あの本、読みました?10月12日|平野啓一郎『本心』と今井翔太に学ぶAI・創作の未来|10/12 6:00
10月12日(月)朝6時からテレビ大阪で放送される「あの本、読みました?」は、平野啓一郎さんの小説『本心』と、AI研究者・今井翔太さんの解説を通して、AIが暮らしや仕事、そして小説の創作をどう変えていくのかを考える回です。
この回はBSテレ東で2025年2月6日に放送された内容で、テレビ大阪の公式番組表でも10月12日6時からの放送が確認できます。小説の物語を知りたい方にも、AIと仕事の関係が気になる方にも見どころの多い内容です。
番組の中心になる『本心』は、AIで亡くなった母を再現した青年が、母の本当の思いを探っていく物語です。技術の便利さだけではなく、人間の心や死、他者を理解することの難しさまで踏み込むため、番組でどこが語られるのか注目したいところです。
10月12日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月12日(月)6:00〜 |
| 放送局 | テレビ大阪 |
| 番組名 | あの本、読みました? |
| 主なテーマ | 『本心』、AIの仕組み、仕事とAI、創作の未来 |
| 出演 | 鈴木保奈美、角谷暁子、平野啓一郎、今井翔太 |
| ナレーター | 諏訪部順一 |
BSテレ東公式の当該回ページでは、平野啓一郎さんと今井翔太さんが登場し、AIの基本から仕事、創作までを扱うことが案内されています。テレビ大阪での放送は朝6時なので、出勤や通学前に見る方は開始時刻を確認しておくと安心です。
同番組は本を入り口に、その作品が生まれた背景や読書の面白さを掘り下げる情報番組です。今回も単なる作品紹介ではなく、「AIが人間の仕事や表現に入ってきたとき、私たちは何を人間らしさと考えるのか」というところまで広がる構成になっています。
過去の同番組の記事では別作品を扱っているため、番組全体の雰囲気を知りたい方は辻村深月『ファイア・ドーム』回の記事もあわせて読むと、作家の創作術を深掘りする番組の特徴がつかみやすいです。
平野啓一郎『本心』はどんな小説?
『本心』は、近未来の日本を舞台に、主人公の朔也が亡くなった母を最新技術によって再現し、生前に母が何を考えていたのかを知ろうとする長編小説です。文藝春秋の公式書籍ページでは、母が望んだ「自由死」と、その理由をめぐって主人公が知らなかった事実に近づいていく物語として紹介されています。
物語の核にあるのは、「本人の気持ちはどこまで他人に分かるのか」という問いです。姿や声、話し方を再現できたとしても、それが本人そのものなのか、残された人が求める像なのかは簡単に分けられません。
AIで亡くなった母を再現する設定が重要
作品では、亡くなった人をデジタル上に再現する技術が大きな役割を持ちます。番組公式ページでも『本心』のテーマとしてAIが明示されており、平野さん自身の作品世界と現在の技術を重ねながら話が進むことがうかがえます。
この設定が興味深いのは、「できるか、できないか」だけでは終わらない点です。たとえ技術的に再現できても、本人の意思、家族の気持ち、記憶の扱い、死者との距離をどう考えるかという問題が残ります。
2040年代の社会問題も描かれる
文春文庫の公式紹介では、物語の舞台は2040年代の日本とされ、格差の拡大やメタバースが日常化した社会が描かれます。AIの話だけを独立させるのではなく、働き方や経済格差、生き方の選択と結びつけているのが『本心』の特徴です。
テレビで作品を初めて知った方は、未来技術の小説というより、「技術が進んだ社会で人の心をどう考えるか」という人間ドラマとして見ると内容をつかみやすいでしょう。
今井翔太が解説するAI入門は何がポイント?
番組では、AI研究者の今井翔太さんが基本的な仕組みや生活への影響を解説します。BSテレ東公式では、「何ができるのか」「どんな仕組みなのか」「生活がどう変わるのか」といった素朴な疑問を扱うと案内されています。
今井さんの著書の公式紹介では、AIによって変わる仕事や文化、創作の価値まで幅広く扱っています。専門技術だけを説明するのではなく、私たちの働き方や表現がどう変わるかを考える内容になっているため、番組でも小説と現実の両面から話がつながっていきます。
AIで消える仕事・残る仕事
今回の予告で特に気になるのが、AIによって消える仕事と残る仕事というテーマです。単純作業だけでなく、文章、画像、企画など人間の創造性と結びついてきた分野でもAIが使われるようになり、仕事の分担は大きく変わっています。
ただし、番組の焦点は「人間が不要になるか」という一方向の話ではありません。AIを使ってできることが増える一方で、判断の責任、他人への配慮、表現の意図など、人が担う部分がどこに残るのかを考えることが大切です。
AIは小説の創作をどう変える?
平野啓一郎さんは小説家、今井翔太さんはAI研究者という異なる立場から登場します。この組み合わせによって、技術の説明だけではなく、小説を書くことそのものがどう変わるのかが今回の大きな見どころになります。
文章を提案する仕組みが身近になれば、構成案や言葉の候補を得ることは以前より簡単になります。その一方で、何を書くのか、なぜその人物を描くのか、作品でどんな問いを残すのかは作者の姿勢と強く関わります。
『東京都同情塔』と文学賞の話題も
BSテレ東公式では、AIとの会話を取り入れた芥川賞受賞作『東京都同情塔』にも触れると予告されています。AIが文章制作に関わることが文学賞や創作の評価にどんな影響を与えるのかという点は、本好きにとっても気になる話題です。
小説は完成した文章だけでなく、作者がどのように言葉を選び、構成し、読者に届けるかまで含めて作品として受け取られてきました。AIがその過程に入ることで、作者性の考え方がどう変わるのか、番組内の議論に注目です。
平野啓一郎の最新作『富士山』にも触れる
番組公式ページでは、『本心』だけでなく平野さんの短篇集『富士山』もAIの視点から見る企画が案内されています。新潮社の公式ページによると、『富士山』は平野さんにとって10年ぶりの短篇集で、これまでの長篇作品から次の創作段階へ進むための試みとして書かれた作品群です。
『本心』が近未来社会と人の心を長編で描くのに対し、『富士山』では複数の物語を通して現代の人間関係や選択が描かれます。番組では、AIという共通の視点を当てることで、作家がどこまで現実を観察し、どこから物語を立ち上げるのかが見えやすくなりそうです。
今回の放送で注目したい3つのポイント
今回の放送を見るときは、まず『本心』の物語と現実のAI技術がどう結びつけられるのかに注目です。小説の設定を未来の空想として終わらせず、今の社会で起きている変化と並べて考えるところが、この回ならではの面白さです。
次に、AIと仕事の話です。仕事がなくなるかという刺激的な問いだけでなく、どんな作業が変わり、人がどこで判断するのかまで聞くと、日常の仕事にも置き換えやすくなります。
そして3つ目は、創作と作者性です。平野さんが小説家として何を大切にしているのか、今井さんが技術の側からどこまで可能性を見ているのか、両者の違いと重なりが見どころです。
参考にした情報
- BSテレ東「あの本、読みました?」2025年2月6日放送回
- テレビ大阪 2026年10月12日番組表
- 文藝春秋『本心』公式書籍ページ
- SBクリエイティブ 今井翔太著書公式ページ
- 新潮社『富士山』公式書籍ページ
よくある質問
あの本、読みました?10月12日の放送は何時からですか?
テレビ大阪で2026年10月12日(月)朝6時から放送されます。BSテレ東で2025年2月6日に放送された平野啓一郎さんと今井翔太さん出演回の内容です。
『本心』はどんな小説ですか?
亡くなった母をAIで再現した青年が、母が生前に抱えていた思いを探る近未来小説です。人の心、死の選択、格差、技術と人間の関係が描かれます。
今井翔太さんは番組で何を解説しますか?
AIに何ができるのか、基本的な仕組み、生活や仕事への影響、創作との関係などを解説する予定です。
まとめ
10月12日朝6時の「あの本、読みました?」は、平野啓一郎さんの『本心』を入り口に、AIと人間の心、仕事、創作の未来まで考える回です。
『本心』の物語を知っている方は作品のテーマを現実の技術と重ねて楽しめますし、未読の方でも今井翔太さんの解説からAIの基本と社会への影響を整理できます。小説と技術を一緒に考えることで、「人にしかできないことは何か」という問いがより身近に感じられる放送になりそうです。

