地球ドラマチック「知られざるアマゾン」11月7日|オオカワウソ・クモザル・バクの乾季の暮らし|11/7 19:00
2026年11月7日(土)19時からNHK Eテレで放送される「地球ドラマチック」は、「知られざるアマゾン〜乾季の森で〜」です。
舞台は世界最大の熱帯雨林が広がるアマゾン。乾季が進む森と川で、家族で漁をするオオカワウソ、木々の高い場所を移動するクモザル、親離れの時期を迎えるバクなど、動物たちの暮らしを追います。
今回の大きな見どころは、乾季によって変化する環境の中で、それぞれの生き物がどのように食べ、移動し、成長していくのかという点です。番組では10年にわたって撮影された映像も紹介されます。
前回(10月31日放送)はハロウィーンと異界の伝承
前回の「地球ドラマチック」は、10月31日放送の「ハロウィーン 異界の扉が開く夜」を扱った回でした。今回のアマゾン回は、文化や伝承から自然と野生動物へとテーマが移り、同じ番組でも違った角度から世界を知ることができます。
前回の内容は地球ドラマチック「ハロウィーン 異界の扉が開く夜」の記事で紹介しています。歴史や風習に興味がある方は、今回の動物たちの生態を追う回と見比べるのもおすすめです。
地球ドラマチック「知られざるアマゾン」の放送日時と番組概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月7日(土)19:00〜19:45 |
| 放送局 | NHK Eテレ1東京 |
| 番組名 | 地球ドラマチック |
| 今回のタイトル | 知られざるアマゾン〜乾季の森で〜 |
| 語り | 今井朋彦 |
| 制作 | イギリス・ブラジル(2026年) |
番組表では、アマゾンの乾季に注目し、オオカワウソの追い込み漁、インコの群れが水草を求めて川へ飛び込む姿、クモザルの樹冠での移動、バクの親子の子離れが紹介されています。
放送時間は45分です。番組表の記載では、二か国語放送・字幕放送の対象となっています。
乾季のアマゾンでは何が変わる?
アマゾンの森は、雨が多い時期と雨が少ない時期で姿を変えます。川の水位が季節によって大きく上下することは、アマゾンの自然を特徴づける現象の一つです。
今回の番組紹介では、乾季が始まると川の水位が毎日およそ10センチずつ下がる様子が描かれています。これは番組が取り上げる場所での変化として紹介されている数字で、アマゾン全域の川が同じ速度で下がるという意味ではありません。
水位が下がると、川辺や水路の形、魚が集まる場所も変わります。水のある場所を探す動物、餌を得るために移動する動物、親から離れていく若い動物。
それぞれの行動を見比べることで、乾季が単なる季節の変化ではなく、生き物の毎日の選択に関わることが伝わってきます。
アマゾンの河川では、季節的な水位変動が広い範囲で起こります。流域や地形によって変化の幅や時期は異なり、森の中の水辺も一様ではありません。
番組で描かれる乾季の森を、川と森林がつながった環境として見ると、動物たちの行動がより理解しやすくなります。
オオカワウソは家族で協力して魚を追い込む
今回、最初に注目したいのが、家族で連携して漁をするオオカワウソです。番組紹介では、オオカワウソが仲間と協力しながら魚を追い込む様子が見どころとして挙げられています。
オオカワウソは南米のアマゾン流域などに生息する大型の水生哺乳類です。Houston Zooによると、主な餌は魚で、家族のグループで狩りをします。
水中で魚を追う動きだけでなく、陸と水の両方を使って生活する点も特徴です。
San Diego Zoo Wildlife Allianceの解説では、オオカワウソの家族群は繁殖ペアと子ども、若い個体などで構成されます。家族のまとまりがあるため、今回の映像では、単独で泳ぐ姿だけでなく、複数の個体がどのように位置を取り、魚を追うのかにも注目したいところです。
乾季に川の水位が下がると、水の流れや魚のいる場所も変わります。番組では、そうした環境の変化の中で、オオカワウソの家族がどのように漁をするのかが描かれます。
動物の力強さだけでなく、家族で行動を合わせる様子も見どころです。
オオカワウソは、川の環境と密接につながって暮らしています。川が汚れたり、魚が減ったり、河岸の環境が損なわれたりすれば、餌を得ることや子育てにも影響します。
今回の映像を通じて、野生動物の姿と、その動物が暮らす水辺の環境を一緒に見ておきたいですね。
クモザルは樹冠をどう移動する?
クモザルの見どころは、森の地面ではなく、木々の上部に広がる樹冠を移動する姿です。番組紹介では、餌を求めて樹冠をかけめぐる様子が取り上げられています。
クモザルの仲間は、長い手足や尾を使って枝から枝へ移動する樹上性のサルです。種によって体の特徴や暮らす場所は異なりますが、森林の高い場所を移動しながら食べ物を探す姿は、樹冠の広がりを感じさせます。
ウィスコンシン大学の霊長類研究センターが紹介するクロクモザルの資料では、森林の上層部、とくに高い樹冠で果実などを採食することが説明されています。資料にある種が今回の番組に登場する個体と同じとは限りませんが、クモザルの仲間が森の高い場所を利用することを知る参考になります。
樹冠は、地上から見上げるだけでは分かりにくい世界です。葉が重なる場所をどう進むのか、どの枝を伝って餌を探すのか、木から木へ移るときにどのような体の使い方をするのか。
映像では、森の高さそのものが動物の生活空間になっていることにも注目できます。
また、果実を食べるクモザルの仲間は、種子を森の別の場所へ運ぶ役割も担います。餌を探して移動する行動が、結果として森の植物の広がりにもつながる点は、動物と植物の関係を考えるうえで興味深いところです。
乾季には果実の量や場所が変わることがあります。番組でクモザルがどのような場所を選び、どんな動きで餌を探すのかを見ると、森の季節変化が動物の移動にどう関わるのかを感じられそうです。
バクの親子はいつ子離れを迎える?
もう一つの見どころは、子離れの時期を迎えたバクの親子です。番組紹介では、親と子が一緒に過ごす段階から、子どもが独り立ちへ向かう時期が描かれるとされています。
南米に広く分布するブラジルバクは、川や湿地に近い森林などに生息します。Animal Diversity Webの解説では、妊娠期間はおよそ380日で、通常は1頭の子を産み、離乳は生後6〜8か月ごろまでに完了するとされています。
また、子どもが独立する時期は多くの場合18か月ごろです。
ただし、これはブラジルバクについての一般的な生態情報です。今回の番組に登場する親子の年齢や、映像に映る具体的な離乳・独立の時期は、事前の番組紹介では明らかにされていません。
バクの子どもは、成長するにつれて親と同じ場所で過ごす時間や、餌を探す行動が変わっていきます。親のそばにいる姿と、自分で周囲を確かめる姿の違いを見比べると、子離れが一度の出来事ではなく、成長に伴って進む過程であることが分かります。
大きな体を持つバクも、生まれた直後から自立しているわけではありません。親のそばで過ごしながら、周囲の環境に慣れ、食べ物や水辺の場所を覚えていきます。
今回の映像では、親子の距離が少しずつ変わる場面や、子どもが自分の行動を広げていく様子に注目したいですね。
インコの群れが激流へ飛び込む場面にも注目
番組表の詳しい説明では、森から色鮮やかなインコの群れが現れ、水草を求めて数百羽が一斉に激流へ飛び込む場面も紹介されています。
オオカワウソやクモザル、バクとは異なり、鳥の群れが見せるのは集団での移動と採食です。水の流れが強い場所へ向かう姿は、乾季のアマゾンの水辺が動物にとって重要な採食場所であることを伝えます。
数百羽が一斉に動く映像では、個々の鳥の姿だけでなく、群れ全体の動きにも目を向けたいところです。どのタイミングで水辺へ向かい、どのように飛び立ち、群れがどのようにまとまるのか。
川の流れと鳥の動きが重なることで、アマゾンの自然のスケールが伝わってきます。
10年にわたる撮影映像で見る乾季の森
今回の番組は、10年にわたって撮影された貴重な映像で、乾季の森に息づく命を描くと紹介されています。長い期間にわたる撮影は、一瞬の珍しい行動だけでなく、季節や成長によって変わる動物の暮らしを捉えるための大切な手がかりになります。
動物の行動は、毎日同じように見えるわけではありません。水位、雨、餌の量、子どもの成長など、複数の条件が重なって変化します。
長期の撮影映像では、そうした変化の一部を時間をかけて記録できることが魅力です。
今回の内容では、家族で漁をするオオカワウソ、樹冠を移動するクモザル、親離れを迎えるバク、川へ向かうインコの群れと、異なる動物の暮らしが並びます。同じ乾季の森に生きていても、必要な餌や移動する場所、家族との関わり方はそれぞれ違います。
一つの動物だけを追うのではなく、複数の生き物を通して同じ環境を見渡せる点が、今回の放送の面白さです。水辺、森の地面、樹冠という異なる高さの生活空間を見比べながら、アマゾンの森のつながりを楽しめます。
今井朋彦の語りと関連する地球ドラマチックの記事
今回の語りは今井朋彦さんです。動物の映像を追う番組では、映像に映る行動や環境の変化を言葉でつなぐナレーションも大切な要素になります。
今井朋彦さんが「地球ドラマチック」で語りを担当した別の回については、「水辺の王者ワニの素顔」での語りと番組内の役割でも紹介しています。
動物の行動をカメラで追った回に興味がある方は、「体感!野生動物たちが見た世界」動物カメラの回もあわせて読むと、野生動物を記録する映像の違った面白さを楽しめます。
また、南米の自然を扱った「星を探して 南米の大地をゆく」では、アタカマやアンデス、アマゾンの空を巡る内容を紹介しています。
参考にした情報
- J:COMテレビ番組表「地球ドラマチック」11月7日放送情報
- 番組表.Gガイド「知られざるアマゾン〜乾季の森で〜」
- スクリーンリーダー対応NHK番組表 2026年11月7日
- Houston Zoo「Giant River Otter」
- Wisconsin National Primate Research Center「Black spider monkey」
- Animal Diversity Web「Brazilian tapir」
- Amazon Waters「Annual Ups and Downs: fluctuation」
よくある質問
地球ドラマチック「知られざるアマゾン」はいつ放送されますか?
2026年11月7日(土)19:00〜19:45、NHK Eテレ1東京で放送予定です。
今回登場する動物は何ですか?
オオカワウソ、クモザル、バク、インコの群れなどです。乾季の森や川で、それぞれの動きや親子の関係が描かれます。
語りを担当するのは誰ですか?
今井朋彦さんです。
番組ではどのような映像が見られますか?
10年にわたって撮影された映像を通して、乾季のアマゾンに暮らす動物たちの姿が紹介されます。
まとめ
11月7日の「地球ドラマチック 知られざるアマゾン〜乾季の森で〜」では、乾季のアマゾンで生きる動物たちの暮らしが描かれます。
家族で魚を追うオオカワウソ、樹冠を移動するクモザル、子離れを迎えるバク、激流へ向かうインコの群れなど、同じ森の中でも異なる環境を使って暮らす生き物たちが登場します。
10年にわたる撮影映像を通して、川の水位や季節の変化と動物たちの行動がどのようにつながっているのかを見られる45分です。

