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栄光のバックホームの原作は?結末ネタバレと映画との違い|11/7 22:00

2026年11月7日(土)22時からテレビ朝日で放送される映画『栄光のバックホーム』には、原作となる本が2冊あります。ひとつは横田慎太郎さん本人による自伝的ノンフィクション『奇跡のバックホーム』、もうひとつは中井由梨子さんが母・横田まなみさんの視点を軸に書いた『栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24』です。

映画はこの2冊を土台にしながら、横田慎太郎さんのプロ野球人生、脳腫瘍との闘い、引退試合の「奇跡のバックホーム」、そして引退後から2023年に28歳で亡くなるまでの時間を一本の物語として描いています。ここから先は映画と実話の結末に触れるネタバレを含みます。

今回の放送情報(2026年11月時点)

項目内容
作品名栄光のバックホーム
劇場公開2025年11月28日
今回の放送2026年11月7日(土)22:00〜 テレビ朝日
主演松谷鷹也、鈴木京香
企画・監督・プロデュース秋山純
脚本中井由梨子
原作1横田慎太郎『奇跡のバックホーム』
原作2中井由梨子『栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24』
制作ジュン・秋山クリエイティブ
配給ギャガ

テレビ朝日公式では、映画が横田慎太郎さんの著書『奇跡のバックホーム』と、中井由梨子さんの『栄光のバックホーム』を原作にした作品と明記されています。映画は2025年11月28日に劇場公開され、今回のテレビ朝日放送は2026年11月7日(土)22時からです。

既存記事では、栄光のバックホームのWOWOW放送時の見どころを中心に紹介しています。本記事ではそこから切り分け、原作2冊の役割と、物語がどこまで描かれるのかを整理します。

栄光のバックホームの原作は2冊

原作1『奇跡のバックホーム』は横田慎太郎本人の自伝的ノンフィクション

1冊目の原作は、横田慎太郎さんが書いた『奇跡のバックホーム』です。幻冬舎から単行本が2021年5月12日に刊行され、その後2022年7月7日に文庫版が発売されています。

幻冬舎公式では、横田さんが阪神タイガースにドラフト2位で入団し、脳腫瘍の手術と長い闘病、視力の問題を抱えながら復帰を目指し、2019年9月26日の引退試合で「奇跡のバックホーム」と呼ばれる送球を見せるまでを軸にした自伝的ノンフィクションとして紹介されています。

単行本は200ページ、文庫版は216ページ。上下巻ではなく1冊で完結する本です。映画の前半から中盤にあたる、少年時代、阪神入団、プロでの成長、病気の発覚、復帰への挑戦、引退試合までを理解するうえで重要な原作です。

原作2『栄光のバックホーム』は母・まなみの視点でその後まで描く

2冊目は中井由梨子さんの『栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24』です。国立国会図書館サーチでは単行本が2023年11月に幻冬舎から刊行され、261ページと確認できます。その後、2025年7月10日に文庫版が発売され、文庫版は302ページです。

幻冬舎公式は、この本を母親の目線で横田慎太郎さんの生涯を描くノンフィクションと紹介しています。引退試合の「奇跡のバックホーム」で終わらず、その後の闘病、家族との時間、2023年に慎太郎さんが28歳で亡くなるまで、さらに同年の阪神タイガース日本一へとつながる時間が描かれます。

こちらも上下巻ではなく単巻の1冊完結です。映画が引退試合だけで終わらず、慎太郎の「その後」まで描く理由は、この2冊目の原作が大きく関わっています。

2冊の原作はどこが違う?

最も大きな違いは語る立場と、描く時間の長さです。

比較奇跡のバックホーム栄光のバックホーム
著者横田慎太郎中井由梨子
主な視点横田慎太郎本人母・横田まなみを軸にした家族側
中心となる時期プロ入り、脳腫瘍、復帰への挑戦、2019年引退試合引退後の闘病、家族との時間、2023年の逝去、その後まで
刊行単行本2021年、文庫2022年単行本2023年、文庫2025年
巻数単巻単巻

『奇跡のバックホーム』は横田さん本人の言葉で、野球選手としての夢と病気への向き合い方が描かれます。一方の『栄光のバックホーム』は、本人だけでは見えにくい家族の側の苦悩や支えを含め、横田さんの人生をより長い時間軸で捉えています。

映画公式の制作年表を見ると、最初の映画化プロジェクトは2021年に『奇跡のバックホーム』をもとに始まりました。その後、横田慎太郎さんが2023年7月18日に亡くなり、同年7月末に「母まなみさん目線でもう一冊」という方針が決まり、中井由梨子さんが『栄光のバックホーム』を書き上げた経緯が記されています。

つまり映画は、最初から完成形の2冊を同時に映画化したのではなく、映画化の進行中に横田さんの人生そのものが動き、2冊目の原作が生まれ、映画の射程も広がった作品です。

映画は原作のどこまで描く?

映画公式のストーリーでは、2013年のドラフト2位指名、2016年の開幕スタメン、脳腫瘍の診断、家族や仲間の支え、2019年9月26日の引退試合での「奇跡のバックホーム」までが明記されています。そして物語は「その後にも続いていた」と案内されています。

公式の紹介文では、慎太郎の野球選手としての姿だけでなく、引退後の家族や仲間、恋人との軌跡も描くと説明されています。そのため映画は『奇跡のバックホーム』の範囲だけでは終わらず、2冊目の『栄光のバックホーム』が扱う引退後の時間まで入ります。

慎太郎役は松谷鷹也さん、母・まなみ役は鈴木京香さんです。母の視点が映画の大きな軸になっていることは、鈴木さんがW主演として位置づけられていることからも分かります。鈴木京香さんのプロフィールもあわせてご覧ください。

【ネタバレ注意】栄光のバックホームの結末

ここからは映画の終盤と結末に触れます。

横田慎太郎は脳腫瘍の治療を経て現役復帰を目指しますが、視力の問題が残り、2019年に現役を引退します。9月26日の引退試合でセンターを守り、二塁走者を本塁で刺す送球を見せます。これが後に「奇跡のバックホーム」として語り継がれるプレーです。

しかし映画は、このプレーをクライマックスにして終わる作品ではありません。映画公式の時系列では、その後も横田さんの人生が続き、2023年5月にはホスピスで療養していたこと、同年7月18日に28歳で亡くなったことが示されています。

二次資料の結末解説では、映画終盤は横田さんが亡くなった後、2023年に阪神タイガースが38年ぶりの日本一を達成し、横田さんの背番号24のユニフォームが歓喜の場で掲げられる場面へとつながるとされています。横田さん本人はそこにいなくても、仲間や家族の中にその存在が残っていることを示す締め方です。

さらにエンドロールでは、横田さん本人から受け取ったグローブを持つ松谷鷹也さんが映し出され、現実の横田慎太郎さんから映画へ思いが受け継がれたことが示されます。映画の結末は「引退試合で奇跡を起こした選手」の成功譚で終わるのではなく、亡くなった後も横田慎太郎という人が周囲に残したものを描いて締めくくられます。

実話の結末はどうなった?

横田慎太郎さんの実際の歩みは映画公式にも時系列で掲載されています。2019年9月に現役引退を表明し、9月26日の引退試合でバックホームを見せました。その後は講演やYouTubeなどでも活動しましたが、2023年7月18日に神戸のホスピスで家族に見守られながら28歳で亡くなっています。

同年9月、阪神タイガースは18年ぶりのリーグ優勝を果たし、11月には38年ぶりの日本一に到達しました。幻冬舎の『栄光のバックホーム』作品紹介でも、日本一の歓喜の中心で横田さんのユニフォームが舞ったことが紹介されています。

この事実があるため、作品タイトルの「栄光」は単に現役時代の成績を指す言葉ではなく、病と向き合いながら人々に残した希望や、仲間が背番号24をつないだ時間まで含めて受け取ることができます。

映画と原作の違い

2冊の視点を一本の映画に統合している

原作は「本人の自伝的ノンフィクション」と「母親の目線を軸にしたノンフィクション」に分かれています。映画はその2冊を一本にまとめ、慎太郎本人と家族の両方から物語を見せる構成です。

映画公式が松谷鷹也さんと鈴木京香さんをW主演としているのも、この二つの視点を象徴しています。慎太郎だけの物語ではなく、母・まなみの物語でもある点が映画版の大きな特徴です。

映画は引退後の人間関係まで描く

『奇跡のバックホーム』の中心は野球と闘病、引退試合です。映画公式は映画版について、引退後の家族や仲間、恋人との軌跡も描くと説明しています。

そのため、映画を見ると「奇跡のバックホーム」という一つのプレーだけでなく、そのプレーの後に慎太郎がどのように生きたのかまで知ることができます。

制作過程そのものが物語と重なっている

映画化企画は横田慎太郎さんが存命中の2021年に始まり、松谷鷹也さんは本人と交流を続けました。映画公式によると、松谷さんは横田さんからグローブを受け取り、横田さんがホスピスに入った後も大阪に残って通っています。

横田さんの死後に2冊目の原作が生まれ、映画脚本が書き上げられたのは2024年2月です。この制作経緯は通常の原作映画化とは大きく異なり、作品の完成までの時間そのものが横田さんの人生と重なっています。

原作を読むならどちらから?

野球選手としての横田慎太郎さん自身の言葉を先に知りたい場合は、『奇跡のバックホーム』から読むと流れをつかみやすいです。プロ入り、脳腫瘍、手術、復帰への挑戦、引退試合という中心部分を本人の視点で追えます。

一方、映画を見た後に家族がどのように慎太郎を支えたのか、引退後から亡くなるまでの時間を深く知りたい場合は、中井由梨子さんの『栄光のバックホーム』が向いています。二冊を順に読むと、本人の内側と家族の側から同じ人生を見直すことができます。

父・横田真之役を演じる高橋克典さんについては、高橋克典さんのプロフィールでも経歴や代表作を紹介しています。

参考にした情報

よくある質問

栄光のバックホームの原作は何ですか?

原作は2冊です。横田慎太郎さんの『奇跡のバックホーム』と、中井由梨子さんの『栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24』です。

原作は何巻ありますか?

どちらも上下巻ではなく単巻の1冊完結です。『奇跡のバックホーム』と『栄光のバックホーム』の2冊を原作として映画が作られています。

映画は引退試合で終わりますか?

いいえ。映画は2019年の引退試合だけで終わらず、引退後の闘病や家族との時間、2023年に横田慎太郎さんが亡くなった後まで描きます。

映画と原作の大きな違いは何ですか?

原作は本人視点の『奇跡のバックホーム』と、母・まなみさんの視点を軸にした『栄光のバックホーム』に分かれています。映画はその2冊の視点と時間軸を一本の作品に統合しています。

まとめ

『栄光のバックホーム』の原作は、横田慎太郎さん自身が書いた『奇跡のバックホーム』と、中井由梨子さんが母・まなみさんの視点を軸に描いた『栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24』の2冊です。どちらも単巻で、前者は野球人生と闘病、引退試合まで、後者はその後の人生と家族の時間までを補います。

映画の結末は「奇跡のバックホーム」で終わるのではなく、横田慎太郎さんが2023年に亡くなった後も、背番号24とその思いが阪神の仲間や家族に残り続けるところまで描きます。原作2冊の違いを知ってから見ると、松谷鷹也さんが演じる慎太郎と、鈴木京香さんが演じる母・まなみの二つの視点が、なぜ同じ作品の柱になっているのかがより分かりやすくなります。

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