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犯罪都市 THE ROUNDUPネタバレ考察|カン・ヘサン事件の捜査線と証拠をベトナムから韓国まで整理|10/13 17:10

2026年10月13日(火)17時10分からBS10プレミアムで放送される「犯罪都市 THE ROUNDUP」は、マ・ドンソク演じる怪物刑事マ・ソクトが、ベトナムと韓国をまたぐ凶悪犯カン・ヘサンを追うシリーズ第2作です。

この映画は「最後に誰が勝つか」だけを見るとシンプルですが、実際には自首した男の供述、殺害された仲間、埋められた遺体、被害者の父が送り込んだ殺し屋、身代金の受け渡し、逃走経路と、捜査の手掛かりが連鎖してカン・ヘサンへ近づいていきます。

すでにキニナルにはカン・ヘサン事件と身代金作戦を時系列で整理した記事と、カン・ヘサンの最後や結末を解説した記事があります。ここでは重複を避け、マ・ソクトたちが何を見つけ、誰の証言から次の場所へ進んだのかという「捜査線」に重点を置いて整理します。

犯罪都市 THE ROUNDUPの放送日時と基本情報

項目内容
放送日時2026年10月13日(火)17:10〜
放送局BS10プレミアム
放送吹替・5.1サラウンド
制作2022年・韓国
本編時間108分
監督イ・サンヨン
主な出演マ・ドンソク、ソン・ソック、チェ・グィファ、パク・ジファン、ホ・ドンウォン

BS10プレミアム公式は、本作を前作『犯罪都市』の続編として紹介し、ベトナムも舞台に加わること、冷酷な凶悪犯と警察官たちの死闘、マ・ドンソクの無双アクションを見どころに挙げています。

公式ページのあらすじでは、国外逃亡犯の引き渡しのためにベトナムへ渡ったマ・ソクトとチョン・イルマンが、誘拐、身代金要求、殺人を繰り返すカン・ヘサンの存在にたどり着き、韓国とベトナムをまたいで追い詰めていく流れが示されています。

カン・ヘサン事件はどこから発覚した?最初の手掛かりは自首した男

事件の入口は、マ・ソクトたちがベトナムへ「逃亡犯を韓国へ連れ戻す」という比較的単純な任務で向かったことです。

ところが、現地で自首していたユ・ジョンフンの様子に違和感があり、事情を聞くと、彼は単に警察に捕まりたかったのではなく、カン・ヘサンから逃れるために自分から拘束される道を選んだことが分かります。

ここが捜査の最初の転換点です。自首は普通なら事件解決に近づく行動ですが、本作では「なぜ犯罪者が自分から安全な警察施設へ逃げ込んだのか」という逆向きの疑問が、新たな凶悪犯の存在を浮かび上がらせます。

ジョンフンの仲間イ・ジョンドゥを確認しに行くと、すでに殺害されていました。つまりジョンフンの恐怖は大げさではなく、供述の背後に実際の殺人があると確認されます。

ベトナムで見つかった遺体が何を証明した?

ジョンフンの供述から、カン・ヘサンが韓国人旅行者らを狙い、誘拐して金を奪うだけでなく、殺害までしていた疑いが強まります。

特に重要なのが、富豪チェ・チュンベクの息子チェ・ヨンギの事件です。ジョンフンたちの話を手掛かりに遺体の遺棄場所を掘ると、カンの犯罪を裏付ける遺体が見つかります。

この時点で捜査は「自首した男の話」から「物証を伴う連続犯罪」へ変わります。カン・ヘサンは単なる逃亡犯ではなく、海外で韓国人を標的にして金を奪い、必要なら殺す危険人物だと分かるのです。

ただしマ・ソクトたちは外国で自由に捜査できる立場ではありません。現地警察から捜査を止められることで、カンに迫る時間が限られます。この管轄の壁が、ベトナム編の緊張を高めています。

被害者の父チェ・チュンベクはなぜ殺し屋を送った?

チェ・ヨンギの父チュンベクは、息子を殺されたことへの報復として、カンを殺すための人間をベトナムへ送り込みます。

ここで事件は警察対犯人だけではなくなります。被害者側も私的な報復に動いたため、カンを中心に警察、復讐を狙う殺し屋、犯罪者側が同時に動く構図になります。

しかしカンは追い詰められる側に回っても弱りません。自分を狙う者たちを逆に返り討ちにし、さらにチュンベク本人を新しい標的にします。

この行動から分かるのは、カンが衝動的に暴れるだけの犯人ではないことです。危険を感じれば先手を取り、敵の家族関係や金を利用して次の犯罪に変えていく。マ・ソクトにとって厄介なのは、暴力の強さだけでなく、追われる状況を新たな金儲けに変える異常な攻撃性です。

韓国へ戻ってからの身代金作戦は何が狙いだった?

カンは韓国へ戻り、今度はチェ・チュンベクを人質にして妻キム・インスクへ金を要求します。

警察はこの要求を逆手に取り、身代金の受け渡しを利用してカンを捕まえる作戦を立てます。インスクが金を持ち、元ヤクザのチャン・イスが運転役として協力するのは、カン側に「警察の罠」と悟られにくくするためです。

ここでの手掛かりは、現場に残った指紋のような静的な証拠ではありません。カンが電話で出す指示、受け渡し場所の変更、尾行する仲間の動きなど、犯人が作戦中に発する行動そのものが警察にとっての情報になります。

カンは一か所で待つのではなく、相手を何度も動かし、警察がどこにいるかを探ります。身代金受け渡しが単なる金の交換ではなく、互いに相手の配置を読み合う追跡戦になっているのが本作の面白いところです。

カン・ヘサンの計画はどこで崩れた?

警察側は人質チュンベクの居場所へも迫り、救出を進めます。カンはその動きを察知して逃走し、身代金作戦も予定通りには進みません。

さらにカンの仲間が独自に金を奪おうと動き、チャン・イスも身代金を持って逃げるような形になります。ここからは「警察対カン」という一本の線ではなく、誰が金を持っているかによって全員の進行方向が変わります。

この混乱が重要です。カンは当初、人質と身代金を支配する側でしたが、警察に人質を奪還されると、残る目的は金を確保して逃げることになります。

つまり終盤では、警察がカンの犯罪計画を一つずつ崩した結果、犯人の選択肢が狭まり、「金を持って国外へ逃げる」という行動に追い込まれていきます。

最後のバス対決まで警察はどうやって追いついた?

カンは身代金を手に入れ、国外逃亡を狙います。そこで鍵になるのがチャン・イスです。

カンはイスの逃走ルートに割り込み、金を奪いますが、イスから得た情報によって警察側もカンの移動先を絞り込みます。最後はバスに乗って逃げようとするカンへマ・ソクトが追いつき、車内で一対一の激しい戦いになります。

結末ではマ・ソクトがカンを倒し、殺すのではなく逮捕します。ここまでの流れを見ると、勝因は単純にマ・ソクトの腕力だけではありません。

最初の自首、殺された仲間、埋められた遺体、チュンベク家の動き、身代金の受け渡し、イスの逃走ルートと、複数の証言と行動をつないでカンの次の一手を限定したことが、最後の直接対決につながっています。

「伏線」というより捜査の連鎖が見どころ

『犯罪都市 THE ROUNDUP』は本格ミステリーのように、小さな伏線が最後に一つの推理へ収束する作品ではありません。

むしろ見どころは、目の前の事実から次の犯罪へたどり着く捜査の連鎖です。

  1. 自首した男が異常にカンを恐れている
  2. 仲間が実際に殺されている
  3. 供述どおり遺体が見つかる
  4. 被害者の父が報復の殺し屋を送っていた
  5. カンが父本人を人質にして韓国へ戻る
  6. 身代金の動きから犯人一味の位置を探る
  7. 逃走資金を追って最後の移動先へ迫る

この積み重ねによって、「マ・ソクトが偶然カンに追いついた」のではなく、犯罪者たちの行動が次の手掛かりを生み、包囲が狭まったことが分かります。

一方でカンも、警察の動きを読みながら場所を変え、仲間を使い、必要なら計画を捨てて逃げます。両者が常に予定通りに動かないため、捜査劇としても勢いがあります。

カン・ヘサンはなぜ怖い?マ・ソクトとの対照

カン・ヘサンは、金のためなら誘拐も殺人もためらわず、味方や依頼人との関係にも情がありません。BS10公式も「冷酷非道な凶悪犯」と紹介しています。

対するマ・ソクトも力で相手をねじ伏せる刑事ですが、目的は犯罪者を捕まえ、被害を止めることです。

二人とも肉体的な強さが強調されますが、決定的に違うのは暴力の向きです。カンは金と自己保存のために暴力を使い、マ・ソクトは捜査と逮捕のために力を使う。この対照が、最終的な一騎打ちを単なる殴り合いではなく、作品全体の決着にしています。

ソン・ソック演じるカンが十分に危険な人物として積み上げられているからこそ、最後にマ・ソクトが真正面から止める場面の爽快感が大きくなります。

シリーズ次作へどうつながる?

本作のカン・ヘサン事件そのものは、この映画の中で決着します。テレビドラマのような「次回へ続く」終わり方ではありません。

ただし「犯罪都市」シリーズは、マ・ソクトを中心に別の大事件へ挑む形で続きます。BS10プレミアムも2026年に第1作から第4作までをまとめて編成しており、第3作『犯罪都市 NO WAY OUT』、第4作『犯罪都市 PUNISHMENT』へとシリーズの犯罪規模や敵のタイプが変化していきます。

そのため本作を見終えたあとに次作を見る場合は、「カン・ヘサンの謎が続く」のではなく、マ・ソクトという刑事が次にどんな犯罪組織とぶつかるかを見るシリーズだと考えると分かりやすいです。

参考にした情報

よくある質問

犯罪都市 THE ROUNDUPの犯人は誰ですか?

中心となる凶悪犯はソン・ソック演じるカン・ヘサンです。ベトナムで韓国人を狙った誘拐や殺人に関わり、のちに韓国でも身代金事件を起こします。

カン・ヘサンは最後どうなりますか?

国外逃亡を狙う途中でマ・ソクトに追いつかれ、バス車内での格闘の末に制圧され、逮捕されます。

ベトナムでの事件と韓国の身代金事件はどうつながりますか?

ベトナムで殺されたチェ・ヨンギの父チュンベクが報復に動いたことでカンとの対立が拡大し、カンが韓国へ戻ってチュンベク本人を人質にする身代金事件へ発展します。

まとめ

「犯罪都市 THE ROUNDUP」は、マ・ソクトの豪快なアクションが目立つ作品ですが、事件の流れを追うと証言と物証、犯人側の行動を一つずつつないで包囲を狭める捜査劇になっています。

自首したジョンフンの恐怖からカン・ヘサンの存在が浮かび、殺された仲間と埋められた遺体で供述が裏付けられ、被害者家族の復讐が新たな誘拐事件を呼び、身代金の動きが最後の逃走経路へつながります。

最終的にはマ・ソクトの圧倒的な力が決着をつけますが、その一撃に至るまでに積み上がった捜査線を見ると、カン・ヘサンがどう追い詰められたのかがより分かりやすくなります。

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