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新美の巨人たち10月17日BS|群馬県立近代美術館を蓮見翔が探る!磯崎新「増殖する立方体」の見方|10/17 23:30

10月17日(土)23時30分からBSテレ東・BSテレ東4Kで放送される「新美の巨人たち」は、群馬県立近代美術館の建築が主役です。

設計したのは世界的建築家の磯崎新。一見すると同じような立方体が連なる建物ですが、美術館公式の解説を読むと、単に四角い外観を目指した建築ではなく、作品を受け入れる空間そのものを「増殖可能」に考えた設計だったことが分かります。

今回のBS放送では、劇作家の蓮見翔さんがアートトラベラーとしてこの建築に向き合います。10月10日放送時の「なぜ立方体なのか」という入口からもう一歩進んで、建物のどこを見ると磯崎新の発想が見えてくるのかを整理しました。

10月17日の放送日時と出演者

項目内容
番組名新美の巨人たち
放送日時2026年10月17日(土)23:30〜24:00
放送局BSテレ東/BSテレ東4K
テーマ群馬県立近代美術館と磯崎新の建築
アートトラベラー蓮見翔
ナレーション本仮屋ユイカ

テレ東・BSテレ東の公式番組情報では、群馬県立近代美術館を「建築の歴史を変えた」と紹介し、磯崎新の初期の傑作に蓮見翔さんが迫る内容とされています。

ナレーションは本仮屋ユイカさんです。本仮屋さんの経歴やこれまでの出演作は、本仮屋ユイカさんのプロフィール記事でも紹介しています。

また、BSテレ東4Kでは2K放送番組を4Kにアップコンバートして放送することが公式ページに明記されています。幾何学的な外壁や内部空間を映像でどう見せるのかも、建築回ならではの注目点です。

群馬県立近代美術館はなぜ「立方体」でできている?

群馬県立近代美術館の公式サイトによると、磯崎新はこの建築で1.2メートルを基準とした立方体フレームの集合体を構想しました。

現在の建物は一辺12メートルの立方体フレームの集積を基本構造とし、外壁のアルミパネルやガラス面のグリッドは120センチ、エントランスの大理石パネルは60センチ、床タイルは15センチと、大小の正方形が共通の寸法体系でつながっています。

つまり外から見える「四角」は装飾だけではありません。建物全体の寸法や空間を組み立てるルールが、立方体とグリッドに貫かれているのです。

以前の記事では、この「なぜ立方体なのか」を中心にまとめています。基本から確認したい方は、新美の巨人たち群馬県立近代美術館|なぜ立方体?磯崎新建築の秘密もあわせてどうぞ。

「増殖する立方体」とはどういう意味?

今回あらためて注目したいのが、磯崎新が考えた増殖可能な建築という発想です。

美術館公式は、立方体フレームを、美術作品を取り巻く「額縁」にたとえられた空洞として説明しています。作品が通り抜ける空間は固定された完成形ではなく、変化し、増えていけるものとして考えられていました。

実際、群馬県立近代美術館では後年に増築が行われています。公式解説では、1994年のシアター棟、1998年の現代美術棟の増築によって、「増殖する立方体」という考えが現実の建築として示されたとされています。

最初からすべてを一枚岩の完成形にするのではなく、時間がたって必要な空間が増えても、元のルールを保ったまま建築を広げられる。その点を知ってから外観を見ると、同じ立方体の繰り返しが別の意味を持って見えてきます。

建築を見るならどこに注目すると分かりやすい?

テレビ画面で建物を見るときは、まず外壁のグリッドに注目すると分かりやすいでしょう。

アルミパネルやガラスの正方形が均等に並ぶ外観は、建物を巨大な立方体の集合として見せます。次に内部へ入った場面では、壁・床・開口部などにも四角い秩序が繰り返されているかを見てみると、外観だけのデザインではないことが伝わりやすくなります。

もう一つは、建築と展示作品の関係です。美術館公式は、磯崎新が空間を「美術作品が通過する空洞」として構想したと説明しています。建築自体が強い個性を持ちながら、作品を受け入れる器でもあるという一見矛盾した役割をどう両立しているのかが見どころになります。

1975年には、この建築によって磯崎新が第27回日本建築学会賞(作品)を受賞しました。後年の世界的な活躍より前の仕事でありながら、その後につながる考え方が濃く表れた初期の代表作と位置づけられています。

番組で扱う「建てられなかった磯崎作品」とは?

10月17日の公式番組情報には、群馬県立近代美術館だけでなく、壮大な構想ゆえに実際には建てられなかった磯崎新の作品も取り上げるとあります。

具体的にどの計画をどの程度紹介するかは、放送前の公式情報ではすべて明らかにされていません。

ただ、美術館という実際に完成した建築と、実現しなかった構想を同じ回で見ることで、磯崎新が「建物を建てる人」にとどまらず、建築そのものの考え方を問い続けた人物だったことを立体的に見せる構成になりそうです。

番組公式は、磯崎新がそれまでの建築の歴史を「切断」し、新しい形を生み出した秘密に迫ると予告しています。完成した建物だけでなく、実現しなかった案まで含めて見ることが、今回の回の特徴です。

蓮見翔がアートトラベラーなのも注目

今回のアートトラベラーは、ダウ90000を主宰する劇作家・蓮見翔さんです。

番組公式が今回の役割を「秘密を解き明かす」と表現していることからも、専門家の解説を聞くだけではなく、蓮見さん自身が建物を見てどう疑問を持つのかが番組の入口になりそうです。

劇作家は、人が動く場所、視線が向かう場所、空間の使われ方を考えながら舞台をつくる仕事でもあります。番組内で具体的にどの視点が示されるかは放送前には分かりませんが、建築を「形」だけでなく「人が入る空間」として見る回になっている点は楽しみなところです。

「新美の巨人たち」自体も、アートトラベラー独自の見方や感じ方を通して作品や建築の秘密に迫る番組です。建築の知識がなくても、蓮見さんがどこで立ち止まり、何に違和感を持つのかを追うと見やすいでしょう。

群馬県立近代美術館はどこにある?

群馬県立近代美術館は、群馬県高崎市綿貫町992-1、群馬の森公園内にあります。

美術館は1974年10月17日に開館しました。今回のBS放送日も10月17日なので、開館日と同じ日付にこの建築を扱う放送を見ることになります。

所蔵作品は海外の近代美術、日本の近現代美術、群馬ゆかりの美術など幅広く、建物そのものだけでなく、美術館として現在も使われ続けている場所です。

番組を見て実際の建物が気になった場合は、開館日や展示スケジュールなどを美術館公式サイトで確認してから訪れると安心です。

参考にした情報

よくある質問

新美の巨人たち10月17日BS放送は何時からですか?

2026年10月17日(土)23時30分から24時まで、BSテレ東・BSテレ東4Kで放送予定です。

10月17日の新美の巨人たちで紹介される美術館はどこですか?

群馬県高崎市の群馬の森公園内にある群馬県立近代美術館です。磯崎新が設計した初期の代表作として知られます。

アートトラベラーとナレーションは誰ですか?

アートトラベラーは蓮見翔さん、ナレーションは本仮屋ユイカさんです。

まとめ

10月17日23時30分のBSテレ東「新美の巨人たち」は、群馬県立近代美術館と磯崎新の建築を取り上げます。

見どころは、立方体が並ぶ外観だけではありません。一辺12メートルのフレームを軸にした寸法体系、作品を受け入れる「空洞」、そして後年の増築まで想定できる増殖する立方体という考え方を知ると、建物の見え方が変わります。

蓮見翔さんがこの空間をどう歩き、どんな視点で建築の常識を揺さぶった磯崎新の発想に迫るのか。番組を見る前に基本構造を押さえておくと、30分の建築旅をより深く楽しめます。

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