波多野睦美と大萩康司はどんな音楽家?クラシック倶楽部11月2日出演者プロフィールと共演歴|11/2 6:15
11月2日(月)6時15分からNHK BSP4Kで放送される「クラシック倶楽部 波多野睦美&大萩康司 演奏会」では、メゾ・ソプラノの波多野睦美さんとギターの大萩康司さんが共演します。
今回取り上げられるのは、2025年11月18日に東京・王子ホールで開かれた「歌曲の変容シリーズ 第16回」。曲目だけでなく、「この2人はどんな音楽家なのか」「なぜ声とギターの組み合わせなのか」が分かると、番組の見え方も変わります。
ここでは出演者プロフィールを中心に、2人の歩み、これまでの共演、今回の公演が持つ意味をまとめます。
クラシック倶楽部11月2日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月2日(月)6:15〜7:10 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 番組 | クラシック倶楽部 波多野睦美&大萩康司 演奏会 |
| 出演 | 波多野睦美(メゾ・ソプラノ)、大萩康司(ギター) |
| ナレーション | 大林奈津子 |
| 収録 | 2025年11月18日、王子ホール(東京) |
Gガイドの番組情報では、波多野睦美さんによる「歌曲の変容シリーズ」第16回の公演を放送し、ダウランドから高橋悠治まで、時代と国を超える歌曲を大萩康司さんのギターとともに紹介するとされています。
同じ11月2日にはNHK BSで5時から同公演の放送があり、そちらは曲目やセットリストが気になる人に向いた内容です。今回のBSP4K 6時15分放送を見る前には、2人の背景を知っておくと、声とギターが作る繊細なアンサンブルをより味わいやすくなります。
波多野睦美はどんな歌手?
波多野睦美さんは、古楽から現代音楽までを横断して歌うメゾ・ソプラノ歌手です。東京・春・音楽祭のプロフィールによると、2005年から王子ホールで「歌曲の変容」シリーズを続け、古楽から現代までをつなぐ独自の歌曲プログラムを開拓してきました。
王子ホールの第16回公演プロフィールでは、英国トリニティ音楽大学声楽専攻科を修了し、シェイクスピア時代のリュートソングでデビューした経歴が紹介されています。その後はバロック音楽の宗教曲やオペラだけでなく、近現代作品にも積極的に取り組んできました。
波多野さんの活動で特徴的なのは、時代ごとに歌を分けるのではなく、作品同士の響きや詩の世界をつなぎ直すような選曲です。「歌曲の変容」という題名にも、その姿勢がよく表れています。
今回の第16回では、ダウランド、シューベルト、ファリャ、ブローウェル、高橋悠治など、国も時代も異なる作曲家が一つの舞台に並びます。クラシックの歌曲という枠を狭く捉えず、声と言葉の表現を広く聴かせるのが波多野さんの大きな魅力です。
「歌曲の変容」を20年以上続けている
「歌曲の変容」シリーズは2005年に始まり、第16回まで継続している長期企画です。単発のリサイタルではなく、長い時間をかけて歌曲の可能性を探ってきたシリーズだからこそ、今回の番組も一公演の記録以上の意味を持ちます。
王子ホール公式ページでは、第16回を「愛の歌集〜ギターと声の夜〜」として紹介しています。歌とギターという小さな編成ながら、ダウランドの古い歌曲から現代作品までを行き来する構成で、波多野さんが長年取り組んできたテーマが凝縮された公演です。
波多野さんはNHK「ニューイヤーオペラコンサート」「名曲アルバム」「BSクラシック倶楽部」などへの出演歴もあり、テレビで声を聴いたことがある方も多いでしょう。2026年9月28日放送の「クラシック倶楽部」ではヴォーチェ弦楽四重奏団との共演もあり、その回は波多野睦美さんを含む出演者と曲目を紹介した記事でもまとめています。
大萩康司はどんなギタリスト?
大萩康司さんは、国内外で活躍するクラシックギタリストです。公式プロフィールによると、高校卒業後にフランスへ渡り、パリのエコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院で学びました。
1998年にはハバナ国際ギター・コンクールで第2位となり、審査員特別賞も受賞。その後はイタリアのキジアーナ音楽院でオスカー・ギリアに師事し、4年連続で最優秀ディプロマを取得しています。
演奏活動はソロだけに限りません。オーケストラとの協演、室内楽、歌手やチェリストとのデュオなど、ギターが他の楽器や声とどう響き合うかを追求してきた音楽家です。
NHK交響楽団との「アランフェス協奏曲」や、国内外の音楽祭への出演でも知られています。洗足学園音楽大学、大阪音楽大学で客員教授を務め、演奏と教育の両面で活動しています。
大萩康司のギターは声と相性がいい
今回の番組で注目したいのは、ギターが単なる伴奏にとどまらない点です。王子ホール公式の公演紹介では、波多野睦美さんと大萩康司さんは初共演から10数年を重ね、アンサンブルとレパートリーを深めてきたデュオと説明されています。
波多野さん自身も公演に寄せた文章で、大萩さんの演奏を初めて聴いたときに、楽器が奏者の身体に溶けるような印象を受けたこと、その後多くの機会と音楽を共有してきたことを記しています。
声は呼吸によって生まれ、ギターも指先のわずかな力加減で音色が変わります。大編成の伴奏とは違い、互いの呼吸や間がそのまま音楽になる編成だからこそ、この2人の長い共演歴が重要になります。
波多野睦美と大萩康司の共演歴
2人は今回が初共演ではありません。王子ホール公式は、初共演から10数年を重ねてきたデュオと紹介しており、これまでにも録音や演奏会を通してレパートリーを広げてきました。
キングレコードでは、波多野睦美&大萩康司名義のアルバム「コーリング・ユー」が紹介されており、「イパネマの娘」「想いの届く日」「スカボロー・フェア」「コーリング・ユー」など、クラシックの枠に収まらない作品を取り上げています。
また、大萩さんの公式プロフィールや関連プロフィールでは、カステルヌオーヴォ・テデスコの「プラテーロとわたし」を波多野さんと全曲録音したことも紹介されています。今回の放送曲目にも「プラテーロとわたし」からの作品が含まれており、2人が長く育ててきたレパートリーが番組に反映されています。
長く組んできたデュオだからこそ、歌手と伴奏者という固定的な関係ではなく、2人で一つの音楽を作る室内楽的な面白さがあります。波多野さんの言葉の表情と、大萩さんの柔らかな音色がどのように交わるかが、今回の大きな見どころです。
「歌曲の変容シリーズ 第16回」はどんな公演?
王子ホール公式ページでは、第16回のタイトルを「愛の歌集〜ギターと声の夜〜」とし、2025年11月18日に開催されたことが確認できます。
公演ではダウランド「流れよ わが涙」、シューベルト「アヴェ・マリア」、ブリテン編「秋の風」、ファリャ編「7つのスペイン民謡」、ブローウェル「愛の歌集」、高橋悠治「時」などが並びました。番組表では「帰っておいで」「スペインの七つの民謡」「『プラテーロとわたし』から」などが放送曲目として紹介されています。
つまり、放送ではルネサンス期のダウランドから20世紀・現代の作品まで、幅広い時代の音楽を声とギターだけでたどる構成になります。
曲名の一覧だけを見ると多彩ですが、出演者プロフィールを踏まえると、波多野さんが長年続けてきた「古楽から現代までを一つの流れで聴く」という活動と、大萩さんの室内楽的なギター表現が自然につながった公演だと分かります。
11月2日の放送で注目したいポイント
まず注目したいのは、波多野睦美さんの言葉を伝える歌です。リュートソングを出発点にしながら、宗教曲、オペラ、近現代作品まで歌ってきた経験が、時代の異なる作品を一つのステージでつなぐ力になっています。
次に、大萩康司さんのギターが作品ごとにどのような役割へ変化するかです。伴奏として歌を支える場面、独奏で音楽を引き受ける場面、歌と対話するように響く場面など、編成が小さいからこそ細かな変化が聞き取りやすくなります。
そして、2人の共演歴にも注目です。長年一緒に演奏してきた相手だからこそ、テンポや間を細かく合わせるだけでなく、互いがどこで音を離し、どこで次のフレーズへ渡すかという呼吸まで共有できます。
BSP4Kでは映像の細部も見やすいため、表情や指の動き、呼吸のタイミングを含めて、演奏会場に近い感覚で楽しめる回になりそうです。
参考にした情報
- 王子ホール「波多野睦美 歌曲の変容シリーズ 第16回」
- 東京・春・音楽祭「波多野睦美」プロフィール
- 大萩康司 Official Site「PROFILE」
- Gガイド「クラシック倶楽部 波多野睦美&大萩康司 演奏会」
- キングレコード「コーリング・ユー」
よくある質問
波多野睦美さんはどんな歌手ですか?
古楽から現代音楽まで幅広く取り組むメゾ・ソプラノ歌手です。2005年から王子ホールで「歌曲の変容」シリーズを続け、時代やジャンルを横断する歌曲プログラムを作ってきました。
大萩康司さんはどんなギタリストですか?
フランスやイタリアで研鑽を積み、ハバナ国際ギター・コンクール第2位などの実績を持つクラシックギタリストです。ソロに加え、声楽家や器楽奏者との室内楽でも活動しています。
2人は今回が初共演ですか?
初共演ではありません。王子ホール公式では初共演から10数年を重ねてきたデュオと紹介され、CDや「プラテーロとわたし」全曲録音などでも共演してきました。
収録はいつどこで行われましたか?
2025年11月18日に東京の王子ホールで開催された「歌曲の変容シリーズ 第16回」の公演が収録元です。
まとめ
11月2日6時15分からの「クラシック倶楽部 波多野睦美&大萩康司 演奏会」は、古楽から現代までを歌い続ける波多野睦美さんと、室内楽でも高い評価を得る大萩康司さんの長年の共演が形になった公演です。
曲目を追うだけでなく、波多野さんが「歌曲の変容」で探ってきた歌の広がり、大萩さんが声と呼吸を合わせるギターの繊細さに注目すると、同じ演奏でも聞こえ方が変わってきます。2人が積み重ねてきた時間そのものが、今回の番組の大きな見どころです。

