TV

  • HOME
  • ブログ
  • TV
  • クラシック倶楽部 小菅優10月28日|曲目はモーツァルトK.576とシューベルトD960「黄昏」の聴きどころ|10/28 6:15

クラシック倶楽部 小菅優10月28日|曲目はモーツァルトK.576とシューベルトD960「黄昏」の聴きどころ|10/28 6:15

2026年10月28日(水)午前6時15分から、NHK BSP4Kで「クラシック倶楽部 小菅優 ピアノ・リサイタル」が放送されます。今回のテーマは「黄昏」。

小菅優がピアノ・ソナタに焦点をあてて取り組んできたシリーズの最終回で、モーツァルトとシューベルトのソナタを聴ける内容です。

番組表に掲載されている曲目は、モーツァルトの「ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576」第1楽章と、シューベルトの「ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D960」。特にD960は、シューベルトが亡くなる年に書いた最後のピアノ・ソナタとして知られています。

クラシック倶楽部 小菅優の放送日時と曲目

放送は2026年10月28日(水)午前6時15分から7時10分まで、NHK BSP4Kで予定されています。今回のリサイタルは2026年7月28日に東京オペラシティ コンサートホールで収録された公演です。

項目内容
番組名クラシック倶楽部 小菅優 ピアノ・リサイタル
放送日時2026年10月28日(水)6:15~7:10
放送局NHK BSP4K
出演小菅優(ピアノ)
案内大林奈津子
収録2026年7月28日、東京オペラシティ コンサートホール
テーマ黄昏

曲目は、モーツァルト「ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576」第1楽章、シューベルト「ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D960」です。番組表上ではNHK BSの放送枠も別に案内されているため、視聴する際はBSP4Kのチャンネルと時刻を確認しておくと安心です。

今回の曲目は?モーツァルトK.576とシューベルトD960

今回のプログラムは、性格の異なる2つのソナタを通じて、作曲家がピアノという楽器に託した表現を味わえる構成です。モーツァルトの作品では明晰な構成と声部のやり取り、シューベルトの作品では長い時間をかけて広がる内面的な世界に耳を傾けたいところです。

モーツァルト「ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576」第1楽章

K.576は1789年に作曲された、モーツァルトが完成させた最後のピアノ・ソナタです。ピティナ・ピアノ曲事典によると、第1楽章はニ長調、8分の6拍子のソナタ形式で、角笛を思わせる分散和音の動機から始まります。

軽やかで明るい印象を持つ一方、音符を並べるだけでは形にならない精緻さも備えています。旋律が受け渡される様子や、上声と低音が別々の動きをしながら一つの音楽を作っていくところに注目すると、短い第1楽章にも豊かな会話があることが感じられます。

この曲は、モーツァルトのソナタの中でも技巧的な作品として知られています。番組では第1楽章が取り上げられるため、ソナタ全曲の物語を追うというより、主題が現れて変化し、再び戻ってくる構成の鮮やかさを楽しむ聴き方が向いています。

シューベルト「ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D960」

D960は1828年、シューベルトが亡くなる年に書いた最後のピアノ・ソナタです。ピティナ・ピアノ曲事典では、全体の演奏時間を約36分と紹介し、静かで深遠な第1楽章から始まり、第2楽章の緊張感、第3楽章の軽やかさ、第4楽章の終結へと進む作品として解説しています。

このソナタの魅力は、劇的な場面を連ねるだけでなく、穏やかな旋律の内側に不安や寂しさが差し込むところにあります。小菅優も、ソナタ・シリーズ最終回に向けた公式インタビューで、D960には人生を振り返るような感覚があり、暗さの中にも成長や凛々しさが見えると語っています。

第1楽章の冒頭にある静かな旋律と、低音に現れるトリルの響きは、作品の広がりを予感させる要素です。聴き進めると、同じ旋律がただ繰り返されるのではなく、調性や伴奏の動きによって少しずつ違う表情を見せます。

長い楽章ですが、音楽がどこへ向かうのかを決めつけず、旋律の歩みを追うことで作品の奥行きが伝わってきます。

「黄昏」はどんな意味?ソナタ・シリーズ最終回のテーマ

「黄昏」は、小菅優が2023年から取り組んできたピアノ・ソナタのシリーズを締めくくるテーマです。KAJIMOTOの公式公演ページでは、2026年7月28日のVol.5が最終回として案内され、モーツァルト、ウェーバー、シューベルトの晩年のソナタを取り上げるプログラムが掲載されています。

夕暮れは、一日の終わりであると同時に、明るさが別の色へ変わっていく時間でもあります。シリーズの「黄昏」も、単に暗さや終わりを表すのではなく、作曲家が人生の晩年に生み出した音楽に耳を傾け、その中に残る情熱や優しさを見つめるテーマといえます。

今回のテレビ放送で紹介されるのは、その公演プログラムからモーツァルトK.576の第1楽章とシューベルトD960です。モーツァルトの明晰な構成からシューベルトの深い内面へと耳を進めることで、同じソナタという形式の中にある異なる時間の流れを味わえます。

小菅優はどんなピアニスト?

小菅優は、幼い頃から演奏活動を始め、2005年にニューヨークのカーネギーホール、2006年にザルツブルク音楽祭でリサイタル・デビューを果たしたピアニストです。ソニーミュージックの公式プロフィールでは、ソロだけでなく室内楽や歌曲伴奏にも取り組み、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会や、4つの元素をテーマにした「Four Elements」などの企画を行ってきたことが紹介されています。

2023年に始まったソナタ・シリーズでは、作曲家や作品の異なる世界をソナタという形式から掘り下げてきました。最終回の「黄昏」では、モーツァルト、ウェーバー、シューベルトという異なる時代の作品を通じ、晩年の作曲家が残した音楽をたどっています。

今回の放送で特に注目したいのは、シューベルトD960の歌うような旋律です。小菅優は公式インタビューで、シューベルトの強い音には重さだけではない軽さがあり、旋律には深みや芯が必要だと話しています。

音量の大きさだけでは測れない表現を意識して聴くと、ピアノの音色やフレーズの呼吸にも耳が向きます。

シューベルトD960の聴きどころは?

D960は4つの楽章から成り、全体を通して聴くと、静けさ、緊張、軽やかさ、そして不思議な余韻が移り変わっていきます。今回の番組では作品全体が演奏される予定ですので、ひとつの旋律がどのように姿を変えていくかに注目してみてください。

第1楽章は、ゆったりした旋律が大きな時間の流れを作ります。低音に現れるトリルは、静かな表面の奥にある不安や影を感じさせる要素として知られています。

旋律の美しさだけでなく、その背後で音楽が揺れていることにも耳を傾けたいところです。

第2楽章は、作品の中でも特に内省的な雰囲気を持つ楽章です。小菅優はインタビューで、この楽章には深い暗さがある一方、「今が永遠に続いてゆくような時間の流れ」を考えることもあると話しています。

悲しみだけに寄せて聴くのではなく、音が長く続いていく感覚を味わうことが、この楽章を聴く手がかりになります。

第3楽章では、前の楽章とは異なる軽やかな動きが現れます。そして第4楽章では、冒頭の音型から音楽が進み、軽妙さと不思議な緊張感が交差します。

終わりに向かって単純に閉じるのではなく、何か新しい扉が開くような余韻を残すところも、D960の印象的な特徴です。

クラシック倶楽部では、シューベルトの室内楽を扱った回も放送されています。ピアノ・ソナタとは編成も響きも異なりますが、ヘーデンボルク・トリオによるシューベルト作品の放送記事も、作曲家の別の魅力に触れる参考になります。

前回(10月27日放送)のクラシック倶楽部は?

前日の10月27日は、角野隼斗のピアノ・リサイタルⅡがNHK BSで放送されました。番組表では、角野隼斗による「Three Nocturnes」、スクリャービンのピアノ・ソナタ第5番、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、ストラヴィンスキー「火の鳥」からの作品、角野隼斗作曲の「大猫のワルツ」などが案内されています。

前日は複数の作曲家と角野隼斗自身の作品を並べたプログラムでしたが、10月28日は小菅優によるソナタ・シリーズ最終回「黄昏」に焦点が移ります。放送日が続いていても、演奏者と曲目は異なるため、番組表で日付とチャンネルを確認しておくと見たい公演を間違えずに済みます。

見逃し配信や再放送はある?

今回の放送について、NHKの公式番組ページでは番組概要や配信などの案内を確認できますが、10月28日の個別回について見逃し配信の有無までは確認できませんでした。視聴を予定している場合は、NHKの番組ページや放送予定で最新の案内を確認してください。

また、NHK BSでは同じ「クラシック倶楽部」が別の時間帯に編成されることがあります。今回の記事で扱っているのはNHK BSP4Kの午前6時15分の枠です。

NHK BSの放送と混同しないよう、視聴するチャンネルを確認しておくと安心です。

参考にした情報

よくある質問

クラシック倶楽部 小菅優の放送は何時からですか?

2026年10月28日(水)午前6時15分から7時10分まで、NHK BSP4Kで放送予定です。

10月28日の曲目は何ですか?

モーツァルト「ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576」第1楽章と、シューベルト「ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D960」です。

「黄昏」は何のテーマですか?

小菅優が2023年から取り組んできたピアノ・ソナタのシリーズの最終回のテーマです。作曲家の晩年の作品に宿る深さや、終わりの中にある希望を見つめる内容です。

まとめ

10月28日の「クラシック倶楽部 小菅優 ピアノ・リサイタル」は、ソナタ・シリーズ最終回「黄昏」に連なる演奏を楽しめる放送です。モーツァルトK.576第1楽章の明晰な構成と、シューベルトD960の深い抒情を聴き比べることで、ピアノ・ソナタという形式の豊かさが伝わってきます。

シューベルトの最後のソナタは、静けさの中にも揺れ動く感情を抱えた作品です。小菅優の演奏を通して、黄昏というテーマが描く音楽の深みを味わってみてください。

このテーマの関連記事はこちら