辰巳琢郎の家物語10月31日赤羽の家|床下と天井裏をどう生かした?光と家族をつなぐリモデル|10/31 12:00
10月31日(土)12時からBS朝日1・BS朝日4Kで放送される「辰巳琢郎の家物語」は、「2階の床下のフトコロを最大限に活かした赤羽の家」です。
今回訪ねるのは、東京・赤羽にある築50年近い木造2階建て。南北に細長く、東西を周囲の家に囲まれて光が入りにくかった住宅を、天井裏や床下の余白まで使って大胆にリモデルしています。
見どころは、単純に部屋を広くするのではなく、床と天井の高さを場所ごとに変え、光・収納・家族の気配をつなげたことです。1階にいる親から2階の子どもの様子が感じられる仕掛けや、立つ人と座る人の目線が合うダイニングテーブルなど、子育て世代ならではの工夫が詰まっています。
10月31日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月31日(土)12:00〜12:30 |
| 放送局 | BS朝日1/BS朝日4K |
| 番組 | 辰巳琢郎の家物語 リモデル★きらり |
| 今回の家 | 2階の床下のフトコロを最大限に活かした赤羽の家 |
| ナビゲーター | 辰巳琢郎 |
BS朝日公式サイトでは、10月31日の次回放送予定として赤羽の家が掲載されています。Gガイドでも、BS朝日1とBS朝日4Kで同日12時から放送されることが確認できます。
この回は2018年10月6日に初回放送された#133で、BS朝日のバックナンバーにも詳細が残っています。過去には2022年や2024年にも再放送されており、今回も長く紹介されてきたリモデル事例のひとつです。
番組は、建築通として知られる辰巳琢郎さんが、リフォームによって新しい暮らしを実現した家を訪ね、その家族の生活とリモデルの工夫を体験する内容です。
赤羽の家はどんな住宅?
今回のS邸は、築50年近い木造2階建てです。
Sさん夫妻は以前、都内の社宅で暮らしていました。子どもの誕生を機に新居を探し始め、ご主人が散歩中に建築家・河内一泰さんの手掛けたリモデル物件に出会ったことが、この計画のきっかけになったとBS朝日公式で紹介されています。
夫妻はリモデルなら予算を抑えながら都内で戸建てを実現できると考え、河内さんのデザインも気に入って依頼しました。物件探しには約3年をかけ、ご主人は解体作業や廃材処分にも参加したそうです。
新築でゼロからつくるのではなく、古い木造住宅の骨格や高さの違いを読み替えながら、子育て世代の暮らしに合わせて再構成した家です。
床下と天井裏をどう活用した?
この家の中心となるアイデアは、天井裏を開放して生まれた空間を、1階・2階・収納へ振り分けたことです。
元の家は南北に細長く、東西をほかの住宅に囲まれていたため、室内に光が入りにくい条件でした。そこで天井裏を開放し、壁の仕切りを取り払うことで、上から入る光を1階まで届ける構成に変更しています。
1階の天井裏を「余り」にしない
一般的な木造2階建てでは、1階天井と2階床の間に構造や配線などを納めるスペースがあります。
S邸では、その「フトコロ」を一様に閉じるのではなく、ある部分は1階側の高さとして取り込み、別の部分は2階側に取り込み、さらに一部を収納として活用しています。
その結果、家の中に複数の床レベルと天井レベルが生まれました。単純な1階・2階の二層ではなく、高さの違う場所が連続する立体的な構成になっています。
隙間が家族の気配をつなぐ
床や天井のレベルが違うと、その間に視線が抜ける場所が生まれます。
BS朝日公式では、その隙間を通して1階のLDKから2階にいる子どもの様子が見られると紹介されています。完全な吹き抜けにして上下階を大きくつなぐのではなく、必要な部分に抜けをつくる考え方です。
子ども部屋を独立させながらも、親子が完全に分断されない。今回のリモデルでは、床下や天井裏の空間利用が、そのまま家族の距離感の調整につながっています。
暗かった家にどうやって光を入れた?
S邸は、南北に細長く、東西を建物に挟まれていたため、横方向から十分な光を取り込みにくい条件でした。
そこでリモデルでは、上からの光を1階まで落とすことが大きな解決策になっています。
天井裏を開放し、壁の仕切りを取り払うことで、光が途中で遮られにくくなりました。床や天井の高さに変化を付けたことも、光が奥まで回るための構成の一部として見ることができます。
住宅密集地では、大きな窓を付ければ必ず明るくなるとは限りません。隣家との距離や視線の問題があるためです。今回の赤羽の家は、外壁面だけで解決しようとせず、家の内部に光の通り道をつくるという発想が見どころです。
作り付けダイニングテーブルの工夫
キッチンとリビングの間には、奥様の希望で作り付けのダイニングテーブルが設置されています。
このテーブルで面白いのは、元からあった高低差を生かし、キッチン側に立つ人とリビング側に座る人の目線が合うように設計されていることです。
高さの違いは、普通なら段差として不便に感じる要素にもなります。しかしS邸では、その差を消すのではなく、家族が会話しやすくなる仕掛けへ変えています。
公式ページでは、このテーブルは食事だけでなく、作業台や子どもの勉強机にも使えると紹介されています。家事をしながら子どもと会話できるため、キッチンを孤立させない役割もあります。
収納はどこに作った?
床下や天井裏を活用したS邸では、高さの差から生まれた一部の空間を収納にしています。
部屋を増やすと壁や扉が増え、せっかくの光や視線の抜けが損なわれることがあります。そのため、生活に必要な収納を「別の収納室」として大きく取るだけでなく、構造の中に生まれる余白へ組み込む考え方は、この家の設計と相性が良い方法です。
番組タイトルの「2階の床下のフトコロを最大限に活かした」という言葉は、単に床下収納を増やしたという意味ではありません。上下階の間にある空間を、高さ・視線・収納という複数の役割に振り分けたところに、この家の面白さがあります。
ピアノ室も実現したリモデル
Sさん夫妻が新しい家でかなえたのは、明るさや収納だけではありません。
BS朝日公式では、奥様が念願だったピアノ室を実現し、長男と一緒に思う存分ピアノを弾けるようになったと紹介されています。
物件探しに約3年をかけ、ご主人自身も解体や廃材処分に関わったS邸。既存住宅を購入して整えるだけではなく、家族が新しい家で何をしたいのかまで含めてリモデルした例です。
構造の工夫に目が向きやすい回ですが、最終的には「そこでどう暮らしたいか」が設計につながっている点も見逃せません。
設計した河内一泰さんとは?
BS朝日公式では、S邸の設計担当として河内一泰さん・河内建築設計事務所が記載されています。
Sさんのご主人は散歩中に河内さんが手掛けた別のリモデル物件を見つけ、そのデザインを気に入ったことが依頼のきっかけになりました。
今回の家では、古い木造2階建ての条件を消して均一な空間にするのではなく、高さの違いや既存の構造を読み替えて新しい暮らしに結びつけています。番組を見る際は、完成後の見た目だけでなく「なぜこの高さになっているのか」「その隙間が何に使われているのか」を追うと、設計の意図が分かりやすくなります。
前の放送回と見比べるなら?
「辰巳琢郎の家物語」は、古い住宅の課題を別々の方法で解決する事例が続いています。
直前の10月24日放送では、世田谷区下馬のマンションで全室に内窓を付け、戸建てからマンションへ住み替えた夫婦の暮らしが紹介されました。赤羽の家が床や天井の高さを操作して光と家族のつながりをつくるのに対し、下馬の家は断熱や眺望を生かす方向が中心です。
同じリモデルでも解決方法は大きく異なります。比較したい方は、辰巳琢郎の家物語10月24日・下馬の家の記事もあわせてご覧ください。
また、10月17日放送では築28年の家で吹き抜けと収納を見直した事例を紹介しています。高さや収納の使い方という点では、吹き抜けと収納が変えた築28年の家の記事も今回と比較しやすい内容です。
参考にした情報
よくある質問
10月31日の「辰巳琢郎の家物語」は何時からですか?
2026年10月31日(土)12:00〜12:30に、BS朝日1とBS朝日4Kで放送予定です。
赤羽の家は築何年ですか?
BS朝日公式では、赤羽にある築50年近い木造2階建てと紹介されています。
赤羽の家を設計した建築家は誰ですか?
BS朝日公式の#133ページでは、設計担当は河内一泰さんの河内建築設計事務所と記載されています。
「2階の床下のフトコロ」はどう使われていますか?
1階天井と2階床の間に生まれる空間を、1階側・2階側へ取り込んだり、収納に使ったりすることで、床と天井の高さが異なる立体的な住まいにしています。
まとめ
10月31日の「辰巳琢郎の家物語」で紹介される赤羽の家は、築50年近い木造2階建ての床下・天井裏まで生かしたリモデルです。
天井裏を開放して上からの光を1階へ届け、床と天井のレベル差を使って収納や視線の抜けをつくり、1階と2階にいる家族の気配がつながる住まいに変えています。
作り付けダイニングでは、立つ人と座る人の目線が合うよう高低差を活用。さらにピアノ室も実現しており、古い家の不利な条件を消すだけではなく、元の家にある高さや余白を新しい暮らしの価値へ変えたことが、この赤羽の家の最大の見どころです。

