泉秀樹の歴史を歩く「江の島物語」|サムエル・コッキングとモースは何をした?9/20放送|9/20 05:30
2026年9月20日(日)午前5時30分からJ:COM BSで放送される『泉秀樹の歴史を歩く ▽江の島物語(サムエル・コッキング/エドワード・S・モース)』。作家・泉秀樹さんが歴史の現場を歩き、人と事件を読み解く番組です。
今回の主役は、観光地として知られる江の島に「近代」の痕跡を残した二人の外国人。植物園を築いたサムエル・コッキングと、海洋生物を研究したエドワード・S・モースです。現在のサムエル・コッキング苑やモース記念碑を見たことはあっても、なぜ江の島に彼らの名が残るのかは意外と知られていません。
前週9月13日の「怪僧・文覚/弁天小僧」が信仰や伝承の江の島をたどる内容だったのに対し、9月20日は明治期の国際交流と科学・園芸へ視点が移ります。二週を続けて見ると、江の島の歴史が「信仰の島」から近代的な観光・研究の場へ重なっていく過程が見えてきます。
9月20日「泉秀樹の歴史を歩く 江の島物語」の放送情報
| 放送局 | J:COM BS(BS260ch・全国無料放送) |
| 放送日時 | 2026年9月20日(日)5:30~6:30 |
| 番組 | 泉秀樹の歴史を歩く |
| 今回のテーマ | 江の島物語(サムエル・コッキング/エドワード・S・モース) |
| 出演 | 泉秀樹 |
| ジャンル | 歴史・紀行/報道・ドキュメンタリー |
J:COM BS公式では、泉秀樹さんが歴史の現場を探訪取材し、独自の視点で人と事件を解析して真実に迫る番組と紹介されています。公式のエピソード一覧には、9月20日5時30分から「江の島物語(サムエル・コッキング/エドワード・S・モース)」が掲載されています。
サムエル・コッキングとは?江の島に植物園を造った貿易商
サムエル・コッキングは明治期の横浜で活動した英国出身の貿易商です。藤沢市の江の島史では、1882年(明治15年)に江の島の土地を購入し、その後に植物園を建設した人物として記録されています。現在の「江の島サムエル・コッキング苑」は、この歴史にちなむ名称です。
植物園は単なる庭ではなく、当時としては珍しい植物や温室設備を備えた場所でした。現在も苑内には温室遺構が残り、近代の江の島に海外の園芸文化や技術が持ち込まれた痕跡を伝えています。海と信仰の島だった江の島に、新しい「見る場所」「学ぶ場所」が加わった転換点と考えると、コッキングの存在が分かりやすくなります。
エドワード・S・モースとは?江の島に日本初の臨海実験所を開いた動物学者
エドワード・シルヴェスター・モースは米国の動物学者で、日本では大森貝塚の発見でも知られています。藤沢市の資料によると、1877年(明治10年)に江の島へ臨海実験所を開設し、シャミセンガイなどの海産生物を研究しました。
藤沢市は、モースが東京大学の初代動物学教授を務めたこと、江の島の臨海実験所が日本の近代科学史の発展に貢献したことも紹介しています。観光地の海岸が、当時は最先端の生物学研究の現場でもあったという点が今回の大きな見どころです。江の島にはモースを記念する碑も残り、現在の景観の中で研究史をたどることができます。
なぜコッキングとモースを同じ回で扱う?「近代の江の島」という共通点
二人は職業も目的も違います。コッキングは貿易商として植物園を築き、モースは動物学者として海の生物を調べました。それでも同じ回で取り上げる意味は、明治期の江の島が外国人にとって観光だけでなく、自然を観察し、新しい文化や科学を持ち込む場所になったという共通点にあります。
1877年のモースの臨海実験所、1880年代のコッキングの植物園という順に見ると、江の島は短い期間に「近代科学」と「西洋式園芸」の舞台になりました。番組で現地を歩く際は、二人を別々の偉人として見るより、明治の江の島が海外との接点を急速に増やしていた証拠として見ると理解が深まります。
今も見られる場所は?サムエル・コッキング苑とモース記念碑
現在、サムエル・コッキングの名は江の島頂上部の江の島サムエル・コッキング苑に残っています。藤沢市や施設公式では、苑内に歴史的な温室遺構があることが案内されています。現代の展望施設や庭園を楽しみながら、明治期の植物園の痕跡を確認できる場所です。
モースについては、江の島に臨海実験所の歴史を伝える記念碑・資料が残っています。藤沢市文書館は「モース博士と江の島」という市史ブックレットを刊行し、江の島滞在、臨海実験所、海産動物研究、記念碑までをまとめています。番組を見た後に現地を歩く場合は、単なる観光スポット巡りではなく「研究と園芸の痕跡」を探す散策になります。
前週の「江の島物語(怪僧・文覚/弁天小僧)」については、9月13日放送回の記事で詳しく整理しています。信仰・伝承の回と今回の近代史回を続けて読むと、江の島の時代ごとの表情を比較できます。
「泉秀樹の歴史を歩く 江の島物語」のよくある質問
「泉秀樹の歴史を歩く 江の島物語」は9月20日の何時から?
J:COM BS(BS260ch)で2026年9月20日(日)午前5時30分から放送予定です。今回のテーマはサムエル・コッキングとエドワード・S・モースです。
サムエル・コッキングは江の島で何をした人?
明治期に江の島の土地を取得し、植物園を整備した英国出身の貿易商です。現在の江の島サムエル・コッキング苑の名に残っています。
エドワード・S・モースと江の島の関係は?
米国の動物学者モースは1877年に江の島へ臨海実験所を開き、海産生物を研究しました。藤沢市は日本の近代科学史における重要な出来事として紹介しています。
前回9月13日の「江の島物語」とテーマはどう違う?
9月13日は怪僧・文覚と弁天小僧が中心でした。9月20日はコッキングとモースを通して、明治期の国際交流・植物園・海洋生物学という「近代の江の島」に焦点が移ります。
まとめ|9月20日は「近代の江の島」を植物園と海洋生物学から読み解く回
9月20日の『泉秀樹の歴史を歩く』は、サムエル・コッキングとエドワード・S・モースという二人を通じて、明治期の江の島をたどる回です。コッキングは植物園、モースは臨海実験所という、現在まで痕跡が残る形で江の島と関わりました。
前週の文覚・弁天小僧が「信仰と伝承の江の島」なら、今回は「国際交流・園芸・科学の江の島」。サムエル・コッキング苑やモース記念碑が単なる地名・観光名所ではなく、明治の近代化を物語る史跡だと分かると、番組の現地映像もぐっと立体的に見えてきます。

