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エンター・ザ・ミュージック「マーラー交響曲第1番 巨人」前編|第1・第2楽章の見どころと出演者|10/10 8:30

10月10日(土)朝8時30分からBSテレ東・BSテレ東4Kで放送される「エンター・ザ・ミュージック」は、マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」前編を特集します。

今回の中心は全4楽章のうち第1楽章と第2楽章。新井鷗子さんをゲストに迎え、藤岡幸夫さんと角谷暁子アナウンサーの進行で楽曲の特徴をひもときながら、関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏を届ける回です。2025年4月5日に放送された人気回の再放送なので、前回見逃した方にも改めて聴ける機会になります。

10月10日の放送日時と出演者

項目内容
放送日時2026年10月10日(土)8:30〜9:00
放送局BSテレ東/BSテレ東4K
テーママーラー:交響曲第1番「巨人」前編
ゲスト新井鷗子(音楽構成作家)
出演関西フィルハーモニー管弦楽団
司会藤岡幸夫(指揮者)、角谷暁子(テレビ東京アナウンサー)
放送形態再放送(2025年4月5日放送分)

BSテレ東公式では、若きマーラーの傑作である交響曲第1番「巨人」を2週にわたり取り上げ、前編では第1〜2楽章にスポットを当てると案内しています。翌10月17日には後編の再放送が予定されており、第3〜4楽章へつながる構成です。

「エンター・ザ・ミュージック」は、作品そのものを演奏するだけでなく、作曲者や曲の背景をトークでほどいてから音楽を聴けるのが特徴です。クラシックに詳しくない方でも、「何を意識して聴けばいいのか」をつかみやすい回になりそうです。

マーラー交響曲第1番「巨人」前編で演奏されるのはどこ?

今回取り上げられるのは、第1楽章と第2楽章です。交響曲第1番は現在一般に4楽章で演奏され、ベルリン・フィルの作品解説でも、第1楽章は「Langsam. Schleppend – Immer sehr gemächlich」、第2楽章は「Kräftig bewegt, doch nicht zu schnell」とされています。

作品全体を一度に流すのではなく、前後編に分けることで、耳に入りやすい主題やリズム、オーケストラの色彩をじっくり味わえるのが今回のポイントです。公式の紹介にも「楽曲の特徴を紐解きながら」とあり、単に名演を鑑賞するだけではなく、解説と演奏を行き来しながらマーラーの世界に入っていく内容です。

第1楽章の聴きどころは「自然の目覚め」と広がっていく音

第1楽章は、静けさの中から音が少しずつ立ち上がり、遠くから呼び声が聞こえるように音楽が広がっていくのが大きな魅力です。ベルリン・フィルのプログラムノートでは、マーラーが初期に用意した標題の中で、冒頭を長い冬の眠りから自然が目覚める場面として説明していたことが紹介されています。

また、第1楽章の中心には、マーラー自身の歌曲集「さすらう若人の歌」の一曲から取り込まれた旋律があります。歌のような親しみやすさと、大編成のオーケストラが生む壮大さが同居しているため、最初は静かだった世界が次第に生命力を増していく流れを追うだけでも十分に楽しめます。

番組では第1楽章のどの主題を細かく取り上げるかまでは公表されていませんが、「どこから景色が変わったように聞こえるか」を意識すると、解説と演奏のつながりが分かりやすくなります。木管やホルンの呼びかけ、弦の動きが重なり、最後に勢いが一気に解放されるところまで、若いマーラーらしい高揚感が続きます。

第2楽章は舞曲のリズムと重厚なオーケストラに注目

第2楽章は、第1楽章の幻想的な空気から一転し、舞曲らしい力強いリズムが前面に出ます。ベルリン・フィルの解説では、古典派交響曲のメヌエットを思わせる明快な構造と舞曲的な性格を持つ楽章として説明されています。

マーラーの交響曲では、素朴な民俗舞曲を思わせる響きと、巨大なオーケストラの迫力が同じ音楽の中に現れます。第2楽章では特に、足を踏み鳴らすようなリズムと、途中で少し空気がやわらぐ部分との対比が聴きどころです。

前編だけでも、第1楽章の「目覚め」から第2楽章の「地面を踏むような舞曲」へと音楽の表情が大きく変わります。難しい形式を覚えてから見る必要はなく、静けさから高揚へ、自然の気配から人の踊りへという変化を追うと、30分の番組でも作品の輪郭をつかみやすいでしょう。

関西フィルと藤岡幸夫による「巨人」の演奏

今回の演奏を担うのは関西フィルハーモニー管弦楽団、司会を務める藤岡幸夫さんは指揮者として番組を長くナビゲートしています。藤岡さんの公式サイトでも、10月10日の放送について「人気回の再放送」でマーラー交響曲第1番を取り上げ、新井鷗子さん、角谷暁子アナウンサーとともに関西フィルの演奏を届けることが案内されています。

藤岡さんと関西フィルはマーラーの「巨人」を実演でも取り上げてきた組み合わせです。関西フィルの公演情報には、藤岡さんの指揮で交響曲第1番「巨人」を演奏した公演記録があり、この作品を継続して扱ってきたことが分かります。

番組を見る際は、解説で示されたポイントが実際の演奏でどのように聞こえるかに注目すると楽しみが増します。特に第1楽章冒頭の距離感、第2楽章の重いリズム、ホルンや木管が加わったときの色の変化は、映像付きの音楽番組ならではの見どころです。

同番組ではこれまでも交響曲や歌劇を1曲ずつ掘り下げています。交響曲の聴き方をさらに楽しみたい方は、「エンター・ザ・ミュージック」シベリウス交響曲第2番の回もあわせて読むと、作品ごとのオーケストラの色合いの違いを比較できます。

ゲスト新井鷗子と番組の解説スタイル

ゲストの新井鷗子さんは音楽構成作家として出演します。「エンター・ザ・ミュージック」では、専門的な作品をそのまま難しく語るのではなく、聴き手が耳で確かめられるポイントへ落とし込んで紹介する回が多く、新井さんが出演する回も作品の構造や背景を言葉で整理してから演奏へつなぐ構成が特徴です。

マーラーの交響曲第1番は、作品の成立過程で構成や標題が変化した曲でもあります。ベルリン・フィルの解説によれば、初期には5楽章構成で、のちに「花の章」と呼ばれる楽章が外され、現在一般的な4楽章の形になりました。また「巨人」という呼び名も初期の演奏時に用いられたものです。

こうした背景を知ると、「巨人」という題名だけから勇壮な曲を想像するより、青春の不安、自然への感覚、素朴な舞曲、悲劇性など多様な要素を持つ作品であることが見えてきます。今回の前編は、その入口にあたる第1・第2楽章を集中して聴ける回です。

なお、同番組の別の作品解説に興味がある方は、ワーグナー「タンホイザー」序曲を特集した回も関連記事として確認できます。

10月17日の後編につながるポイント

BSテレ東の公式ラインナップでは、10月17日に「マーラー:交響曲第1番『巨人』後編」の再放送が予定されています。前編が第1〜2楽章なら、後編では作品の後半へ進む形です。

交響曲第1番は、第3楽章で葬送行進曲のような異様な世界へ入り、第4楽章で激しい音楽が一気に噴き出します。ベルリン・フィルの解説では、第3楽章に「フレール・ジャック」の旋律を短調に変えた主題が現れ、第4楽章では最終的にニ長調へ到達する大きな展開が説明されています。

そのため前編を見るときは、第1・第2楽章だけで完結した曲としてではなく、後半の劇的な展開へ向けて素材が準備されていると考えると面白くなります。最初に聞こえた旋律や雰囲気が後半でどう姿を変えるのか、2週続けて見ることで作品全体の構造もつかみやすくなります。

再放送でも見ておきたい理由

10月10日放送は2025年4月5日回の再放送ですが、マーラーの「巨人」のような大曲は、一度聴いてすべてを把握するより、何度か聴くことで新しい音が見つかりやすい作品です。

今回は番組側が第1・第2楽章に範囲を絞っているため、初めての方は入り口として、以前見た方は演奏の細部を聴き直す機会として楽しめます。関西フィルの演奏映像と、藤岡幸夫さん、新井鷗子さんによるトークが組み合わさることで、CDや配信で全曲を聴くときとは違った発見が期待できます。

参考にした情報

よくある質問

10月10日の「エンター・ザ・ミュージック」で演奏される曲は何ですか?

マーラーの交響曲第1番ニ長調「巨人」です。前編として第1楽章と第2楽章を中心に、特徴の解説と関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏が紹介されます。

10月10日放送は新作ですか?

新作ではなく、2025年4月5日に放送された回の再放送です。BSテレ東公式サイトでも再放送であることが明記されています。

出演者は誰ですか?

ゲストは音楽構成作家の新井鷗子さん、演奏は関西フィルハーモニー管弦楽団、司会は指揮者の藤岡幸夫さんとテレビ東京の角谷暁子アナウンサーです。

「巨人」の後編はいつ放送されますか?

BSテレ東公式ラインナップでは、2026年10月17日に「マーラー:交響曲第1番『巨人』後編」の再放送が予定されています。

まとめ

2026年10月10日の「エンター・ザ・ミュージック」は、マーラーの交響曲第1番「巨人」の第1・第2楽章をじっくり聴く前編です。自然が目覚めるような第1楽章と、力強い舞曲のリズムを持つ第2楽章という、表情の違う2つの楽章を続けて味わえます。

新井鷗子さんの解説、藤岡幸夫さんと角谷暁子アナウンサーの進行、関西フィルの演奏を通して、作品の背景と実際の音を結びつけて楽しめるのがこの回の魅力です。10月17日の後編とあわせて見ると、「巨人」全曲の大きな流れもつかみやすくなります。

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