京都浪漫11月8日|与謝蕪村はなぜ遅咲き?39歳の丹後時代と画業の転機|11/8 21:00
2026年11月8日(日)21時からサンテレビ1で放送される「京都浪漫 悠久の物語」は、江戸時代の俳人であり画家でもあった与謝蕪村を取り上げます。
今回のテーマは「遅咲きの俳人画家・与謝蕪村〜ゆかりの京都へ」。39歳から3年余りを過ごした丹後の見性寺や江山文庫、京都・島原の角屋もてなしの文化美術館、金福寺などを通して、蕪村が俳句と絵画の両方で評価を高めていく歩みをたどります。
蕪村の人生で大きな転機となったのが、30代後半からの京都・丹後での暮らしです。なぜ「遅咲き」と呼ばれるのか、丹後時代に何を得たのか、番組で紹介される場所と作品の背景を整理します。
京都浪漫11月8日の放送日時・番組情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年11月8日(日) |
| 放送時間 | 21:00〜21:54 |
| 放送局 | サンテレビ1 |
| 放送地域 | 京都・兵庫・大阪・奈良の番組表掲載枠 |
| 番組名 | 京都浪漫 悠久の物語 |
| 今回のテーマ | 遅咲きの俳人画家・与謝蕪村〜ゆかりの京都へ |
| 語り | 島本須美 |
| ナレーター | 鹿瀬ハジメ |
| 解説 | 藤田真一(関西大学文学部名誉教授) |
番組表.Gガイドには、11月8日(日)21時からサンテレビ1で放送される内容として、与謝蕪村ゆかりの丹後・京都をめぐる企画が掲載されています。出演者欄には、語りの島本須美さん、ナレーターの鹿瀬ハジメさん、解説の藤田真一さんの名前があります。
一方、KBS京都の公式サイトには、同じ内容が第181回「遅咲きの俳人画家・与謝蕪村〜ゆかりの京都へ」として掲載され、放送日は2025年11月2日と記録されています。KBS京都の2026年11月8日付の番組トップには別の紅葉特集が掲載されているため、今回のサンテレビ枠については番組表の情報と、KBS京都に残る過去回の公式内容を分けて確認する必要があります。
番組の具体的な訪問先や企画内容は、KBS京都の第181回ページに掲載された説明と一致しています。この記事では、2026年11月8日のサンテレビ放送情報と、公式アーカイブに残る蕪村回の内容を区別して紹介します。
与謝蕪村はなぜ「遅咲きの俳人画家」と呼ばれる?
与謝蕪村は1716年に生まれ、1783年に京都で亡くなった江戸時代中期の俳人・画家です。俳諧を学びながら各地を旅し、絵画にも取り組みましたが、画家としての代表作の多くは晩年に制作されています。
京都国立博物館は、生誕300年の特集陳列で蕪村の歩みを紹介し、絵画制作に関しては「晩成の人」と説明しています。20歳前後で江戸へ出て俳諧や絵を学び、師の没後は東北地方などを遊歴しました。
その後、35歳を過ぎてから京都に居を定め、丹後や讃岐にも赴きながら画業を深めました。
つまり、若いころから俳諧と絵画の道を歩み続けていたものの、画家としての評価を確かなものにしたのは人生の後半です。今回の番組タイトルにある「遅咲き」は、単に活動を始めた年齢が遅かったという意味ではなく、長い修業と旅を経て、晩年に独自の画風を大きく花開かせたことに重なります。
蕪村の作品は、中国絵画の影響を受けた山水図から、俳諧の機知を生かした親しみやすい俳画まで幅広いものです。京都国立博物館の解説では、中国絵画を自分の様式へと消化した山水図や、俳諧的な機知を盛り込んだ洒脱な俳画が、蕪村芸術の真骨頂として紹介されています。
俳句だけ、絵だけという一つの分野にとどまらず、言葉・書・絵を結びつけた表現を生み出したことも、蕪村の大きな特徴です。今回の放送では、ゆかりの場所をたどりながら、作品が生まれた背景や、当時の人々に受け入れられた理由にも触れていきます。
39歳から3年余りを過ごした丹後時代とは?
蕪村の人生を考えるうえで欠かせないのが、京都府北部の丹後で過ごした時期です。宮津市の公式サイトによると、蕪村は宝暦4年(1754年)、39歳のときに見性寺へ逗留し、3年余りを宮津で過ごしました。
宮津市は、この丹後時代を蕪村の画業にとって重要な転機と位置づけています。蕪村は独自の画風を模索し、宮津で精力的に絵画作品を残しました。
俳諧の修業だけでなく、画家としての実力を身につけていく時期だったことが分かります。
見性寺|画業に向き合った宮津での暮らし
見性寺は京都府宮津市にある浄土宗の寺院です。宮津市の紹介では、蕪村が39歳のときにこの寺へ滞在し、3年余りを過ごしたことが、蕪村自身の文章『新花摘』にも記されていると説明されています。
京都府観光連盟の案内でも、見性寺は与謝蕪村ゆかりの寺として紹介されています。境内には蕪村の句碑や像があり、丹後時代の足跡に触れられる場所です。
番組では、蕪村の屏風絵が伝わる寺として見性寺を訪ねます。作品が残る場所を実際にたどることで、蕪村がどのような環境で画業に励んだのかを想像しやすくなりそうです。
江山文庫|俳句と短歌の資料に触れる場所
与謝野町にある江山文庫は、短歌や俳句に関する資料を保存・活用する施設です。文化庁の文化遺産オンラインによると、江山文庫は1994年10月に開館し、与謝野町は蕪村の母親の故郷と伝えられています。
蕪村自身もこの地を訪れ、俳句や絵を残しました。番組では、江山文庫をめぐりながら、蕪村の俳句に触れる場面が紹介されます。
見性寺が丹後での暮らしや画業の足跡を感じる場所だとすれば、江山文庫は俳人としての蕪村や、地域に受け継がれてきた俳句文化に目を向ける場所です。同じ丹後のゆかりの地でも、異なる角度から蕪村を知ることができます。
角屋もてなしの文化美術館に残る蕪村の襖絵
番組のもう一つの見どころが、京都市下京区の島原にある角屋もてなしの文化美術館です。KBS京都の公式ページでは、蕪村の晩年の大作である襖絵などを紹介し、俳句や絵画が当時もてはやされた理由をひもとく場所として挙げられています。
角屋保存会の公式サイトによると、角屋は江戸時代の饗宴やもてなしの文化を伝える揚屋建築の遺構で、1952年に建物が国の重要文化財に指定されました。所蔵美術品のうち、蕪村筆の「紅白梅図屏風」も1983年に重要文化財に指定されています。
文化庁の文化遺産オンラインには、蕪村筆「紙本金地墨画淡彩紅白梅図」の襖貼付作品が登録されています。京都島原の角屋の梅之間を飾る絵で、金地に梅の木を描いた作品です。
柔らかな墨の表現を基調としながら、力強い筆づかいも見られると解説されています。
角屋の建物そのものが、当時の宴や文化人の交流を伝える文化財です。そこに蕪村の絵が残されていることから、作品だけでなく、絵が飾られた空間や、作品を受け入れた当時の文化にも目を向けられます。
角屋保存会の公式案内では、2026年は9月18日から12月13日まで、金曜日から日曜日と祝日に公開するとしています。11月8日は日曜日にあたります。
1階と展示室は予約不要の定時案内制で、2階座敷の特別公開は予約が必要です。番組で紹介される作品や建物を実際に見たい場合は、公開内容や案内時間を公式サイトで確認しておくと安心です。
金福寺と芭蕉庵|蕪村が敬愛した松尾芭蕉とのつながり
京都市左京区の金福寺は、松尾芭蕉と与謝蕪村の両方にゆかりのある寺院です。京都市公式の京都観光Naviによると、松尾芭蕉が親交を深めた鉄舟和尚の庵を、のちに蕪村が再興しました。
境内の丘には蕪村ら近世の俳人の墓や句碑があり、本堂では蕪村の遺品も拝観できます。
KBS京都の公式番組ページでは、蕪村が生涯尊敬してやまなかった松尾芭蕉ゆかりの金福寺を訪れ、芭蕉庵再建にまつわるエピソードを紹介するとされています。
蕪村は、芭蕉の足跡や作品に強い関心を寄せた俳人でした。金福寺の芭蕉庵を再興したことは、蕪村が先人の文学を大切にしていたことを伝えるエピソードです。
京都観光Naviの案内では、金福寺の境内には芭蕉庵のほか、蕪村の墓や句碑もあります。俳句を通じてつながる二人の存在を、一つの場所で感じられる点が見どころです。
番組では、丹後での修業時代だけでなく、京都での蕪村と芭蕉のつながりにも触れます。蕪村を「遅咲きの画家」としてだけでなく、先人の俳諧を受け継ぎながら、自分の表現を築いた人物として見ることができそうです。
俳句と絵を一つにした「俳画」の魅力
蕪村を知るうえで欠かせない表現の一つが俳画です。俳画は、俳句の言葉に簡略で洒脱な絵を添え、文字と絵を一つの作品として味わう表現です。
サントリー美術館が2026年に開催した「逸翁美術館コレクション 蕪村・呉春と茶の湯の名品」の展示解説では、蕪村は俳画の第一人者として自負を抱いていたと紹介されています。蕪村自身の俳句・文字・絵が融合した「花見句画賛」や「石画賛」なども取り上げられています。
また、蕪村が敬愛した松尾芭蕉の紀行文『おくのほそ道』を絵入りで写した「奥の細道画巻」も、俳画の代表的な作品として紹介されています。俳句の世界を絵で広げ、絵の中に俳諧の趣を込めるという、蕪村ならではの表現です。
俳句と絵画の両方に優れていた蕪村だからこそ、言葉だけでは伝えきれない情景や余韻を、絵と組み合わせて表すことができました。今回の放送で紹介される襖絵や屏風絵も、俳人としての感性と画家としての技術が結びついた作品として見ると、より興味深く感じられます。
出演者・解説者は誰?
今回の番組表に掲載されている出演者は、語りの島本須美さん、ナレーターの鹿瀬ハジメさん、解説の藤田真一さんです。
島本須美さんは、KBS京都の番組公式ページでも「京都浪漫」のナレーターとして紹介されています。作品の背景や京都の文化遺産をたどる番組を、落ち着いた語りで案内します。
藤田真一さんは、番組表では関西大学文学部名誉教授として紹介されています。蕪村の俳句や絵画、松尾芭蕉との関係など、文学・美術の両面から今回のテーマを読み解く解説が期待されます。
鹿瀬ハジメさんについては、今回の番組表の出演者欄にナレーターとして記載されています。個別の担当内容やプロフィールについて、番組公式ページで確認できる情報は限られているため、ここでは番組表に記載された役割にとどめます。
前回の与謝蕪村回と今回の放送内容
KBS京都の公式アーカイブでは、今回の蕪村回は第181回として2025年11月2日に放送された記録があります。2026年11月8日のサンテレビ番組表に掲載された説明は、この第181回の公式紹介文と同じ訪問先・テーマを扱っています。
そのため、今回の放送は、蕪村が39歳から3年余りを過ごした丹後時代、角屋に残る襖絵、金福寺と芭蕉庵という、過去の公式放送回で紹介された内容をたどる構成と考えられます。ただし、2026年11月8日のサンテレビ放送について、公式局サイトで再放送の表記までは確認できていません。
同じ与謝蕪村回の訪問先や住所、各施設の場所をまとめた記事は、京都浪漫11月3日|与謝蕪村ゆかりの見性寺・江山文庫・角屋・金福寺を巡るでも紹介しています。今回は施設の場所を並べるだけでなく、蕪村の人生の転機や、作品が生まれた背景に注目して見ると、番組の内容をより深く楽しめます。
見逃し配信・視聴方法
2026年11月8日(日)の放送は、番組表ではサンテレビ1の21時から21時54分までと案内されています。京都・兵庫・大阪・奈良の各地域向け番組表に掲載されていますが、実際の受信可否は地域や視聴環境によって異なります。
見逃し配信については、今回の放送に対応する公式案内を確認できていません。配信サービスで視聴できると断定せず、放送局や番組の公式案内で確認するのが確実です。
参考にした情報
- 京都浪漫 悠久の物語 第181回「遅咲きの俳人画家・与謝蕪村」|KBS京都公式
- 京都浪漫 悠久の物語 番組公式ページ|KBS京都
- 京都浪漫 悠久の物語 2026年11月8日放送情報|番組表.Gガイド
- 第73回 寺町を歩く(8)見性寺と与謝蕪村|宮津市公式
- 特集陳列 生誕300年 与謝蕪村|京都国立博物館
- 公益財団法人 角屋保存会 公式サイト
- 紙本金地墨画淡彩紅白梅図〈与謝蕪村筆/襖貼付〉|文化遺産オンライン
- 金福寺|京都市公式 京都観光Navi
- 逸翁美術館コレクション 蕪村・呉春と茶の湯の名品|サントリー美術館
よくある質問
京都浪漫の与謝蕪村の回はいつ放送されますか?
2026年11月8日(日)21時から21時54分まで、サンテレビ1で放送予定です。番組表.Gガイドに掲載されている放送情報に基づいています。
与謝蕪村が丹後で暮らしたのは何歳のときですか?
宮津市公式サイトによると、蕪村は39歳だった宝暦4年(1754年)から、見性寺に逗留して3年余りを宮津で過ごしました。
角屋もてなしの文化美術館には蕪村の作品がありますか?
角屋保存会の公式サイトと文化庁の文化遺産オンラインには、蕪村筆の「紅白梅図屏風」や襖貼付作品が掲載されています。いずれも重要文化財に指定されています。
金福寺と与謝蕪村にはどのような関係がありますか?
京都市公式の京都観光Naviによると、金福寺には蕪村が再興した芭蕉庵があり、境内の丘には蕪村の墓や句碑もあります。
まとめ
11月8日放送の「京都浪漫 悠久の物語」は、与謝蕪村の人生と作品に焦点を当て、丹後と京都に残るゆかりの場所をたどる内容です。
蕪村は39歳から3年余りを丹後で過ごし、画家としての力を伸ばしました。京都国立博物館が紹介するように、絵画の代表作の多くは晩年に生まれており、「遅咲きの俳人画家」という呼び名には、長い修業の末に独自の表現を完成させた歩みが表れています。
見性寺や江山文庫で丹後時代を知り、角屋の襖絵で画家としての仕事に触れ、金福寺で芭蕉とのつながりをたどると、俳句と絵画の両方に生きた蕪村の姿が見えてきます。作品だけでなく、その背景にある旅や人との交流にも注目したい回です。

