引っ越しダンボールを回収するオススメな方法

引っ越しには大量のダンボールが必要です。一方、引っ越し後には大量のダンボールの処分に苦労するかもしれません。不要になったダンボールは不用品回収業者に回収を依頼できます。また、無料で一括処分することも可能です。住環境によってダンボール回収のベストな方法は異なります。記事で紹介するダンボール回収方法を参考にしてください。

ダンボールを無料で回収してもらう方法

引っ越し時には大量のダンボールを使用します。重宝するダンボールですが、引っ越しが済んでしまえば、無用の長物です。

新居の一角を不要なダンボールで占拠されると、家具のレイアウトが満足に決められません。心機一転、新しい生活をスタートできないでしょう。

そのため、ダンボールはできるだけ早く回収・処分するべきです。しかし、余計な費用はかけたくありません。実は、ダンボールは無料で回収してもらえます。

引っ越し業者によるダンボール回収

多くの引っ越し業者では使用済みのダンボールを回収するサービスを展開しています。ダンボール処分の方法では、最も一般的な方法です。

ダンボール回収サービスは、引っ越し作業に追加できるオプションです。そのため、引っ越し作業を依頼していない業者にはダンボール回収を依頼できません。

一般的に、引っ越し後しばらくたってから荷解きは完了します。そのタイミングで業者にダンボール回収を依頼してください。

ダンボール回収サービスは、多くの引っ越し業者では無料で行っています。しかし、一部の業者では有料になることもあるため、確認が必要です。

アート引越センター

アート引越センターでは、不要になったダンボール回収サービスを1回限り無料で行っています。ただし、引っ越し作業が完了してから3ヶ月以内という条件付きです。もし3ヶ月を過ぎてからダンボール回収を依頼した場合は費用が発生します。

ダンボール回収サービスを利用するには、フリーダイヤルから電話で依頼するか、公式ホームページに設置されている専用フォームから申し込んでください。また、他社ダンボールや通販などの一般ダンボールが含まれていても回収可能です。

サカイ引越センター

サカイ引越センターでは、ダンボール回収サービスを有料でのみ行っています。料金は、1回1,000円（税別）です。また、引っ越し業界の繁忙期（3月〜4月頃）には、ダンボール回収サービスに対応できない場合もあります。

サカイ引越センターにダンボール回収を依頼するには、担当支社へ電話してください。他社ダンボールが混じっていても回収可能です。

日本通運

日本通運では、ダンボール回収サービスを実施しています。初回に限り無料ですが、2回目以降は有料です。

引っ越しから3ヶ月以内に依頼する必要があります。しかし「単身パック当日便」を利用した方は、1ヶ月以内の回収が条件です。

日本通運の場合、見積作成時にダンボール回収の依頼をしなければなりません。また、他社ダンボールが混じってしまう場合は、事前の相談が必要です。

アリさんマークの引越社

アリさんマークの引越社に不要なダンボールを回収してもらうには、1回1,000円（税別）の費用が発生します。有料ダンボール回収サービスは、何度でも利用可能です。また他社ダンボールが混じっていても問題ありません。

アリさんマークの引越社に不要ダンボールの回収を依頼するには、見積り依頼と同時に打診すると良いでしょう。

クロネコヤマト

クロネコヤマトで、引っ越し後に不要となったダンボールを一括回収してもらうことは可能です。ただし利用サービスによって内容は異なります。

「引っ越しらくらくタイムリーサービス」や「建替引越パック」を利用した方は、無料でダンボールを回収してもらえるでしょう。しかし「単身引越サービス」を利用した方は3,000円（税別）の別途費用が発生します。

他社ダンボールが含まれる場合は、事前にその旨を相談してください。ダンボール回収サービスを依頼するのであれば、申込時に依頼すると安心です。

アーク引越センター

アーク引越センターでは、不要になったダンボール回収を無料で行います。回収を依頼するためには、電話連絡が必要です。

事前予約の必要はありません。引っ越し作業が終わり、荷解きが済んでから依頼をしても対応してもらえます。

しかし、対応できる営業所が近くにない場合は、ダンボール回収を行ってもらえません。事前に確認してください。アーク引越センターでは、自社製のダンボールのみ回収可能です。

ハート引越センター

ハート引越センターでは、引っ越しダンボールの回収を1回だけ無料で行っています。2回目以降は有料で対応可能です。

ただし、引っ越し業界の繁忙期にはダンボールを回収してもらえない可能性もあります。早めに回収依頼をしておくと安心です。

依頼は電話で受け付けています。また、他社ダンボールの回収については別途相談が必要です。

スーパーなどの施設でのダンボール回収

スーパーなどの商業施設では、無料でダンボール回収を行っているところがあります。近隣の施設に「ダンボール回収箱」や「エコボックス」などが設置されていないか確認しましょう。

これらが設置されている場合、施設の営業時間内であればダンボールを回収してもらえるはずです。また費用はかからないでしょう。

しかし、こういったダンボール回収サービスを利用するには注意点があります。

例えばエコボックスでは、ダンボールの回収と同時に古新聞や牛乳パック、その他不燃物を回収するケースがあります。それぞれ区分されているので、ダンボールの回収スペースからはみ出ないように捨てなければなりません。

また、施設の営業時間外にダンボールを持ち込まないようにしましょう。対応時間を限定している施設もあるため事前の確認が必要です。

自治体によるダンボール回収

自治体が資源ごみとしてダンボールを回収します。ダンボールを可燃ごみだと勘違いしないでください。取り決めは各自治体によって異なるため、住まいの地域を治める自治体に確認が必要です。基本的には、通常のゴミ回収と同様にダンボールも無料で回収してもらえるでしょう。

引っ越し業者によるダンボール回収の場合は対応期限を意識せざるを得ませんが、自治体による回収であれば無期限であるため気が楽です。焦らず荷解きに取り組めます。

自治体のルールを守る

自治体にダンボールを回収してもらうためにはルールを守ります。指定の日時と場所を守って出すという基本的なものです。これは地域によって異なります。

ガムテープは使用せず紐でまとめる、金具をすべて取り除かなければならない、雨の日には出してはいけない、二つ折りにしなければならない等、ローカルルールも存在するでしょう。

大量のダンボールは回収不可になるかも

引っ越し後の不要ダンボールは大量に発生します。あまりに量が多いと、回収場所へ出してもトラックに載せきれないかもしれません。

その場合、一部のダンボールが取り残されることもあるでしょう。事前にどの程度の量であれば回収可能か、自治体に確認しておくと安心できます。

有料のダンボール回収方法

引っ越し業者の定める回収期限に間に合わなかったり、大量だったりした場合、不用品回収業者に不要ダンボールを一括回収してもらうことも可能です。その場合は回収費用がかかります。

不用品回収業者はインターネットなどで検索できます。費用やサービス内容を比較して検討してください。

ダンボールのみだと回収不可になることも

不用品回収業者にダンボール回収を依頼しても、回収不可となる可能性があります。実はダンボールの改修費用は単価が安いため、それだけだと不用品回収業者に断られてしまうのです。

回収を依頼する前には、ダンボールの量を正確に伝えて回収可能かどうかを確認してください。もしダンボールだけの回収を断られた場合、家具や家電の回収も同時に依頼すると引き受けてもらえる可能性が高まります。

ダンボール回収の費用相場

不用品回収業者にダンボール回収を依頼すると費用が発生します。費用には、運搬手数料や回収手数料が含まれるでしょう。

また、費用の決め方はダンボールの枚数では決まりません。トラックの台数やサイズで決まるのです。一般的には、トラック一台分で1万円〜1万5,000円くらいでしょう。

ダンボールは買い取ってもらえるか？

美品ダンボールが大量に発生した場合、買い取り業者が買い取ってくれる可能性があります。しかし、このような買い取り業者が対象とする顧客は企業などの法人であることが一般的であるため、個人では難しいかもしれません。

もし、会社の引っ越しなどで大量のダンボール回収が必要になった場合は、買い取り業者を探してはいかがでしょうか。

大量かつ美品である必要がある

ダンボールの買い取り業者に回収を依頼する場合、大量かつ美品である必要があります。なぜなら、業者は買い取ったダンボールをそのまま流用するからです。

特に水に濡れたダンボールや破けてしまったダンボールは買い取り不可でしょう。

個人情報の流出に気をつける

ダンボールには宛名や送り先などの個人情報が添付されている場合が多いです。売りに出す前にはそのような個人情報の取り扱いに注意してください。

不要な止め金具やガムテープを外す

もしダンボールにガムテープや止め金具がついていたら、買い取ってもらえない可能性があります。事前に取り外しておきましょう。

まとめ：最適なダンボール回収方法を見つけよう

引っ越し後のダンボール回収方法は様々です。引っ越し業者に回収して貰う方法が一般的ですが、自治体や近隣施設に回収してもらうことも可能です。あなたにとって最適なダンボール回収方法を見つけてください。