こころの時代「今、いのちがあなたを生きている」11月9日|ジェシー釋萌海が問う命の意味|11/9 22:50
2026年11月9日(月)放送の「こころの時代 今、いのちがあなたを生きている」には、福井県敦賀市の高雲寺で住職を務めるジェシー釋萌海(しゃくほうかい)さんが登場します。
スイス生まれのジェシーさんは、安楽死を選んだ母親との別れを経験し、「命は誰のものなのか」という問いを抱えてきました。今回の放送では、深い悲しみをきっかけに仏教と出遇い、住職として人々と命について語り合う姿に目を向けます。
こころの時代「今、いのちがあなたを生きている」の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月9日(月)22:50〜23:50 |
| 放送局 | NHK Eテレ1東京 |
| 番組名 | こころの時代 今、いのちがあなたを生きている |
| 出演 | ジェシー釋萌海 |
| 語り | 斎藤希実子 |
| 番組ジャンル | ドキュメンタリー・教養 |
番組表に掲載された今回の紹介では、敦賀市の高雲寺で住職を務めるジェシー釋萌海さんの歩みが取り上げられます。母親が安楽死を選んだ経験を胸に、命のあり方を問い続ける姿が中心です。
放送時間は午後10時50分から午後11時50分までの1時間です。NHK Eテレでの放送となるため、録画する場合は番組名と開始時刻を確認しておくと安心です。
今回の内容は?ジェシー釋萌海さんが問い続ける「命は誰のものか」
今回のテーマの中心にあるのは、「命は誰のものなのか」という問いです。自分の人生や最期を自分で決めること、家族として生きていてほしいと願うこと、誰かの助けを受けながら生きることがあります。
立場によって、命についての考え方は簡単には一つにまとまりません。
番組紹介によると、ジェシーさんの母親は安楽死を選び、この世を去りました。その経験が、ジェシーさんが仏門に入るきっかけの一つになったとされています。
母親を失った悲しみは、本人にとって簡単に整理できるものではなかったはずです。今回の放送では、その出来事を単なる過去のエピソードとして扱うのではなく、ジェシーさんがどのように命と向き合い、今を生きる人々と語り合うようになったのかが見どころになります。
母親の安楽死をめぐって、何を考えてきたのか
真宗大谷派大阪教区の「銀杏通信」には、ジェシーさんが2019年に行った法話の記録が掲載されています。そこでは、母親を亡くした後、自分の人生に拠り所がないと感じたことや、浄土真宗と出遇ったことで、母親の死そのものだけでなく「どのように生きるか」へと考えの焦点が移っていったことが語られています。
この記録は今回のテレビ放送そのものではなく、過去に本人が話した内容です。ただ、今回の番組紹介にある「命は誰のものか」という問いを理解するうえで、ジェシーさんがどのような思いを抱えて歩んできたのかを知る手がかりになります。
安楽死をめぐる問題には、本人の意思、家族の願い、病気や老いへの不安、周囲の支援など、さまざまな側面があります。番組では、制度の賛否だけに話を限定せず、一人の人が大切な家族を失った経験から、命をどう受け止めてきたのかに耳を傾けたいところです。
高雲寺で続く、命をめぐる語り合い
ジェシーさんが住職を務める高雲寺は、福井県敦賀市横浜にある真宗大谷派の寺院です。寺の公式サイトでは、2024年にジェシーさんが第27代住職に就任したことが紹介されています。
住職あいさつでは、寺を地域の人々の心の拠り所とし、真実の教えに出遇える聞法の場にしたいという願いが記されています。また、命や人生の価値、老いていくことについて考え、人と人、人と仏が触れ合いながら語り合える場を目指していることも伝えられています。
今回の番組紹介にある「ジェシーさんの元には様々な人が訪れ、命をめぐる語り合いが続いている」という内容は、寺が大切にしている姿勢とも重なります。住職として人々の話に耳を傾ける日々が、どのように映し出されるのか注目です。
ジェシー釋萌海さんとは?スイス生まれの高雲寺住職
ジェシー釋萌海さんは、スイス生まれの真宗大谷派僧侶です。福井県敦賀市にある高雲寺の第27代住職を務めています。
寺の公式サイトでは、2024年に住職へ就任したことが紹介されています。住職あいさつには、自身が「今いのちがあなたを生きている」という言葉に出遇い、命について深く考えるようになった経緯が記されています。
また、真宗大谷派の寺院や関連団体で行われた法話・講演の紹介では、母親の安楽死を経験したことが、自分自身の命について考える大きな縁になったと説明されています。悲しみの中で仏教と出遇い、僧侶として歩み始めたという背景が、今回の放送テーマにつながっています。
ジェシーさんの歩みで印象的なのは、母親の死を経験した後も、その問いを自分の中だけに閉じ込めず、寺を訪れる人々と分かち合おうとしている点です。今回の放送では、住職としての現在の姿と、これまでの人生がどのようにつながっているのかが描かれそうです。
「今、いのちがあなたを生きている」とは?番組タイトルに込められた視点
「今、いのちがあなたを生きている」は、真宗大谷派の宗祖親鸞聖人750回御遠忌のテーマとして掲げられた言葉です。高雲寺の公式サイトでも、ジェシーさんがこの標語に出遇ったことを、命について考えるようになったきっかけとして紹介しています。
真宗大谷派の教学情報サイト「言の葉」では、この言葉について、普段は当然だと思っている「生きている」ということを、改めて問い直すメッセージが込められていると説明されています。
私たちは、呼吸をしていることや心臓が動いていることを、普段は意識せずに暮らしています。しかし「今、いのちがあなたを生きている」という表現は、自分の力だけで生きていると思い込んでいないか、今の命をどのように受け止めるのかを考えるきっかけになります。
この言葉は、命を大切にしようという一般的な呼びかけだけではありません。自分の思いどおりにならない現実や、老い、病気、他者との関係を含めて、今ここにある命を見つめ直す問いとして受け取ることができます。
母親の安楽死を経験したジェシーさんが、この言葉とどのように出遇い、住職としての歩みに結びつけてきたのか。番組タイトルと今回のテーマをつなぐ大切なポイントです。
2026年の公開講座でも「いのちは誰のものか」をテーマに
ジェシーさんは2026年8月30日、仁愛大学で予定された「安楽死・尊厳死を考える」シンポジウムで、「いのちは誰のものか―母の安楽死から問われたこと」をテーマに発題する予定でした。
仁愛大学の案内では、その後に日本における安楽死・尊厳死事情の解説や、医師・大学関係者を交えた討論が組まれていました。今回のテレビ番組とは別の催しですが、ジェシーさんが母親の経験を出発点に、命をめぐる問いを社会の中で共有していることが分かります。
安楽死や尊厳死という言葉を聞くと、制度や医療の判断に意識が向きがちです。一方で、本人が何を望み、家族が何を願い、支える側がどのような思いを抱くのかという、一人ひとりの生活に関わる問いもあります。
今回の放送は、結論を急ぐのではなく、ジェシーさんの経験と仏教の視点を通して、命をめぐる問いを考える時間になりそうです。
前回11月2日の放送は「念仏とはなにか」
前回の11月2日には、「歎異抄にであう 無宗教からの扉」シリーズの第2回「念仏とはなにか」が放送されました。番組表の紹介によると、『歎異抄』の核心にある「本願念仏」を取り上げ、阿弥陀仏の誓願が生まれた背景や、法然・親鸞の思想とのつながりを読み解く内容でした。
法然の『選択本願念仏集』や親鸞の『教行信証』などの原典にも触れながら、念仏を単なる言葉の繰り返しとしてではなく、苦しむ人々の救済を願う思想として考える回です。
今回のジェシーさんの回は、古典の教えを読み解く前回とは異なり、一人の住職の人生経験を通して、命の意味を見つめます。
これまでの放送を振り返りたい方は、こころの時代「歎異抄にであう」第2回の記事も参考になります。また、命や生死をめぐる別の視点として、「生死あるがまま」谷山洋三さんの回もあわせて読めます。
視聴方法と見逃し配信について
今回の放送は、2026年11月9日(月)22時50分からNHK Eテレ1東京で放送されます。東京地区で地上波視聴する場合は、Eテレの番組表で放送枠を確認してください。
見逃し配信については、今回の放送回の配信開始や視聴期限を確認できる公式案内は見つかっていません。放送後に視聴したい場合は、NHK ONEやNHKオンデマンドの番組ページで、対象回の配信状況を確認する必要があります。
参考にした情報
- 高雲寺公式サイト「住職あいさつ・寺院紹介」
- 真宗大谷派大阪教区「いのちはだれのものですか/ジェシーこと法名釈尼萌海」
- 仁愛大学「安楽死・尊厳死を考える」公開講座
- 真宗大谷派「言の葉」2026年1月の法話
- NHK番組表(Eテレ・2026年11月9日)
- DiMORA「こころの時代 歎異抄にであう」2026年11月2日放送分
- J:COMテレビ番組表「こころの時代〜宗教・人生〜」
- WEBザテレビジョン・2026年11月9日放送回
よくある質問
こころの時代「今、いのちがあなたを生きている」はいつ放送されますか?
2026年11月9日(月)22時50分から23時50分まで、NHK Eテレ1東京で放送されます。
ジェシー釋萌海さんはどこの住職ですか?
福井県敦賀市にある真宗大谷派・高雲寺の第27代住職です。2024年に住職へ就任したことが寺の公式サイトで紹介されています。
今回の放送では何が取り上げられますか?
母親が安楽死を選んだ経験を胸に、ジェシーさんが「命は誰のものか」と問い続ける姿や、仏教の視点から命のあり方を見つめる歩みが紹介されます。
まとめ
11月9日放送の「こころの時代 今、いのちがあなたを生きている」は、福井県敦賀市の高雲寺住職・ジェシー釋萌海さんを通して、命の意味を考える回です。
母親の安楽死という深い悲しみを経験し、仏教と出遇ったジェシーさんは、「命は誰のものなのか」という問いを抱えながら、人々と語り合う場を大切にしています。番組タイトルにある「今、いのちがあなたを生きている」という言葉とともに、今を生きることを見つめる1時間になりそうです。

