やくざと抗争は実話?安藤昇の「爆弾マッチ」と原作小説、菅原文太・渡瀬恒彦の役柄|11/7 23:30
2026年11月7日(土)23時30分から、日本映画専門チャンネルで映画「やくざと抗争」が放送されます。
本作は1972年公開、安藤昇主演の東映映画です。昭和初期の新宿を舞台に、実在の愚連隊「爆弾マッチ」と呼ばれた男の生きざまを描きます。
安藤昇自身の小説を原作としているため、実話をもとにした作品なのか気になる方もいるでしょう。
11月7日放送「やくざと抗争」の日時・作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月7日(土)23:30~翌1:20 |
| 放送局 | 日本映画専門チャンネル |
| 作品名 | やくざと抗争 |
| 公開年 | 1972年 |
| 上映時間 | 93分 |
| 監督 | 佐藤純彌 |
| 原作 | 安藤昇 |
| 脚本 | 石松愛弘、佐藤純彌 |
| 主な出演 | 安藤昇、菅原文太、渡瀬恒彦 |
日本映画専門チャンネルの作品情報では、出演者に安藤昇、菅原文太、渡瀬恒彦のほか、藤浩子、室田日出男、天津敏、藤竜也、渡辺文雄が挙げられています。スカパー!の番組情報でも、11月7日23時30分から翌1時20分までの放送枠として案内されています。
映画本編の長さは93分です。放送枠は23時30分から翌1時20分までのため、作品の上映時間と番組表上の時間が異なる点も押さえておきましょう。
「やくざと抗争」は実話?安藤昇の原作との関係
「やくざと抗争」は、安藤昇が自身の体験をもとに書いた小説『極道一代・やくざと抗争』を映画化した作品です。東映ビデオの作品紹介では、昭和7年頃の新宿を舞台に、実在した無鉄砲な男「爆弾マッチ」の半生を描く映画として紹介されています。
そのため、作品の背景には安藤昇の実体験や当時の新宿の盛り場の空気が反映されています。ただし、映画は小説をもとにした劇映画であり、画面に描かれる出来事のすべてを記録映像のような史実として受け取るのは適切ではありません。
実在の人物や時代背景を出発点に、映画として構成された物語です。
原作は安藤昇が自らの体験に基づいて書いた小説です。国立国会図書館の書誌情報にも、安藤昇著『やくざと抗争』が1972年刊行の書籍として登録されています。
映画を見たあとに原作の存在を知ると、主人公の言動や新宿の描写を別の角度から考えられます。
爆弾マッチとはどんな人物?
主人公の「爆弾マッチ」は、昭和初期の新宿で名を知られた愚連隊の男です。映画では安藤昇がマッチを演じます。
東映ビデオの紹介文では、ドスと拳銃を手に盛り場で暴れた実在の無鉄砲男として説明されています。
物語の中心にあるのは、マッチが大きな組織に対して自分の居場所や勢力を築こうとする姿です。単純に強さを誇示するだけでなく、縄張りや義理、人間関係が複雑に絡む中で、どう生き残るかが描かれます。
「爆弾マッチ」という呼び名からも、周囲を巻き込む危うさや、思い切った行動に出る人物像が伝わります。実在の安藤昇が原作を書き、自ら主演していることが、この映画ならではの迫力につながっています。
安藤昇・菅原文太・渡瀬恒彦は何役?
本作の大きな見どころは、安藤昇、菅原文太、渡瀬恒彦という個性の異なる俳優が、昭和初期の新宿を生きる男たちを演じていることです。
安藤昇は主人公・爆弾マッチ
安藤昇が演じるのは、愚連隊のリーダーである爆弾マッチです。原作を書いた本人が主人公を演じているため、作品の中心にある人物像と主演俳優の経歴が重なります。
安藤昇の映画出演作や実録映画での位置づけについては、安藤昇の代表作・実録映画をまとめた記事でも紹介しています。本作を入口に、安藤昇が出演した東映作品をたどるのもおすすめです。
菅原文太は大木戸組の代貸・梅津
菅原文太が演じるのは、大木戸組の代貸・梅津です。スカパー!の作品解説によると、マッチは大木戸組の縄張りに賭場を開こうとしますが、梅津の襲撃を受けます。
ところが、梅津はマッチの男ぶりを認め、2人は兄弟分になります。敵対する立場から、相手の力量を認める関係へ変わっていく展開は、作品の人間関係を考えるうえで重要な部分です。
菅原文太の梅津は、単なる敵役ではありません。組織の立場を背負いながらも、相手の覚悟や器量を見極める人物として、マッチとの関係に変化をもたらします。
渡瀬恒彦はオートンの勝
渡瀬恒彦は、マッチの舎弟分であるオートンの勝を演じています。TELASAの作品情報でも、渡瀬恒彦の役名はオートンの勝として掲載されています。
安藤昇と菅原文太の対立・共闘に加えて、渡瀬恒彦がどのようにマッチを支えるのかも注目したいところです。渡瀬恒彦の出演作や俳優としての歩みは、渡瀬恒彦のプロフィールと経歴で詳しく紹介しています。
物語の発端は拳銃事件と新宿の縄張り争い
スカパー!の番組詳細によると、マッチは過激左派党員による事件で使われた拳銃を提供した疑いをかけられ、特高の拷問を受けます。その後、恋人の娼婦を足抜けさせようと考え、大木戸組の縄張りに賭場を開くことを目論みます。
ここで立ちはだかるのが、菅原文太演じる梅津です。マッチは襲撃を受けますが、梅津に男ぶりを認められ、兄弟分になるという関係の転換が起こります。
この導入によって、作品は単なる愚連隊同士の喧嘩だけでなく、組織の縄張り、政治的な思惑、個人の義理や誇りが交錯する物語になります。昭和初期の新宿を舞台にした社会的な背景と、男たちの対立が一緒に描かれる点が特徴です。
大木戸組と政界の黒幕が物語に絡む
東映ビデオの紹介では、当時の新宿で勢力を持っていた大木戸一家に加え、「M」と呼ばれる政界の黒幕・高橋の存在も紹介されています。マッチは、盛り場を牛耳る組織や政治的な力と向き合うことになります。
個人同士の腕っぷしだけで決着がつくわけではなく、背後にある組織や利害関係が物語を動かします。マッチがどのような立場を選び、誰と手を組むのかを追うと、題名の「抗争」が指す範囲も見えてきます。
監督は佐藤純彌、脚本は石松愛弘と共同執筆
監督を務めたのは佐藤純彌です。脚本も石松愛弘と佐藤純彌が共同で担当しました。
日本映画監督協会のプロフィールによると、佐藤監督は東京大学文学部を卒業後、東映東京撮影所に入り、1962年に「陸軍残虐物語」で監督を務めています。
その後、「新幹線大爆破」「君よ憤怒の河を渉れ」「人間の証明」「敦煌」「男たちの大和」など、幅広い作品を手がけました。社会的な題材と娯楽性を組み合わせる監督の歩みを知っておくと、本作の作風も理解しやすくなります。
撮影は稲田喜一、音楽は日暮雅信です。東映作品としてのアクション性だけでなく、当時の新宿の盛り場や人物同士の緊張感をどう映像化しているかにも注目です。
1973年の「やくざと抗争 実録安藤組」とは別作品
タイトルが似ている作品に、1973年公開の「やくざと抗争 実録安藤組」があります。こちらは本作の翌年に公開された別作品で、安藤昇がモデルとなった人物を中心に、戦後の渋谷で愚連隊が勢力を広げ、安藤組を結成するまでを描いています。
今回放送される1972年の「やくざと抗争」は、昭和初期の新宿と爆弾マッチを描く作品です。1973年の「実録安藤組」は、戦後の安藤組の形成を描く作品なので、同じシリーズの作品として混同しないようにしましょう。
2作を続けて見ると、安藤昇が自らの経験や人物像をどのように映画化していったのか、時代設定の違いも含めて見比べられます。
前回11月4日放送も同じ1972年版
日本映画専門チャンネルの11月番組情報では、「やくざと抗争」は11月4日(水)22時にも放送され、今回の11月7日(土)23時30分が次の放送枠として掲載されています。作品自体が別の映画に切り替わるわけではなく、同じ1972年版の再放送です。
11月4日の放送案内では、安藤昇・菅原文太・渡瀬恒彦の出演と、昭和初期の新宿を舞台にした愚連隊の物語が紹介されていました。今回の記事では、前回の放送案内で触れた基本情報に加えて、原作小説と爆弾マッチのモデル、梅津やオートンの勝との関係を掘り下げています。
11月4日放送分の案内は、やくざと抗争11月4日放送|安藤昇・菅原文太・渡瀬恒彦の出演とあらすじでも確認できます。すでに前回の放送情報を見た方は、今回の記事で作品の背景や登場人物のつながりを整理してから視聴すると、物語を追いやすくなります。
日本映画専門チャンネルの視聴方法
日本映画専門チャンネルは、スカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりTVなどで視聴できます。日本映画専門チャンネルの公式FAQでは、スカパー!で単チャンネル契約をする場合の視聴料は月額税込770円と案内されています。
契約サービスによって基本料や初期費用、パック料金などが異なるため、加入中のサービスで確認してください。
今回の放送は11月7日(土)23時30分から翌1時20分までの予定です。映画本編は93分ですが、番組表上の放送枠は110分あります。
録画する場合は、日付をまたいで翌11月8日(日)1時20分までになる点に注意しましょう。
TELASAにも作品ページがあり、作品情報と出演者が掲載されています。ただし、今回の日本映画専門チャンネルでの放送とは別の配信サービスです。
視聴できるかどうかは、各サービスの配信状況や契約条件を確認してください。
参考にした情報
- 日本映画専門チャンネル「やくざと抗争」作品情報
- スカパー!「やくざと抗争」番組詳細
- 東映ビデオ「やくざと抗争」作品紹介
- TELASA「やくざと抗争」作品情報
- 日本映画専門チャンネル よくある質問・視聴方法
- 日本映画監督協会 佐藤純彌プロフィール
- 映画.com「やくざと抗争」作品情報
よくある質問
「やくざと抗争」は実話ですか?
安藤昇が自身の体験をもとに書いた小説を映画化した作品です。実在の人物や時代背景が反映されていますが、劇映画として構成されています。
安藤昇・菅原文太・渡瀬恒彦は何役ですか?
安藤昇は爆弾マッチ、菅原文太は大木戸組の代貸・梅津、渡瀬恒彦はオートンの勝を演じています。
11月7日の放送は何時までですか?
23時30分から翌11月8日(日)1時20分までの予定です。映画本編の上映時間は93分です。
まとめ
「やくざと抗争」は、安藤昇が自身の経験をもとに書いた小説を映画化した1972年の東映作品です。昭和初期の新宿を舞台に、爆弾マッチと呼ばれた愚連隊の男が、大木戸組や政界の黒幕と関わりながら生き抜く姿を描きます。
安藤昇が爆弾マッチ、菅原文太が梅津、渡瀬恒彦がオートンの勝を演じる点も見どころです。2026年11月7日(土)23時30分から日本映画専門チャンネルで放送されるので、翌1時20分までの放送枠を確認して視聴してください。

