カンブリア宮殿10月29日|富士フイルム「チェキ」2000億円と多角化の強さ|10/29 23:06
10月29日(木)23時06分から放送される「カンブリア宮殿」は、富士フイルムホールディングスを特集する拡大スペシャルです。テレビ東京公式では「チェキ・医療機器・半導体まで…進撃の富士フイルム」と題し、写真フィルムの市場縮小を乗り越えた企業の変化に迫ります。
いま注目されているのは、インスタントフォトシステムinstax“チェキ”の急成長です。番組ではチェキが2000億円を稼ぐ事業に育ったことに加え、写真フィルムで培った技術が化粧品、医療機器、半導体、バイオ医薬品などへどう広がったのかを掘り下げます。
カンブリア宮殿10月29日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月29日(木) |
| 放送時間 | 23:06〜翌0:25 |
| 番組 | カンブリア宮殿 スペシャル |
| 特集 | チェキ・医療機器・半導体まで…進撃の富士フイルム |
| ゲスト | 富士フイルムHD 社長・CEO 後藤禎一 |
| MC | 金原ひとみ、ヒャダイン |
テレビ東京公式の番組情報では、通常回より長い23:06〜翌0:25のスペシャルとして案内されています。TVerでも同じ時間帯のリアルタイム配信予定が掲載されています。
MCの金原ひとみさんについては金原ひとみさんのプロフィール記事で、ヒャダインさんについてはヒャダインさんのプロフィール記事で詳しく紹介しています。
今回の主役・富士フイルムは何がすごい?
今回の大きなテーマは、写真フィルム市場が縮小する中で、富士フイルムが写真事業を残しながら事業領域を広げたことです。
テレビ東京公式では、2000年代に写真フィルム市場が消える危機に直面した後、多角化に活路を見いだし、現在は化粧品、複合機、医療機器、半導体、バイオ医薬品まで手がける企業になったと紹介しています。
写真フィルムの会社という印象を持つ人にとっては、「なぜ化粧品や医療、半導体までつながるのか」が今回いちばん気になる部分です。番組は事業の数を並べるだけではなく、写真フィルム時代から持っていた技術を別分野で生かす考え方に注目します。
「写真事業は捨てない」という後藤禎一社長の姿勢
ゲストは富士フイルムHDの社長・CEO、後藤禎一氏です。
テレビ東京公式では、後藤氏の言葉として「写真事業は捨てない」という姿勢が紹介されています。市場環境が厳しくなった事業を単純に切り離すのではなく、そこに蓄積された技術やブランドを残し、新しい収益源につなげる発想が今回の放送の軸になります。
写真フィルムという成熟分野から出発しながら、成長分野へ技術を展開していった経営判断を見ると、富士フイルムの強さが単なる「事業の多さ」ではないことが分かります。
チェキはなぜ今また売れている?
番組冒頭で大きく取り上げられるのが、インスタントフォトシステムのinstax“チェキ”です。
富士フイルム公式によると、instaxは1998年の発売以来進化を続け、現在は世界100カ国以上で展開されています。アナログインスタントカメラだけでなく、ハイブリッドカメラ、スマホプリンター、手のひらサイズのデジタルカメラまでラインアップを広げています。
2024年度末には世界累計販売台数が1億台を突破。さらに2025年度の売上は2000億円に達し、2021年度から5期連続で過去最高を更新したと富士フイルムが発表しています。
フィルムの生産能力をさらに増強
人気の勢いは、生産設備への投資にも表れています。
富士フイルムは2026年10月20日、神奈川事業場足柄サイトに約30億円を投じ、チェキフィルムの生産設備を増強すると発表しました。2027年春から順次稼働し、2028年春のフル稼働時には2026年度比で約2割の生産能力増を見込んでいます。
また、2022年以降も継続的に設備投資を進めており、今回の増強がフル稼働した後は2022年度比で約7割増の生産能力になる予定です。
番組説明にある「フィルムの生産が追いつかないほど」という状況は、こうした最新の設備投資ともつながっています。放送直前の10月20日に追加投資が発表されているため、今回の特集はまさに現在進行形のテーマです。
スマホ時代なのに「その場で写真が出る」価値
スマートフォンなら何枚でも撮影でき、すぐに共有できます。それでもチェキが伸びている理由として、富士フイルムは「写真を通じたコミュニケーション」の価値を強調しています。
撮った写真をその場でプリントして相手に渡せること、実物を持ち歩けること、SNSと組み合わせて自分らしさを表現できることなど、デジタル写真とは違う体験を作ってきました。
つまりチェキは、昔ながらのカメラをそのまま残した商品ではありません。アナログの楽しさを核にしながら、スマホ連携やプリンターなどを加え、使われる場面を広げてきたブランドです。
「写ルンです」復活も番組の見どころ
テレビ東京公式では、チェキだけでなく「写ルンです」が若い世代の間で再び注目されていることにも触れています。
スマートフォンで撮影結果をすぐ確認できる時代に、撮ったその場では仕上がりが分からないフィルム写真が選ばれる現象は対照的です。
番組では、便利さや高画質だけでは測れない写真の楽しさと、富士フイルムがその価値をどのように事業として育てているのかがポイントになります。チェキと「写ルンです」を並べて見ることで、写真事業を残す意味がより分かりやすくなりそうです。
写真フィルムの技術は医療・化粧品・半導体へどう広がった?
今回のタイトルには、チェキと並んで医療機器・半導体が入っています。テレビ東京公式では、富士フイルムが化粧品、複合機、医療機器、半導体、バイオ医薬品まで事業を展開していると紹介しています。
写真フィルムは、薄い層を精密に重ねる技術、化学材料を安定して扱う技術、画像を高精度で処理する技術など、多くの技術要素を必要とします。
富士フイルムは、こうした技術の蓄積を別分野へ横展開することで、写真市場の縮小を企業全体の衰退に直結させませんでした。今回の放送では、既存技術を「別の市場で何に使えるか」と考える経営の発想にも注目です。
売上高3兆3000億円超の規模へ
テレビ東京公式では、富士フイルムHDの売上高が3兆3000億円を超え、過去最高を更新したと紹介されています。
かつての主力市場が大きく縮小した企業が、別の成長領域を作りながら過去最高規模へ到達している点は、今回の特集を象徴する数字です。
チェキ2000億円という目立つ数字だけでなく、医療、半導体、バイオ医薬品など複数の事業を持つことで、企業全体の成長を支えている構造を見るのがこの回の面白さです。
MC金原ひとみ・ヒャダインと後藤禎一社長の対話に注目
今回のゲストは、富士フイルムHDの後藤禎一社長・CEOです。企業の歴史を振り返るだけでなく、現在の成長戦略を経営トップ本人に聞けるのが「カンブリア宮殿」の見どころです。
MCは作家の金原ひとみさんと音楽クリエイターのヒャダインさん。経営の専門用語だけに寄らず、一般の視聴者が気になる「なぜ今チェキなのか」「写真会社がなぜ医療や半導体なのか」という疑問がどう掘り下げられるかにも注目です。
前回10月22日は三菱鉛筆を特集
前回の10月22日放送では、創業140年の三菱鉛筆が特集されました。
デジタル時代でも高品質・高性能の筆記具が支持され、インバウンド需要や海外展開も追い風になっている企業として紹介されています。アナログに見える製品がデジタル時代に再評価されているという点では、今回のチェキや「写ルンです」と重なる部分があります。
過去の企業特集の雰囲気を知りたい人は、カンブリア宮殿10月15日タイガー魔法瓶回の記事も参考になります。
見逃し配信・リアルタイム配信
TVerでは、10月29日(木)23:06〜翌0:25のリアルタイム配信予定が掲載されています。
放送時間が通常より長いスペシャルなので、録画やリアルタイム視聴を予定している人は終了時刻にも注意してください。
テレビ東京公式の番組ページには公式サイト、Facebook、Xへの案内もあります。直前の告知や番組情報を確認したい場合は、公式発信をあわせて確認すると安心です。
参考にした情報
- テレビ東京「日経スペシャル カンブリア宮殿」公式サイト
- テレビ東京「カンブリア宮殿 スペシャル」10月29日番組情報
- 富士フイルム「instax“チェキ”フィルムの生産設備を増強」
- TVer「カンブリア宮殿」10月29日リアルタイム配信
よくある質問
カンブリア宮殿10月29日のゲストは誰ですか?
富士フイルムホールディングス社長・CEOの後藤禎一氏です。MCは金原ひとみさんとヒャダインさんです。
10月29日のカンブリア宮殿は何時までですか?
23:06から翌0:25までの拡大スペシャルです。TVerでも同時間帯のリアルタイム配信予定が案内されています。
チェキの売上はどのくらいですか?
富士フイルム公式によると、instax“チェキ”シリーズの2025年度売上は2000億円に達し、2021年度から5期連続で過去最高を更新しています。
今回はチェキだけの特集ですか?
チェキに加え、「写ルンです」の再注目、医療機器、化粧品、半導体、バイオ医薬品など、写真フィルムの技術を起点にした富士フイルムの多角化が扱われます。
まとめ
10月29日の「カンブリア宮殿」は、富士フイルムのチェキ急成長と事業多角化を追うスペシャルです。
チェキは2025年度売上2000億円、世界累計販売台数1億台超まで成長し、フィルムの生産設備もさらに増強されます。一方で企業全体は医療、化粧品、半導体、バイオ医薬品へ事業を広げ、売上高3兆3000億円超の規模に成長しました。
「写真事業は捨てない」という後藤禎一社長の考え方と、写真フィルム時代の技術を新しい市場へ生かす戦略を知ると、チェキ人気だけでは見えない富士フイルムの強さが見えてくる回です。

