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プレミアムシアター10月11日ブロムシュテットのブルックナー9番|曲目・後半ハイティンク7番も解説|10/11 23:20

10月11日(日)23時20分からNHK BSP4Kで放送される「プレミアムシアター」は、アントン・ブルックナー没後130年に合わせ、二人の巨匠が残した演奏を続けて味わえる回です。

前半はヘルベルト・ブロムシュテット指揮、バンベルク交響楽団による交響曲第9番。2024年7月11日、ブロムシュテットが97歳の誕生日を迎えた日に、ブルックナーゆかりの聖フローリアン修道院で収録された公演です。

後半はベルナルト・ハイティンク指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による2019年ザルツブルク音楽祭の公演。エマニュエル・アックスを独奏に迎えたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番と、ブルックナーの交響曲第7番が組まれています。

プレミアムシアター10月11日の放送時間と主な出演者

項目内容
放送日時2026年10月11日(日)23:20〜翌2:37
放送局NHK BSP4K
前半ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
指揮ヘルベルト・ブロムシュテット
管弦楽バンベルク交響楽団
収録2024年7月11日、聖フローリアン修道院
後半ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番/ブルックナー:交響曲第7番
指揮ベルナルト・ハイティンク
管弦楽ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ピアノエマニュエル・アックス
収録2019年8月、ザルツブルク音楽祭

Gガイドに掲載された放送情報では、BSP4K版は23時20分から翌2時37分まで。前半のあとにインターミッションが入り、後半は0時29分ごろからと案内されています。

同じ「プレミアムシアター」でも、オペラやバレエを扱う回とは見方が少し違います。今回は作品の筋を追うのではなく、同じ作曲家を長年演奏してきた二人の指揮者が、晩年にどのようなブルックナー像を残したのかが大きな軸になります。

前半はブロムシュテット97歳の誕生日に演奏したブルックナー第9番

前半の中心は、ブルックナーの交響曲第9番ニ短調です。ブロムシュテットとバンベルク交響楽団が2024年7月11日に演奏したもので、会場はオーストリアの聖フローリアン修道院。ブルックナー本人がオルガニストを務め、死後は地下聖堂に埋葬された場所として知られています。

この日はブロムシュテットの97歳の誕生日でもありました。TOWER RECORDSの商品紹介でも、この公演が「97歳の誕生日」と「ブルックナーゆかりの地」を重ねた特別なコンサートだったことが紹介されています。

第9番はブルックナー最後の交響曲で、作曲者の死によって第4楽章が完成しないまま残されました。今回の放送でまず注目したいのは、未完であること自体よりも、完成した3楽章だけで巨大な音楽世界が成立している点です。

第1楽章では静かな開始から大きな響きへと広がり、第2楽章のスケルツォでは強いリズムが前面に出ます。そして第3楽章のアダージョは、ブルックナー晩年の祈りのような響きを持つ長大な楽章です。

ブロムシュテットは長いキャリアを通じてブルックナーを重要なレパートリーとしてきました。今回の演奏は単に高齢の指揮者が大曲に挑む映像ではなく、長年積み重ねた作品理解を、作曲家と深く結びつく場所で聴けることに価値があります。

ブロムシュテットの近年の放送演奏が気になる方は、N響第1965回でマーラー交響曲第9番を指揮した回もあわせて見ると、晩年の巨匠が長大な交響曲をどう構成するかという別の角度から楽しめます。

後半はハイティンク最後期のザルツブルク音楽祭

後半に登場するのは、ベルナルト・ハイティンクとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団です。ザルツブルク音楽祭公式の公演記録では、2019年8月30日・31日の公演にハイティンクが登場し、当初予定されていたピアニストのマレイ・ペライアに代わってエマニュエル・アックスがベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を演奏したことが確認できます。

ハイティンクは2019年に指揮活動から退く意向を表明しており、このザルツブルク公演はキャリア最終盤の重要なステージでした。ウィーン・フィル公式も、2019年ザルツブルク音楽祭のブルックナー第7番を、長い協働関係の記録として紹介しています。

ハイティンクとウィーン・フィルの関係は1970年代から続き、同楽団を100回以上指揮した実績があります。大げさな身振りで押すより、オーケストラの自然な呼吸と構造を生かすタイプの指揮者として知られ、ブルックナーではその特徴がとくに分かりやすく表れます。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番も演奏

後半公演はブルックナー第7番だけではありません。前半にベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58が置かれ、ピアノ独奏はエマニュエル・アックスです。

この協奏曲は、オーケストラの長い前奏から始まる従来型ではなく、ピアノが静かに語りかけるように始まる作品です。独奏とオーケストラが対話する感覚が強く、ハイティンクとアックス、ウィーン・フィルの呼吸を聴き比べる楽しみがあります。

ブルックナー第7番はハイティンクの重要レパートリー

続く交響曲第7番ホ長調 WAB107は、ブルックナーが広く評価される契機となった代表作です。とくに第2楽章アダージョは深い追悼の色を帯び、弦と金管が大きな弧を描くように響きます。

ウィーン・フィルは、この2019年の演奏をハイティンクとの長い芸術的関係を象徴する記録として位置付けています。引退直前という事情を知らなくても十分に楽しめますが、その背景を知っていると、第7番の穏やかな終結までの流れがいっそう印象深く感じられそうです。

ブルックナー第9番と第7番を続けて聴く見どころ

今回の組み合わせは、同じブルックナーでも作品の性格が大きく異なります。第7番は作曲家の成功を決定づけた作品、第9番は生涯最後の未完の交響曲です。

第7番では長い旋律が豊かに歌い、第9番では和声や響きがより緊張感を増します。二つを同じ夜に聴くことで、ブルックナーの音楽が「壮大」という一言では括れないことが分かります。

また、指揮者の立場も対照的です。ブロムシュテットの公演は97歳の誕生日という祝祭性を持ち、ハイティンクの公演は長いキャリアの終幕に近い時期の演奏です。どちらも高齢の巨匠による記録ですが、背景はまったく同じではありません。

以前の「プレミアムシアター」ではオペラ公演も多く放送されています。番組全体の雰囲気を知りたい方は、ウィーン国立歌劇場「真珠採り」のプレミアムシアター記事も参考になります。

10月11日放送で特にチェックしたいポイント

今回の視聴前に押さえておきたいのは、前半と後半で指揮者もオーケストラも変わることです。最初から最後まで一つの公演ではありません。

前半はブロムシュテットとバンベルク響による2024年の聖フローリアン公演。後半はハイティンク、ウィーン・フィル、アックスによる2019年ザルツブルク音楽祭です。

録画する場合は3時間を超える長時間番組なので、終了時刻が翌2時37分になる点にも注意したいところです。ブルックナー第9番だけを目当てにする場合も、後半の第7番まで通して見ると、作品と指揮者の違いがよりはっきり見えてきます。

参考にした情報

よくある質問

プレミアムシアターのブロムシュテット回は何時からですか?

NHK BSP4Kで2026年10月11日(日)23時20分から翌2時37分まで放送予定です。

ブロムシュテットが指揮する曲は何ですか?

ブルックナーの交響曲第9番ニ短調です。2024年7月11日に聖フローリアン修道院でバンベルク交響楽団と演奏した公演です。

後半のハイティンク公演の曲目は何ですか?

エマニュエル・アックス独奏のベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」と、ブルックナー「交響曲第7番」です。ウィーン・フィルとの2019年ザルツブルク音楽祭公演です。

まとめ

10月11日の「プレミアムシアター」は、ブルックナー没後130年に合わせ、ブロムシュテットの第9番とハイティンクの第7番を軸にした長時間のクラシック特集です。

前半は97歳の誕生日に聖フローリアンで行われたブロムシュテットとバンベルク響の第9番、後半はキャリア最終盤のハイティンクがウィーン・フィルと残した第7番。さらにアックス独奏のベートーヴェン第4番も含まれます。

同じ作曲家の異なる時期の交響曲と、二人の巨匠の晩年の演奏を一度に聴き比べられることが、この回の大きな魅力です。

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