日本のチカラ「青森りんご革命」RINGO-TEXとは?藤巻圭の挑戦と11月6日放送【TOKYO MX】|11/6 1:00
2026年11月6日(金)午前1時からTOKYO MX1で放送される「日本のチカラ」は、「青森りんご革命 〜搾りかすをレザーにした男〜」です。
青森県のりんごジュースづくりで生まれる搾りかすを、新しい素材へと生まれ変わらせたのが、appcycle株式会社の藤巻圭さんです。番組では、人工レザー「RINGO-TEX®」の開発にかけた時間と、地元のりんご産業を未来につなごうとする挑戦を追います。
日本のチカラ「青森りんご革命」の放送日時・番組概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | 日本のチカラ「青森りんご革命 〜搾りかすをレザーにした男〜」 |
| 放送日時 | 2026年11月6日(金)午前1:00〜1:30 |
| 放送局 | TOKYO MX1 |
| 出演 | 藤巻圭 |
| ナレーション | 筋野裕子(青森放送アナウンサー) |
| 制作 | 青森放送 |
| 初回放送 | 2025年7月12日(土) |
今回の放送は、民間放送教育協会の「日本のチカラ」第433回として制作された「青森りんご革命」です。番組公式ページでは、2025年7月12日にテレビ朝日で初回放送された回として紹介されています。
2026年11月6日のTOKYO MX1の放送枠は、番組表で午前1時から1時30分までと案内されています。初回放送から時間がたった今、RINGO-TEXの開発や地域とのつながりを改めて知る機会になりそうです。
RINGO-TEXとは?りんごの搾りかすから生まれた人工レザー
RINGO-TEX®(リンゴテックス)は、青森県産りんごの加工過程で出る残渣を原料の一部に使った、国産の合成皮革・バイオベースレザーです。りんごの果皮や果肉など、これまで廃棄されることのあった部分を素材として活用しています。
本革のように動物の皮を使う素材ではなく、りんご由来の原料を取り入れた人工レザーです。青森県の観光情報サイト「Amazing AOMORI」が2023年に掲載した藤巻さんへのインタビューでも、ジュースを搾った後の残渣が原材料になることが紹介されていました。
appcycleの現在の公式製品ページでは、RINGO-TEX®は国内製造のバイオベースレザーとして案内されています。りんごの加工で発生する果皮・果肉などを活用し、3色展開で、インクジェット印刷にも対応できる素材とされています。
りんご由来でも、用途は食品だけではない
RINGO-TEXの特徴は、りんごを食べたり飲んだりするための用途から、バッグや小物、内装材などに使える素材へと価値を広げている点です。番組公式ページでは、完成したレザーが航空会社や路線バスの内装にも採用されていると説明されています。
appcycleの公式ページにも、ANAの機内ヘッドレストカバーなど、座席用カバーへの採用例が掲載されています。素材としての利用先は、ファッション小物だけでなく、移動や公共交通に関わる分野にも広がっています。
なお、RINGO-TEXはappcycleが展開する素材シリーズのひとつです。公式サイトでは、りんご残渣を使ったRINGO-TEXのほか、BIO PVCやETHICALなどのシリーズも紹介されています。
名称が似ていても仕様が異なるため、商品を調べる際は製品名ごとの説明を確認すると分かりやすいでしょう。
青森のりんご搾りかすはなぜ課題だった?
民教協の番組公式ページによると、青森県ではジュース製造などの過程で、毎年およそ2万トンのりんご搾りかすが発生しています。一部は家畜の飼料などに利用されるものの、すべてを再利用できるわけではなく、処分が長年の課題になっていました。
りんごは青森県を代表する産業ですが、果実を出荷するだけでなく、ジュースや加工品をつくる工程でも副産物が生まれます。加工量が大きいほど、搾りかすをどう扱うかも地域にとって無視できない問題になります。
appcycleが2026年2月に発表した資料では、青森県のりんご生産量は年間約44万トンで、全国の約6割を占めると説明されています。一方で、りんご農家の高齢化や労働力不足、搾汁後の残渣処理にかかる環境面・費用面の負担も課題として挙げられています。
搾りかすを素材に転換できれば、処分するだけだったものに新たな用途が生まれます。番組が取り上げるのは、廃棄物を減らすという話だけではありません。
加工業者や農家にとっての負担を見直し、地域資源から新しい産業を育てようとする取り組みです。
藤巻圭さんはどんな人?元美容師から素材開発へ
藤巻圭さんは青森市出身で、appcycle株式会社の代表取締役社長です。青森市の公式ページによると、美容専門学校を卒業した後、東京で美容師として働き、その後は再生医療・化粧品業界に携わりました。
りんごの搾りかすを新素材に変える事業を始めるため、藤巻さんは2022年5月に地元青森市でappcycleを創業しました。美容師から素材開発へという経歴だけを見ると大きな転身ですが、番組公式ページでは、地元のりんごを未来へつなぎたいという思いが開発の背景にあったと紹介されています。
開発に3年、青森県外の工場や企業とも連携
番組公式ページによると、RINGO-TEXの開発には3年の歳月と多額の資金が必要でした。青森県内だけでは生地や製品に仕上げることができず、藤巻さんは日本各地の工場や企業を訪ねながら開発を進めたといいます。
素材を考案するだけで製品になるわけではありません。原料を安定して扱う方法を考え、加工できる場所や技術を持つ企業と協力し、実際に使える生地へと仕上げていく必要があります。
番組では、家族と過ごす時間も十分に取れないほど各地を飛び回った藤巻さんの歩みが描かれます。
appcycleの2026年2月の発表では、東北大学などとの連携によってRINGO-TEXを開発し、製造体制を構築してきたことも説明されています。企業単独の発想だけではなく、大学や工場、導入企業との協力が素材の実用化を支えてきました。
RINGO-TEXはどこで使われている?航空機・バス・商品への広がり
番組公式ページでは、RINGO-TEXが航空会社や路線バスの内装に採用されていることが紹介されています。appcycleの発表資料には、ANA Green Jetのヘッドレストカバーや革小物、青森県出身の王林さんが手がけるアパレルブランド「What Is Heart(わいは)」とのコラボ商品も掲載されています。
2026年8月には、青森市がappcycleと事業連携協定を締結しました。市の発表では、次世代人材の育成、起業家支援、魅力ある仕事の創出、地域資源を生かした製品の高付加価値化など、7項目で連携を進めるとしています。
協定の締結式では、appcycleの自社ブランド「Golden Seed®」の製品が、イタリアの国際的なデザイン賞「A’ Design Award 2026」でBronze賞を受賞したことも報告されました。RINGO-TEXの素材開発だけでなく、青森の地域資源を使った商品づくりにも活動が広がっています。
この協定は、素材の販売だけにとどまらず、地元の企業や次世代の起業家を育てることにも関係しています。藤巻さんが番組で語る「りんご産業を持続していく」という思いが、企業と自治体の連携にもつながっていることが分かります。
農家や福祉施設とつくる地域の循環
民教協の番組公式ページでは、藤巻さんが人工レザーをきっかけに、農家や福祉施設など地域との関わりを強めたいと考えていることも紹介されています。また、誰でもりんご栽培を体験できる場所づくりを進め、地元を盛り上げる仲間を増やそうとしているといいます。
素材開発の成果を会社の中だけにとどめず、りんご農家や地域の人たちに還元していくことが、藤巻さんの取り組みのもうひとつの柱です。りんごの搾りかすをレザーに変える技術と、地域の人が関わる仕組みづくりの両方に注目すると、番組のテーマがより伝わってきます。
RINGO-TEX関連の記事・視聴情報
RINGO-TEXはテレビ番組でも商品として取り上げられており、城島茂さんが関わるバッグの紹介記事もあります。素材そのものの特徴と、実際に商品化されたアイテムの違いを知りたい方は、城島茂プロデュースのRINGO-TEXバッグを紹介した記事も参考になります。
今回の「日本のチカラ」はTOKYO MX1での放送です。番組公式ページに記載されている初回放送は2025年7月12日で、2026年11月6日は別日程での放送枠として案内されています。
見逃し配信や放送後の動画公開については、今回の放送に対応する公式案内を確認できていないため、配信があるとは断定できません。
前回(初回放送・2025年7月12日)の内容
「青森りんご革命」は、民教協の「日本のチカラ」第433回として2025年7月12日に初回放送された回です。2026年11月6日のTOKYO MX1放送は、別の新作エピソードではなく、この第433回を改めて放送する枠として案内されています。
初回放送時の番組紹介では、青森放送が制作を担当し、藤巻さんがりんご搾りかすを使った人工レザーの開発に挑む姿を取り上げていました。今回も同じ回の内容を通じて、素材づくりと青森のりんご産業の未来を振り返れます。
参考にした情報
- 民教協「日本のチカラ」第433回 青森りんご革命
- 番組表.Gガイド「日本のチカラ」11月6日放送情報
- appcycle公式「GOOD-TEX/RINGO-TEX」
- 青森県観光情報サイト「Amazing AOMORI」藤巻圭さんインタビュー
- 青森市「appcycle株式会社と事業連携協定を締結」
- appcycle株式会社「津軽家現当主より資金調達を実施」
よくある質問
11月6日放送の「日本のチカラ」は何時からですか?
2026年11月6日(金)午前1時から1時30分まで、TOKYO MX1で放送予定です。
RINGO-TEXは何から作られていますか?
青森県産りんごの加工過程で出る果皮や果肉などの残渣を原料の一部に使った、国産の合成皮革・バイオベースレザーです。
藤巻圭さんはどこの会社の代表ですか?
appcycle株式会社の代表取締役社長です。2022年5月に青森市で会社を創業し、りんご由来の素材RINGO-TEXの開発・製造・販売を手がけています。
まとめ
11月6日放送の「日本のチカラ」は、青森のりんご搾りかすから人工レザー「RINGO-TEX®」を生み出した藤巻圭さんの挑戦を紹介する回です。
番組では、開発に3年をかけた苦労や、航空会社・路線バスへの採用、農家や福祉施設と連携した地域づくりが描かれます。りんごの副産物に新しい価値を与え、青森の産業を未来につなごうとする取り組みに注目です。

