体感!グレートネイチャー選のコスタリカ絶景はどこ?リオ・セレステとテノリオ火山国立公園への行き方【11月4日】|11/4 15:30
2026年11月4日(水)15時30分からNHK BSP4Kで放送予定として案内されている「体感!グレートネイチャー選」は、中米コスタリカの密林に現れる色鮮やかな川や洞窟を取り上げます。
ミルキーブルーの川がどこにあるのか気になる方にとって、代表的な候補となるのがテノリオ火山国立公園のリオ・セレステです。水に色を付けたわけではなく、異なる性質を持つ川の水が合流することで青く見える、自然の現象として知られています。
11月4日の放送内容と番組情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | 体感!グレートネイチャー選 爆裂山麓のカラフル大地コスタリカ色彩のマジック |
| 放送日時 | 2026年11月4日(水)15:30〜 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 主な舞台 | 中米・コスタリカ |
| 語り | 礒野佑子 |
NHKオンデマンドの公式作品紹介では、透明だった川がある地点から鮮やかなミルキーブルーに変わる様子のほか、紅白に染まる川、季節によって色が変化する黄金色の川、オレンジやエメラルドグリーンに彩られた洞窟が紹介されています。
番組が追うのは、色の珍しさだけではありません。コスタリカの大地を形づくったプレートの構造に目を向け、なぜ同じ地域にこれほど多彩な景観が生まれるのかを探る内容です。
なお、NHKオンデマンドの作品情報に記載された初回放送日は2023年2月25日です。今回の再放送枠については、公開番組表の一つに11月2日18時30分の掲載もあり、11月4日15時30分という案内と一致しない情報が見られます。
録画予約をする場合は、NHK BSP4Kの最新番組表も確認してください。
ミルキーブルーの川はどこ?リオ・セレステが有力な候補
コスタリカで青白く輝く川としてよく知られているのが、リオ・セレステ(Río Celeste)です。テノリオ火山国立公園の中を流れ、熱帯雨林の緑と水の青が重なる景観で知られています。
NHKの公式作品紹介は川の固有名詞までは示していません。そのため、番組に登場する川がリオ・セレステそのものだと断定はできませんが、透明な水が合流地点から青く変わるという説明は、リオ・セレステで確認されている現象とよく一致します。
リオ・セレステの色の変化を間近で見られる場所が、テノリオ火山国立公園の「エル・テニデロ(El Teñidero)」です。スペイン語で染める場所を意味する名前で、二つの川が合流して青い色が現れる地点として知られています。
なぜ川が青くなる?二つの透明な水が出会う仕組み
リオ・セレステの青色は、青い染料や銅などの金属イオンが水に溶けているためではありません。2013年にPLOS ONEで発表された研究は、水中に浮遊するアルミノケイ酸塩の微粒子が太陽光を散乱させることで、独特の青色が生まれると説明しています。
この川は、もともと透明な二つの水流、リオ・ブエナビスタ(Río Buenavista)とケブラダ・アグリア(Quebrada Agria)が合流して生まれます。水の性質が異なる二つの流れが出会うと、アルミノケイ酸塩の粒子が形成・集合し、光を散乱させる状態になるため、川の色が一気に青く見えるのです。
2023年のEnvironmental Microbiome掲載研究では、ケブラダ・アグリアの酸性の水と、リオ・ブエナビスタの水が混ざる場所で、微生物の活動も関わりながら水中の粒子が形成される仕組みが詳しく検討されました。単純に「火山の成分で青くなる」と言い切れる現象ではなく、水の化学的性質と微生物、光の散乱が重なった結果です。
このため、川の色が見えるポイントはどこでも同じではありません。特にエル・テニデロは、透明な水が合流して青色が現れる場所として、リオ・セレステの自然現象を理解するうえで重要な地点です。
火山の噴火やマグマが大地の景観を変える仕組みについては、北米の爆裂火山列カスケードを解説した記事や、火山ごとのマグマの違いを整理した記事もあわせて読むと、番組が扱う大地の成り立ちを比較しやすくなります。
テノリオ火山国立公園の見どころは?滝・青い池・噴気孔
リオ・セレステを訪れる場合の中心となるのが、テノリオ火山国立公園の「ミステリオス・デル・テノリオ(Misterios del Tenorio)」トレイルです。SINAC(コスタリカ国立自然保護区庁)の案内では、園内の主要な見どころを結ぶ自然歩道として紹介されています。
トレイルでは、青い水が流れ落ちるリオ・セレステの滝、火山の山並みを望む展望台、色の濃い水をたたえるラグーナ・アスール、火山ガスが噴き出すボルボジョネス、そして青色が生まれるエル・テニデロを巡ります。
滝は高さ約20メートルと案内されており、周囲の熱帯雨林と水の色の対比が見どころです。展望台からはテノリオ火山の四つの火山峰のうち三つを望めるとされ、川だけでなく火山地形そのものも体感できます。
SINACの案内によると、トレイルは片道約3キロ、往復で約6キロです。主要な場所を巡る所要時間はおよそ3時間が目安とされています。
川の色だけを短時間で見て帰るというより、滝や展望台、火山活動の痕跡を含めて歩く自然観察コースと考えるとよいでしょう。
リオ・セレステへの行き方とアクセス
テノリオ火山国立公園は、グアナカステ州の火山山地に位置し、ビハグア(Bijagua)周辺がアクセスの拠点になります。公園の所在地はコスタリカ北西部で、首都サンホセから日帰りで往復するには移動時間が長いため、近隣に宿泊して訪れる行程も検討したい場所です。
コスタリカ政府観光局の案内では、サンホセ方面からはインターアメリカン・ハイウェイをカニャス(Cañas)方面へ進み、ビハグアに入ってから東へ約9キロ進むルートが紹介されています。サンホセから車で向かう場合は約3時間半が目安です。
リベリアのダニエル・オドゥベール国際空港から向かう場合は、リベリアからカニャス方面へ進み、ビハグアへ向かうルートが案内されています。こちらは車で約1時間半が目安です。
| 出発地 | 車での目安 | ルートの概要 |
|---|---|---|
| サンホセ | 約3時間半 | カニャス方面からビハグアへ |
| リベリア空港 | 約1時間半 | リベリアからカニャス方面、ビハグアへ |
| ビハグア | 約9km | 公園入口方面へ東進 |
公共交通機関だけで訪れる場合は、便数や乗り継ぎを事前に調べておく必要があります。時間に制約がある旅行では、現地発のツアーや専用車を利用すると移動計画を立てやすくなります。
入園時間・チケット・現地で気を付けたいこと
SINACの公式案内では、テノリオ火山国立公園の入園時間は毎日8時から14時までで、園内に滞在できるのは16時までです。最終入園が14時のため、午後遅くに到着するとトレイルを十分に歩けない可能性があります。
入園チケットはSINACのオンライン予約サイトで購入する方式と案内されています。1日の入園者数には上限があり、トレイル内に同時に入れる人数にも制限が設けられています。
訪問日が決まったら、現地へ向かう前に公式ページで予約方法と当日の案内を確認してください。
また、公園内では川に入ることが認められていません。滝つぼや青い川で泳ぐことを目的にするのではなく、指定された歩道や展望場所から自然現象を観察する場所です。
水の色を守るためにも、立入禁止区域に入らず、決められたルートを歩くことが大切です。
雨の多い熱帯雨林の環境なので、歩きやすく滑りにくい靴を用意し、天候やトレイルの状況に合わせて無理のない計画を立てましょう。飲み水や雨具も準備し、園内の注意事項に従って見学してください。
黄金色の川やカラフルな洞窟はどこ?
NHKの公式作品紹介には、ミルキーブルーの川のほかに、紅白に染まる川、季節によって色が変わる黄金色の川、オレンジやエメラルドグリーンの洞窟が登場すると記されています。ただし、作品紹介の文章だけでは、それぞれの地名や施設名までは確認できません。
そのため、黄金色の川を特定の川の名前に結び付けたり、洞窟を実在の観光施設として断定したりすることはできません。コスタリカには火山活動や鉱物、熱帯雨林の環境が関係する多様な自然景観がありますが、番組で映る場所と同一だと確認できる資料がない限り、候補地を訪問先として扱うのは避けたいところです。
一方、リオ・セレステは国立公園の公式情報と学術研究の両方で場所や現象が説明されているため、コスタリカのカラフルな大地を実際に見に行く旅行先として紹介できます。番組の青い川の映像をきっかけに訪れる場合も、まずはテノリオ火山国立公園の入園案内を確認するのが確実です。
参考にした情報
- NHKオンデマンド「体感!グレートネイチャー 爆裂山麓のカラフル大地 ~コスタリカ・色彩のマジック~」
- SINAC「Tenorio Volcano National Park」
- コスタリカ政府観光局「Tenorio Volcano National Park」
- PLOS ONE「Scattering of Light by Colloidal Aluminosilicate Particles Produces the Unusual Sky-Blue Color of Río Celeste」
- Environmental Microbiome「Out of the blue」
よくある質問
コスタリカのミルキーブルーの川はどこにありますか?
代表的な場所は、テノリオ火山国立公園を流れるリオ・セレステです。NHKの公式作品紹介では川の固有名詞は明記されていないため、番組映像と同じ地点かどうかは断定できません。
リオ・セレステの青い色は何でできていますか?
二つの透明な水流が合流した場所で生じるアルミノケイ酸塩の微粒子が光を散乱させるためです。染料や青い色素によるものではありません。
テノリオ火山国立公園は何時まで入れますか?
SINACの案内では入園は8時から14時まで、園内の滞在は16時までです。チケットの購入方法や入園枠は訪問前に公式案内で確認してください。
リオ・セレステの川で泳げますか?
国立公園内では川に入ることが禁止されています。指定されたトレイルや展望場所から景色を楽しんでください。
まとめ
「体感!グレートネイチャー」のコスタリカ編では、ミルキーブルーの川や黄金色の川、色鮮やかな洞窟など、火山地形と水が生み出す不思議な景観が紹介されます。
青い川の代表的な観光地として知られるのは、テノリオ火山国立公園のリオ・セレステです。二つの透明な水流が出会うことで微粒子が生まれ、光を散乱させて青く見えるという、地質と水の性質が関係した現象です。
実際に訪れる場合は、ビハグアを拠点にテノリオ火山国立公園へ向かい、滝や青い池、エル・テニデロを巡るトレイルを歩くのが基本になります。入園時間とオンラインチケットの案内を確認し、自然環境を守りながら楽しみましょう。

