーによる音色の違いを比べる参考になります。

「ブラームス交響曲全集(2)」へ続く前半2曲

ブラームスの交響曲は全部で4曲あり、今回の「全集(1)」は第1番と第2番を収める前半です。デジタル・コンサートホールで公開されている1973年の全集では、続いて第3番ヘ長調作品90、第4番ホ短調作品98が並びます。

第1番・第2番の段階で、ブラームスが交響曲という形式の中でどれほど異なる表情を作っていたかが分かります。そのうえで後半の第3番・第4番へ進むと、4作品を一つのまとまりとして聴く楽しみも増します。

参考にした情報

よくある質問

10月22日のカラヤン「ブラームス交響曲全集(1)」は何時からですか?

2026年10月22日(木)13時から14時34分まで、NHK BSP4Kで放送予定です。

放送されるブラームスの曲は何ですか?

交響曲第1番ハ短調作品68と、交響曲第2番ニ長調作品73の2曲です。どちらもヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。

演奏映像はいつ収録されたものですか?

1973年にベルリンのフィルハーモニーで収録された映像です。UNITELの資料でも第1番、第2番とも1973年収録と確認できます。

まとめ

10月22日放送の「いまよみがえる伝説の名演奏・名舞台 カラヤン ブラームス交響曲全集(1)」では、1973年のカラヤンとベルリン・フィルによるブラームス交響曲第1番・第2番が放送されます。

重厚な緊張から大きな解放へ向かう第1番と、より明るく歌うような第2番。対照的な2曲を同じ指揮者・同じオーケストラ・同じ時期の映像で続けて見られることが、この番組の大きな魅力です。演奏そのものに加え、カラヤンが映像作品としてどうオーケストラを見せたのかにも注目すると、1970年代のベルリン・フィルの黄金期をより立体的に楽しめます。

このテーマの関連記事はこちら