板ばさみ 違法動物園と、人間たち9月13日|ノースサファリ183棟・219匹の現在|9/13 14:00
2026年9月13日(日)14時からUHB北海道文化放送で、ドキュメンタリー「板ばさみ 違法動物園と、人間たち」が再放送されます。札幌市南区のノースサファリサッポロをめぐる問題を、単なる「閉園した動物園」の話ではなく、行政、運営側、地域住民、動物、そして報道するメディアまで含む構図で追った番組です。
先に要点を整理すると、UHB公式は無許可建築物が183棟まで増え、札幌市が約20年間に17回是正を指導したと説明しています。さらに2026年9月8日時点のUHB報道では、札幌市が37棟の完全撤去を命じる一方、8月末時点で園内には219匹の動物が残っており、「建物を撤去する必要」と「動物を安全に移す必要」が同時進行しています。
「板ばさみ 違法動物園と、人間たち」9月13日の放送時間
| 番組名 | ギャラクシー賞 月間賞受賞 板ばさみ 違法動物園と、人間たち |
|---|---|
| 放送局 | UHB 北海道文化放送 |
| 放送日時 | 2026年9月13日(日)14:00~ |
| 放送区分 | 再放送 |
| 主な題材 | ノースサファリサッポロの無許可建築・動物移動・行政対応 |
| 受賞 | ギャラクシー賞 テレビ部門 2026年7月度月間賞 |
UHBは8月20日の受賞告知で、9月13日14時からの再放送を明記しています。受賞理由の紹介では、違法状態を長く見過ごした行政や地域開発の問題だけでなく、メディアが好意的に取り上げながら違法状態に気づけなかった点への自省も評価の対象になっています。
ノースサファリサッポロは何が「違法」だったのか
番組タイトルの「違法動物園」という言葉だけを見ると、「動物園そのものの営業許可がなかったのか」と受け取りがちです。しかしUHB公式番組ページが具体的に示している中心問題は、開発が制限される土地に獣舎や宿泊施設などを無許可で建設し、増設を続けたことです。
UHBによると、こうした無許可建築物は183棟まで拡大しました。札幌市は開園の1年前から約20年間、計17回の是正指導を行ったものの増設が続き、対応が問題化。ノースサファリサッポロは2025年9月に閉園しました。つまり番組が掘り下げるのは、「違反があった」という一点だけではなく、なぜ長期間にわたり拡大を止められなかったのかという行政対応の過程です。
183棟と37棟は何が違う?
数字が複数出てくるため混同しやすいところです。183棟はUHB公式番組ページが示す「無許可建築物が拡大した規模」。一方、2026年3月に札幌市が運営会社サクセス観光へ出した除却命令は、UHBの9月8日報道で37棟の完全撤去を求めるものとされています。同じ時点・同じ意味の数字ではありません。
建物を撤去すれば終わりではない|219匹の動物が残る「板ばさみ」
このドキュメンタリーの題名にある「板ばさみ」は、違反建築を是正するだけでは解決しない現実を端的に表しています。獣舎を撤去するには、そこで暮らす動物を先に安全な場所へ移す必要があります。しかし大型動物や特殊な飼育環境が必要な動物もおり、受け入れ先探しは簡単ではありません。
UHBの9月8日付ニュースでは、8月末時点で残る動物は哺乳類151匹、鳥類57匹、爬虫類11匹の計219匹。7月末から1匹減り、高齢の哺乳類1匹が老衰で死んだことも札幌市への取材で伝えられています。番組を見る際は「違法建築をどうするか」と「動物をどこへ移すか」を別々の問題にせず、同時に進めなければならない点に注目するとタイトルの意味が分かりやすくなります。
除却命令をめぐる審理は9月18日、裁決は10月2日
札幌市は37棟の完全撤去期限を2026年10月末とする除却命令を出しました。サクセス観光は6月22日に取り消しを求めて行政不服審査請求を申し立て、動物を安全に移すためにはより長い時間が必要だと主張しています。UHBは、公開の口頭審理が9月18日、最終判断となる裁決が10月2日に予定されていると報じています。
ギャラクシー賞月間賞で何が評価された?関連情報も確認
UHB制作の本作は、ギャラクシー賞テレビ部門の2026年7月度月間賞を受賞しました。UHBが紹介した講評では、違法動物園を入口に行政や地域開発の問題が見える点に加え、メディア自身が違法状態に気づかず好意的に扱ってきたことを省みる姿勢が評価されています。
そのため、番組は「問題のある事業者を追及して終わる」構成ではありません。行政が長年是正できなかった理由、地域住民の合意形成、動物の移動に動く人々、報道側の責任まで視野を広げています。放送前に背景を知っておくと、誰か一人を悪者にするのではなく、複数の立場がぶつかる「板ばさみ」を追う作品だと理解しやすくなります。
UHBの公式番組ページは「板ばさみ 違法動物園と、人間たち」公式ページ、受賞と再放送情報はUHBのギャラクシー賞受賞ニュースで確認できます。キニナル内の放送関連記事を探す場合はテレビ・ドラマの記事一覧もあわせてどうぞ。
よくある質問
「板ばさみ 違法動物園と、人間たち」はいつ再放送?
UHB北海道文化放送で2026年9月13日(日)14:00から再放送されます。UHBはギャラクシー賞テレビ部門2026年7月度月間賞の受賞に合わせて再放送を告知しています。
ノースサファリサッポロは何が「違法」だった?
UHB公式番組ページが中心問題として挙げているのは、開発が制限される土地で獣舎や宿泊施設などを無許可で建設・増設していた点です。無許可建築物は183棟まで拡大したと説明されています。
札幌市は何回指導していた?
UHB公式では、札幌市が開園の1年前から約20年間にわたり17回是正を指導したとされています。番組は、それでもなぜ違反状態の拡大を止められなかったのかを重要な問いとして扱います。
動物は今どうなっている?
UHBの2026年9月8日付ニュースでは、8月末時点で園内に219匹が残っていると報じられています。建物の撤去と動物の安全な移動をどう両立するかが、現在も続く問題です。
まとめ|183棟・17回指導・219匹を一本の線で見る番組
「板ばさみ 違法動物園と、人間たち」は、ノースサファリサッポロの違法開発を入口に、183棟まで拡大した無許可建築、約20年間で17回の是正指導、閉園後も残る219匹の動物を一つの問題として追うドキュメンタリーです。9月13日14時からの再放送は、ギャラクシー賞月間賞の評価理由と、9月18日の口頭審理・10月2日の裁決を控えた現在地を重ねて見ることで、より立体的に理解できます。
最大の見どころは「違法だったかどうか」だけではなく、なぜ長期化したのか、是正を進めながら動物をどう守るのか、行政・運営側・地域・支援者・メディアそれぞれがどんな責任と葛藤を抱えるのかという点です。タイトル通り、人間たちが置かれた複雑な立場まで追う作品として見ると、放送後にも考えが残る内容です。

