関口宏の雑誌の記憶「害獣 後編」10月10日|城島茂と考える都市グマ・キョン・マングース問題|10/10 16:00
10月10日(土)16時からBS朝日で放送される「関口宏の雑誌の記憶」は、「害獣 後編」です。前週に続いてゲストは城島茂さん。今回はクマだけでなく、シカ、キョン、マングース、そしてアメリカのオオカミの事例まで視野を広げます。
公式予告で示されている中心の問いは、「自然にとって、本当の害獣って誰なんだろう?」というものです。動物を単純に「害を与える存在」と決めつけるのではなく、人間の暮らしや環境の変化まで含めて考える回になっています。
10月10日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月10日(土)16:00〜16:30 |
| 放送局 | BS朝日4K/BS朝日1 |
| 番組 | 関口宏の雑誌の記憶「害獣 後編」 |
| 出演 | 関口宏、内田裕士 |
| ゲスト | 城島茂 |
| 主なテーマ | 都市グマ、シカ、キョン、マングース、オオカミと人間の関係 |
BS朝日公式サイトでは、今回も関口宏さんと城島茂さんが大宅壮一文庫の古雑誌を手がかりに「害獣」を考えると案内されています。番組表でも10月10日16時からの放送が確認できます。
ゲストの城島茂さんについては、城島茂さんのプロフィール記事でも経歴や出演情報をまとめています。
「害獣 後編」は何を扱う?クマだけでは終わらない
後編の特徴は、前編で中心だったクマ問題から一歩進み、複数の動物と人間社会の関係を並べて見ることです。公式予告には「都市グマ」「増え続けるシカ」「房総で5万頭にまで増えたキョン」といった具体例が並びます。
ここで重要なのは、動物ごとに事情が違う点です。クマは人里への出没が大きな問題になっていますが、シカやキョンは個体数の増加と植生・農林業への影響が焦点になりやすい動物です。番組は古雑誌を読み返しながら、現在の状況だけでなく、人間が過去にどのように動物と向き合ってきたのかをたどります。
都市グマとは?冬眠しないクマにも注目
BS朝日公式は、後編で冬眠せずに人里へ現れる「都市グマ」を取り上げるとしています。前編では、人間と野生動物の「すみ分け」が崩れつつあることがテーマになっていましたが、後編ではその延長線上で、クマの行動変化がどう見られているのかが掘り下げられます。
環境省も2026年度のクマによる死亡事故、出没情報、人身被害、捕獲数などを継続して公表しています。番組放送直前の10月7日時点でも令和8年度の死亡事故等に関する情報が更新されており、クマ問題が現在進行形の社会課題であることが分かります。
ただし、番組がどの地域の都市グマ事例をどこまで詳しく扱うかは、公式予告では限定されていません。放送前の段階では、「冬眠しない」「人里に現れる」という現象そのものが後編の重要な論点と押さえておくと分かりやすいでしょう。
シカとキョンはなぜ「増えすぎ」が問題になる?
後編では、駆除しても増え続けるシカと、房総で5万頭にまで増えたキョンが紹介されます。ここでは「人に襲いかかる動物」だけが害獣ではなく、数が増えることで自然環境や生活圏との摩擦が大きくなる動物も含めて考える構成です。
シカは森林の下草や若木を食べるため、地域によっては植生への影響が問題になります。一方のキョンはもともと日本の在来種ではなく、千葉県を中心に野生化した個体が広がったことで知られています。今回の番組では、こうした動物が「なぜ増えたのか」「人間はどう管理しようとしてきたのか」という視点が見どころになりそうです。
番組タイトルの「害獣」という言葉は強い印象がありますが、公式予告は最後に「本当の害獣って誰?」と問い返しています。動物そのものを悪者にするのではなく、環境の変化をつくった人間側の責任や選択も考える流れが後編の核です。
マングースの“大失敗”とは?人間が持ち込んだ対策の誤算
後編で特に印象的なのが、沖縄や奄美に持ち込まれたマングースの事例です。BS朝日公式は、ハブ退治を目的に導入されたマングースが、期待されたようにハブを減らすのではなく、希少な動物を食べてしまった出来事を“大失敗”として紹介すると予告しています。
この話は、「害獣を減らすため別の動物を利用する」という人間の対策が、別の生態系問題を生み出すことがあるという象徴的な例です。人間にとっての「困った動物」を減らすための行動が、自然全体では別の損失につながる可能性があります。
だからこそ今回の「本当の害獣は誰か」という問いが重くなります。目の前の被害だけを見れば対策が必要でも、長期的に自然全体を見たとき、その対策が別の生き物を追い込んでいないかまで考える必要があるからです。
アメリカのオオカミ再導入で自然がよみがえった例
BS朝日公式はさらに、オオカミを森に戻したことで自然がよみがえったアメリカの例も取り上げるとしています。マングースの事例が「人間が持ち込んだことでバランスが崩れた」話だとすれば、こちらは大型捕食者を戻すことで生態系全体に変化が起きた例として対照的です。
後編では、ある動物が人間にとって危険かどうかだけではなく、その動物が自然の中でどんな役割を持っているのかまで視点を広げることになります。クマ、シカ、キョン、マングース、オオカミを同じ回で扱う理由も、単なる「危険動物特集」ではなく、人間と野生動物の距離をどう考えるかにあると読み取れます。
城島茂が「本当の害獣って誰?」と問いかける意味
今回のゲスト・城島茂さんは、前編から引き続き登場します。BS朝日公式では、25年以上の農作業経験から自然や現場の現実を知る人物として紹介されていました。
前編はクマの歴史や三毛別羆事件、人里への出没などを中心に、人間と野生の境界線がどう変化したかを見ていました。10月3日の内容は、「害獣 前編」の記事で詳しく整理しています。
後編ではその議論を広げ、城島さんが「自然にとって、本当の害獣って誰なんだろう?」と問いかける場面が予告されています。この問いは、人間に害があるかどうかだけで生き物を分類することへの疑問にもつながります。
農作業の現場では野生動物による被害が現実にあります。その一方で、動物が人里に近づく背景には森林環境や土地利用、人間側の暮らし方の変化もあります。番組は古雑誌という過去の記録を使い、現在だけを切り取らずに考えようとしているのが特徴です。
書庫ツアーでは「週刊プレイボーイ」創刊号が登場
重いテーマだけでなく、恒例の書庫ツアーもあります。公式予告によると、古本好きの城島さんが『週刊プレイボーイ』の貴重な創刊号を手に取り、横尾忠則さんが手がけた表紙や当時の目次に大興奮する様子が紹介されます。
「関口宏の雑誌の記憶」は、テーマを解説するだけでなく、その時代の雑誌そのものを資料として楽しめる番組です。大宅壮一文庫も、番組について「毎回さまざまなテーマに沿った雑誌記事が紹介され、雑誌が醸し出す時代の空気感が魅力」と案内しています。
害獣問題のような現在性の強いテーマでも、昔の雑誌に残された記録を読むことで「以前はどう考えられていたのか」「いつから状況が変わったのか」を比較できるところが、この番組ならではの面白さです。
前回(10月3日放送)の「害獣 前編」はクマが中心
前回10月3日の「害獣 前編」では、クマが中心でした。江戸時代に越後へ漂着したホッキョクグマの記録、パンダの生態、大正時代のクマとの対峙法、三毛別羆事件など、古雑誌に残る幅広い記録が紹介されています。
さらに、現在の問題につながるポイントとして、冬眠するはずのクマがなぜ冬も街を徘徊するのか、人間と野生の境界線がなぜ崩れたのかという問いが示されました。
前編が「クマを通じて境界線の崩壊を考える回」だったのに対し、後編は「複数の動物を通じて、人間が自然にどう関わるべきかまで考える回」と整理すると、2週の違いがつかみやすくなります。
参考にした情報
よくある質問
「害獣 後編」はいつ放送されますか?
2026年10月10日(土)16:00〜16:30にBS朝日4K/BS朝日1で放送されます。
「害獣 後編」のゲストは誰ですか?
前編に続いて城島茂さんです。関口宏さんと古雑誌を読みながら、人と野生動物の関係を考えます。
後編ではどんな動物が取り上げられますか?
公式予告では、都市グマ、シカ、キョン、マングース、アメリカのオオカミが挙げられています。
前編との違いは何ですか?
前編はクマと人里出没、人間と野生の境界線が中心でした。後編はシカやキョン、外来種のマングース、オオカミ再導入まで広げ、「自然にとって本当の害獣は誰か」を考えます。
まとめ
10月10日の「関口宏の雑誌の記憶 害獣 後編」は、都市グマ、シカ、キョン、マングース、オオカミを通して、人間と野生動物の関係を考える回です。
前編のクマ問題からさらに視野を広げ、人間が行った駆除や導入、自然への介入がどんな結果を生んだのかを古雑誌の記録とともに見ていきます。城島茂さんの「本当の害獣って誰?」という問いに注目すると、番組のテーマがより深く見えてきます。

