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エンター・ザ・ミュージック「マーラー交響曲第1番 巨人」後編|第3・第4楽章の聴きどころ|10/17 8:30

10月17日(土)朝8時30分からBSテレ東・BSテレ東4Kで放送される「エンター・ザ・ミュージック」は、マーラーの交響曲第1番「巨人」後編です。

2週にわたる特集の後半では、雰囲気が大きく変わる第3楽章と第4楽章にスポットを当てます。音楽構成作家の新井鷗子さんと指揮者の藤岡幸夫さんが楽曲の特徴を紐解き、関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏で作品の核心へ迫ります。

10月17日「エンター・ザ・ミュージック」の放送情報

項目内容
放送日時2026年10月17日(土)8:30〜9:00
放送局BSテレ東/BSテレ東4K
テーママーラー:交響曲第1番「巨人」後編
ゲスト新井鷗子(音楽構成作家)
出演関西フィルハーモニー管弦楽団
司会藤岡幸夫(指揮者)、角谷暁子(テレビ東京アナウンサー)
特集する楽章第3楽章・第4楽章
放送形態再放送

BSテレ東公式によると、今回の放送は2025年4月12日に放送された回の再放送です。前週10月10日の「巨人」前編では第1・第2楽章を扱い、今回はその続きとして後半2楽章を紹介します。

「巨人」は若きマーラーの情熱や苦悩が強く表れた作品です。前半の自然描写や舞曲的な世界から、第3楽章では葬送の行進へ、第4楽章では激しい嵐のような音楽へと一気に景色が変わります。

今回の披露楽曲はマーラー交響曲第1番「巨人」第3・第4楽章

今回取り上げるのは、グスタフ・マーラーの交響曲第1番「巨人」の後半です。番組公式は、第3〜4楽章の特徴を紐解きながら、関西フィルによる名演を届けると案内しています。

この作品は現在4楽章構成で演奏されるのが一般的です。LAフィルの作品解説では、第3楽章を葬送行進曲、第4楽章を「嵐が光へ溶けていく」ようなフィナーレとして紹介しています。

前編から続けて見ると、静かな自然の目覚めから素朴な舞曲へ進んだ音楽が、後編では死や不安を思わせる世界を通り、最後に巨大な解放感へ向かう流れがつかみやすくなります。

第3楽章の聴きどころ|「かえるの歌」に聞こえる葬送行進

コントラバスから始まる異様な静けさ

第3楽章で最初に耳を引くのは、低音から始まる重い行進です。よく知られた童謡「フレール・ジャック」と同系統の旋律が短調で扱われ、親しみのあるメロディーが暗く、不気味な表情へ変わります。

LAフィルは、この楽章の葬送行進がモーリッツ・フォン・シュヴィントの木版画「狩人の葬列」から重要な刺激を受けたと解説しています。親しみやすい旋律なのにどこか皮肉で、普通の葬送曲とは違う奇妙さがあるのが特徴です。

番組では新井鷗子さんが楽曲の特徴を紐解くため、旋律がどの楽器へ受け渡されるのか、同じメロディーがどのように色を変えるのかに注目すると楽しみやすくなります。

暗さの中に突然違う音楽が割り込む

第3楽章は、最初から最後まで同じ調子で重く進むわけではありません。葬送の雰囲気の途中に、俗っぽさや踊りを思わせる音楽が顔を出し、厳粛さと皮肉が同居します。

マーラーの音楽では、上品な交響曲の世界に街角の音楽や民俗的な響きが入り込むことがあります。「悲しい曲」とだけ考えるより、異質なものが次々と混ざる感覚を楽しむと、第3楽章の面白さが見えてきます。

一瞬の抒情がかえって切なく聞こえる

楽章の中ほどでは、荒々しさや皮肉から離れて、より柔らかく歌うような場面も現れます。暗い行進の中にこうした抒情的な時間が置かれることで、前後の陰影がさらに強くなります。

番組で関西フィルの演奏を聴く際は、大きな音だけでなく、弦楽器が静かに歌う部分や木管の色合いにも耳を向けたいところです。後の第4楽章の爆発的な始まりとの対比も鮮明になります。

第4楽章の聴きどころ|嵐のような開始から勝利へ

冒頭から一気に爆発するオーケストラ

第4楽章は、それまでの空気を切り裂くような激しさで始まります。LAフィルの作品解説では、フィナーレを「嵐が光へ溶けていく」楽章として捉えています。

第3楽章の静かな葬送から続けて聴くと、この冒頭の衝撃はさらに大きく感じられます。金管、打楽器、弦楽器が一斉に動き、若いマーラーが交響曲という大きな器に詰め込んだ感情の激しさが一気に表へ出ます。

激しさの合間に現れる歌うような旋律

第4楽章の魅力は、激しい音が続くだけではないことです。荒れ狂うような部分の合間に、弦楽器を中心とした大きく歌う旋律が現れ、緊張をほどきます。

この「激しさ」と「歌」の往復があることで、最後の勝利感が単純な派手さではなく、長い葛藤を抜けた先の解放として聞こえてきます。藤岡幸夫さんがどこでテンポや音量を動かし、関西フィルがそれにどう応えるのかも見どころです。

終盤の金管は「巨人」最大の高揚ポイント

フィナーレ終盤では、金管の響きが大きく前へ出て、作品全体を締めくくる壮大な頂点へ向かいます。マーラーの交響曲らしい大編成の迫力を最も感じやすい部分です。

テレビ放送ではコンサートホールとは違い、カメラが各楽器の動きを映してくれる利点があります。ホルンやトランペット、打楽器がどのタイミングで加わり、オーケストラ全体が巨大な音の塊になっていくのかを映像で追えるのは音楽番組ならではです。

ゲスト新井鷗子と藤岡幸夫の解説にも注目

今回のゲストは新井鷗子さんです。音楽構成作家としてクラシック音楽を分かりやすく伝える役割を担い、「エンター・ザ・ミュージック」でも楽曲の構造や背景を言葉で整理します。

司会の藤岡幸夫さんは指揮者であり、関西フィルの総監督・首席指揮者です。関西フィル公式によると、藤岡さんは2000年から同楽団と長い関係を築き、2025年度から総監督・首席指揮者を務めています。

演奏する側の視点を持つ藤岡さんと、作品を構成面から読み解く新井さんの会話によって、「第3楽章はなぜこんなに奇妙に聞こえるのか」「第4楽章はなぜ最後に大きな解放感が生まれるのか」といったポイントが見えやすくなります。

演奏は関西フィルハーモニー管弦楽団

今回の演奏を担うのは関西フィルハーモニー管弦楽団です。藤岡幸夫さんとは長年にわたり共演を重ねており、関西フィル公式は2026年に27年目のシーズンを迎える関係と紹介しています。

また、関西フィルは2025年度以降の活動方針として、藤岡さんと毎年マーラーの交響曲を取り上げる定期演奏会を進めることも発表しています。マーラーは、現在の藤岡さんと関西フィルにとって継続的に向き合う重要なレパートリーの一つです。

「巨人」後編では、静かな低音から巨大な金管のクライマックスまで、オーケストラの幅広い表現が必要です。個々の楽器の色と全体の一体感の両方を楽しみたい演奏です。

前回10月10日の「巨人」前編は第1・第2楽章

前週10月10日の放送では、同じマーラー交響曲第1番「巨人」の第1楽章と第2楽章を特集しました。

第1楽章は静かな自然の気配から始まり、次第に生命力を増していく音楽。第2楽章は力強い舞曲的なリズムが特徴で、後編の暗い第3楽章へ向かう前に、作品の明るく素朴な側面を聞かせます。

前編の内容を確認したい場合は、「エンター・ザ・ミュージック」マーラー交響曲第1番「巨人」前編の記事もあわせて見ると、4楽章全体の流れをつかみやすくなります。

「巨人」というタイトルはどう考えればいい?

交響曲第1番には現在も「巨人」という愛称が広く使われていますが、マーラー自身は作品の改訂を重ねる中で、初期に付けていた標題や説明から距離を取っていきました。

LAフィルの解説でも、初期には文学や美術から影響を受けた具体的な構想がありながら、最終的には4楽章の交響曲として完成した経緯が説明されています。

そのため「巨人」という言葉だけに物語を当てはめるより、若い作曲家が自然、舞曲、死、嵐、勝利といった異なる世界を一つの作品にまとめた交響曲として聴くと、今回の第3・第4楽章がより立体的に感じられます。

10月17日放送で特に見逃したくないポイント

今回の30分でまず押さえたいのは、第3楽章と第4楽章の落差です。静かな低音で始まる葬送の音楽から、最後は大編成オーケストラが鳴り切るフィナーレへ進みます。

もう一つは、解説と演奏を行き来しながら聴ける番組構成です。「エンター・ザ・ミュージック」は演奏だけを流すのではなく、楽曲や作曲者の背景を知ることでクラシックを身近にすることを掲げています。

難しい専門用語を覚える必要はありません。「第3楽章の最初の旋律はどこかで聞いたことがある」「第4楽章は何度も激しさと静けさが入れ替わる」といったポイントだけでも、演奏の見え方が変わります。

参考にした情報

よくある質問

10月17日の「エンター・ザ・ミュージック」は何を特集しますか?

マーラーの交響曲第1番「巨人」後編として、第3楽章と第4楽章の特徴を解説し、関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏を紹介します。

出演者は誰ですか?

ゲストは音楽構成作家の新井鷗子さん、演奏は関西フィルハーモニー管弦楽団、司会は指揮者の藤岡幸夫さんとテレビ東京アナウンサーの角谷暁子さんです。

今回は新作放送ですか?

BSテレ東公式では、2025年4月12日に放送した「マーラー:交響曲第1番『巨人』後編」の再放送と案内しています。

第3楽章と第4楽章はどんな曲ですか?

第3楽章は短調化された童謡風の旋律を使う葬送行進が特徴で、第4楽章は激しい嵐のような音楽から大きな解放感のある終結へ向かうフィナーレです。

まとめ

10月17日の「エンター・ザ・ミュージック」は、マーラー交響曲第1番「巨人」の後編として、第3・第4楽章をじっくり味わう30分です。

新井鷗子さんと藤岡幸夫さんの解説、関西フィルの演奏を通して、奇妙な葬送行進から壮大なフィナーレまでの流れを追えるのが最大の魅力。前週の第1・第2楽章と合わせれば、「巨人」全曲の劇的な変化をより深く楽しめます。

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