北海道道 北大クマ研とは?ヒグマに会わず痕跡を追う55年の研究と9月23日再放送|9/23 10:05
2026年9月23日(水)10:05からNHK総合1・札幌で再放送される「北海道道 北大クマ研物語〜ヒグマ研究にかける若者たち〜」は、北海道大学の学生が50年以上続けてきたヒグマ調査を追うドキュメンタリーです。
北大クマ研の特徴は、危険な野生動物を追うのに「ヒグマそのものに会うこと」を目的にしない点です。番組案内では、絶対にヒグマに遭遇しないよう安全を守りながら、足跡や糞、食痕などの痕跡から生態を読み解く姿が紹介されています。
9月23日「北海道道 北大クマ研物語」の放送情報
| 放送日 | 2026年9月23日(水) |
|---|---|
| 放送時間 | 10:05〜10:31 |
| 放送局 | NHK総合1・札幌 |
| 番組 | 北海道道 北大クマ研物語〜ヒグマ研究にかける若者たち〜 |
| MC | 鈴井貴之 |
| MC・ナレーション | 多田萌加 |
| テーマ | 北海道大学・北大ヒグマ研究グループの活動 |
現在の番組表では再放送として案内されています。もとの放送は2024年10月25日で、北海道大学も当時、公式サイトで放送を告知していました。2026年には北海道大学総合博物館でクマ研の55年を振り返る企画展も開かれており、番組の題材は一過性ではなく、研究と学生文化の蓄積として続いています。
北大クマ研とは?1970年発足、学生が引き継ぐヒグマ研究
北大ヒグマ研究グループ、通称「クマ研」は、謎の多かったヒグマの生態を明らかにしようと1970年に北海道大学の学生が集まって発足したグループです。番組は、長い年月をかけて学生から学生へ調査方法とデータが受け継がれてきた点を大きな柱にしています。
北海道大学総合博物館の2026年企画展では「55年間にわたる北大クマ研の歴史」が紹介され、冬眠穴の立体模型、骨格標本、毛皮、調査道具などを通してヒグマの生態と研究活動を伝えました。番組で描かれるのは、その展示の背景にある現場の地道な作業です。
なぜ「ヒグマに会わない」ことが研究になるのか
クマ研の調査で重要なのは、野生のヒグマへ不用意に接近しないことです。番組案内でも「絶対にヒグマに遭遇することなくその痕跡を探す」と説明されています。ヒグマは日本最大の陸上動物であり、調査の安全を守ること自体が活動の前提です。
直接姿を見る代わりに、足跡、糞、食べた跡、移動した形跡などを丹念に記録し、過去のデータとつなげます。地味に見える作業でも、長期にわたる記録が重なることで、個体の行動や生息環境の変化を考える手掛かりになります。
番組では2024年夏の調査にカメラが入り、学生たちが泥や汗にまみれながら現地を歩く姿を追いました。研究者になる前の学生が、先輩から技術や安全意識を受け取り、次の世代へ渡していく過程も「クマ研物語」の大きな見どころです。
北大クマ研から研究者へ 蓄積データが生む次の研究
長い歴史の中でクマ研は多くの研究者を送り出してきました。北海道大学の研究者総覧では、ヒグマの化学コミュニケーションなどを研究する勝島日向子さんが、2024年の「北海道道 北大クマ研物語」に取材協力したことも確認できます。学生サークルの経験が専門研究へつながっている一例です。
また、北大とヒグマの関わりは「クマを研究する」だけではありません。人身事故を防ぐための知識普及も重要で、2026年の博物館企画展では、ヒグマの生態紹介とともに人身事故を起こさないための方策も扱われました。
北海道大学の学生文化を描く「北海道道」の流れ
「北海道道」は、北海道の地域や人を長い目で見つめるドキュメンタリー枠です。直近には北海道大学山岳部の100年を扱った回もあり、学生が受け継ぐ記録や技術、先輩後輩のつながりを描く点で今回のクマ研回と共通します。
同じ北海道大学の学生文化に関心がある方は、北海道道「百年の青春 北海道大学山岳部」の記事も参考になります。また、北海道道の別テーマとしては少年北海丸と船員訓練の回も紹介しています。
参考情報:Gガイド番組情報、北海道大学2024年度新着情報、北海道大学総合博物館「ヒグマ×北大クマ研展」。
よくある質問(FAQ)
北大クマ研とは何ですか?
北海道大学の学生によるヒグマ研究グループで、1970年に発足し、ヒグマに遭遇しないことを前提に痕跡を追う調査を長年続けています。
北海道道「北大クマ研物語」はいつ放送?
NHK総合1・札幌で2026年9月23日(水)10:05〜10:31に再放送されます。
番組では何を追う?
2024年夏の調査にカメラが入り、学生たちが汗と泥にまみれながら痕跡を探し、代々引き継がれてきたデータと調査文化を守る姿を追います。
まとめ|北大クマ研物語は「会わずに追う」55年の積み重ね
9月23日の「北海道道 北大クマ研物語」は、派手な接近映像ではなく、ヒグマに会わない安全な調査を長く続け、痕跡とデータを積み上げる若者たちの姿に価値がある回です。1970年に始まった活動は、学生の世代交代を重ねながら研究者育成やヒグマ研究の基盤にもつながってきました。
野生動物研究の裏側、北海道大学の学生文化、そしてヒグマと人がどう距離を取って共存するかを考える入口として、26分の中に多くの視点が詰まっています。

