小さなロバ、ビム(字幕版)11月1日WOWOW放送|ラモリス映画の原点とプレヴェール参加作を楽しむ|11/1 18:00
11月1日(日)18時からWOWOWライブで放送予定の「小さなロバ、ビム(字幕版)」は、アルベール・ラモリス監督の初期を代表する1951年のフランス映画です。
これまでキニナルでは、あらすじや54分という上映時間、ラモリスの劇映画第1作という基本情報を中心に紹介してきました。今回はそこから一歩進めて、後の「白い馬」「赤い風船」へつながる表現、詩人ジャック・プレヴェールの参加、短い上映時間で味わえる作品の魅力に注目します。
小さなロバ、ビム11月1日の放送日時と作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年11月1日(日) |
| 放送時間 | 18:00〜 |
| 放送局 | WOWOWライブ |
| 作品名 | 小さなロバ、ビム(字幕版) |
| 原題 | Bim, le petit âne |
| 制作年 | 1951年 |
| 制作国 | フランス |
| 内容時間 | 54分 |
| ジャンル | ドラマ |
| 監督 | アルベール・ラモリス |
| ナレーション | ジャック・プレヴェール |
WOWOW公式の作品ページでは、本作を字幕版54分のフランス映画として紹介しています。北アフリカのチュニジアにある島を舞台に、少年とロバの友情を描く物語です。
今回の11月1日18時という放送枠は番組情報として案内されていますが、取得できたWOWOW公式作品ページでは別日程の放送案内が表示されており、11月1日の枠そのものはページ上で直接確認できませんでした。一方、作品情報とアーカイブ配信についてはWOWOW公式で確認できます。
ラモリス映画の原点として見る「小さなロバ、ビム」
アルベール・ラモリスといえば、日本では「白い馬」や「赤い風船」で知られる監督です。WOWOW公式は「小さなロバ、ビム」を、ラモリスが少年と動物の友情を描いた劇映画第1作として紹介しています。
後の作品でも、ラモリスは子どもと動物、あるいは子どもと不思議な存在の関係を、説明しすぎず映像で見せる方法を磨いていきました。本作を先に見ると、「白い馬」や「赤い風船」で完成度を高めていくテーマの出発点をたどれます。
子どもの目線と動物へのまなざし
Criterion Collectionの作品紹介では、本作をラモリスの最初のフィクション映画と位置づけ、子どもと動物への共感的な視線がすでに表れていると説明しています。
物語の中心は、貧しい少年アブダラとロバのビムです。ビムを奪う領主の息子メサウドとの対立を通じて、単なる動物映画ではなく、友情、所有、身分の差、子ども同士の関係が描かれていきます。
ロバが単なる小道具ではなく、少年たちの感情を動かす存在として置かれている点がラモリスらしさです。後の作品を知っている人ほど、その原型を感じやすい一本です。
ジャック・プレヴェールが参加した意味
WOWOW公式によると、本作は当初、商業性が薄いと見られていましたが、詩人のジャック・プレヴェールが価値を見いだし、ナレーションを加えて劇場公開された作品です。
プレヴェールは脚本にも名を連ね、WOWOW公式のスタッフ欄ではラモリスとプレヴェールの2人が脚本として記載されています。Criterion Collectionでも、プレヴェールがナレーションを書き、語りを担当したことが確認できます。
映像だけではなく「語り」が作品世界を支える
「小さなロバ、ビム」は、少年たちの行動を追うだけでも物語を理解できますが、プレヴェールの語りが加わることで、昔話のような柔らかさと詩情が生まれています。
Criterionは、本作の特徴として物語絵本のようなナレーションと簡潔な映像表現を挙げています。映像詩人と呼ばれるラモリスの世界に、言葉の詩人であるプレヴェールが加わったことが、本作を独特の作品にしています。
カンヌで紹介された1951年の作品
カンヌ国際映画祭の公式アーカイブには、「BIM」が1951年の短編部門コンペティション作品として掲載されています。監督はアルベール・ラモリス、脚本・台詞にはラモリスとジャック・プレヴェールの名前が記録されています。
フランス国立映画映像センター(CNC)のデータベースにも「BIM」として登録され、監督はラモリス、1950年12月28日付のビザ情報が確認できます。
資料によって48分または54分と上映時間に差がありますが、WOWOWの字幕版は54分と明記されています。放送を見る際はWOWOWの編成上の内容時間を基準にすると分かりやすいでしょう。
「白い馬」「赤い風船」へどうつながる?
WOWOW公式の「白い馬」作品ページでは、「小さなロバ、ビム」に続くラモリスの劇映画第2作として「白い馬」を紹介しています。
「白い馬」では少年と野生馬の友情が描かれ、さらに「赤い風船」では少年と風船の関係が物語の中心になります。相手がロバ、馬、風船と変わっても、子どもの孤独や純粋さを、人間以外の存在との関係を通じて描く点には共通性があります。
「小さなロバ、ビム」を見ると、ラモリスが後に高く評価される映像世界をどこから始めたのかが見えやすくなります。シリーズ作品ではありませんが、作家の歩みを順番に追うという意味では重要な入口です。
54分だから見やすい中編作品
WOWOW版の内容時間は54分です。長編映画より短いため、ラモリス作品を初めて見る人にも入りやすい長さです。
短いからといって物語が単純なわけではありません。アブダラとビムの友情、メサウドとの対立、盗賊をめぐる冒険など、展開はしっかり用意されています。
一方で、長い説明や複雑な設定を重ねるのではなく、風景、少年の表情、ロバの動きといった視覚的な要素を生かして進みます。こうした簡潔さが、後の「白い馬」「赤い風船」へ続くラモリスの個性として楽しめます。
これまでの「小さなロバ、ビム」記事との違い
キニナルでは10月9日放送分について、小さなロバ、ビム(字幕版)10月9日WOWOW放送|あらすじ・54分の見どころとラモリス第1作で、物語の流れや基本的な見どころをまとめています。
9月17日放送分の小さなロバ、ビム 9月17日WOWOW放送|あらすじ・ラモリス監督・54分の見どころも、あらすじと監督紹介を中心とした記事です。
今回の記事では、あらすじの詳しい反復を避け、ラモリスの作家性、プレヴェールの参加、カンヌでの記録、後続作とのつながりを中心に整理しています。
WOWOWでの視聴方法
WOWOW公式作品ページでは、「小さなロバ、ビム」はアーカイブ配信中と案内されています。テレビ放送の時間が合わない場合でも、WOWOWオンデマンド側の配信状況を確認して視聴する方法があります。
【映画・スポーツ・海外ドラマみるなら】WOWOWオンデマンド放送・配信の提供状況は編成によって変わることがあります。視聴直前にはWOWOW公式の作品ページや番組表で確認するのが確実です。
前回放送時に押さえておきたい基本情報
前回までの記事で紹介してきた通り、物語は貧しい少年アブダラと、彼が大切にする美しいロバのビムを中心に進みます。領主の息子メサウドがビムを気に入り、アブダラから奪ったことをきっかけに物語が動き出します。
今回初めて見る場合は、「少年とロバの友情を描く冒険物語」という基本だけ知っておけば十分です。細かな展開を事前に追いすぎず、ラモリスの映像とプレヴェールの語りを味わう見方も合っています。
参考にした情報
- WOWOW「小さなロバ、ビム」公式作品ページ
- The Criterion Collection「Bim, the Little Donkey」
- Festival de Cannes「BIM」
- CNC「BIM」
- WOWOW「白い馬」公式作品ページ
よくある質問
小さなロバ、ビムの上映時間は何分ですか?
WOWOWの字幕版は54分です。資料によって異なる表記がありますが、WOWOW放送を見る場合は54分が目安です。
小さなロバ、ビムの監督は誰ですか?
フランスの映像作家アルベール・ラモリスです。「白い馬」「赤い風船」でも知られています。
ジャック・プレヴェールは何を担当していますか?
WOWOW公式とCriterion Collectionでは、脚本への参加とナレーション担当が確認できます。作品に物語絵本のような語りの魅力を加えています。
小さなロバ、ビムはWOWOWオンデマンドで見られますか?
WOWOW公式作品ページではアーカイブ配信中と案内されています。最新の提供状況は視聴時に公式ページで確認してください。
まとめ
「小さなロバ、ビム(字幕版)」は、11月1日(日)18時からWOWOWライブで放送予定の、アルベール・ラモリス初期の重要作です。
54分の中に少年とロバの友情を描きながら、後の「白い馬」「赤い風船」へ続くラモリスの表現がすでに見えています。さらにジャック・プレヴェールが脚本とナレーションで参加している点も大きな魅力です。
あらすじを追うだけでなく、ラモリス映画の出発点、プレヴェールの言葉、後続作とのつながりを意識して見ると、これまでとは違う角度から作品を楽しめます。

