TV

  • HOME
  • ブログ
  • TV
  • 相棒23第16話「花は咲く場所を選ばない」犯人は誰?出生の取り違えと菜の花に隠された真相|11/6 14:48

相棒23第16話「花は咲く場所を選ばない」犯人は誰?出生の取り違えと菜の花に隠された真相|11/6 14:48

2026年11月6日(金)14時48分からHTBで再放送される「相棒セレクション 相棒23 #16」は、第16話「花は咲く場所を選ばない」です。画商・星郁夫がギャラリーで殺され、現場に残されたイヤリングと血痕から、美大生の虻川希美に疑いが向きます。

しかし、この回の核心は単純な「容疑者=犯人」という構図ではありません。犯人は喫茶店を営む加賀さゆりで、事件の背後には希美と倉田ひかりの出生の取り違え、画商がその秘密を利用しようとした思惑、そして「誰の娘か」で絵の価値を判断する人々の偏見が重なっています。ここでは事件を時系列で追いながら、右京がどこで違和感を持ち、何が伏線になったのかを整理します。

相棒23第16話の放送日時・出演者

項目内容
放送日時2026年11月6日(金)14:48〜
放送局HTB1(北海道)
サブタイトル花は咲く場所を選ばない
杉下右京水谷豊
亀山薫寺脇康文
小出茉梨森口瑤子
虻川希美松井愛莉
倉田ひかり山谷花純
脚本當銘啓太
監督守下敏行

テレビ朝日公式では、第16話は2025年2月19日に初回放送され、ゲストとして松井愛莉さん、山谷花純さんが出演したことが案内されています。HTB公式番組表でも、11月6日の再放送枠に「美しい名画が招く殺人」「菜の花に隠された殺意」と紹介されています。

杉下右京を演じる水谷豊さんについては、水谷豊のプロフィール記事でも経歴や代表作をまとめています。

第16話のあらすじを時系列で整理

1. 菜の花畑で右京が虻川希美と出会う

物語は事件の少し前、右京が小手鞠に誘われて一面の菜の花畑を訪れる場面から始まります。そこで絵を描いていたのが、美大生の虻川希美です。希美は日本画の巨匠・虻川徹の娘として知られ、自身も画家として評価され始めていました。

この菜の花畑は、徹が1年前に亡くなった場所でもあります。右京は希美の絵の中に、周囲とは色の違う一本の花が描かれていることに気づきます。この時点では単なる作風のように見えますが、後に希美自身の境遇を表す重要なモチーフだったことが分かります。

2. 画商・星郁夫が刺殺される

その後、ギャラリーを経営する画商・星郁夫が殺害されます。現場では背中をハサミで刺されており、さらに血の付いたイヤリングが落ちていました。

星と希美の関係が悪化していたこと、希美の父・虻川徹が亡くなった後に星の態度が変わっていたことから、捜査線上には早い段階で希美の名前が浮上します。しかも、イヤリングに付いた血液を調べると、希美の母・洋子と親子関係にある人物の血と分かり、疑いはさらに強まります。

ここで重要なのは、警察が「洋子の娘の血」という結果を、自然に「希美の血」と受け取ってしまった点です。この思い込みそのものが、第16話の大きなミスリードになっています。

3. 右京は壊れた額縁と絵のサイズを気にする

右京が気にしたのは、現場に残された壊れた額縁でした。ギャラリー側は盗まれた絵はないと説明しますが、右京は「もともとそこに別の絵が入っていたのではないか」と考えます。

捜査を進めると、星が最近強く推していた若手画家倉田ひかりに行き着きます。ひかりは希美と同年代の美大生です。壊れた額のサイズから、そこに入っていたのは希美の作品ではなく、ひかりの作品だった可能性が高まります。

この額縁は、殺人そのものの凶器ではありません。それでも「誰が現場にいたのか」「なぜ血痕が残ったのか」を切り分けるための重要な証拠になります。

4. 希美には犯行時刻のアリバイがある

やがて、希美には事件が起きた時間帯に美大へ向かっていたことを示す記録が見つかります。ギャラリーまでの移動時間を考えると、星を殺害することは難しい状況でした。

つまり、現場にあった「希美のものと思われたイヤリング」と「母・洋子の娘と判定された血」は、殺人犯を示す証拠ではないことになります。右京はここから、現場にいた別の人物と希美の家族関係そのものを疑い始めます。

希美とひかりの出生の取り違えが真相の中心

右京がたどり着く最大の秘密は、希美とひかりが出生時に取り違えられていた可能性です。2人は同じ日に生まれ、出生場所にもつながりがありました。当時は台風による避難の混乱もあり、取り違えが起きても不思議ではない状況だったことが明らかになります。

つまり、虻川家で育った希美は生物学的には虻川徹の娘ではなく、逆にひかりのほうが徹の実の娘だったと考えられるのです。現場の血液が洋子と親子関係にあると判定されたのに、希美のアリバイが成立した理由もこれで説明できます。血を残したのはひかりだったのです。

ひかりは星に呼び出され、自分が虻川徹の実の娘だという秘密を利用されそうになります。星はひかりの出自が公になれば絵の価値が上がると考え、すでに彼女の作品を集めていました。ひかりは、自分自身の作品ではなく「巨匠の実の娘」という肩書きに価値を付けようとする星に反発します。

その場でもみ合いになり、額のガラスが割れてひかりが手を負傷します。イヤリングもそこで落ちました。だから現場にはひかりの血が残りましたが、ひかりは星を殺していません。

虻川徹の死は殺人だったのか

星にはもう一つ疑惑がありました。希美の父・虻川徹が菜の花畑で倒れた際、持病の薬を星が隠したのではないかという噂です。もしそれが事実なら、希美には星を恨む強い動機が生まれます。

しかし右京たちの検証では、徹の死に星が直接関わった証拠はありませんでした。徹は光に強い負担を感じる症状を抱えていた可能性があり、絵を描くためにサングラスを外していた時に体調を崩し、心臓の発作も重なったと整理されます。新しい鞄の中から薬をすぐ取り出せなかったことも不運でした。

この点は、第16話で「疑われる人物」と「本当に罪を犯した人物」を分ける大事な部分です。星は後に出生の秘密を金銭に利用しようとしますが、徹の死まで星の犯行だったとする決定的な証拠はありません。

星郁夫を殺した犯人は加賀さゆり

甘い香りが犯人につながる

星を殺した真犯人は、喫茶店を営む加賀さゆりです。右京が犯人に近づくきっかけの一つが、事件現場に残っていた甘い香りでした。

ひかりはギャラリーで甘い匂いを感じたと話します。右京は、その香りが加賀夫妻の喫茶店と結びつくことに気づきます。また、さゆりは希美の絵を所有し、虻川徹の熱心なファンでもありました。

さゆりの動機は「自分が価値を信じた理由」を裏切られた怒り

さゆりは星のもとを訪れた際、ひかりと星の会話を耳にし、出生の秘密を知ってしまいます。さゆりはこれまで「虻川徹の娘が描いた作品」という価値も含めて希美の絵を買っていました。

ところが、実際には希美が徹の実の娘ではなく、星はその事実を把握しながら、実の娘であるひかりの絵を集めて利益を得ようとしていました。さゆりは、自分が信じていた価値を星に利用され、欺かれたと感じます。その怒りが爆発し、現場にあったハサミで星を刺してしまいます。

夫の加賀正信は、その後さゆりから連絡を受け、彼女が店にいたように見せかける行動を取ります。これが一時的にアリバイらしく見えた理由です。

伏線と証拠はどこにあった?

第16話は、犯人当てだけでなく、視聴者が最初に信じた前提を一つずつ崩す構成になっています。

まず、イヤリングと血痕は「希美が現場にいた」証拠に見えます。しかしDNA鑑定が示したのは、あくまで洋子と親子関係にある人物の血という点でした。出生の取り違えが判明すると、その血はひかりのものとして矛盾なくつながります。

次に、壊れた額縁です。希美が普段描く作品とサイズが合わないことから、右京はひかりの作品が現場にあったと見抜きます。これにより、ひかりが事件前に星と衝突していた事実へ近づきます。

そして、希美とひかりが似たモチーフの絵を描いていたことも、2人が「接点はない」と話した内容と食い違います。実際には2人は出生の秘密を共有するほど近い関係でした。

最後に真犯人へつながるのが甘い香りです。殺人と出生の秘密は別々の謎に見えますが、さゆりがひかりと星の会話を偶然聞いたことで二つが交差します。右京は、証拠の意味を一度決めつけず、「誰の血なのか」「誰の絵なのか」「誰がその場にいたのか」を分けて考えることで真相にたどり着きました。

黒い菜の花が意味していたもの

希美が菜の花畑で描いていた絵には、周囲と色の違う花がありました。結末で示されるのは、その花が取り違えによって虻川家で育った自分自身を重ねた表現だったということです。

ただし、希美は自分を「間違った場所に咲いた花」と否定していたわけではありません。どこで育ったとしても自分は自分であり、作品の価値も血筋だけで決まるものではない。サブタイトルの「花は咲く場所を選ばない」は、この考え方に重なります。

事件を起こしたさゆりは、希美の絵そのものではなく「虻川徹の娘が描いた」という背景に強く価値を感じていました。一方で、希美とひかりは最後に、血のつながりだけでこれまでの家族や自分自身を否定しない方向へ進みます。犯人の動機と若い2人の決断が、きれいな対照になっています。

結末で希美とひかりはどうなる?

事件解決後、希美とひかりは出生の秘密を隠し続けるのではなく、これからは向き合っていくことを選びます。洋子も、血縁だけで希美との親子関係を否定するのではなく、これまで育ててきた娘として受け止めます。

そのため、第16話の後味は殺人事件の解決だけで終わりません。「家族とは何か」「作品の価値は作者の肩書きで決まるのか」というテーマまで残します。

「相棒23」の別事件を振り返りたい方は、第7話「復讐者は笑わない」の真相解説もあわせてどうぞ。第16話と同じく、表面的な容疑だけでは見えない事情が積み重なる回です。

ウェブの声で目立った反応

初回放送後は、真犯人が希美でもひかりでもなかったことへの驚きに加え、絵の価値と血筋の関係を考えさせられたという反応が目立ちました。シネマトゥデイも、意外な犯人への驚きや、芸術作品の付加価値をめぐる視聴者の反応を紹介しています。

また、重い事件を扱いながら、終盤では右京と小手鞠のやり取りが少し柔らかい余韻を作っています。殺人の動機は「肩書き」への執着から生まれましたが、希美とひかりの物語は「どこに生まれたかだけで人の価値は決まらない」という方向に着地するのが印象的です。

参考にした情報

よくある質問

相棒23第16話「花は咲く場所を選ばない」の犯人は誰ですか?

犯人は、喫茶店を営む加賀さゆりです。星郁夫が希美とひかりの出生の秘密を利用して絵の価値を操作しようとしていたことを知り、怒りから星を刺しました。

現場の血痕は虻川希美のものではないのですか?

希美ではなく倉田ひかりの血です。希美とひかりは出生時に取り違えられており、ひかりが虻川徹と洋子の実の娘だったため、DNA鑑定の結果が「洋子と親子関係」と出ました。

虻川徹は星郁夫に殺されたのですか?

作中では、星が徹の薬を隠したという疑惑は裏付けられません。徹は菜の花畑で体調を崩し、持病の発作と薬をすぐ取り出せなかった不運が重なって亡くなったと整理されます。

黒い菜の花にはどんな意味がありますか?

周囲と違う色の花は、出生の取り違えによって虻川家で育った希美自身を重ねた表現です。ただし希美は、それを否定ではなく「どこにいても自分は自分」という意味で描いていました。

まとめ

「相棒23」第16話「花は咲く場所を選ばない」で星郁夫を殺した犯人は、虻川徹のファンだった加賀さゆりです。希美とひかりの出生の取り違えを知った星が、その秘密を絵の値上がりに利用しようとしたことが事件の引き金になりました。

イヤリング、血痕、壊れた額縁、二人の似たモチーフ、現場の甘い香りは、それぞれ別の謎に見えて最後に一つへつながります。そして結末では、血筋や肩書きよりも、本人が積み重ねてきた人生や作品そのものを見ることの大切さが示されます。再放送で見返すときは、右京が最初に引っかかった小さな違和感を追うと、真相までの組み立てがより分かりやすく見えてきます。

このテーマの関連記事はこちら