相棒23第3話「楽園」右京の現場検証を解説|転落死・袋の結び目・PCの証拠|11/9 15:50
2026年11月9日(月)午後3時50分から、テレビ朝日で「相棒23」第3話「楽園」が再放送されます。
この回では、亀山薫が休暇を過ごしている間に、杉下右京が山奥のペンションへ向かい、別々に見える転落死と宿泊客の不審な行動を追います。物語を整理するときに注目したいのは、コンビニ袋の結び目、パソコン、スマホの位置情報、ペンションの火災という複数の手掛かりです。
※以下は第3話「楽園」の結末に触れるネタバレを含みます。
11月9日放送の日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月9日(月)15:50~16:48 |
| 放送局 | テレビ朝日 |
| シーズン・話数 | 相棒 season23 第3話 |
| サブタイトル | 楽園 |
| 主演 | 水谷豊、寺脇康文 |
| ゲスト | ふせえり、福士誠治 |
| 脚本 | 光益義幸 |
| 監督 | 橋本一 |
テレビ朝日の公式ストーリーでは、初回放送は2024年10月30日と案内されています。今回の再放送では、杉下右京が携帯電話の電波も届かない山奥のペンションに滞在し、亀山薫が休暇先で見つけた動画をきっかけに右京の足取りを追う物語が描かれます。
主な出演者は、水谷豊、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、田中隆三、松嶋亮太らです。ゲストとして、ペンションに滞在する小説家・岸をふせえり、オーナーの樫村を福士誠治が演じます。
脚本は光益義幸、監督は橋本一です。公式ページでは、山奥の宿で起きる不穏な出来事と、薫が右京の足跡を追う流れが第3話の軸として紹介されています。
古瀬の転落死で右京が見つけた最初の違和感
事件の発端は、右京が古瀬彰人の自宅を訪ねたことでした。古瀬は違法薬物の摘発に関連して浮かび上がった人物で、右京はその動向を確かめようとしていました。
ところが、古瀬の部屋を訪れても応答がありません。右京が上階の大家に話を聞いていたところ、古瀬が建物から転落します。
右京は現場に駆けつけますが、犯人らしき人物はすでに姿を消していました。
視聴後の詳細なあらすじを掲載したテレビズキによると、古瀬の両腕には刃物による防御創があり、転落による脳挫傷が死因とされています。単に足を滑らせた事故ではなく、部屋で襲われて逃げようとした可能性が現場から浮かび上がります。
右京が現場で気に留めたのは、落ちていたコンビニ袋の結び目でした。袋そのものは日常的な物ですが、結び方には持ち主の癖が表れることがあります。
右京はその小さな違いを見逃しませんでした。
さらに、古瀬の部屋にあったパソコンの状態にも違和感がありました。事件直後には起動していたはずのパソコンが、その後に確認したときには電源が切れていたのです。
画面の状態が変わったことは、誰かが事件の前後に部屋へ入り、パソコンを操作した可能性を考えるきっかけになります。
パソコンとスマホの位置情報が示したもの
古瀬のパソコンには、ダークウェブへアクセスするためのツールが残されていました。右京はこの情報を土師太に解析させ、ネット上で「バジリスク」と呼ばれるハッカーの存在にたどり着きます。
バジリスクは2年前、半グレの鮫島から約50億円相当の仮想通貨を盗み出したとされる人物です。巨額の資金を奪った後に姿を消しており、鮫島とバジリスクの双方が事件の背景に浮かび上がります。
一方、古瀬のスマホは事件直後に六本木周辺へ移動し、その場所で電源が切られていました。端末が移動したという情報だけで犯人を特定することはできませんが、古瀬の自宅から離れた六本木に何らかの関係者や連絡先がある可能性を示します。
亀山はこの位置情報を手掛かりに、鮫島が関係していた会社や周辺人物を調べます。右京が現場で拾った小さな違和感を、亀山が警察側の情報や足取りの確認で補っていく構図です。
ここで重要なのは、古瀬の死、バジリスクの正体、鮫島の行方を一つの問題として早合点しないことです。パソコンはハッカーの存在を示し、スマホの移動先は関係者のつながりを示しますが、それだけで古瀬を襲った人物まで決まるわけではありません。
ペンションの火災とタバコの吸い殻は何を示した?
右京が滞在するペンションでは、看板が燃える火災が起きます。現場にはタバコの吸い殻が残り、宿泊客の大塚伸也はタバコを吸って火を消したと説明します。
倒れた灰皿もあり、最初は不注意による出火の可能性が考えられます。
しかし、右京は看板からガソリンの匂いがすることや、物置に置かれたガソリン缶に新しい液垂れの跡があることに気づきます。火災をタバコの不始末だけで説明するには、別の証拠が残っていました。
後に、看板への放火に関わった若い男女が鮫島の手下だったことが明らかになります。二人は綾乃に危害を加え、鮫島の資金のありかを聞き出そうとしていました。
ガソリンの付着した手袋を隠そうとしたことも、火災の経緯を裏付ける手掛かりになります。
この火災の場面は、古瀬の転落死と同じ犯人による犯行と単純に結びつけないことが大切です。ペンションに集まった人物たちはそれぞれ異なる目的で動いており、看板の火災は鮫島の手下が綾乃を追い詰めるための行動でした。
タバコの吸い殻や灰皿は目につきやすいものですが、右京が重視したのはガソリンの痕跡です。目立つ物証に引きずられず、現場に残る別の情報を確かめる姿勢が、この回の捜査の面白さにつながっています。
袋の結び目と腕のあざが樫村につながる理由
物語の後半で、コンビニ袋の結び目が重要な意味を持ちます。古瀬の部屋に残された袋の結び方と、ペンションで使われているゴミ袋の結び方が一致していたのです。
右京はさらに、防犯カメラに映った清掃員の腕に特徴的なあざがあったことにも注目します。その位置と樫村の腕にあるあざが一致することから、清掃員に見せかけて鮫島の会社に出入りしていた人物と、ペンションのオーナーが結びつきます。
これらの証拠が示すのは、樫村が古瀬の部屋を訪れ、パソコンを確認していたということです。樫村は伝説のハッカー・バジリスク本人でした。
ペンションにはネット環境がなく、古瀬の部屋にあったノートパソコンを使って、鮫島の口座に関する情報を確かめていたと右京は推理します。
ただし、ここで区別したいのは、樫村がバジリスクであることと、古瀬を転落させた人物が誰かという問題は別だという点です。袋の結び目や腕のあざは、樫村が古瀬の部屋に出入りしたことを示す証拠であり、それだけで転落死の実行犯と断定するものではありません。
樫村は綾乃を守るために鮫島の資金を奪った過去があり、古瀬とも深い関係を持っていました。彼の行動には隠していた事情がありましたが、右京はその事情と、古瀬の死を引き起こした別の人物の行動を分けて追及していきます。
「鮫島」の正体と古瀬を襲った人物
事件の終盤で明らかになるのは、鮫島という人物がすでに死亡していたことです。鮫島の母親である小説家の岸みどりは、息子の死を知った後、鮫島になりすまして元手下たちを動かしていました。
岸は古瀬の部屋に押し入り、バジリスクの居場所を問い詰めます。古瀬は自分がバジリスクだと偽って岸をかわそうとしますが、岸に刃物で切りつけられ、逃げ出した先で転落します。
右京が現場で見た防御創や、部屋のパソコンの状態は、この出来事を考える手掛かりになっていました。
一方、樫村はバジリスクとして鮫島の資金を奪った人物ですが、古瀬を襲った人物とは役割が異なります。岸が鮫島の名を使って罠を仕掛けたこと、樫村がバジリスクとして動いていたこと、若い男女が綾乃を狙っていたことが重なり、ペンションで複数の事件が起きていました。
この回の謎解きは、単に「誰が黒幕か」を一人に絞るだけでは整理できません。古瀬の転落死、50億円の仮想通貨、ペンションの放火、綾乃への脅迫は、それぞれ関係者と目的が異なります。
物証が示す相手と、事件全体を動かした人物を分けて考えると、右京の推理がどの順序で組み立てられたのかが見えてきます。
同じ第3話について、樫村・古瀬・綾乃・岸みどりの人物関係や鮫島復活の罠をまとめた記事は、相棒23第3話「楽園」人物関係と真相の解説で紹介しています。こちらでは、人物相関そのものよりも、現場に残された証拠が何を証明したのかに焦点を当てました。
杉下右京を演じる水谷豊のプロフィールもあわせてご覧ください。
参考にした情報
- テレビ朝日公式「相棒 season23 第3話『楽園』」
- テレビ朝日公式番組表
- テレビズキ「相棒23 3話のネタバレと感想」
- dorama9「相棒23 3話視聴率・ネタバレ感想」
- MANTANWEB「相棒 season23 第3話あらすじ公開」
よくある質問
相棒23第3話「楽園」はいつ再放送されますか?
2026年11月9日(月)15時50分から16時48分まで、テレビ朝日で放送されます。
古瀬の転落死で右京が注目した証拠は何ですか?
古瀬の部屋にあったコンビニ袋の結び目、パソコンの電源状態、スマホの位置情報などです。後に袋の結び方が樫村とつながる手掛かりになります。
樫村は古瀬を殺した犯人ですか?
樫村は伝説のハッカー・バジリスクですが、古瀬を襲った人物とは別です。古瀬を襲ったのは、鮫島になりすましていた岸みどりです。
ペンションの看板に火をつけたのは誰ですか?
鮫島の手下だった若い男女です。ガソリンの痕跡や手袋が、放火の手掛かりとして描かれています。
まとめ
「相棒23」第3話「楽園」では、古瀬の転落死をきっかけに、右京がコンビニ袋の結び目、パソコン、スマホの位置情報を調べ、ペンションに集まった人物たちの動きを追います。
袋の結び目や腕のあざは樫村がバジリスクであることにつながり、パソコンとスマホは鮫島をめぐる資金の流れや人物関係を示しました。一方、看板の火災は鮫島の手下による別の行動であり、古瀬の転落死と混同しないことが重要です。
物証が示す人物と、事件を仕掛けた人物、実際に危害を加えた人物を分けて追うことで、右京の推理の組み立てがより分かりやすくなる回です。

