小さな旅「北アルプス涸沢」ロケ地巡り|上高地・横尾から涸沢カールまでの行き方【10月29日】|10/29 20:30
10月29日(木)20時30分からNHK BS8Kで放送される「小さな旅 山の歌 秋『彩りの谷へ~北アルプス 涸沢~』」の舞台は、北アルプス・穂高連峰に抱かれた涸沢カールです。
番組案内では、上高地からおよそ15km歩いた先に広がる涸沢で、紅葉を目当てに訪れる登山者や、20年ぶりに戻ってきた男性、登山者のために展望テラスを守る小屋の主人などに出会う旅とされています。
すでに当サイトでは涸沢カールの紅葉時期や涸沢ヒュッテをまとめた記事を掲載しているため、今回は「番組の景色を実際にたどるなら、どこを通って涸沢へ向かうのか」に絞り、上高地・明神・徳沢・横尾・本谷橋・涸沢の順で見どころをまとめます。
10月29日「小さな旅 北アルプス涸沢」の放送情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月29日(木)20:30~20:59 |
| 放送局 | NHK BS8K |
| 番組名 | 小さな旅 山の歌 秋「彩りの谷へ~北アルプス 涸沢~」 |
| 舞台 | 長野県松本市側・北アルプス涸沢カール |
| 主な内容 | 紅葉の涸沢、20年ぶりに訪れた男性、山小屋の展望テラスを守る人々 |
| 旅人 | 山田敦子 |
放送局公式データを使うGガイドでは、北アルプスの玄関口・上高地から歩いて約15km、3000m級の穂高の峰々に包まれた涸沢カールが舞台と案内されています。
番組の魅力は紅葉の絶景だけではありません。長い山道を歩いて涸沢へ向かう人たちが、それぞれどんな思いでこの場所を訪れるのかまで描かれるのが「小さな旅」らしいところです。
ロケ地の涸沢カールはどこ?
涸沢カールは、長野県松本市の上高地からさらに奥へ歩いた、穂高連峰の山懐にある氷河地形です。前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳など3000m級の峰々に囲まれています。
道路が通じている観光地ではないため、車や路線バスで涸沢カールそのものへ行くことはできません。一般的には上高地を起点に、明神、徳沢、横尾を経て、本谷橋から本格的な登りに入り、涸沢へ向かいます。
上高地公式ウェブサイトでは、河童橋から横尾まで約11km・徒歩約3時間、横尾から涸沢まで約6kmと案内しています。涸沢ヒュッテ側の案内では、上高地から涸沢まで全体で約6時間がひとつの目安です。
番組の景色をたどる基本ルート
上高地バスターミナル・河童橋
涸沢へ向かう多くの登山者にとって出発地点になるのが上高地です。上高地バスターミナルから河童橋周辺を通り、梓川沿いに奥上高地へ進みます。
河童橋周辺は観光客も多い場所ですが、ここから先は少しずつ山歩きの雰囲気が強まります。番組説明にある「北アルプスの玄関口・上高地から歩く」という言葉を実際の位置関係で理解するなら、まずここがスタート地点です。
明神
河童橋から梓川上流へ歩くと、明神に到着します。上高地公式では河童橋から明神までおよそ1時間が目安とされています。
明神岳の岩峰を眺められる場所で、奥上高地へ入ってきたことを感じやすい区間です。涸沢だけを目指して急ぐのではなく、山の景色が少しずつ変化していく過程そのものが、このルートの魅力です。
徳沢
明神からさらに約1時間歩くと徳沢です。比較的なだらかな道が続く区間で、梓川沿いの森を歩きながら横尾を目指します。
紅葉期は涸沢の色づきに目が向きがちですが、標高差があるため、上高地側と涸沢側では秋の進み方も違います。登山の途中で景色が段階的に変化していくのも、現地を歩くからこそ分かるポイントです。
横尾
徳沢からさらに約1時間で横尾に着きます。上高地公式は横尾を、涸沢・穂高、槍ヶ岳、蝶ヶ岳方面へ向かう「北アルプスの登山基地」と紹介しています。
河童橋から横尾までは約11km・徒歩約3時間。ここまでは比較的ゆるやかな道ですが、横尾大橋を渡って涸沢方面へ入ると、観光散策というより本格的な登山ルートになります。
横尾から涸沢へ向かう途中では、左手に高さ約600mの大岩壁・屏風岩が見えると上高地公式が案内しています。番組で穂高の荒々しい岩肌が映ったときは、この周辺の景観にも注目したいところです。
本谷橋
横尾から涸沢へ向かう途中の重要な休憩地点が本谷橋です。北アルプス山小屋友交会の案内では、横尾から本谷橋まで約1時間、本谷橋から涸沢まで約2時間が目安になっています。
本谷橋を渡ってからは急坂が続き、標高も一気に上がります。涸沢へ行ってみたいと感じた人は、上高地から横尾までの時間だけで判断せず、この先に本格的な登りが残っていることを知っておく必要があります。
涸沢カールで見たい景色
3000m級の峰に囲まれた大パノラマ
涸沢に着くと、周囲を3000m級の穂高連峰が取り囲むような景観が広がります。番組案内では360度の大パノラマが見どころとして紹介されています。
平地の紅葉名所とは違い、岩稜の灰色、ナナカマドの赤、ダケカンバの黄色、ハイマツの緑が重なり、青空の日には色の対比が非常に鮮やかです。
2026年の紅葉は9月末から10月上旬に見頃
涸沢ヒュッテ公式の2026年紅葉情報では、9月19日に色づきが始まり、9月30日に7割以上、10月1日に一気に最盛期へ入ったと案内されています。10月3日には「日本一とも称される北アルプス穂高・涸沢の紅葉」として写真が掲載され、10月11日には晩秋へ向かっていることが伝えられました。
10月29日の放送は再放送枠であり、映像は紅葉最盛期の涸沢を描いた内容です。実際に10月末の現地へ行けば同じ紅葉景色が見られる、という意味ではない点には注意が必要です。
涸沢ヒュッテと展望テラス
番組案内には「登山者のために展望テラスを守る小屋の主人」が登場するとされています。涸沢カールには涸沢ヒュッテがあり、穂高連峰を望む拠点として多くの登山者に利用されています。
涸沢ヒュッテ公式パンフレットでは、上高地から明神、徳沢、横尾、本谷橋を経て涸沢へ向かうメインルートが案内されています。宿泊だけでなく、穂高の景色を眺める場所としても知られています。
涸沢ヒュッテや紅葉の基本情報は、以前の「小さな旅」涸沢ロケ地記事でも詳しくまとめています。
20年ぶりに涸沢へ戻る男性の物語
今回の放送で景色と同じくらい印象に残りそうなのが、けがで登山をあきらめたあと、20年ぶりに涸沢へ戻ってきた男性です。番組案内では、孫に背中を押されて再び涸沢を訪れたと紹介されています。
この人物の物語は、9月19日放送時の記事で詳しく扱っています。今回の記事では人物そのものよりも、その男性がたどることになる「上高地から涸沢までの道」に重点を置きました。
長い距離と標高差があるからこそ、20年ぶりにこの場所へ戻ることの重みも伝わりやすくなります。画面に映る一つ一つの場所を知っておくと、単なる紅葉番組ではなく、人がなぜこの谷へ戻ってくるのかまで見えやすくなります。
実際に涸沢を訪れるときの注意点
涸沢は上高地観光の延長で気軽に立ち寄れる場所ではありません。横尾から先は本格的な登山道で、本谷橋以降には急な登りもあります。
また、涸沢ヒュッテ周辺は標高約2300m。上高地より気温が低く、秋は天候によって雪や凍結の可能性もあります。2026年の紅葉情報でも10月11日時点で晩秋へ向かっており、紅葉期の終盤は季節が急速に進みます。
番組を見て同じ場所を歩きたいと思った場合は、上高地公式、山小屋公式、気象情報、登山道情報を確認し、十分な装備と余裕のある行程で計画する必要があります。
参考にした情報
よくある質問
小さな旅「彩りの谷へ」のロケ地はどこですか?
長野県松本市側の北アルプスにある涸沢カールです。上高地から明神、徳沢、横尾、本谷橋を経て歩いて向かう登山エリアです。
上高地から涸沢まで何時間くらいかかりますか?
公式案内では、上高地から涸沢まで片道約6時間がひとつの目安です。河童橋から横尾まで約3時間、横尾から本谷橋を経て涸沢までさらに約3時間かかります。
10月29日に行けば番組と同じ紅葉が見られますか?
同じとは限りません。2026年は9月末から10月上旬に見頃を迎え、10月11日には涸沢ヒュッテ公式が晩秋へ向かっていると案内しています。放送映像の紅葉と実際の10月29日の状況は別に考える必要があります。
まとめ
10月29日放送の「小さな旅 山の歌 秋『彩りの谷へ~北アルプス 涸沢~』」の舞台は、穂高連峰に囲まれた涸沢カールです。
実際に番組の景色をたどる基本ルートは、上高地→明神→徳沢→横尾→本谷橋→涸沢。上高地から片道約6時間を要する本格的な登山で、横尾から先は急な登りも含まれます。
紅葉の絶景だけでなく、20年ぶりに戻ってくる登山者や山小屋を守る人の物語が、長い道のりと重なって見えるのが今回の見どころです。

