どえらい大学。日本女子大学の官能評価とは?メダカ色覚・自主ゼミの研究を深掘り【10月15日】|10/15 22:00
10月15日(木)22時からNHK Eテレで放送される「どえらい大学。日本女子大学が学問の推し活ワールドだった件」は、日本女子大学で行われている個性的な研究や学生の活動を紹介する回です。
番組表では、文学部の自主ゼミ、メダカの色覚実験、未来の建材、食品の「官能評価」、そして物理サークルから出されるティーポット殺人事件の謎解きが登場すると紹介されています。
この回は10月10日に放送された内容の再放送です。すでに放送内容の全体像をまとめた記事があるため、今回は特に気になる官能評価とは何か、チョコレートの味をどう研究するのか、メダカの色覚研究は何を調べているのかを、日本女子大学の公式資料をもとに詳しく見ていきます。
どえらい大学。日本女子大学回の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月15日(木)22:00〜22:30 |
| 放送局 | NHK Eテレ1・東京 |
| 特集 | 日本女子大学 |
| 司会 | 津田篤宏(ダイアン)、長浜広奈 |
| リポーター | たける(東京ホテイソン) |
| 語り | 戸谷菊之介 |
Gガイドの番組情報では、日本女子大学を「学問の推し活」であふれる大学として紹介し、妖怪や豆本を扱う文学部の自主ゼミ、メダカの色覚、未来の建材、官能評価など幅広いテーマを取り上げるとされています。
10月10日放送時の内容を先に確認したい場合は、どえらい大学。日本女子大学10月10日|官能評価・メダカ色覚・物理謎解きもあわせて読むと全体像がつかみやすくなります。
官能評価とは?人の五感を使って食品を評価する方法
今回の放送で東京ホテイソンのたけるさんが体験するのが「官能評価」です。名前だけ聞くと意味が分かりにくいですが、食品分野では重要な評価手法の一つです。
日本女子大学の公式記事では、官能評価を食品の味や香りなどを人の五感を使って評価する手法として説明しています。機械で成分を測るだけではなく、人が実際にどう感じるかを一定の方法で記録し、比較するのがポイントです。
大学の食科学系の教員紹介でも、飯田文子教授の研究分野として「調理学・食味評価学・食生活学」、研究テーマとして「食品官能評価」「チョコレート」などが掲げられています。
食品のおいしさは、糖分やカカオ成分の数値だけで決まるわけではありません。甘い、苦い、渋い、香りが強い、口どけが良いといった人の感覚をどう整理するかが必要になります。そこで官能評価が、食品開発や味の研究を人の感覚と結びつける役割を果たします。
チョコレートの甘味・苦味・渋味をどう調べた?
日本女子大学の公式JWU Timesでは、大学院生の松尾栞奈さんらが行った「3種の味覚溶液の混合作用に関する官能評価について」という研究が紹介されています。この研究は日本官能評価学会2024年大会で学会優秀発表賞を受賞しました。
研究では、チョコレートのおいしさに関わる甘味・苦味・渋味に注目しています。ただし実際のチョコレートをそのまま使うと、油分や香りの影響が大きく、味そのものの関係を切り分けにくくなります。
そこで、甘味にはスクロース、苦味にはカフェイン、渋味にはテオブロミンを用いた味覚溶液を作り、それぞれを単独または組み合わせて感じ方の変化を調べました。
同じ研究室の学生17人が協力し、各自2回ずつ、計34回のパネル評価を行ったと公式記事にあります。人の感覚を使う研究でも、条件をそろえて複数回評価し、データとして扱う点が重要です。
官能評価で分かったチョコレートの味の関係
日本女子大学の公式記事によると、研究では甘味と苦味、甘味と渋味を混ぜると、それぞれの味の強さが弱まる傾向が確認されました。
一方で、渋味には苦味を強める作用が示唆されたとされています。さらに、カカオ分60%、70%、80%に相当する条件でも比較し、濃度の違いによって味の強さが変わることも調べています。
チョコレートを食べたときに「甘いだけ」「苦いだけ」と単純に感じないのは、複数の味が同時に存在して互いに影響するからだと考えると分かりやすいです。
番組でたけるさんがチョコレートの味をどう読み解くのかを見る際も、正解を当てるゲームとして見るより、味を言葉と数値に置き換える研究として見ると内容が理解しやすくなります。
メダカの色覚研究は何を調べている?
番組で紹介されるもう一つのテーマがメダカの色覚です。日本女子大学の進化遺伝学研究室は、メダカを使って遺伝子から生態まで幅広く研究しています。
研究室の公式サイトでは、現在の研究テーマとして「メダカと色覚」を掲げています。人の色覚と比較しながら、メダカにはどのように色が見えているのかを調べる研究です。
さらに、体色や色覚に関わる遺伝子を調べるほか、色盲メダカを作製して解析する研究、光に対する視運動反応を使った実験なども紹介されています。
視運動反応は、周囲の縞模様などが動いたときに魚がその動きに追従する性質を利用します。光の波長を変えながら反応を見ることで、その光がメダカに見えているかどうかを調べることができます。
番組の短い紹介だけでは「メダカの色覚実験」としか分かりませんが、大学公式の研究内容まで見ると、単なる観察ではなく、遺伝子と行動の両面から色の見え方を調べる研究だと分かります。
文学部の「自主ゼミ」は何がどえらい?
日本女子大学文学部日本語日本文学科の公式noteでは、この番組への出演告知の中で、文学部独自の「自主ゼミ」も紹介されるとしています。
番組情報では妖怪や豆本などが例に挙げられており、通常の授業とは少し違うテーマに学生が深く入り込んでいく様子が見どころです。
大学の公式noteも、高校生や自主ゼミへの参加を迷っている人に見てほしいと呼びかけています。つまり自主ゼミは、単に珍しいテーマを披露する企画ではなく、学生が自分の興味を学問へつなげていく場として紹介されると考えると分かりやすいです。
「学問の推し活」という番組の言葉は、好きなものを追いかける熱量と、大学で調べ、考え、発表する学びがつながっていることを表しているのでしょう。
ティーポット殺人事件の答えは?物理サークルの謎解き
番組表では、津田篤宏さんと長浜広奈さんに、物理サークルから「ティーポット殺人事件」の挑戦状が出されると紹介されています。物理の法則から事件の謎を解けるか、という企画です。
ただし、放送前に確認できる番組情報には謎の正解までは掲載されていません。そのため、犯人やトリックを推測で決めつけることはできません。
ここでの見どころは、学校で学ぶ物理の式を暗記することではなく、身近な物の動きや現象から原因を考えることです。番組がどの法則を使って謎を組み立てるのかを追うと、日本女子大学の理系分野が「研究室の中だけの学問」ではなく、謎解きとしても楽しめる形で紹介されることが分かります。
未来の建材も登場|大学の研究分野は文系・理系を横断
番組情報には「未来の建材の開発」も登場します。日本女子大学回は、文学、食、生命科学、物理、建築と、テーマが一つの学部に偏っていません。
この幅広さこそ、今回の「学問の推し活ワールド」というタイトルにつながっています。妖怪や豆本のような文化的な対象も、チョコレートの味覚やメダカの色覚も、研究者や学生が「なぜ?」を深く追う点では共通しています。
番組を見る前に各研究の背景を知っておくと、30分の中で次々にテーマが切り替わっても、単なる珍しい研究の紹介ではなく、それぞれがどんな問いから始まっているのかを追いやすくなります。
前回10月10日放送との違いは?
10月15日22時の放送は、10月10日20時30分に放送された日本女子大学回の再放送です。Gガイドの10月15日版にも再放送マークがあり、出演者と紹介内容は10月10日放送と同じです。
すでに前回放送を見た人でも、官能評価の研究方法やメダカの色覚実験の背景を大学公式資料で知ってから見直すと、短い映像で紹介される研究の意味を拾いやすくなります。
特にチョコレート研究は、甘味・苦味・渋味を分けて評価する方法や、味を混ぜたときの変化まで知っていると、たけるさんの体験がどんな研究につながっているのか理解しやすくなります。
参考にした情報
- Gガイド「どえらい大学。日本女子大学が学問の推し活ワールドだった件」
- 日本女子大学 文学部 日本語日本文学科公式note「どえらい大学。見て〜!」
- 日本女子大学「チョコレートを使った官能評価研究で学会優秀発表賞を受賞」
- 日本女子大学 進化遺伝学研究室「めだか研」
よくある質問
どえらい大学。日本女子大学回はいつ放送されますか?
2026年10月15日(木)22時からNHK Eテレ1・東京で放送されます。10月10日に放送された日本女子大学回の再放送です。
官能評価とは何ですか?
食品の味や香りなどを、人の五感を使って一定の方法で評価する手法です。日本女子大学ではチョコレートの甘味・苦味・渋味の関係を調べる研究にも使われています。
ティーポット殺人事件の犯人や答えは分かっていますか?
放送前に確認できる番組情報では、物理サークルが出題する謎解きであることまでは分かりますが、正解やトリックは公表されていません。
メダカの色覚研究では何を調べていますか?
日本女子大学の進化遺伝学研究室では、色覚に関わる遺伝子や、光に対する行動反応などを使い、メダカに色がどのように見えているのかを研究しています。
まとめ
10月15日放送の「どえらい大学。」日本女子大学回では、文学部の自主ゼミ、メダカの色覚、未来の建材、官能評価、物理謎解きなど、文系・理系をまたぐ研究が紹介されます。
なかでも官能評価は、人の五感を研究データとして扱い、チョコレートの甘味・苦味・渋味が互いにどう影響するかを調べる本格的な研究です。メダカの色覚も、遺伝子と行動の両方から「何色が見えているのか」を探っています。
再放送を見る際は、珍しいテーマの数だけでなく、「好きなことや身近な疑問が、どう学問になるのか」という視点で見ると、日本女子大学回の面白さがより伝わってきます。

