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ルーブル美術館500年(2)10月13日放送|ルイ14世からロココへ「太陽王が夢見た芸術の国」を解説|10/13 10:00

2026年10月13日(火)10時からNHK BS8Kで放送されるのは、「ルーブル美術館 美の殿堂の500年(2)『太陽王が夢見た芸術の国』」です。

第2集の舞台は17世紀から18世紀。太陽王ルイ14世のもとでフランスが芸術大国へ成長し、その後に華やかなロココ芸術へ移っていく流れを、ルーブル所蔵品と8K映像でたどります。

同じ第2集は9月29日にも放送されており、基本情報はこちらの記事で紹介しています。今回は10月13日の再放送に合わせて、なぜルイ14世の時代がフランス美術の転換点なのか、ルーブル宮殿のどこにその痕跡が残るのか、そしてロココへどうつながるのかを中心に見ていきます。

10月13日の放送日時と番組内容

項目内容
放送日時2026年10月13日(火)10:00〜10:59
放送局NHK BS8K
番組ルーブル美術館 美の殿堂の500年(2)「太陽王が夢見た芸術の国」
時代17世紀〜18世紀
主なテーマルイ14世の時代、フランス美術の発展、ロココ芸術
語り髙橋美鈴

Gガイドの番組情報では、第2集は17世紀と18世紀を扱い、太陽王ルイ14世のもとでフランスが世界に冠たる芸術大国へ成長していく過程を紹介するとされています。

さらに、王の死後には時代の空気が大きく変わり、現世を謳歌するような華やかなロココ芸術が現れることも番組の柱です。WEBザテレビジョンの髙橋美鈴の放送情報でも、10月13日朝10時からNHK BS8Kで第2集が放送されることが確認できます。

第2集の主役は「太陽王」ルイ14世

ルイ14世は17世紀フランスを象徴する国王で、政治だけでなく宮廷文化や芸術の発展とも深く結びついています。今回のタイトルにある「太陽王」とは、ルイ14世が太陽を自らの象徴として用いたことに由来します。

ルーブル美術館公式の「Galerie d’Apollon(アポロンのギャラリー)」解説では、1662年にルイ・ル・ヴォーとシャルル・ル・ブランが火災後の建物再建を任され、ル・ブランが装飾の主題を太陽神アポロンに定めたと説明されています。

太陽神アポロンは、季節や時間、天体の運行を秩序立てる存在として描かれ、ルイ14世の「良き統治」の象徴と結びつけられました。つまり、装飾は単に豪華に見せるためではなく、王の権威そのものを美術で表現する仕組みでもあったのです。

アポロンのギャラリーを見ると何が分かる?

ルーブル宮殿のアポロンのギャラリーは、第2集を見るうえで特に分かりやすい場所です。ルーブル公式によると、1661年の火災後、翌1662年から再建が進められ、ル・ブランがアポロンを中心とする壮大な装飾計画を担いました。

彫刻、絵画、建築装飾を一つの空間に統合する考え方は、のちのヴェルサイユ宮殿「鏡の間」につながる先駆けと位置づけられています。つまりルーブルは、ルイ14世の芸術政策が本格化する初期段階を今に残す重要な場所でもあります。

ルーブル美術館コレクションに登録されるシャルル・ル・ブランの「Le Soir ou Morphée」は、アポロンのギャラリー天井装飾に関わる作品です。公式コレクション解説では、この装飾事業がルイ14世のためにル・ブランが指揮した最初の大規模計画だったことも示されています。

なぜルイ14世は芸術を重視したのか

17世紀の王権にとって、宮殿や絵画、彫刻、祝祭、衣装は「文化」だけでなく、王の力を目に見える形にする手段でもありました。

広い領土を治める国王の威信を、文章だけでなく巨大な建築や豪華な室内装飾で示すことで、宮廷に集まる貴族や外国の使節にも強い印象を与えられます。ルイ14世の時代には、このような芸術と権力の結びつきが非常に大きくなりました。

今回の番組では、ルーブルに残る作品を通して、フランスが「芸術を生み出す国」として存在感を高めていく時代が描かれます。王の趣味だけでなく、国家のイメージづくりに芸術が使われた時代として見ると、第2集のテーマが分かりやすくなります。

ルーブルからヴェルサイユへ移った意味

アポロンのギャラリーの装飾工事は、1671年に王と宮廷がヴェルサイユへ移ったことで中断されました。ルーブル公式も、この移転によってギャラリーが未完成のまま残されたと説明しています。

ここは第2集を見るうえで大切な転換点です。ルイ14世の芸術政策はルーブルで始まりながら、やがてヴェルサイユ宮殿というさらに巨大な舞台へ移っていきます。

ルーブルに残るアポロンのギャラリーは、「ヴェルサイユ以前」の実験場のようにも見ることができます。のちの鏡の間へつながる表現がすでに現れているため、建築と美術の両面から王権表現の発展を感じられます。

ルーブルは王宮から美術展示の場へ変わっていく

ルーブル美術館公式のグランド・ギャラリー解説によると、ルイ14世の治世には、この大きな回廊の1階が王立絵画彫刻アカデミーの会員作品を展示する場所として使われるようになりました。

また、ギリシャ・ローマ彫刻を展示する「カリアティードの間」では、1692年からルイ14世の彫刻コレクションの一部が展示され、後に「古代の間」と呼ばれるようになったとルーブル公式は説明しています。

まだ現在のような「国民のための美術館」ではありませんでしたが、宮殿の内部で作品を収集・展示し、芸術を見せる場所としての性格が強くなっていったことが分かります。

18世紀になるとロココは何が変わる?

番組情報では、ルイ14世の死後、振り子が反対側へ振れるように、現世を楽しむ華やかなロココ芸術が登場すると説明されています。

ルイ14世の時代の芸術は、壮大さ、秩序、権威を感じさせる表現が重要でした。それに対し18世紀のロココでは、より軽やかで優美な雰囲気、恋愛、遊び、社交、私的な空間の楽しさが前面に出てきます。

そのため第2集は、単に「17世紀と18世紀の名画を見る回」ではありません。王の権威を表す芸術から、貴族社会の洗練された楽しみを表す芸術へと空気が変わる過程を追う回でもあります。

この変化を意識して作品を見ると、色使い、人物の表情、構図、描かれる場所の違いが見えやすくなります。

8K映像で見る意味はどこにある?

このシリーズの大きな特徴は、ルーブルの所蔵品を8K高精細映像で見られることです。Gガイドでも「世界最高の美術品を8K高精細映像で堪能する」と案内されています。

美術作品は、図版や一般的なテレビ映像では細かな筆致や素材感が失われやすいものです。金箔の反射、布の質感、絵の具の重なり、彫刻の表面といった細部は、高精細映像ほど違いが分かりやすくなります。

特にルイ14世時代の装飾は、絵画だけでなく彫刻、金色の装飾、建築的な枠組みが一体になっています。画面の中央だけでなく周囲の装飾まで見ると、王権を表現するために空間全体が設計されていることが伝わりやすくなります。

前回の第1集からどうつながる?

前回の第1集「レオナルド・ダ・ヴィンチ」は16世紀が舞台で、フランソワ1世がイタリア・ルネサンスに憧れ、レオナルド・ダ・ヴィンチをフランスへ招いた時代を扱っていました。

第1集では、フランスがイタリアから新しい芸術の刺激を受け、美の殿堂の基礎をつくっていく流れが中心でした。第2集では、その土台の上にフランス独自の芸術文化が大きく育ち、ルイ14世の時代に国家的な規模へ広がっていきます。

「海外のルネサンスを吸収する段階」から「フランス自身が芸術大国として発信する段階」へ進む、と考えると全4集の流れがつかみやすくなります。

語りは髙橋美鈴

Gガイドでは、第2集の語りとして髙橋美鈴が案内されています。歴史と美術の情報量が多い番組だけに、映像とナレーションを組み合わせて時代の流れを整理していく構成です。

今回の放送は作品名だけを覚えるより、「ルイ14世」「アポロン」「ヴェルサイユ」「ロココ」という4つの言葉のつながりを意識して見ると理解しやすくなります。

参考にした情報

よくある質問

10月13日の「ルーブル美術館 美の殿堂の500年(2)」は何時からですか?

2026年10月13日(火)10:00から10:59まで、NHK BS8Kで放送予定です。

第2集「太陽王が夢見た芸術の国」は何世紀を扱いますか?

17世紀と18世紀を扱います。ルイ14世の時代にフランスが芸術大国へ成長し、その後ロココ芸術が花開く流れが中心です。

ルイ14世とルーブルにはどんな関係がありますか?

ルイ14世の時代、ルーブル宮殿ではアポロンのギャラリーの再建と装飾が進められ、王の象徴である太陽神アポロンを主題にした壮大な空間がつくられました。

まとめ

10月13日10時からNHK BS8Kで放送される「ルーブル美術館 美の殿堂の500年(2)」は、ルイ14世の時代から18世紀ロココへ移るフランス美術の大きな変化をたどる回です。

アポロンのギャラリーに残る太陽王の象徴、ヴェルサイユへつながる壮大な装飾、そして王の死後に現れる軽やかなロココ。作品を単体で見るだけでなく、政治と宮廷文化の変化が美術の姿をどう変えたのかに注目すると、第2集をより深く楽しめます。

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