ドキュメントJ「カールさんのキセキ」11月8日|竹所の古民家再生70軒と“奇跡の村”の30年|11/8 10:00
11月8日(日)10時からBS-TBSで放送される「ドキュメントJ」は、「カールさんのキセキ〜古民家再生30年〜」です。
主人公は、ドイツ出身の建築デザイナーカール・ベンクスさん。新潟県十日町市の竹所で古民家再生を続け、放送詳細ではその数が70軒あまりに達したと紹介されています。建物をよみがえらせるだけでなく、移住者が増えた竹所が「奇跡の村」と呼ばれるまでの変化を、BSN新潟放送が長年蓄積してきた映像とともにたどる番組です。
「カールさんのキセキ」の放送日時と番組概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月8日(日)10:00〜11:00 |
| 放送局 | BS-TBS/BS-TBS 4K |
| 番組 | ドキュメントJ |
| タイトル | カールさんのキセキ〜古民家再生30年〜 |
| 制作 | BSN新潟放送 |
| 主な舞台 | 新潟県十日町市竹所 |
BS-TBS公式によると、「ドキュメントJ」はTBS系列各局が地域で時間をかけて制作したドキュメンタリーを紹介する番組です。全国ネットでは普段触れにくい地方発のテーマを、日曜朝の枠で届けています。
今回の作品はBSN新潟放送制作。BSN公式特設ページでは、カール・ベンクスさんが十日町市竹所で30年間にわたり日本の古民家を再生し続けてきたことが番組の中心として紹介されています。
カール・ベンクスさんは誰?竹所との出会い
カール・ベンクスさんは1942年ドイツ・ベルリン生まれの建築デザイナーです。本人の会社公式プロフィールによると、父親の影響で日本文化に関心を持ち、1966年に空手を学ぶため日本へ留学。その後、ヨーロッパと日本で建築デザインの仕事に携わり、日本の伝統的な民家に強く惹かれるようになりました。
大きな転機になったのが新潟県との出会いです。古民家を探していたときに松代方面を訪れ、竹所の景観に魅了されました。1993年には十日町市竹所で後に自宅「双鶴庵」となる古民家を購入し、再生に着手しています。
それから竹所を拠点に古民家を再生し続け、本人の会社は2021年時点で日本国内の再生数が60軒に達したとしています。今回の番組表では、30年を経た現在までに70軒あまりを再生してきたと紹介されており、その歩みがさらに積み重なっていることが分かります。
竹所はなぜ「奇跡の村」と呼ばれる?
番組で重要なのは、古民家そのものの美しさだけではありません。カールさんの仕事をきっかけに、竹所に移住者が増え、集落の景色と人口の流れが変わっていったことです。
十日町市観光協会は、まつだいエリアにカールさんが再生した古民家が数多く存在すると紹介しています。竹所はまつだい駅から車でおよそ20分の小さな集落で、再生された古民家を目当てに訪れる人もいる場所です。
十日町市公式サイトでも、竹所にあるお試し移住用のシェアハウスが2016年に古民家を改修して誕生し、その改修をカールさんが手掛けたと案内しています。古い家を残すことが、単なる保存ではなく、実際に人が住み、地域との接点を持つ仕組みに結びついている例です。
放送詳細では、竹所は移住者が増えたことで「奇跡の村」と呼ばれるようになったとされています。空き家になりかねなかった建物を再生し、その家に新しい住民が入り、集落の暮らしが続いていく。番組タイトルの「キセキ」は、建物の再生数だけでなく、村に人の流れが生まれた変化そのものを指していると受け取れます。
70軒あまりの古民家再生で何を残してきた?
カールさんの古民家再生は、古い外観をそのまま保存するだけではありません。会社公式では、長い年月を経た古民家の良さを生かしながら、現代の暮らしに必要な機能性を組み合わせ、世代を越えて住み続けられる住宅を目指す考えが示されています。
本人のプロフィールでも、建物の外形や元の意図を損なわず、新しい技術的・機能的な要求を満たすことを大切にしていると説明されています。つまり「昔の家だから不便でも我慢する」のではなく、古い材や職人技を残しつつ、今の生活に適した家としてもう一度使うという発想です。
今回の番組は、こうした建築の考え方を30年の映像でたどります。2003年にBSNが放送した「よみがえる民家」など、長く取材してきた局だからこそ残っている映像を使い、当時の竹所と現在を見比べられる点も大きな見どころです。
BSNが30年追い続けた映像が見どころ
番組表によると、カールさんを最初にテレビニュースで取り上げたのがBSNで、その後も継続して取材してきました。今回の作品では、BSNが持つ過去の貴重な映像を交えながら、カールさんの軌跡を紹介します。
取材範囲は新潟県内だけではなく、山梨、東京、さらに海外にも及んだとされています。古民家再生を一人の建築家の仕事として見るのではなく、なぜ今、古い日本家屋に新しい価値を見いだす人がいるのか、その社会的な背景まで掘り下げる構成です。
昔の竹所と今の竹所、初期の再生と近年の仕事を同じ番組の中で比較できるのは、長期取材ならではです。建物の完成直後だけでなく、その後に誰が暮らし、地域にどんな変化が起きたかまで見えてくることで、「再生」という言葉の意味がより具体的になります。
カールさんの古民家はどんなデザイン?
カールさんの仕事で目を引くのは、日本の古民家の骨格を生かしながら、ヨーロッパ的な色や素材を組み合わせる点です。十日町市観光協会の紹介でも、まつだいエリアにはカールさんが手掛けた再生古民家が点在していることが分かります。
会社公式では、古い建物が持つ個性や職人技を尊重しながら、断熱や窓、キッチン、ストーブなど現代生活に必要な要素を調和させる考えが説明されています。残す部分と変える部分を見極めることで、古民家を展示物ではなく「今も住める家」にしているのが特徴です。
同じ竹所を舞台にした暮らしについては、「カールさんとティーナさん」2024夏の古民家村と十日町市竹所の記事でも紹介しています。今回の「ドキュメントJ」は、日々の暮らしよりもさらに長い30年の時間軸で、建築と集落の変化を追う内容です。
ドキュメントJの過去回とは違う見どころ
「ドキュメントJ」は毎回、JNN各局が地域で取材したテーマを取り上げます。直近の既存記事では、10月25日放送「KANO」で近藤兵太郎と台湾・嘉義をつないだ実話を紹介しました。
11月8日の「カールさんのキセキ」は、歴史上の出来事をたどるのではなく、ひとりの建築デザイナーとひとつの集落を30年という長い時間で追う点が特徴です。古民家の再生前後だけでなく、そこに暮らす人が増え、村そのものの印象が変わっていく過程まで含めて見ることができます。
参考にした情報
- BS-TBS「ドキュメントJ」公式サイト
- BSN新潟放送「カールさんのキセキ〜古民家再生30年」公式特設ページ
- Gガイド番組表「ドキュメントJ カールさんのキセキ〜古民家再生30年〜」
- カールベンクスアンドアソシエイト「カール ベンクスについて」
- 十日町市観光協会「カール・ベンクスさんと『奇跡の集落』竹所」
- 十日町市「竹所シェアハウス」
よくある質問
カール・ベンクスさんは何をしている人ですか?
ドイツ出身の建築デザイナーで、日本の古民家再生に長く取り組んでいます。1993年から新潟県十日町市竹所を拠点に活動しています。
竹所はどこにありますか?
新潟県十日町市のまつだいエリアにある小さな集落です。十日町市観光協会では、まつだい駅から車で約20分の場所と紹介しています。
今回の番組では何軒の古民家再生が紹介されますか?
放送詳細では、カールさんが再生してきた古民家は70軒あまりと紹介されています。番組は個々の建物だけでなく、30年間の活動と集落の変化をたどります。
まとめ
11月8日の「ドキュメントJ カールさんのキセキ〜古民家再生30年〜」は、カール・ベンクスさんが十日町市竹所で続けてきた古民家再生と、村に生まれた変化を長期映像で振り返るドキュメンタリーです。
古い家を70軒あまりよみがえらせることが、移住や地域の活気にどうつながったのか。BSNが約30年にわたって追ってきた映像を通して、建築だけではなく、人が暮らし続けられる地域をつくることの意味まで見えてくる内容です。

