風の電話〜広がるWind Phone〜11月8日放送|どこにある?世界550か所超へ広がる理由|11/8 13:05
11月8日(日)13時5分から、NHK総合の仙台・盛岡・福島・秋田・青森など東北各局で「風の電話 〜広がる Wind Phone〜」が放送されます。
番組に登場するのは、誰かが出る電話ではありません。岩手県大槌町の高台にある電話線のつながっていない黒電話です。そこを訪れた人が、会いたくても会えない大切な人へ向けて言葉を伝える場所として知られています。
風の電話〜広がるWind Phone〜11月8日の放送日時
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年11月8日(日) |
| 放送時間 | 13:05〜14:05 |
| 放送局 | NHK総合1・仙台、盛岡、福島、秋田、青森など東北各局 |
| 番組名 | 風の電話 〜広がる Wind Phone〜 |
| ジャンル | ドキュメンタリー |
| 語り | ayako HaLo |
| 本編 | 59分 |
NHKオンデマンドの公式ページでは、本編は59分と案内されています。11月8日の番組表では13時5分から14時5分までの1時間枠で放送予定です。
この番組は2026年3月14日に放送された作品で、11月8日は東北のNHK総合であらためて放送されます。東日本大震災から15年という節目に、「風の電話」が日本だけでなく世界へどのように広がっているのかを見つめます。
風の電話はどこにある?
「風の電話」の原点は、岩手県上閉伊郡大槌町浪板のベルガーディア鯨山にあります。三陸の海を見下ろす高台に置かれた電話ボックスの中に、電話線につながっていない黒い電話があります。
さんりく旅しるべでは、ベルガーディア鯨山内にある私設電話ボックスとして紹介されており、訪れた人は受話器を手に、亡くなった人へ思いを伝えたり、置かれたノートへ気持ちを書いたりできると説明されています。
電話ですから、普通なら向こう側に「誰かいる」ことを前提にします。しかし風の電話は、相手が電話口にいないことを分かったうえで受話器を取る場所です。その静かな行為が、長い時間をかけて多くの人の心に受け止められてきました。
なぜ「線のつながっていない電話」なの?
ベルガーディア鯨山の公式情報によると、風の電話は2010年12月に建立されました。きっかけは、設置者が身近な人を亡くした個人的な思いだったと説明されています。
その翌年、2011年3月11日に東日本大震災が発生しました。大槌町を含む三陸沿岸では多くの命が失われ、遺された人たちは言葉にできないほど大きな悲しみを抱えることになりました。
設置者は、風の電話が置かれた一角を植栽や石板で整え、震災メモリアルガーデンとして誰でも利用できるよう開放したと記しています。電話線がないため、声が実際の相手へ届くわけではありません。それでも、胸の内にある言葉を声にするための場所として、人々に利用されてきました。
「いない」相手に話すことを番組はどう描く?
番組の説明には、大切な人を突然失うという不条理の中で受話器を握る人たちが登場するとあります。電話の向こうに相手はいません。それでも、言えなかったこと、今だから伝えたいこと、心の中にしまってきたことを語る人がいます。
NHKオンデマンドは、番組を「秘めてきた心の声と再開の物語」と紹介しています。ここでいう再開は、失った人が物理的に戻ってくるという意味ではありません。風の電話を通じて、残された人が記憶や感情ともう一度向き合う時間が描かれると受け取れます。
番組は、悲しみを簡単な答えに置き換えるのではなく、なぜ人は誰もいない受話器に向かって話すのか、その行為がどのように受け継がれているのかを見つめる内容です。
風の電話は世界550か所を超えて広がっている
NHK公式の番組説明で特に印象的なのが、風の電話が世界で550を超えて増え続けているという点です。
岩手県大槌町の一つの電話から始まった考え方が、国や言葉を越えて「Wind Phone」として広がっています。番組では、誰がどのような思いで新しいWind Phoneを作ったのか、そこでどんな言葉が語られているのかをたどります。
身近な人を失う経験は、震災だけに限りません。災害、事故、病気など、突然の別れは世界中で起こります。だからこそ、受話器を通して心の中の言葉を外へ出すという形が、異なる地域でも受け入れられてきたと考えられます。
東日本大震災から15年の今、放送される意味
2026年は、東日本大震災から15年にあたります。長い年月が過ぎても、家族や友人を失った人にとって、悲しみが年月だけで区切られるわけではありません。
NHKは番組説明で、風の電話が15年間にわたり「大切な人へと語りかける無数の声」を受け止めてきたとしています。時間が経ったからこそ初めて言葉にできることや、人生の節目で改めて伝えたくなることもあるでしょう。
「震災から15年」という数字だけを見るのではなく、その間を生きてきた一人ひとりの時間に目を向けることが、この番組の大きなテーマです。
風の電話を訪れる前に知っておきたいこと
風の電話は観光用の一般的な電話ボックスではなく、亡くなった人への思いを抱えた方が訪れる場所です。さんりく旅しるべでは、ベルガーディア鯨山への訪問を希望する場合、事前に管理者へ連絡するよう案内しています。
番組を見て実際の場所に関心を持った場合も、そこが多くの人にとって大切な追悼とグリーフの場であることを意識しておきたいところです。
また、ベルガーディア鯨山の公式サイトでは、2026年に「風の電話 発祥の地」の碑が建立されたことも紹介されています。15年を経て、風の電話の歩みそのものを次の世代へ残そうとする動きも続いています。
見逃し配信はある?
NHKオンデマンドでは「風の電話 〜広がる Wind Phone〜」の作品ページが公開されており、番組の購入・視聴案内があります。公式ページでは2027年3月17日までの購入期限が表示されています。
11月8日のテレビ放送を見逃した場合は、NHKオンデマンドの公式作品ページで最新の配信条件を確認するのが確実です。配信期間や視聴条件はサービス側の案内に従ってください。
参考にした情報
- NHKオンデマンド「風の電話 〜広がる Wind Phone〜」
- NHKオンデマンド 作品詳細
- ベルガーディア鯨山 公式 News & Topics
- さんりく旅しるべ「ベルガーディア鯨山(風の電話)」
- Gガイド 11月8日東北NHK総合の番組情報
よくある質問
風の電話はどこにありますか?
原点となる風の電話は、岩手県上閉伊郡大槌町浪板の「ベルガーディア鯨山」にあります。三陸の海を見下ろす高台に設置されています。
風の電話は本当につながっていますか?
いいえ。電話線にはつながっていない黒電話です。訪れた人が、会えなくなった大切な人へ向けて思いを語るために使われています。
11月8日の放送は何時からですか?
2026年11月8日(日)13時5分から14時5分まで、NHK総合の仙台・盛岡・福島・秋田・青森など東北各局で放送予定です。
世界には風の電話がいくつありますか?
NHKオンデマンドの番組説明では、風の電話は世界で550を超えて増え続けていると紹介されています。
まとめ
11月8日13時5分から東北のNHK総合で放送される「風の電話 〜広がる Wind Phone〜」は、岩手県大槌町の電話線につながっていない黒電話から始まった物語を追うドキュメンタリーです。
電話の向こうに相手はいなくても、人は受話器を取り、胸の中にある言葉を語ります。東日本大震災から15年を経た今、その「風の電話」が世界550か所を超えて広がっている理由と、それぞれの場所で受け止められている心の声を見つめる番組です。

