美の壺「奈良の手仕事」漆・菩提もと・奈良漬・三宝・神酒口の見どころ|9/18 12:00
2026年9月18日(金)12時からNHK BSで放送される『美の壺「奈良の手仕事」』は、約1300年の歴史を重ねてきた奈良のものづくりを、漆・酒・神具という三つの軸からたどる回です。春日大社の「日の丸盆」、螺鈿、菩提もと、奈良漬、三宝、神酒口まで、暮らしと祈りを支えてきた手仕事が連続して登場します。
NHKオンデマンドの番組ページでは、草刈正雄さんが出演し、木村多江さんが語りを担当。今回の検索ポイントは「何が紹介されるのか」だけでなく、なぜ奈良で漆・酒・神具の技が育ったのか、そして各手仕事のどこを見ると違いが分かるのかです。
美の壺「奈良の手仕事」の放送日時と出演者
| 放送日 | 2026年9月18日(金) |
|---|---|
| 放送時間 | 12:00~12:30 |
| 放送局 | NHK BS |
| 番組 | 美の壺「奈良の手仕事」 |
| 出演 | 草刈正雄 |
| 語り | 木村多江 |
| File | 635 |
今回の回は再放送枠です。NHKオンデマンドの公式ページには本編29分として掲載されており、番組内容も今回の放送案内と一致しています。
奈良の手仕事は何が紹介される?今回の6つの見どころ
春日大社の「日の丸盆」と呂色仕上げ
最初の注目は、春日大社の旬祭で使われる伝統の漆器「日の丸盆」です。番組では、漆を幾層にも重ね、磨き上げることで深い艶を生む呂色仕上げに迫ります。表面の色だけでなく、光を受けたときの奥行きや、祭祀の道具としての端正な姿に注目すると見やすいでしょう。
螺鈿はどこがすごい?シルクロードから伝わった装飾
貝殻の内側にある光沢を切り出し、漆地などにはめ込む螺鈿も紹介されます。NHKはシルクロード起源の技として取り上げており、細かな素材をどのように切り、配置し、研ぎ出すのかという工程そのものが見どころです。
清酒発祥の寺と「菩提もと」
酒の章では、清酒発祥といわれる奈良の寺で受け継がれてきた菩提もとが登場します。現代的な醸造設備とは異なる歴史的な酒造りの知恵を通して、奈良が寺院文化だけでなく酒造技術の蓄積地でもあったことが見えてきます。
真っ黒な奈良漬は何で作る?
番組で紹介される奈良漬は、酒粕と塩を使って熟成させた伝統の味。長く漬け込むことで色が濃くなり、見た目も一般的な浅漬けとは大きく異なります。酒造りと保存食の文化がつながっている点がポイントです。
吉野の三宝と「挽き曲げ」
神饌などを載せる三宝は、吉野で発祥したとされ、後醍醐天皇ゆかりの道具として紹介されます。吉野檜の板を割らずに曲げる挽き曲げは、木の性質を見極めながら形にする技。継ぎ目や木目の美しさまで見ると、単なる木工品ではない精度が分かります。
神酒口はどう作る?吉野檜を薄く削る技
正月飾りの神酒口は、吉野檜をカンナでごく薄く削り、その板を組み上げて形にします。材料の厚さ、曲げ方、左右の均整など、完成品だけでは見えにくい手仕事の繊細さを8K・4K系の高精細映像で追えるのがこの番組らしい魅力です。
「奈良の手仕事」をもっと楽しむ見方|木と酒と祈りがつながる
今回の回は工芸品を個別に紹介するだけでなく、奈良の歴史を支えた寺社文化と生活技術が一本につながっています。漆器や螺鈿は寺社の調度、菩提もとや奈良漬は寺院と醸造、三宝や神酒口は神仏への供えや正月の祈りに結びつきます。
同じ『美の壺』で木の道具を扱った回を先に読みたい方は、当サイトの「今昔つなぐ 木桶」File589の記事も参考になります。木材の性質を生かす職人技という点で、今回の吉野檜の仕事と比較しやすい内容です。
公式情報はNHKオンデマンドの『奈良の手仕事』ページで確認できます。放送時刻については放送局の番組情報と公式SI番組表を照合しています。
よくある質問
美の壺「奈良の手仕事」はいつ放送?
2026年9月18日(金)12:00~12:30、NHK BSで放送予定です。
今回紹介される奈良の手仕事は?
日の丸盆と呂色仕上げ、螺鈿、菩提もと、奈良漬、三宝、神酒口などが紹介されます。
出演者と語りは誰?
出演は草刈正雄さん、語りは木村多江さんです。
三宝の見どころは?
吉野檜を手で曲げる「挽き曲げ」の技です。木を割らずに形を作る工程に注目すると職人技が分かりやすいです。
まとめ|奈良の1300年を「手の技」から見る30分
『美の壺「奈良の手仕事」』は、奈良の伝統を名所紹介ではなく、職人の手の動きから理解できる回です。漆の艶、酒造りの発酵、吉野檜を曲げて組む技まで、素材は違っても共通するのは長い時間をかけて磨かれた精度です。9月18日12時の放送では、完成品だけでなく「どう作るか」に注目すると、奈良の歴史と生活文化がより立体的に見えてきます。

