深海の大絶景10月13日|小笠原海域のロケ地は一般人も行ける?かいこう・かいれいの撮影方法|10/13 20:00
10月13日(火)20時からNHK BS8Kで放送される「深海の大絶景『世界初!8Kが見た海底1300mの秘境』」は、NHKとJAMSTECが共同で挑んだ深海8K撮影を追うドキュメンタリーです。
番組に登場するロケ地は、観光地のように住所を入れて訪ねられる場所ではありません。JAMSTECの公式資料では、撮影は小笠原海域の水深約1300〜1400mで行われ、無人探査機「かいこう」に専用8Kカメラを搭載して海底へ向かったことが確認できます。
そのため、同じ景色を見に行きたい方にとって重要なのは「どの島から歩いて行けるのか」ではなく、一般の旅行者が直接アクセスできる場所ではないという点です。ここでは撮影海域、番組で映る絶景、実際の撮影方法まで整理します。
10月13日の放送日時と番組情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月13日(火) |
| 放送時間 | 20:00〜 |
| 放送局 | NHK BS8K |
| 番組名 | 深海の大絶景「世界初!8Kが見た海底1300mの秘境」 |
| 主な舞台 | 小笠原海域の深海底 |
| 水深 | 約1300〜1400m |
| 撮影 | 深海無人探査機「かいこう」+深海用8Kカメラ |
| ナレーター | 三宅民夫 |
現在の放送情報では、10月13日夜8時からNHK BS8Kでの放送が案内されています。番組自体は2018年の深海8K撮影をもとに制作されたもので、海底の熱水噴出域と、そこに集まる生物たちを超高精細映像で見せる内容です。
深海の大絶景のロケ地は小笠原海域の水深1300〜1400m
JAMSTECの公式プレスリリースでは、2018年7月24日から26日にかけて、小笠原海域の水深1300〜1400mで性能評価試験と海底撮影試験を実施したとされています。
番組紹介では「伊豆小笠原諸島」や「小笠原沖」と表現されることもありますが、JAMSTECの一次資料で確認できる表現は「小笠原海域」です。緯度経度や一般向けの訪問地点までは公表資料で確認できないため、特定の島や港から近い観光スポットとして紹介するのは適切ではありません。
既存記事では撮影場所そのものを詳しく整理しています。場所の基本情報を先に確認したい方は、深海の大絶景の撮影場所はどこ?伊豆小笠原沖1300m・かいこう8K撮影の現場も参考になります。
一般人が現地まで行くことはできる?
番組で映る海底は、水深1300mを超える深海です。通常のダイビングや観光船で立ち寄れる場所ではなく、JAMSTECの深海無人探査機「かいこう」のような研究用システムを使って到達した海底になります。
つまり「小笠原へ旅行すれば番組と同じビッグチムニーを見られる」という場所ではありません。小笠原諸島そのものは有人島への定期船がありますが、番組の撮影地点は島の観光スポットではなく、調査船と深海探査機を使って海底へアクセスする研究海域です。
番組のロケ地記事としては少し特殊ですが、ここは誤解しやすいポイントです。現地へ行くための一般向け交通手段や入場料はなく、研究航海でしか近づけない深海底と考えるのが実態に近いです。
撮影は無人探査機「かいこう」で行われた
JAMSTECとNHKは、深海用8Kスーパーハイビジョンカメラを共同で開発しました。JAMSTECによると、このカメラは深海無人探査機「かいこう」に搭載され、小笠原海域の海底で実際に性能評価と撮影が行われています。
「かいこう」は船から海底へ降ろされる無人探査機です。人が乗り込む潜水艇ではなく、母船側から操作しながら深海へ送り込みます。番組の8K映像は、観光用の潜水船から撮ったものではなく、研究用の深海探査システムによって得られた映像です。
JAMSTECの資料では、8K映像を船上まで伝送するため、約10kmにおよぶ光伝送路を使った大容量通信も実現したとされています。深海で撮影した超高精細映像をリアルタイムで船上へ届ける仕組みまで含めて、今回のプロジェクトの大きな特徴でした。
母船「かいれい」から遠隔操作
番組紹介では、深海調査研究船「かいれい」を母船として、8Kカメラを載せた「かいこう」を海底へ送り込んだことが紹介されています。
海底の映像だけを見ると、カメラマンが深海に立って撮っているような臨場感があります。しかし実際には、人が直接降りたのではなく、母船から無人探査機を遠隔操作して撮影しています。
この方法だからこそ、水圧が非常に高く、300度近い熱水が噴き出す環境でも撮影を続けることができました。
番組で映る「ビッグチムニー」とは?
番組の大きな見どころが、潜水艇のパイロットたちから「ビッグチムニー」と呼ばれる巨大な熱水噴出孔です。
JAMSTECの公式資料では、熱水噴出域に20m級の大型チムニーが存在し、その表面には二枚貝やフジツボの仲間などが付着している様子を8Kで撮影したことが示されています。
チムニーは、海底から噴き出す高温の熱水に含まれる成分が堆積し、煙突のような形に成長したものです。JAMSTECの深海解説では、熱水噴出孔から200〜400度にもなる熱水が出ることがあり、その周囲に独特の地形や生態系が形成されることが説明されています。
ビッグチムニーの特徴や300度の熱水、深海生物との関係を中心に知りたい方は、深海の大絶景|海底1300mのビッグチムニーとは?8Kが映した300度の熱水と深海生物で詳しくまとめています。
海底1300mで見られる深海生物
番組紹介では、8Kカメラが熱水噴出域に暮らす生物を細部まで捉えたことも大きな見どころとして挙げられています。
紹介されているのは、目が退化したユノハナガニ、卵を抱えたオハラエビ、海底を埋め尽くすシチヨウシンカイヒバリガイなどです。
JAMSTECの資料では、二枚貝やハオリムシ、バクテリアマットなども8K映像で観察されています。従来のハイビジョンより高い解像度によって、ハオリムシの鰓糸のような細かな構造まで確認できたとされています。
なぜ熱水の近くに生き物が集まるの?
熱水噴出孔の周辺は、人間から見ると非常に過酷な環境です。しかし深海では、太陽光ではなく、海底から供給される化学物質を利用する生態系が成立しています。
番組では、硫化水素などを含む熱水の周囲に生物が集まる様子が描かれます。深海の暗闇の中で、地球内部のエネルギーと生物の営みが結び付いている点が、この海底を特別な場所にしています。
小笠原へ行けば同じ景色を見られる?
小笠原諸島には父島や母島など、人が訪れることのできる島があります。ただし、番組の撮影地点はそれらの島の展望台や海岸ではありません。
撮影されたのは水深1300〜1400mの海底で、研究船と無人探査機を使う海域です。したがって、一般旅行で同じビッグチムニーを直接見ることはできません。
「ロケ地へ行く」という意味では、通常の旅番組とは性格が大きく異なります。番組を見て現地の位置関係を知りたい場合は「小笠原海域」、撮影手段を知りたい場合は「かいこう」と「かいれい」が重要な手掛かりになります。
8Kだから見える深海の細部
JAMSTECは、今回の深海用8Kカメラについて、従来のハイビジョンカメラより大幅に高い解像度を持つと説明しています。
深海は光がほとんど届かないため、単に高性能なカメラを海底へ持っていくだけでは鮮明に撮影できません。専用の深海照明や光伝送技術も組み合わせて、色や細部をできるだけ正確に記録する仕組みが必要でした。
番組では、熱水の揺らぎ、チムニー表面の生物、二枚貝のコロニーなどが、海底に立って見ているような迫力で映し出されます。現地へ直接行けない場所だからこそ、8K映像そのものが「深海への入口」になっている番組です。
参考にした情報
- JAMSTEC「深海用8Kスーパーハイビジョンカメラの開発に成功」
- JAMSTEC 国際海洋環境情報センター「深海とは」
- AV Watch「水深1,300mの深海生物を8K撮影、NHK BS8K番組『深海の大絶景』」
- WEBザテレビジョン「三宅民夫の放送情報」
よくある質問
深海の大絶景の撮影場所はどこですか?
JAMSTECの公式資料では、小笠原海域の水深約1300〜1400mで撮影試験が行われています。一般向けの観光スポットとして住所や緯度経度が案内されている場所ではありません。
一般人がビッグチムニーまで行くことはできますか?
通常の観光やダイビングで行ける場所ではありません。番組の撮影は研究用の深海無人探査機「かいこう」を使って行われています。
何を使って8K撮影したのですか?
NHKとJAMSTECが共同開発した深海用8Kスーパーハイビジョンカメラを「かいこう」に搭載し、母船側から遠隔操作して撮影しました。
まとめ
10月13日放送の「深海の大絶景」で舞台となるのは、小笠原海域の水深約1300〜1400mに広がる深海底です。
ここは一般の旅行者が直接訪ねられる観光地ではなく、無人探査機「かいこう」と調査船を使う研究海域です。20m級のビッグチムニーや熱水噴出孔、その周囲に集まる深海生物を、世界初の8K深海撮影がどこまで鮮明に見せるのかが大きな見どころです。
現地へ行けないからこそ、番組の8K映像を通して小笠原の深海を体験できる点に注目してみてください。

