自分の口臭を確認する5つの方法
自分の口臭が臭いのではないかと心配になると人と満足に会話もできません。その際、自分の口臭を確認する方法を知っていると便利です。記事では、不快な口臭の原因やそのケア方法、口臭を確認する手段や注意点などについて紹介します。
目次
不快な口臭の原因
不快な口臭の原因はさまざまです。生活習慣や体質によっても異なります。
バクテリアが口臭の原因である場合
歯磨きが不十分だったり、のどが渇いたりするときには、口内にバクテリアが発生します。特に舌の上で大量発生したバクテリアは、自分でも気づかないうちに不快な口臭を放つことがあるのです。
いつも口の中の水分量が少なく乾燥した状態になりがちな人は注意してください。対策として、こまめに水分補給をしたり、歯磨きをするときに舌もケアしたりすることが有効です。
食後の口臭は時間経過とともに軽減する
にんにくなどの臭いが強い食事をした直後は、口臭がきつくなりがちです。しかし、そのような臭いは一過性のものであることがほとんど。時間経過とともに軽減します。
すぐに口臭を消したい場合は、歯磨きをしたり、フリスクなどでブレスケアしたりするとよいでしょう。
いつも口が臭い人には別の原因も
どれだけ歯を磨いたり、ブレスケアをおこなったりしても口が臭い人は、上記以外の原因が考えられます。
虫歯が発する腐敗臭
人間の歯にはタンパク質が含まれています。タンパク質とは、人間はもちろん食肉や魚肉などを構成する主成分です。虫歯になるとこのタンパク質が腐敗します。
そのため、放置した食肉が異臭を放つのと同じように、口から不快な口臭を放つことがあるのです。
体質による口内の乾き
口内が乾燥してバクテリアが発生しやすい体質の方も存在します。そのような方は、不快な口臭に悩みがちです。また、緊張しやすい人も口内が乾きやすいので、同様に口臭がきつくなるでしょう。
バクテリアは唾液が減ると発生します。そのため、症状を抑えるには水分補給が効果的です。こまめに水を飲み、口内を清潔に保ちましょう。
自分の口臭を確認する方法
自分の口臭は自分自身で気づきにくいものです。そのため、無意識に周囲に不快な思いをさせていないか、気になる人もいるでしょう。自分の口臭を確認することは重要です。
歯医者さんで口臭検査
できるだけ正確に、客観的なデータを確認したい場合は、歯科医院への相談がおすすめです。口臭治療を専門とする歯科医院も多数存在するので、一度検査してはいかがでしょうか。
唾液でセルフチェックする
自分で手軽に今すぐ口臭を確認したい人は多いです。そのような場合、自分の唾液でセルフチェックできます。まず、舌の上や歯茎を指で触ります。
唾液のついた指の匂いを嗅いでください。臭いと感じた場合、口臭に問題があるかもしれません。
息の匂いを嗅いで口臭チェック
自分の口臭を確認するにはビニール袋に息をためて、その臭いを嗅ぐと良いでしょう。コツは息をためてからしばらく時間をおいた後に匂いをかぐことです。
唾液を煮沸して口臭を確認
より客観性を持って自分の口臭を確認するには、唾液を煮沸する方法がおすすめです。まず、耐熱性の瓶に唾液をためてください。さらに、清潔な布（ガーゼなど）で歯茎や舌の上をこすります。
唾液の瓶に布を入れた状態で、煮沸してください。やがて沸騰した瓶から発せられる臭いを嗅いでください。それが自分の口臭です。
市販の口臭確認ツールを利用する
自分の口臭を確認しようとしても、思うようにできないことがあります。そもそも自分の口臭のニオイは日常的に嗅いでいるニオイ。たとえ悪臭だとしても、長期間嗅いでいると慣れてしまいます。そのため、客観的な判断がしにくいのです。
そのようなときにはデータによる分析が効果的です。口臭を確認する機器は、数千円から数万円程度の価格で多く市販されています。
ただし、歯科医院の専門機器に比べると精度が落ちる点は否めません。興味がある方は、あくまでも参考程度と考えて、試してみるのもいいでしょう。
自分で口臭を確認する際の注意点
自分で口臭を確認する際には、いくつか気をつけるべき点があります。
寝起きの口臭チェックは無意味
寝て起きたばかりの口内は、口臭チェックに適していません。人間は睡眠中に多くの水分を放出します。つまり寝起きのタイミングでは、口内がドライマウス状態になっており、バクテリアが大量発生しているのです。
このような状態で口臭チェックをしても、正確な判断は下せません。水分補給を十分に行い、歯を磨いてからセルフチェックを行いましょう。
重大な疾患が口臭の原因になることもある
自分の口臭を確認する行為は問題ありません。しかし、その原因を素人考えで決めつけてしまわないよう注意してください。
口臭は、ドライマウスや虫歯などが原因であることがほとんどです。しかしその一方で、内臓などに何らかの病気が発生している可能性も捨てきれません。
水分補給や歯磨きなど自分でできるオーラルケアを施しても口臭問題が改善しない場合は、歯科医院などの専門医に相談することをおすすめします。
まとめ
口臭は誰にでも発生するものです。しかし自分の口臭に問題があると、対話することすらはばかられます。そのため口臭の確認は日常的に行い、問題があれば即座に歯磨きなどのオーラルケアを行いましょう。もし、口臭トラブルが改善しない場合は専門医に相談するのも一つの手です。口臭改善を専門に扱う歯科医院も多く存在するので利用してください。