美の壺「大阪の美」10月19日再放送|森村泰昌が愛する通天閣と橋・昆布・箱ずし|10/19 13:00
10月19日(月)13時からNHK BSP4Kで放送される「美の壺『今に花咲く 大阪の美』」は、大阪の街に受け継がれてきた美意識を、橋、おぼろ昆布、箱ずし、通天閣から見つめる回です。
同じFile639は10月14日にもBSP4Kで放送されており、今回の10月19日は再放送です。この記事では、すでにある10月14日放送の全体見どころ記事と重ならないよう、美術家・森村泰昌さんが愛する通天閣と、美術史家・橋爪節也さんが案内する大阪の橋を中心に整理します。
美の壺「今に花咲く 大阪の美」10月19日の放送情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月19日(月) |
| 放送時間 | 13:00〜13:29 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 番組 | 美の壺「今に花咲く 大阪の美」 |
| File | File639 |
| 出演 | 草刈正雄、橋爪節也、森村泰昌 |
| 語り | 木村多江 |
NHKオンデマンドの公式ページでは、本編は29分で、大阪の「橋」「おぼろ昆布」「箱ずし」「通天閣」を通して街の美を紹介する内容と案内されています。
Gガイドの10月19日BSP4K番組情報でも、13時から13時29分までの再放送として掲載され、出演者は草刈正雄さん、橋爪節也さん、森村泰昌さん、語りは木村多江さんと確認できます。
森村泰昌が愛する通天閣は何が見どころ?
今回の中でも人物の視点が強く表れるのが、美術家・森村泰昌さんと通天閣のパートです。NHK公式では、森村さんが通天閣への深い思いを語り、「ブリジッド・バルドーと通天閣?」という印象的な切り口も予告されています。
通天閣は大阪・新世界を象徴する建物ですが、「美の壺」が注目するのは単に展望台からの景色だけではありません。番組では、優美な天井画の復刻秘話も紹介されます。
通天閣公式の館内案内を見ると、1階には「初代通天閣 復刻大天井画」があり、クジャクや季節の花々が色鮮やかに描かれています。さらに通天閣の公式記録では、初代通天閣にあった天井画を72年ぶりに復刻し、2015年に公開したことが案内されています。
現在の通天閣を見上げると塔そのものに目が向きやすいですが、番組ではその足元の装飾まで「大阪の美」として扱うのがポイントです。街のシンボルが、建築、広告、絵画、記憶と重なりながら受け継がれていることを知ると、通天閣を見る視点も変わってきます。
森村泰昌と通天閣の組み合わせが面白い理由
森村泰昌さんは、自身を歴史上の人物や名画の登場人物に重ねるセルフポートレート作品などで知られる美術家です。今回の公式番組情報は詳しい発言内容までは公開していませんが、森村さん自身が通天閣に抱いてきた思いが紹介されることは明記されています。
美術作品を作る側の人が、観光名所として知られる塔をどのように「美」として見るのか。そこにこの回ならではの面白さがあります。通天閣を高さや夜景だけでなく、街の記憶を背負う造形物として見直すきっかけになりそうです。
大阪はなぜ「八百八橋の街」と呼ばれる?
もう一つの大きな柱が、大阪の橋です。NHK公式では、美術史家で大阪大学名誉教授の橋爪節也さんと大阪の橋を巡る構成になっています。
大阪市も、古くから大阪の橋が「浪華八百八橋」と呼ばれてきたことを紹介しています。2026年に公表した「水都大阪ブリッジテラス2030ビジョン」では、橋は人や車が渡るだけでなく、歴史を今に伝え、街の景観を形づくる存在だと位置付けられています。
番組予告には、住吉大社の反橋の急な形、橋にあるライオン、大阪市のシンボルマークなど、橋そのものの造形や装飾に注目する内容が並びます。普段は移動のために通り過ぎる橋を、歴史資料や美術作品のように見るのが「美の壺」らしい視点です。
住吉大社の反橋は「渡りにくさ」も見どころ
公式番組情報では「住吉大社の反橋はなぜ渡りにくい?」という問いが掲げられています。反橋は一般に太鼓橋とも呼ばれる大きく反った橋で、その急な曲線そのものが強い印象を残します。
番組が「渡りやすさ」ではなく、あえて「渡りにくさ」から橋の美に入っていく点も興味深いところです。機能だけなら平らな橋の方が合理的でも、歴史ある場所では形に意味や象徴性が込められています。橋爪節也さんの解説を通して、見慣れた大阪の景色に隠れた意匠を確認できる回です。
堺のおぼろ昆布と刃物の技術はどうつながる?
番組では、大阪の食文化からおぼろ昆布も取り上げます。NHK公式は、堺の刃物の技術が生んだおぼろ昆布の濃厚な味わいに注目しています。
大阪観光情報によると、北海道から運ばれた昆布を加工する際に堺の刃物が活躍し、おぼろ昆布やとろろ昆布は堺刃物の鋭い切れ味と深く関わってきました。昆布を薄く削るには、ただ刃が鋭いだけでなく、素材に沿う繊細な調整が必要です。
食べ物を味だけでなく、職人の手と道具が生み出す薄さや質感から見ることで、大阪の食文化が工芸の技術とつながっていることが分かります。番組を見ておぼろ昆布に興味を持った方は、大阪の箱ずしや食文化を紹介した関連記事もあわせて読むと流れをつかみやすいです。
箱ずしが「二寸六分の懐石」と呼ばれる理由
もう一つの食のテーマは箱ずしです。NHK公式では、箱ずしを「二寸六分の懐石」と表現し、その味と彩りを紹介します。
箱ずしは、木型にすし飯と具材を重ね、押して形を整える大阪のすし文化です。この回で大切なのは、単に名物料理として紹介するのではなく、小さな四角の中に色や形を整える美意識を見ることです。
おぼろ昆布が刃物の技術と結びついているように、箱ずしも味だけでなく、切り方や並べ方、色の組み合わせまで含めて一つの完成形になります。橋や通天閣と並べて見ると、大阪の美は大きな建造物だけではなく、食卓の小さな造形にも宿っているという番組の構成が見えてきます。
10月14日放送との違いはある?
10月19日のBSP4K放送は、10月14日に放送された同じ「今に花咲く 大阪の美」File639の再放送です。出演者や番組内容が別企画に差し替わったものではありません。
そのため、10月14日放送を見逃した方にとっては、同じ内容をもう一度見られる機会です。さらに10月20日にはNHK BSでも「選」として放送予定が番組表に掲載されており、このFile639は複数の放送枠で視聴機会が設けられています。
全体のテーマを先に知りたい方は、美の壺「今に花咲く 大阪の美」10月14日の見どころで4つの柱を確認すると分かりやすいです。10月19日を見る際は、そこから一歩踏み込んで、森村泰昌さんが通天閣をどう語るのか、橋爪節也さんが大阪の橋のどこに注目するのかを意識すると楽しみやすいでしょう。
参考にした情報
- NHKオンデマンド「美の壺 今に花咲く 大阪の美」
- Gガイド「美の壺 今に花咲く 大阪の美」10月19日BSP4K
- 通天閣公式「館内案内」
- 大阪市「水都大阪ブリッジテラス2030ビジョン」
- 大阪観光情報「なにわのアルチザンが支える大阪の食文化」
よくある質問
美の壺「今に花咲く 大阪の美」10月19日は何時からですか?
2026年10月19日(月)13:00〜13:29、NHK BSP4Kで放送予定です。
10月19日の放送は再放送ですか?
はい。10月14日にBSP4Kで放送されたFile639「今に花咲く 大阪の美」と同じ内容の再放送です。
森村泰昌さんは何について出演しますか?
NHK公式では、大阪のシンボル・通天閣への深い思いを語る出演者として案内されています。番組では通天閣の復刻天井画も紹介されます。
美の壺「大阪の美」の出演者は誰ですか?
出演は草刈正雄さん、美術史家の橋爪節也さん、美術家の森村泰昌さん、語りは木村多江さんです。
まとめ
10月19日の「美の壺『今に花咲く 大阪の美』」は、橋、おぼろ昆布、箱ずし、通天閣から大阪独自の美意識を見つめるFile639の再放送です。
特に今回は、森村泰昌さんが愛する通天閣とその復刻天井画、橋爪節也さんと巡る「浪華八百八橋」の視点に注目すると、既存の大阪観光とは違った見え方ができます。大きな塔から小さな箱ずしまで、街の歴史と職人の技が形になった「大阪の美」を楽しめる29分です。

