大久保利通はなぜ暗殺された?『偉人・敗北からの教訓』西郷との対立と安積疎水|9/16 20:00
2026年9月16日(水)20:00からBS11で『偉人・敗北からの教訓』第93回「大久保利通・命を奪われた明治新政府のリーダー」がアンコール放送されます。大久保利通は西郷隆盛、木戸孝允と並ぶ「維新の三傑」の一人ですが、番組が焦点を当てるのは功績の列挙ではなく、近代国家づくりを急ぐ中で反発を集め、暗殺に至った「敗北」の構造です。
放送前に知っておきたいのは、なぜ大久保が西郷と決裂したのか、士族の不満がなぜ大久保個人へ向かったのか、そして彼が死後に残した安積疎水などの構想です。番組公式で確認できる内容を軸に、9月16日の再放送を理解しやすく整理します。
偉人・敗北からの教訓 大久保利通回の放送時間・出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | 偉人・敗北からの教訓 |
| 回 | 第93回「大久保利通・命を奪われた明治新政府のリーダー」 |
| 放送局 | BS11イレブン |
| 放送日時 | 2026年9月16日(水)20:00〜20:53 |
| 解説 | 伊東潤(歴史作家) |
| 進行 | 中西悠理(キャスター) |
| 位置づけ | アンコール放送 |
BS11公式では通常放送を毎週土曜21時からと案内し、9月16日20時の大久保利通回はアンコール放送として掲載しています。進行の中西悠理さんについては、当サイトの中西悠理さんのプロフィール記事でも経歴や現在の出演番組をまとめています。
大久保利通は何を成し遂げ、なぜ西郷隆盛と対立したのか
番組公式は、大久保が薩摩藩士の家に生まれ、若い頃から西郷隆盛と親交を深めたこと、幕末には公武合体を模索しながら最終的に岩倉具視らと王政復古へ動いた流れを紹介しています。明治新政府では版籍奉還、廃藩置県などを進め、中央集権国家を形にしていきました。
転機の一つが欧米視察後です。大久保は殖産興業による国力の底上げを重視し、国内制度の整備を急ぎました。一方で西郷らとの意見の隔たりは大きくなり、やがて政府を離れた西郷は鹿児島へ戻ります。番組は、単純な「親友同士の仲違い」ではなく、国家の進路をめぐる選択が二人を分けた過程として描きます。
暗殺までの8カ月に何があった?士族の不満と西南戦争
明治初期は身分制度や徴兵、秩禄などが大きく変わり、旧士族の生活と価値観は急速に揺らぎました。番組公式では、政府への不満を背景に各地で士族反乱が起き、大久保ら政府側がこれを鎮圧していったことが、大久保への反発を強めた流れとして示されています。
1877年の西南戦争で西郷が敗れ自刃したのち、大久保が暗殺されたのは約8カ月後でした。9月16日の放送は「大久保がなぜ命を縮めてしまったのか」という問いを中心に、改革を推し進めるリーダーが社会の痛みや反発をどう受け止めるべきだったのかを考える構成です。
安積疎水に残る大久保の構想|暗殺されなければ何を目指した?
この回で重要なのが福島県郡山周辺の開墾構想です。BS11公式は、大久保が荒れ地を開発して殖産興業を進めると同時に、全国の旧士族を仕事に就かせる救済策として構想したと説明しています。安積疎水が開通したのは大久保の死から4年後でした。
ここから見えてくるのは、大久保が単に反乱を抑えるだけでなく、仕事と産業を生み出すことで社会不安を和らげようとしていた点です。番組タイトルの「敗北」は暗殺そのものだけでなく、構想を十分に実行しきれないまま人生を終えたことにも重なります。
よくある質問
大久保利通回はいつ放送?
BS11で2026年9月16日(水)20:00からアンコール放送です。番組公式では第93回として掲載されています。
大久保利通はなぜ暗殺されたの?
番組は、明治政府の中央集権化や士族反乱の鎮圧、西郷隆盛との対立などをたどり、大久保が強い反発を集めていった背景から最期を読み解きます。
出演者は誰?
解説は歴史作家の伊東潤さん、進行はキャスターの中西悠理さんです。
見逃し配信はある?
BS11公式は番組放送終了後にTVerで1週間限定の見逃し配信、過去回をBS11+で配信すると案内しています。
まとめ|大久保利通の敗北から見える「改革の速度」と反発
9月16日20時の『偉人・敗北からの教訓』は、大久保利通を「明治国家を作った有能な政治家」とだけ捉えず、中央集権化や士族反乱の鎮圧を急ぐ中で反発を集め、暗殺に至った過程を検証するアンコール回です。西郷隆盛との決裂、西南戦争、暗殺までの8カ月、そして安積疎水という未完の構想を一続きで見ると、改革には正しさだけでなく、社会が変化を受け止める時間や説明も必要だという番組の問題意識が見えてきます。

