クラシック倶楽部 ベルチャ&エベーヌ四重奏団|曲目はメンデルスゾーンとエネスコ、8人の聴きどころ|10/2 06:15
2026年10月2日(金)の「クラシック倶楽部」では、ベルチャ四重奏団とエベーヌ四重奏団の演奏会が放送されます。現在の弦楽四重奏の世界を代表する2組が合流し、弦楽八重奏としてメンデルスゾーンとエネスコの傑作に挑む内容です。
番組の中心は「有名カルテットが2組出る」という豪華さだけではありません。4人で完成度を磨いてきた二つの団体が、8人で一つの音楽を作るときに何が起こるのか。今回は曲目・収録場所・8人編成ならではの聴きどころを軸に整理します。
10月2日の放送情報と曲目
| 項目 | 内容 |
| 番組 | クラシック倶楽部 ベルチャ四重奏団&エベーヌ四重奏団 演奏会 |
| 放送 | 2026年10月2日(金)早朝 |
| 出演 | ベルチャ四重奏団、エベーヌ四重奏団 |
| 収録 | 2025年3月28日・トッパンホール |
| 曲目1 | メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20から第4楽章 |
| 曲目2 | エネスコ:弦楽八重奏曲 ハ長調 作品7 |
NHKの番組ページは検索環境から直接取得できませんでしたが、放送局公式情報を使用する番組表では、10月2日に「ベルチャ四重奏団&エベーヌ四重奏団 演奏会」を放送し、上記2曲と2025年3月28日のトッパンホール収録が案内されています。
ベルチャ四重奏団とエベーヌ四重奏団が一緒に弾く意味
弦楽四重奏は通常、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1の4人で演奏します。長年一緒に活動するカルテットは、音色、呼吸、フレーズの方向まで細かく共有しているため、4人が一つの楽器のように聴こえることがあります。
今回のように名門カルテット2組が合流すると、その完成された「4人の個性」が二つ並ぶことになります。8人の厚みだけでなく、ベルチャとエベーヌの音楽の作り方が、どこで溶け合い、どこで違いとして残るのかが最大の聴きどころです。
メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲|若さとスピード感
メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20は、作曲者が10代で書いた作品として有名です。今回の番組表情報では第4楽章が放送曲として示されています。
終楽章は各声部が次々に入り込み、8人が密集しながら前進するようなエネルギーがあります。単に音量が大きくなるのではなく、複数の線が明瞭に聞こえるか、速い動きの中でも受け渡しが崩れないかに注目すると、二つのカルテットの精度が分かります。
エネスコの弦楽八重奏曲 作品7|8人を巨大な一つの楽器にする
エネスコの弦楽八重奏曲 ハ長調 作品7も若い時期に書かれた大規模な室内楽作品です。メンデルスゾーンの八重奏曲と並び、二つのカルテットが共演するときの代表的なレパートリーとして演奏されています。
エネスコでは、旋律が一つのパートから別のパートへ移り、密度の高い響きが長い流れを作ります。誰か一人を追うより、8人全体が一つの大きな呼吸を作っているかを聴くと、作品のスケールを感じやすくなります。
2025年日本公演と2026年の録音がつながる
ベルチャ四重奏団とエベーヌ四重奏団は2025年の日本公演で、メンデルスゾーンとエネスコの八重奏曲を演奏しました。ワーナーミュージック・ジャパンの公式情報では、両団による「メンデルスゾーン&エネスク:弦楽八重奏曲集」が2026年1月に発売され、長年の友情とツアー共演を経た共同録音として紹介されています。
テレビ放送で演奏する2曲と録音のレパートリーが重なるため、番組を見て気に入った人は音源で全曲を聴き直す楽しみ方もできます。放送では表情やアイコンタクト、弓の動きまで見えるので、音源とは違う「合わせる瞬間」を観察できます。
8人のどこを見れば演奏が分かりやすい?
- 最初の音を誰が出し、周囲がどう呼吸を合わせるか
- 第1ヴァイオリンだけでなく、ヴィオラやチェロが旋律を受け取る瞬間
- 速いパッセージで弓の方向や動きがどれだけ揃っているか
- 二つのカルテットが向かい合う場面で、視線や体の動きがどう交差するか
- 弱音から大きな響きへ移るとき、8人の音量バランスがどう変わるか
クラシックに詳しくなくても、映像なら「誰が合図しているのか」「誰が今メロディーを持っているのか」を追うだけで、八重奏の立体感がつかみやすくなります。
メンデルスゾーンを予習するなら関連記事も
同じ「クラシック倶楽部」でメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲を扱った回については、クラシック倶楽部Opus13演奏会|メンデルスゾーン作品13とグリーグ、北欧カルテットの魅力で紹介しています。八重奏と四重奏で響きがどう変わるのかを比べる入り口になります。
また、メンデルスゾーンの別作品を知りたい場合は名曲アルバム「スコットランド交響曲」は何番?も関連読み物として確認できます。
再放送でも価値がある理由|演奏会映像は細部を見直せる
この演奏会は過去にも放送された実績がありますが、室内楽は細部を見直すほど発見が増えるジャンルです。一度目は作品全体、二度目は低弦、三度目は視線や合図というように焦点を変えると、同じ映像でも印象が変わります。
特に8人編成は、音だけでは追い切れない情報が多いため、テレビ映像との相性が良い題材です。二つのカルテットの個性を知っている人にも、初めて名前を知った人にも、比較しながら聴ける回です。
よくある質問(FAQ)
10月2日の「クラシック倶楽部」の曲目は?
確認できた番組情報では、メンデルスゾーン「弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20」から第4楽章と、エネスコ「弦楽八重奏曲 ハ長調 作品7」が案内されています。
収録場所はどこですか?
2025年3月28日に東京のトッパンホールで収録された演奏会です。
弦楽八重奏は何人で演奏しますか?
8人です。今回のように弦楽四重奏団2組が合流する場合、ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2という編成になります。
まとめ|二つの完成されたカルテットが「8人の一体感」を作る
ベルチャ四重奏団とエベーヌ四重奏団の共演は、名手が8人集まるだけではなく、それぞれ完成された4人組が、さらに大きな一つのアンサンブルを作るところに面白さがあります。
メンデルスゾーンでは疾走する精度、エネスコでは長い呼吸と厚い響きに注目すると、作品の違いも二団の魅力もつかみやすくなります。演奏者の視線や弓の動きまで見えるテレビ放送だからこそ、弦楽八重奏の「合わせる技術」をじっくり楽しめる回です。

