訪日客免税の新ルールで何が変わった?堀潤激論サミット11月7日|リファンド方式と公平性を整理|11/7 9:30
11月7日(土)9時30分から奈良テレビ1で放送される「堀潤激論サミット」は、訪日客向けの消費税免税制度の新ルールがテーマです。
制度は2026年11月1日から大きく変わり、旅行者が店頭で最初から免税価格で買う方式から、いったん税込価格で購入し、出国時に持ち出しが確認されたあとで消費税相当額を返してもらうリファンド方式へ移行しました。
番組では「税の公平性をどう守るか」とともに免税制度そのものの廃止論も扱います。まずは、議論を見る前に押さえておきたい変更点と、その背景を公的資料から整理します。
11月7日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月7日(土)9:30〜 |
| 放送局 | 奈良テレビ1 |
| 番組 | 堀潤激論サミット |
| テーマ | 訪日客免税新ルールに「税の公平性」どう守る? |
| キャスター | 堀潤 |
| 出演 | 島田さくら、峯村健司、池田健三郎 |
| 激論ゲスト | 木曽崇 |
Gガイドの今回放送情報では、弁護士の島田さくらさん、キヤノングローバル戦略研究所上席研究員の峯村健司さん、経済アナリストの池田健三郎さんが出演し、激論ゲストとして国際カジノ研究所の木曽崇さんが案内されています。
TOKYO MXの公式番組ページでは、「堀潤激論サミット」は身近な社会課題をさまざまな立場から議論する番組として紹介され、Rチャンネルで同時配信、TVerで放送後1週間の無料配信が案内されています。
訪日客免税の新ルールは何が変わった?
最大の変更点は、買った瞬間には免税にならないことです。観光庁の案内では、2026年11月1日の販売分から、免税店は旅行者に税込価格で商品を販売します。
旅行者が出国するとき、空港や港の税関で購入品を国外へ持ち出すことが確認されると、その情報をもとに免税店側が消費税相当額を返金します。これがリファンド方式です。
以前の制度との違い
2026年10月までの制度では、要件を満たす外国人旅行者などは、免税店で購入するときに消費税分を差し引いた価格で買うことができました。
新制度では順番が逆です。まず税込みで支払い、持ち出し確認後に返金となるため、国内で商品を転売したのに免税だけ受けるような不正を防ぎやすくする狙いがあります。
観光庁によると、免税を受けるには購入日から90日以内に出国時の税関確認を受ける必要があります。対象物品は、同じ店舗における1日の購入額が税抜5,000円以上という下限があり、購入した対象品を国外へ持ち出すことが前提です。
消耗品の扱いも変わる
新制度では、従来あった一般物品と消耗品の区分が見直され、消耗品の特殊包装も廃止されています。ただし、飲食料品や化粧品などを日本国内で消費してしまった場合は、出国時に持ち出し確認ができないため返金を受けられません。
制度が簡単になった部分がある一方で、旅行者にとっては「最後に返金されるまで税込価格を負担する」という新しい流れを理解する必要があります。
なぜ今、免税制度の公平性が問題になる?
番組タイトルにある「税の公平性」は、訪日客だけが買い物で得をしているという単純な話だけではありません。制度の本来の目的と、不正利用をどこまで防げるかが大きな論点です。
財務省は、リファンド方式へ見直す理由として、免税購入品の国内横流しなどの不正への対応を挙げています。日本国内で消費する商品は本来、消費税の対象です。国外へ持ち出すことを条件に免税される仕組みなのに、国内転売されれば制度の前提が崩れます。
高額購入者を税関で捕捉できない問題
制度見直しの背景資料では、1入国あたり1億円以上の免税購入者が690人、その購入額は合計2,332億円とされています。
さらに、1億円以上の高額購入者については、税関で9割近くを捕捉できておらず、捕捉して消費税を課す決定をした場合でも、ほぼすべてが滞納となっていたと説明されています。
つまり旧制度では、店頭で先に免税してしまったあと、商品が本当に国外へ持ち出されたかを最後まで確認できないケースが大きな弱点でした。
リファンド方式は、持ち出しを確認してから免税を成立させることで、この順番自体を変える対策です。
免税“廃止論”では何が論点になる?
今回の番組では免税制度の廃止論も示されています。ただし、制度をなくすかどうかは、不正対策だけで決められる問題ではありません。
訪日旅行者の買い物は、小売店や百貨店、観光地の店舗にとって重要な需要です。免税制度には外国人旅行者の購買を後押しする役割がある一方、適正に国外へ持ち出す人と、不正に国内転売する人を同じ扱いにしない仕組みも必要です。
番組を見るときは、「免税を残すか廃止するか」という二択だけではなく、正しく利用する旅行者の利便性、不正対策、店舗側の事務負担、国内の納税者との公平感をどう両立させるのかに注目すると議論を理解しやすくなります。
リファンド方式で旅行者と店舗は何に注意する?
旅行者側は、購入時点では税込価格を支払うため、返金までの流れを理解しておく必要があります。出国時には、購入品を国外へ持ち出すことを税関で確認してもらう手続きが重要です。
店舗側は、税関確認情報を確認したあとに返金する仕組みを整える必要があります。観光庁も免税店に対して返金対応などの準備が必要と案内しています。
返金方法やタイミングは店舗によって異なる場合があるため、旅行者にとっては購入時に返金方法まで確認しておくことが以前より重要になります。
今回の出演者からどんな議論が期待される?
今回の出演者は、法律、国際情勢、経済という異なる立場からテーマを見る顔ぶれです。弁護士の島田さくらさん、キヤノングローバル戦略研究所の峯村健司さん、経済アナリストの池田健三郎さんが出演します。
番組が実際にどの結論に至るかは放送前には確認できませんが、制度の適法性や公平性、インバウンド消費への影響、不正対策にかかる社会的コストなど、複数の角度から意見が交わされるテーマです。
同番組の過去回では社会問題を一つの立場に寄せず議論する構成が多く、特殊詐欺を自己責任にしない対策を扱った10月23日の記事でも、個人の責任と社会の仕組みの両面が焦点になりました。
見逃し配信はある?
TOKYO MX公式番組ページでは、「堀潤激論サミット」はRチャンネルで放送同時配信、さらにTVerで放送後1週間の無料配信と案内されています。
奈良テレビでの放送時間とは配信開始の基準が異なる可能性があるため、視聴時点のTVer番組ページで配信期限を確認するのが確実です。
参考にした情報
- TOKYO MX「堀潤 Live Junction/堀潤激論サミット」公式ページ
- Gガイド「堀潤激論サミット」訪日客免税新ルール
- 観光庁「消費税免税店サイト リファンド方式とは」
- 財務省「令和7年度税制改正 外国人旅行者向け免税制度の見直し」
- 国税庁「輸出物品販売場制度のリファンド方式への見直し」
よくある質問
訪日客向け免税制度は2026年11月からどう変わりましたか?
2026年11月1日からリファンド方式へ移行し、免税店ではいったん税込価格で購入し、出国時に税関で持ち出しが確認されたあとに消費税相当額が返金される方式になりました。
なぜリファンド方式に変わったのですか?
財務省は、免税品の国内横流しなどの不正への対応を主な理由に挙げています。持ち出し確認後に免税を成立させることで、旧制度の弱点を補う狙いがあります。
堀潤激論サミットの見逃し配信はありますか?
TOKYO MX公式ページでは、Rチャンネルの同時配信と、TVerで放送後1週間の無料配信が案内されています。
まとめ
11月7日放送の「堀潤激論サミット」で扱う訪日客免税の新ルールは、店頭で即時免税する方式から、出国時の持ち出し確認後に返金する方式へ変わったことが最大のポイントです。
背景には、高額な免税購入品の国内転売や、税関で捕捉できても消費税を回収できない問題がありました。今回の議論を見る際は、訪日客の利便性だけでなく、不正防止、店舗負担、国内の納税者との公平性をどう両立するのかに注目すると、制度改正の意味がより分かりやすくなります。

