新ふるさと百景11月1日は倉吉の農具|八島農具興業と日本一の千歯・5代続く鍛冶の技|11/1 17:00
2026年11月1日(日)17時から日本海テレビで放送される「新ふるさと百景『倉吉の農具〜日本一の千歯から鍬〜』」は、鳥取県倉吉市に受け継がれてきた農具づくりと鍛冶の技を紹介する回です。
番組で取り上げられるのは、明治時代に創業し、現在まで農具を作り続ける八島農具興業株式会社。倉吉がかつて千歯扱きの一大産地として知られた歴史から、現在の鍬づくりへとつながる技術と職人の思いに迫ります。
「倉吉の千歯はなぜ日本一と呼ばれたの?」「八島農具はどんな会社?」「今も昔ながらの鍛冶を続けているの?」と気になった方に向けて、公式情報をもとに放送前に知っておきたい背景を整理します。
新ふるさと百景11月1日の放送日時と内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年11月1日(日) |
| 放送時間 | 17:00〜 |
| 放送局 | 日本海テレビ |
| 番組名 | 新ふるさと百景 |
| 今回の題名 | 倉吉の農具〜日本一の千歯から鍬〜 |
| ナレーション | 岡村尚子 |
日本海テレビの公式ページでは、「新ふるさと百景」は毎月第一日曜日の午後5時に放送され、山陰に残る自然、生活、文化、伝承行事などを映像として後世に伝える番組と紹介されています。
11月1日のテーマは倉吉の農具。公式の今回放送ページでは、約130年にわたって倉吉市で地域に欠かせない農具を製造してきた会社に密着し、受け継がれてきた鍛冶の技術と思いを紹介すると案内されています。
具体的に登場するのは八島農具興業です。番組では、かつて稲や麦の脱穀に使われた千歯の産地として栄えた倉吉から、現在の鍬づくりへと続く技術の流れが大きな軸になりそうです。
番組に登場する八島農具興業とは?
八島農具興業株式会社は、鳥取県倉吉市広栄町にある農具メーカーです。会社公式サイトによると、明治30年(1897年)2月1日創業で、農具の製造・販売・修理、金属加工を手がけています。
創業者は初代の八島幸吉さん。倉吉の名産品だった「稲扱千歯」の製造を始めたことが会社の出発点でした。公式の沿革では、明治30年に倉吉市鍛冶町で稲扱千歯の製造を開始し、現在は5代目に受け継がれていると説明されています。
番組公式ページにも「5代に渡って受け継がれている農具製造の技術を紹介」とあり、今回の放送では単に古い道具を見せるだけではなく、世代を越えて残ってきた技術そのものが大きな見どころです。
八島農具の歴史をたどると、時代の変化に合わせて作る道具は変わってきました。脱穀機が普及すると千歯扱きを作る鍛冶屋の多くが転業しましたが、同社は農具づくりを続け、鍬をはじめとする現在の製品へ技術をつないできました。
「昔の道具を守る会社」というより、農業に必要な道具を時代に合わせて作り続けてきた会社と捉えると、11月1日の放送がより分かりやすくなります。
倉吉が「日本一の千歯」の産地だった理由
今回の題名にある「日本一の千歯」とは、稲や麦の穂から実を外すために使われた「千歯扱き(せんばこき)」を指します。
国指定文化財等データベースでは、「倉吉の千歯扱き及び関連資料」について、江戸中期ごろから製造され、幕末から大正期にかけて「倉吉千刃」として全国的に流通したと説明されています。千歯扱きは台木に櫛のような鉄製の歯を並べ、そこへ稲穂を掛けて引くことで脱粒する道具です。
それ以前の扱箸よりも効率よく脱穀できたため、農作業を大きく変えた道具でした。倉吉では良質な鉄を得られる環境を背景に鍛冶の集団が育ち、量産体制も整ったことで、全国へ送り出す一大生産地になったとされています。
八島農具の公式サイトには、明治中期から昭和初期にかけて倉吉が稲扱千歯の生産地として全国販売の8割を占めていた時期があったこと、千歯鍛冶が最大で150軒を超えていたと記録されていることも紹介されています。
現在の倉吉の街並みからは想像しにくいかもしれませんが、農具の世界では全国規模の産地だった歴史があります。番組名に「日本一の千歯」と入っているのは、この産業史を背景にしているからです。
千歯から鍬へ、受け継がれた鍛冶の技
千歯扱きが主役だった時代が終わっても、農業から道具がなくなったわけではありません。八島農具は、千歯の製造で培ってきた金属加工や鍛冶の技を、鍬などの農具づくりへつないできました。
番組公式ページでは、鋼と鉄を合わせて作る鍬に、受け継がれてきた鍛冶の技が息づいていると紹介されています。鉄をただ形にするのではなく、使う場所や用途に合わせて道具として仕上げるところに、長く農業と向き合ってきた会社ならではの蓄積があります。
八島農具の会社紹介でも、創業以来、製品構成は変わりながら一貫して農具を製造してきたことが記されています。現在は新品を作るだけでなく、農具の修理も事業に含まれており、道具を長く使い続けるための仕事も続けています。
今回の放送で注目したいのは、完成した鍬の形だけではありません。なぜその形にするのか、どの工程に職人の経験が表れるのか、先代から何を受け継いできたのかという部分です。放送前の公式情報では製造工程の全手順までは公開されていないため、実際の映像でどこまで見られるのか楽しみにしたいところです。
八島農具は現在も農具を作っている?
八島農具は現在も農具を製造しています。会社公式サイトの事業内容には農具製造・販売・修理、金属加工と明記されています。
沿革を見ると、大正期には溶接機を導入し、昭和期にはNC機や溶接ロボット、CNCパイプベンダなども取り入れてきました。伝統的な鍛冶の考え方を守りながら、機械化できる部分は時代に合わせて変えてきたことが分かります。
また、会社のあいさつでは、愛着を持って使える道具を提供し、使えるうちは修理することで利用者の役に立ちたいという考えも示されています。昔の製法をそのまま保存するだけではなく、農業の現場で使われ続ける道具として技術を残す姿勢が特徴です。
そのため11月1日の「新ふるさと百景」は、昔の産業遺産を振り返る番組であると同時に、今も続くものづくりを紹介する回でもあります。
ナレーションは岡村尚子さん
日本海テレビの11月1日放送ページでは、ナレーションを岡村尚子さんが担当すると掲載されています。
「新ふるさと百景」は、職人や地域の暮らしを映像で丁寧に追う番組です。今回も農具の形や製造の手元だけでなく、倉吉の土地と鍛冶の歴史、現在の職人の思いをつなぐ語りが番組全体を支えることになりそうです。
放送前の時点では、番組公式ページにスタジオ出演者やゲストの記載はなく、今回確認できる人物情報はナレーションの岡村尚子さんです。
前回10月4日は大山寺地区の営みを紹介
「新ふるさと百景」の前回2026年10月4日放送は、「国立公園 大山寺地区の営み〜鳥取県 大山町〜」でした。番組公式のバックナンバーでは、11月1日の倉吉の農具回のひとつ前として掲載されています。
この番組は毎回、山陰の自然や仕事、暮らし、文化などから一つのテーマを選び、地域に残る営みを記録しています。10月は大山寺地区、11月は倉吉の農具と、題材は変わっても「地域の中で受け継がれてきたものを残す」という番組の軸は共通しています。
今回の八島農具も、約130年という時間の長さだけでなく、地域の農業を支える道具がどのように変化しながら残ってきたのかという点に注目すると、「新ふるさと百景」らしい見方ができます。
11月1日の見どころは「道具の歴史」と「今の職人」
今回の放送で特に見ておきたいのは、千歯扱きの歴史と現在の鍬づくりが一本につながっていることです。
千歯扱きは、かつて農作業を大きく効率化した重要な道具でした。しかし脱穀機の普及で主役の座を譲り、産地にあった多くの鍛冶屋も姿を変えていきました。その中で八島農具は、道具の種類を変えながら農具づくりを続けています。
番組を見る際は、「昔は千歯が有名だった」という知識だけで終わらず、そこから何が今に残ったのかに注目したいところです。材料を扱う技術、用途に応じて形を考える経験、壊れた道具を修理する考え方、地域の農業との関係など、受け継がれてきたものは一つではありません。
約130年の歴史を、昔の資料と現在の工場の映像がどう結びつけて見せるのかも、11月1日放送の大きな見どころです。
参考にした情報
- 新ふるさと百景「倉吉の農具〜日本一の千歯から鍬〜」|日本海テレビ
- 新ふるさと百景 番組公式|日本海テレビ
- 八島農具について|八島農具興業株式会社
- 倉吉の千歯扱き及び関連資料|国指定文化財等データベース
- 2026年11月1日のテレビ番組表・鳥取|Gガイド
よくある質問
新ふるさと百景11月1日は何時から放送ですか?
2026年11月1日(日)17時から日本海テレビで放送予定です。題名は「倉吉の農具〜日本一の千歯から鍬〜」です。
番組に登場する八島農具興業はどんな会社ですか?
鳥取県倉吉市にある農具メーカーで、明治30年創業です。稲扱千歯の製造から始まり、現在は5代目へ技術が受け継がれ、鍬などの農具製造・販売・修理や金属加工を行っています。
倉吉の千歯はなぜ有名なのですか?
倉吉は良質な鉄と鍛冶の集積を背景に千歯扱きの大産地となり、「倉吉千刃」として全国に流通しました。八島農具の公式情報では、明治中期から昭和初期に全国販売の8割を占めた時期があったとされています。
まとめ
11月1日17時放送の「新ふるさと百景『倉吉の農具〜日本一の千歯から鍬〜』」は、八島農具興業に受け継がれる5代の農具づくりを通して、倉吉の鍛冶と農業の歴史をたどる回です。
倉吉はかつて千歯扱きの一大産地として全国に知られ、その技術は時代の変化とともに鍬など現在の農具へつながってきました。
昔の「日本一の千歯」と、今も地域の農業を支える道具づくりがどのようにつながっているのか。職人の手元と受け継がれてきた思いに注目して見たい放送です。

